ブラフの意味や語源とは?bluff/はったり/英語/ポーカー
ブラフ(bluff)とは、英語ではったりを意味する言葉です。ポーカーなどのカードゲームでは、必須のスキルですね。しかし、いったい何が語源となって生まれた言葉なのでしょうか?謎に包まれた、ブラフの意味や語源を明らかにしてみたいと思います。
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ブラフの意味や語源とは?
ブラフの意味とはポーカーなどのカードゲームで使うはったり
ブラフの意味の1つ目は、ポーカーなどのカードゲームで使う、はったりのことです。日本では、賭け金を設けて遊ぶことはできませんが、カジノなどが盛んな外国では大金が動くことがあります。大きな世界大会では、10億円近い賞金を稼ぐ、ポーカーのプレイヤーもいるのです。
ポーカーというゲームの特徴は、高度な心理戦の駆け引きにあります。基本的には、高い役を揃えた人の勝ちですが、勝てないと感じた場合、途中で勝負を降りて賭け金の支払いを回避することも可能です。これを利用して、ブラフを活用するのも戦術の一つとなります。
例えば、実際には勝負できるほどの役が手元になくても、あえて賭け金を吊り上げることで、あたかも余裕のある態度に見せるのです。相手が、はったりに引っかかって勝負を降りてくれれば、弱い手札でも勝利をもぎとることができます。
ポーカーのブラフには、いろいろな種類があります。ピュアブラフやセミブラフ、イメージブラフに対人ブラフなどですね。ゲームでの仕掛け方や、対象などが異なってきます。ポーカーというゲームで、どれだけブラフが多用されているのかが窺えますね。
ブラフの意味とは嘘の情報で惑わすためのはったり
ブラフの意味の2つ目は、嘘の情報で相手を惑わすための、はったりだということです。ポーカーの用語として有名ですが、ビジネスや政治の場面でも使われるようになりました。ビジネスでの取引を有利に進めるためや、政治で目的を達成するために、あえて嘘の情報や、実際より誇張した情報を利用することがあります。
相手を惑わす意図で使われる情報のことを、ブラフと表現することができます。中には、ブラフだったけれども、やっているうちに本当になったという例もあります。
嘘の情報や、誇張した情報を利用するにしても、頭の回転がものを言います。情報を利用できる頭の回転が速い人の特徴とは、どのようなものなのでしょうか。気になる方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。頭の回転の速い人を診断するための項目もありますよ。
ブラフの意味とは都市やボードゲームの名前
ブラフの意味の3つ目は、ニュージーランドの都市名やボードゲームの名前でもあるということです。ニュージーランドの南島には、「bluff」という名前の港町があります。農産物の輸出港や、カキの産地として有名です。
また、ドイツのボードゲームに、ブラフという名前のものもあります。サイコロの出目を予測しながら、相手をだますなどの心理戦を楽しむためのゲームです。はったり以外の意味は、日本では一般的ではありませんが、いろいろな意味を持つ言葉なんですね。
ブラフの語源とは英語で絶壁を意味する「bluff」
ブラフの語源の1つ目は、英語で絶壁を意味する「bluff」にあることです。語源となった理由には、絶壁に立った人が怖くて飛び降りなかったという話が関係していると考えられています。飛び降りようとしたにもかかわらず実行しなかったことから、「だます」ことや「虚勢をはる」という意味に転じたと言われています。
また、「bluff」の語源をさらにたどると、オランダ語の「bluffen」に行き着くという説もあります。「自慢する」という言葉なので、自分を大きくみせるために「だます」ことや「虚勢をはる」という意味に転じたのではないかとも考えられています。
ブラフの語源である「bluff」にはぶっきらぼうの意味も
ブラフの語源の2つ目は、「bluff」にはぶっきらぼうという意味もあることです。ストンとして切り立った絶壁から派生した言葉のためか、悪気はないけれど、ぶっきらぼうな人を指す言葉として使われています。また、興味深いことに単純でお人好しという意味でも使われるのです。
同じ語源の言葉なのに、相反する意味が派生してしまったんですね。「だます・虚勢をはる」という意味で使われる場合と、「単純でお人好し」という意味で使われる場合では、だいぶ状況が異なります。単純でお人好しだからこそ、ブラフで騙されやすいことに関連する可能性があります。
ブラフの使い方・例文は?
使い方・例文①ポーカーを遊ぶときに使う「ブラフ」
使い方・例文の1つ目は、ポーカーを遊ぶときに使う「ブラフ」です。相手との駆け引きが大切になるため、遊んでいる本人同士だけでなく、ゲームを観戦する側にとっても見どころがたくさんあることでしょう。世界大会ともなると、中継でゲームの様子が放送されることもあります。
例えば、「賭け金を吊り上げるのもいいけれど、ブラフだったら大変だね」や、「あれじゃあブラフだと丸わかりだよ。ポーカーフェイスができていないね」といった使い方が考えられます。もちろん、賭け金なしのポーカーでも使うことができるので、仲間内で遊びながら使っても良いですね。
使い方・例文②嘘の情報を与える「ブラフをかける」
使い方・例文の2つ目は、嘘の情報をあえて相手に与えることを「ブラフかける」という使い方で表現するものです。ビジネスをはじめ、物事を有利に進めるために嘘の情報を与えた場合に使いましょう。
例えば、「ブラフをかけて、相手の様子を観察してみることにした」や「取引でブラフをかけたが、失敗してしまった」のような使い方が考えられます。かけたからといって必ず成功するわけではありませんが、場合によっては必要となることもあるでしょう。
使い方・例文③罠を仕掛ける「ブラフを張る」
使い方・例文の3つ目は、罠を仕掛けることを「ブラフを張る」と表現するものです。明確な目的があって、望む結果に誘導するために準備することを指して言います。やり手のビジネスマンが得意としていそうですね。
例えば、「OKの返事をもらうために、ブラフを張ることにした」や、「ブラフが張られていたが、事前に察知して回避することができた」のような使い方が考えられます。張るほうも、張られるほうも気が抜けません。
使い方・例文④英国でよく使われる「ブラフィング」
使い方・例文の4つ目は、英国でよく使われる「ブラフィング」という表現です。駆け引きなかのテクニックの一つで、質問の答えが分かっていないときに分かっている風を装ったり、質問自体をかわしたりする方法です。はったりを実行している状態のことを指していうのだと考えられます。
例えば、「英国には、ブラフィングというテクニックがある」や「ブラフィングは、交渉を上手に進めるための知恵だ」のような使い方が考えられます。
使い方・例文⑤過酷な「ブラフ合戦」
使い方・例文の5つ目は、過酷なだまし合いの応酬を表現する「ブラフ合戦」です。はったりをかけるのは、自分だけではないということですね。相手の発言の中に潜んでいる可能性もあります。見破ったり、はったりだと理解したうえで、さらにブラフをかけたり、仁義なき戦いが繰り広げられていそうです。
例えば、「これだけの競合相手がいるなら、ブラフ合戦にもつれ込むことは間違いない」や、「一歩下がって、ブラフ合戦を眺めているとしよう」のような使い方が考えられます。
はったりを使うメリットとは?
はったりを使うメリット①望む結果に誘導できる可能性がある
はったりを使うメリットの1つ目は、望む結果に誘導できる可能性があることです。はったりをかけることによって、現状をコントロールすることができるようになるためです。
はったりをかけるうえで大事なことは、自信がなくても表に出さず、堂々とした態度を保つ必要があります。自信をもって行動することにつながるため、ついてきてくれる人も現れるのでしょう。協力者が多ければ、それだけ望む結果も得やすくなりますね。
自信を身につける方法は、ブラフを駆使するだけではありません。虚勢をはるようなことをせずとも、自分を信じる力を育てる方法は、いろいろあります。気になる方は、こちらの記事で豊富な方法を紹介しているので、チェックしてみましょう。
はったりを使うメリット②今以上の実力を引き出すきっかけになる
はったりを使うメリットの2つ目は、今以上の実力を引き出すきっかけになることです。物事を有利に進めるために、数字を誇張するなどのはったりを利用したとします。このような場合、はったりのままで終わらせるわけにはいかず、実現させる必要に迫られてしまいます。
自分を鼓舞したり、背水の陣で実力を発揮させたりすることを目的に、はったりを使ってみるのも良いでしょう。思っていた以上の結果が得られるかもしれません。
はったりを使うデメリットとは?
はったりを使うデメリット①相手に不快感を抱かせる可能性がある
はったりを使うデメリットの1つ目は、相手に不快感を抱かせる可能性があることです。だましたり、虚勢をはったりすることは、本来褒められた行為ではありませんね。はったりを使うことで不快感を与えてしまうと、人間関係にヒビが入ってしまいます。良い関係を築きたい相手には、使わないほうがいいかもしれません。
はったりを使うデメリット②失敗したときの信頼の回復が難しい
はったりを使うデメリットの2つ目は、失敗したときの信頼の回復が難しいということです。ゲームで使うだけであれば大きな問題にはなりませんが、ビジネスで使用して失敗してしまうと、それまでの信頼を失ってしまいますね。また、ネガティブなイメージが定着してしまうため、回復するのも難しくなってしまいます。
ブラフを活かして自信を育ててみよう
ポーカーなどのカードゲームで多用されるブラフですが、ビジネスシーンでも多く使われています。あまりにもひどい誇張や虚勢は、褒められたものではありませんが、ブラフを使うことは悪いことではありません。物事をスムーズに進めるためには、ときには、はったりも必要とされるからです。
また、誇張や虚勢でも、ブラフに見合った自分になろうと努力することもできます。ブラフを実現するために頑張ったことが、いつしか自信につながります。上手に活かして、自信を育ててみませんか?
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