時は金なりの正しい意味とは?由来やタイムイズマネーの使い方も
皆様は「時は金なり」ということわざの本当の意味をご存知でしょうか。本記事ではことわざの意味や由来となったベンジャミンフランクリンの英語「TimeIsMoney」(タイムイズマネー)について詳しくお教えします。ほかにも似ていることわざや使い方も書いてますので、どうぞお伝えください。
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時は金なりの正しい意味とは?
時は金なりの正しい意味とは①時間とお金は同様に大切なもの
ことわざ「時は金なり」の正しい意味とは、「時間とお金は同様に大切なもの」です。お金が大切だということは、多くの人が感じていることですが、時間もお金と同じくらい価値があるものであるということを、ストレートに表していることわざです。
「時は金なり」は、時間はお金と同じくらい大切なものという意味とともに、時間もお金と同様に、無駄に使わないようにという戒めの意味もあります。お金と時間は、どちらも気づかないうちに使ってしまっていることが多くあります。同じように意識して、大切にするようにしましょう。
時は金なりの正しい意味とは②読み方は「ときはかねなり」
ことわざ「時は金なり」読み方は、「ときはかねなり」です。まれに「ときはきんなり」と読まれていることもありますが、これは間違いです。これは、「時は金なり」の由来となっている英語のことわざをみると、「きん」が間違っていることがわかります。
金(きん)も、お金と同じように、価値のある重要なものとして扱われますので、間違った読みが生まれてしまいましたが、このことわざの表しているものは、金属の金ではなく、お金のことですので、間違わないようにしておきましょう。
時は金なりの由来は?
時は金なりの由来①英語の「TimeIsMoney(タイムイズマネー)」
時は金なりの由来は、英語の「TimeIsMoney(タイムイズマネー)」です。そのまま、「時間はお金です」と訳すことのできる英語のことわざです。最近では、そのまま「タイムイズマネー」の方を使われることも多くなりました。この言葉の「Time」は日本語のタイミングの意味を表すこともあります。
「時は金なり」の由来である英語TimeIsMoney(タイムイズマネー)は、機会損失の意味合いも含まれています。時は金なりは、時間の大切さの意味合いが強いですが、由来である英語のTimeIsMoney(タイムイズマネー)は、この時間に稼げていたかもしれないお金を逃している、ということも表しています。
例えば、この品物を買いたいという人が現れた時、その品物の在庫がなかったら、せっかく売れるはずだったものを売ることができません。これを機会損失と言います。タイミングを逃してしまうことで、得られるはずだったことが得られなくなる、「TimeIsMoney(タイムイズマネー)」は、そんなことも表しています。
時は金なりの由来②ベンジャミンフランクリンの言葉
「時は金なり」は、アメリカの建国の父と呼ばれている政治家のベンジャミンフランクリンの言葉です。ベンジャミンフランクリンは、数多くの名言を残し、作家としても活動していて、多くの人々に影響を与えました。現在は、アメリカの100ドル札にはベンジャミンフランクリンの肖像が描かれています。
この言葉は、ベンジャミンフランクリンが労働者として働いていた若者に話した言葉です。若者は、1日の半分は働くも、残りの半分は何もせずに過ごしていたことから、これでは、1日に稼いだお金のうちの半分を、捨てているようなものだと語ったことが「TimeIsMoney」の原点だと言われています。
ベンジャミンフランクリンは、働かなかった残りの半日にも、稼ぐための何かをしていれば、さらに倍稼ぐことができた、ということも表現しています。働いていない時間も、ただの休み時間ではなく、次の日のための準備時間として使うことで、機会を損失することなく使うことができます。
時は金なりの使い方や例文は?
時は金なりの使い方や例文①何もせずに過ごしているとき
時は金なりの使い方や例文1つ目は、何もせずに過ごしているときに使うことです。「時は金なりなのだから、時間は大切に使わなくては」というように使います。何かをしていても、何もしていなくても、時間は過ぎていきます。お金と同様に、そしてお金以上に、知らぬ知らぬうちに使ってしまっています。
常に動き続けていることが良いという話ではありませんが、ただ漫然と過ごすのではなく、毎日を意識的に過ごすことは非常に重要です。働く時はしっかり働く、休む時はしっかりと休むことです。「TimeIsMoney」の由来になった労働者の若者のように、時間の半分だけ使うという使い方は勿体無い使い方です。
現在に当てはめると、ことわざの表す「Money」は、お金のことはもちろんのこと、自分のやりたいことや目標とも置き換えることができます。有限の時間を上手に使うことで、目標に着実に近づき、やりたいことをやっていけるようにすることができます。全ての時間を意図的に使うことが重要です。
時は金なりの使い方や例文②時間をかけすぎているとき
時は金なりの使い方や例文2つ目は、時間をかけすぎているときに使うことです。「時は金なりというし、バスではなく新幹線を使おう」というように使います。物事の多くは、お金の代わりに時間をかければできること、時間の代わりにお金を使えばできることがあります。
どちらを選ぶかは、個人の選択ですが、時間をかけることでお金を節約することばかりを考えるのではなく、お金をかけて時間を節約することも時には必要です。時間とお金、この瞬間はどちらを大切にするかを考えてみると良いでしょう。「時は金なり」は、どちらも同様の存在であると言っています。
日本語の由来ともなった英語の「タイムイズマネー」では、自分が1時間で1000円稼げるとしたら、同じものを買いたくてスーパーを選ぶ際、1時間かけて遠いスーパーで100円のものを買うのと、近くのスーパーで300円のものがあるならば、時間を節約できる近くのスーパーの方が節約できると考えます。
時は金なりの使い方や例文③二の足を踏んでしまっている時
時は金なりの使い方や例文3つ目は、二の足を踏んでしまっている時に使うことです。「時は金なりなんだから、思い切ってすぐに行動してみよう」というように使います。何か行動を起こそうとする時、ついつい考えすぎて、二の足を踏んでしまうことがありますが、その間も時間はどんどん流れてしまいます。
時間が過ぎることで、機会を失ってしまうこともあります。成功者の話によると、時間の流れの早い現代では、すぐに行動する、すぐに決断することはそれだけで価値を生み出すことができると言われています。何かに迷ったら、「時は金なり」を思い出すと良いでしょう。
迷ってしまっている時、二の足を踏んでしまっている時は、特に日本語の「時は金なり」の由来となっているベンジャミンフランクリンの英語の「TimeIsMoney(タイムイズマネー)」の表す機会損失を意識しておくと良いでしょう。今動き出すことで得られるものは、非常に多くあります。
お金にまつわる名言は?
お金にまつわる名言①早起きは三文の徳
お金にまつわる名言1つ目は、「早起きは三文の徳」です。「早起きは三文の徳」は、早起きすることで、健康に良く、作業もはかどることから得となるし、徳にもなるという意味で使われます。早寝を推奨し、朝寝を戒めることわざとして使われます。
ただし、「早起きは三文の徳」は、元々は、早起きしても三文程度の得にしかならないという、全く逆の意味で使われていました。早起きという誰にでもできることで、ほんのわずかでも徳を積み重ねるか、三文程度は必要ないと考えるかは個人の自由でしょう。
現代の成功者は、多くが早起きをしていることから、「早起きは三文の徳」は、よりクローズアップされるようになりました。何時に寝ても、朝は同じ時間に起きることで、起きている時間を有効に使うことができますので、昔言われていた三文程度以上に、今はより価値があるかもしれません。
お金にまつわる名言②金は天下の回り物
お金にまつわる名言2つ目は、「金は天下の回り物」です。「金は天下の回り物」は、貧富は固定しておらず、いつでも変わるので、貧しい人は悲観することはなく、いつかは回ってくるという意味で使われます。この言葉は、貧しい人を励ますために言われていた言葉だと言われています。
また、今お金を持っている人も、お金は天下の回りもの、つまり誰ものものでもないものなので、しがみついて持ち続けようとするのではなく、しっかりと循環させるのが重要だという点でも使われます。また、持っていようと必死になっても、回りものとして、巡っていってしまうという戒めでもあります。
金は天下の回りものなので、今貧しくても悲観する必要はありません。お金を使わなくても、楽しく暮らすことは可能です。お金が使えなくても、工夫次第でいくらでも楽しい時間を過ごすことはできます。お金をかけない生活については、こちらの記事もチェックしてみてください。
お金にまつわる名言③金持ち喧嘩せず
お金にまつわる名言3つ目は、「金持ち喧嘩せず」です。「金持ち喧嘩せず」は、お金持ちは、喧嘩をすることは得になることがなく、損しかしないことから、争うことをしようとしないというたとえです。
人と争うことは、物理的に危ないこと、立場として悪いことしか起こらないため、利益を考えるお金持ちは、最初から争うことをさけ、身を守ることを表しています。また、お金があるという余裕があると、ちょっとしたことでもめて時間を取られるより、揉め事をさっと避ける道を選ぶことができます。
お金持ちになりたい場合は、先に「金持ち喧嘩せず」の気持ちで、小さな揉め事には目をつぶって、争いごとを積極的に回避してくとよいでしょう。争いごとを避けることで、お金持ちの道が開かれるかもしれません。
お金にまつわる名言④聞いた百文よりも見た一文
お金にまつわる名言4つ目は、「聞いた百文よりも見た一文」です。「聞いた百文よりも見た一文」は、人から聞いた百文の話より、今ここにある見える一文の方が価値があるという意味です。「百聞は一見にしかず」と非常に良く似た意味です。また、明日の百より今日の五十も同じような意味を表します。
「聞いた百文よりも見た一文」は、人から聞いた話より、自分が手にしているもの、実際に得ているもののほうが価値があることのたとえです。人から聞いた話は、自分にとっては実際の話ではないので、自分が実際に目にした、体験したことの方が、価値があることを表しています。
「時は金なり」を正しく使いましょう
「時は金なり」は、時間の重要さをストレートに表してくれることわざです。現代は、お金の大切さは、実感することが多いですが、お金と同じように時間もかけがえのないものです。何もしていなくても過ぎてしまう時間は、お金以上に取り返しがつかないものであるとも言えるので、意識してみると良いでしょう。
ベンジャミンフランクリンは、時間を1日の仕事で稼いだお金にたとえて、1日の半分仕事をして1日の半分何もしなければ、1日に稼いだうちの半分のお金を捨てているのと同じだとたとえています。時間を捨ててしまわないように、お金と同様に大切にして過ごしてみてはいかがでしょうか。
お金の使い方も、時間の使い方も、実はちゃんと教えてもらえることがないので、なんとなく過ごしてしまっていることが多くあります。ちゃんと勉強することで、また意識も変わってくるかもしれません。お金の勉強をちゃんとしたいと思ったら、こちらの記事もチェックしてみてください。
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