三つの袋の意味・起源とは?結婚式のスピーチでよく聞く3つの袋について
「三つの袋」という言葉を聞いたことはありませんか?ここではその「三つの袋」とは一体何なのか、どんな「3つの袋」を指すのか、「三つの袋」の意味や起源、各々の縁起についてわかりやすく解説しています。結婚式のスピーチで使える、「三つの袋」を使った例文もご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください!
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
三つの袋の意味・起源とは?
結婚式のスピーチの定番「三つの袋」
「三つの袋」というフレーズは結婚式で使われる定番の言葉です。結婚式でのスピーチで使われるので、あまり結婚式に参加した経験が少ない若い方には耳慣れませんが、今後結婚式のスピーチを頼まれたときに使える、覚えておきたい表現です。「仕事や恋愛観と結婚」についての関連記事がありますので、合わせてご覧ください。
結婚式のスピーチで使われる「三つの袋」の意味
少し時代が遡りますが、ちょっと前までは結婚式のスピーチで、よく「三つの袋」という定番のフレーズが出てきました。この「三つの袋」とは結婚生活だけではなく人の毎日に深く関係する縁起物を指します。結婚生活に大切にするべき袋のことで、大切にするように心がけると結婚生活がうまくいくといわれているものなのです。
実は3つの袋ではない「三つの袋」
「三つの袋」は実は3つの袋ではなく4つの袋です。どういうことかというと、結婚式のスピーチでいわれる袋は「お袋」「巾着袋(きんちゃくぶくろ)」「胃袋」「堪忍袋」の4つで、この4つの袋のうちの3つを挙げて「三つの袋」というのです。「結婚生活にかかるお金」についての記事がありますので合わせてご覧ください。
結婚式のスピーチで使われる「三つの袋」の起源はテレビ番組
「三つの袋」の起源は実はハッキリしていませんが、真偽は定かではありませんが、昭和の中頃の結婚を扱ったテレビ番組がその起源といわれています。テレビ番組で、司会をしていた作家の徳川夢声さんがトークの中で「三つの袋」を使ったのが「三つの袋」を結婚の縁起担ぎにするようになった始まりであったといわれています。
「三つの袋」①「巾着袋(給料袋)」
「三つの袋」の1つ目は「巾着袋(給料袋)」です。昔はお財布を「巾着袋」といってたのでスピーチでは「給料袋」でもOKです。「巾着袋」とか「給料袋」はお金を象徴し、結婚生活においては、平穏無事な生活を送るためにはお金を大切にするべきであり、お財布や給料袋をいい加減に扱ってはいけないことを指しています。
「三つの袋」②「胃袋」
「三つの袋」の2つ目は「胃袋」です。これは内臓である胃袋を大切にするという意味ではありません。毎日の食生活に気を配ることや、新婦が新郎のために手料理を作ったり、食生活をきちんと管理することで、新しく作る家族の健康管理をするということを指し、食生活が幸せな結婚生活に重要であるという意味になります。
「三つの袋」③「堪忍袋」
「三つの袋」の3つ目は「堪忍袋」です。「堪忍袋の緒が切れる」の「堪忍袋」で、忍耐心のことを指します。毎日暮らしていると楽しい時ばかりではなく、いろいろな理由でお互いが我慢をしなければならない場面に直面します。「堪忍袋」を大切にするということは、結婚生活には忍耐心が不可欠であるということを意味します。
「三つの袋」④「お袋」
「三つの袋」の4つ目は「お袋」です。最近ではあまり聞かれなくなりましたが、「お袋」とは母親のことで、「三つの袋」が使われ始めた昭和の中頃には、自分の母親のことを「お袋」とか「お袋さん」と呼ぶ男性がたくさんいました。幸せな結婚生活ではお互いの母親を大切にしなければいけないという忠告を込めた意味です。
「三つの袋」に「お袋」が使えない場合もある
結婚式のスピーチで使われる袋は「お袋」「巾着袋(給料袋)」「胃袋」「堪忍袋」のうちの3つですが、結婚式のスピーチでお袋」が使えない場合もあります。新郎新婦の両家の母親が亡くなっていたり、何らかの事情で母親が欠けている場合で、複雑な事情がある場合もあり、そんな場合には「お袋」を使わない方が無難です。
三つの袋の結婚式スピーチでの使い方・例文は?
スピーチ例文①「3つの袋を大切にすると幸福な結婚生活を送れます」
「三つの袋」の結婚式スピーチでの使い方と例文の1つ目は「3つの袋を大切にすると幸福な結婚生活を送れます」です。結婚生活でおろそかにしてはいけないものとして、「お袋」「巾着袋(給料袋)」「胃袋」「堪忍袋」のうちの3つを挙げてスピーチします。
スピーチ例文②「3つの袋の中には結婚生活に重要なものが入っています」
「三つの袋」の結婚式スピーチでの使い方と例文の2つ目は「3つの袋の中には結婚生活に重要なものが入っています」です。「新婚生活をスタートする新郎新婦には3つの袋を覚えていただきたいです。これらの3つの袋の中には結婚生活に重要なものが入っています」といった言葉の流れでスピーチします。
スピーチ例文③「3つの袋には幸せな結婚生活のための秘訣が入っています」
「三つの袋」の結婚式スピーチでの使い方と例文の3つ目は「3つの袋には幸せな結婚生活のための秘訣が入っています」です。結婚生活のための秘訣として、「お袋」「巾着袋(給料袋)」「胃袋」「堪忍袋」のうちの3つを挙げ、これらが平穏な生活を送るための秘訣としてスピーチを進めます。
スピーチ例文④「花嫁さんが大切にすると幸せになる3つの袋があります」
「三つの袋」の結婚式スピーチでの使い方と例文の4つ目は「花嫁さんが大切にすると幸せになる3つの袋というものがあります」です。これから新しい生活に入る花嫁さんに対して、「お袋」「巾着袋(給料袋)」「胃袋」「堪忍袋」のうちの3つをいい加減に扱わなければ幸せな結婚生活を送れるというスピーチです。
スピーチ例文⑤「新郎新婦に大切にしていただきたい3つの袋があります」
「三つの袋」の結婚式スピーチでの使い方と例文の5つ目は「新郎新婦に大切にしていただきたい3つの袋があります」です。スピーチの冒頭として「これからの新しい生活に臨むにあたり、新郎新婦に大切にしていただきたい3つの袋があります」というように話を展開させていきます。
スピーチ例文⑥「新郎新婦の幸福のカギになる3つの袋があります」
「三つの袋」の結婚式スピーチでの使い方と例文の6つ目は「新郎新婦の幸福のカギになる3つの袋があります」です。このスピーチの中で、「お袋」「巾着袋(給料袋)」「胃袋」「堪忍袋」のうちの3つを幸福のカギとしてスピーチを進めます。結婚式でも使える「ご臨席の意味」の記事がありますので、合わせてご覧ください。
スピーチ例文⑦「新郎新婦が忘れてはならない3つの袋があります」
「三つの袋」の結婚式スピーチでの使い方と例文の7つ目は「新郎新婦が忘れてはならない3つの袋があります」です。結婚生活では「お袋」「巾着袋(給料袋)」「胃袋」「堪忍袋」のうちの3つを念頭に置いて生活する必要があるという趣旨のスピーチに使えます。「挨拶」の関連記事がありますので、合わせてご覧ください。
スピーチ例文⑧「新しい生活で大事にしてもらいたい3つの袋があります」
「三つの袋」の結婚式スピーチでの使い方と例文の8つ目は「新しい生活で大事にしてもらいたい3つの袋があります」です。「これから新婚生活を始める新郎新婦に、新しい生活で大事にしてもらいたい3つの袋があります」というようにスピーチを始め、それぞれの袋について話を進めると、スピーチしやすくなります。
スピーチ例文⑨「新郎新婦の幸せのために3つの袋を大切にしてください」
「三つの袋」の結婚式スピーチでの使い方と例文の7つ目は「新郎新婦が忘れてはならない3つの袋があります」です。結婚生活では「お袋」「巾着袋(給料袋)」「胃袋」「堪忍袋」のうちの3つを念頭に置いて生活する必要があるという趣旨のスピーチに使えます。
スピーチ例文⑩「新郎新婦の幸せのために必要な3つの袋をご紹介します」
「三つの袋」の結婚式スピーチでの使い方と例文の10個目は「新郎新婦の幸せのために必要な3つの袋をご紹介します」です。まずスピーチの冒頭で「新郎新婦の幸せのために必要な3つの袋をご紹介します。それは」ときりだし、選んだ袋について各々の大切さを、スピーチの話しの流れとして進めていきます。
三つの袋のアレンジ方法は?
おもしろい挨拶①「三つの袋」のひとつに「手袋」や「買い物袋」を入れる
「三つの袋」のおもしろい挨拶の1つ目は「三つの袋」のひとつに「手袋」や「買い物袋」を入れてみるアレンジ方法です。例えば、結婚式の日や新郎新婦の出会いの日が冬であったなら、「手袋」を入れた「三つの袋」にします。新郎新婦が買い物好きなら「買い物袋」を入れた「三つの袋」としてスピーチします。
おもしろい挨拶②「三つの袋」のひとつに「金玉袋」を入れる
「三つの袋」のおもしろい挨拶の2つ目は「三つの袋」のひとつに「金玉袋」を入れてみるアレンジ方法です。「金玉袋」は「子宝に恵まれる縁起物」として扱います。こういうスピーチは笑いを誘うことができますので、学生時代からの友人として、爆笑を狙えるスピーチをすることができます。
「三つの袋」は平穏な結婚生活のエッセンス
最近の結婚式のスピーチでは、それほど頻繁に使われるわけではありませんが、「三つの袋」はよく使われていた定番の言葉でした。「巾着袋(給料袋)」「胃袋」「堪忍袋」は確かに生活の上で重要です。金銭や毎日の食生活、忍耐心をおろそかにしていては、平穏無事な生活を送ることは難しく、なるべく大切にしたい要素です。
ここで微妙なのは「お袋」です。最近では長男の嫁になる人でも嫁ぎ先の家に入る人は以前よりかなり減少しています。結婚後新婚生活がスタートしても、お嫁さんも引き続き仕事を続ける人が多いのです。時代の流れとして、子供が生まれてもある程度子供に手がかからなくなると、職場に帰っていく奥さんは急増しています。
今ではその「お袋」自体が仕事を持っているケースもあり、昭和の時代ほどお互いの実家に行き来しないのです。それでも人間関係であるだけに、母親も大事にしていただきたいものです。やはり「巾着袋(給料袋)」「胃袋」「堪忍袋」、そして「お袋」を大切にすることによって、いつの時代でも幸せな結婚生活を送れるのです。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。