離職票の再発行の手続き方法は?紛失した離職票/なくした書類/ない
離職票(雇用保険被保険者離職票)の再発行の手続き方法を紹介します。紛失した場合やなくした書類・ない場合の手続き方法を知っておくと、失業給付金の期限をすぎることなく手続きをすることができます。ハローワークと前会社に請求するかでもらえる期間も異なるので、離職票を紛失した場合には早急な行動が大切です。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
離職票とは?
正しくは「雇用保険被保険者離職票」という書類
仕事を辞めると「離職票」というものを受け取る人もいますよね。よく離職票と表現される書類ですが、実はこの離職票は正しくは「雇用保険被保険者離職票」というものです。そのまま表現するのは長いため、離職票と短く表現されます。
この離職票は雇用保険に加入していた人が仕事を辞める・転職する際に受け取る書類になっています。仕事を辞めた後の生活を左右する恐れのある書類なので、受け取ったら大切に保管しておきたい書類です。
ハローワークに失業給付金を申請するために必要な書類
離職票は離職票-1と離職票-2に分かれていて、雇用保険番号や住所、また失業日などが記載されているほか、1ヶ月ごとの勤務日や給料などが記載されています。これらは失業給付金を受け取るために必要な情報となっています。
特に初めて仕事を辞める人などは、離職票を受け取ってもこれが何の書類なのが分からないこともあるでしょう。この離職票はハローワークで「失業給付金」を受け取るために必要になるので、次の職を探すまでに時間がかかる場合には紛失しないよう大切に保管しましょう。
また以下の記事では失業保険についても少し触れていますので、気になる人はチェックしてみましょう。特に退職形態について紹介しているので、職を変えようと悩んでいる人は目を通しておいた方が良いでしょう。
会社を辞めたときにもらえる
この離職票は通常会社を辞めた際に必要の有無を伝えて会社に発行してもらうものです。次の職が決まっている・すぐに始まるという場合には不要になることが多いため、必要とせず会社に発行してもらわない人もいます。
離職票は会社を辞めれば必ずもらえるものなので、発行を一度断ったとしても必要になったときに発行してもらうことができます。ただし雇用保険に加入していない人は失業給付金を受けることができないので、受け取りたい場合には雇用保険への加入が必要です。
離職票の再発行はできる?
離職票の再発行は可能
離職票を受け取っても、どこかになくしたり必要なときに限ってないという事態に陥りますよね。どうしても見つからない場合には、離職票を再発行してもらえるのか不安になることでしょう。
離職票は一度発行してもらって紛失したとしても、前の会社や会社を管轄するハローワークで再発行してもらえます。そのためなくしたとしても安心なのですが、何度も再発行してもらうのは流石にマナーや人を疑われるので、再発行後はなくさないようにしたいですね。
離職票がない・なくした・紛失した場合
離職票がない・なくした・紛失したという場合には、まずはきちんと探すことが大切です。探して見つかるのであればそれで問題はありませんが、どうしても見つからない場合には再発行の手続きが必要となります。
離職票がない・なくした・紛失した場合には再発行手続きを取りますが、場合によってはかなりの期間待たされてしまうこともあります。離職票がないことに気が付いたらすぐに行動に移すようにしましょう。
離職票を紛失した場合の再発行先について
離職票を紛失した場合の再発行先ですが、前の会社と前会社を管轄するハローワークの2通りがあります。前の会社に連絡を取るのが億劫な場合には、前の会社を管轄するハローワークで手続きすれば再発行してくれます。
離職票は前の会社しか再発行できないと思われがちですが、そもそも離職票の管理はハローワークとなっています。そのため前の会社といざこざがあった人などは前の会社を管轄するハローワークで手続きが可能なのです。
人は会社をさまざまな理由で辞めますよね。その中には最悪な形で辞めてしまい、必要書類を受け取りにくいという場合もあります。しかし離職票のように、前の会社の住所を管轄するハローワークなどで再発行をできる書類などもあるので、前の会社に連絡したくないから給付金を諦めるというようなことはしなくて良いのです。
離職票を再発行する際のポイントは?
前の会社かハローワークに請求するか決めよう
離職票を再発行してもらうときは、前の会社かハローワークに請求するのか、どちらにするのかを決めましょう。それぞれで手続きの方法は違うので、当然再発行完了までの期間も異なってきます。
前の会社に請求する場合には主に電話でのやりとりになりますし、ハローワークでの請求なら手続きに必要な書類を集めて申請書に記入が必要になります。どちらが自身にとって苦にならないかで選びましょう。
退職した際に離職票が電子申請だった場合には、前会社に連絡するとすぐに再発行してもらえます。これは離職票を前会社がPDFで管理しているので、それを印刷するだけで済んでしまうからです。電子申請以外は通常通り前会社とハローワークで請求となります。
請求してから離職票が再発行されるまでの期間をチェック
どちらに請求するかを決め、手続きを開始する際には必ず離職票が再発行されるまでの期間を確認しておきましょう。離職票が再発行されるまでの期間は前会社とハローワークで異なる場合があります。
またハローワークでは必要書類が足りない場合には再発行までかなりの時間がかかります。離職票は申請してすぐに届く場合とそうでない場合があるので、失業給付金の期限が迫っている場合には必ず確認した方が良いでしょう。
離職票の再発行が必要な場合は早めの行動をとる
離職票の再発行が必要になったら、後回しにせず早めに行動しましょう。失業給付金には期限があり、それを過ぎてしまうと給付されません。そのため後でいいやと後回しにしていると、離職票を再発行してもらう頃には期限切れになっている恐れがあります。
離職票は再発行できるといっても、場合によっては2週間以上発行までに時間を要する場合もあるので、早めに行動した方が自分のためです。あとで大変な目に合うのが嫌なら、紛失したのに気が付いたときにすぐ行動に移しましょう。
失業給付金が受け取れると聞けば、必要となった際に受け取りたいと思う人もいるでしょう。しかし失業給付金の申請・受け取りには失業した次の日から数えて1年と期限が設けられています。そのため必要になった時を待っていると、受け取れなくなる恐れがあるので、失業したらすぐにでも手続きを始めましょう。
離職票の再発行の手続き方法は?
離職票の再発行の手続き方法①前の会社に請求する場合
離職票の再発行の手続き方法1つ目は「前の会社に請求する場合」です。ハローワークではなく前の会社に請求する場合には電話などで前会社の担当部につないでもらいましょう。離職票を再発行したいと伝えれば手続きが始まります。
前の住所と現住所が異なる場合には郵送で送られてくるため、届けて欲しい住所を伝えます。何のトラブルもなく手続きが進めば1週間~2週間程度で手元に届くでしょう。ただし人や会社によって届くまでの目安が異なるので、急ぐ場合にはいつまでに届くかを確認しておきましょう。
前会社には離職票を再発行する義務がありますが、どうしても再発行をしてくれない悪い会社も当然存在します。なかなか再発行してもらえないようなら、諦めてハローワークで手続きした方が失業給付金をストレスなく受け取れるでしょう。
離職票の再発行の手続き方法②ハローワークに請求する場合
離職票の再発行の手続き方法2つ目は「ハローワークに請求する場合」です。ハローワークに請求する場合は、前会社がある住所を管轄しているハローワークに請求する方が離職票を一番早く手に入れることができます。
しかし職場を辞め、遠くに引っ越した人にとってはそのハローワークで手続きするのは面倒ですよね。そんなときは自身の住所を管轄しているハローワークでも手続きができるので、会社が遠くで手続きに行けない場合には身近にあるハローワークで請求しましょう。
またハローワークに初めて行くという人もいますよね。そんな人は以下の記事もチェックしておきましょう。ハローワークの持ち物や失業保険の認定日に必要となるものについて紹介しています。
離職票の再発行の手続き方法③ハローワークでの請求は必要書類に注意
離職票の再発行の手続き方法3つ目は「ハローワークでの請求は必要書類に注意」です。前会社に請求する場合にはほとんどの場合電話一本で手続きが完了します。しかしハローワークでは電話一本というわけにはいきません。
- ・雇用保険被保険者離職票再交付申請書
- ・顔写真付きの身分証
ハローワークで離職票を再発行する際に必要となる書類
- ・離職者の基本情報(生年月日や住所)
- ・離職前事業所の情報(住所や電話番号)
- ・資格取得年月日
- ・離職した年・月・日
- ・雇用保険被保険者番号
申請書に必要な記入事項
申請書はハローワークでもらえますが、記入する際に前会社の住所や電話番号、雇用保険被保険者番号などが必要となるため事前に調べておくことをおすすめします。また身分証がなければ本人確認ができず時間がかかるため、こちらも必ず用意してハローワークで手続きしましょう。
離職票の再発行の手続き方法④失業給付金の期限に注意!
離職票の再発行の手続き方法4つ目は「失業給付金の期限に注意!」です。やっとのこと離職票を再発行してもらっても、失業給付金の期限が過ぎてしまっていては何の意味もありません。
失業給付金は雇用保険に加入している人が仕事を辞めればもらえる給付金ですが、いつまでも期限があるわけではありません。失業給付金は仕事を辞めてから「1年」が期限となっているので、仕事を辞めたらすぐにでも手続きしたいですね。
離職票には退職理由が記載されます。退職理由が自己都合となっている場合には、他の退職者と違い失業給付金申請をしても給付までに「3ヶ月と7日(およそ4か月)」かかります。これは待期期間(7日)と給付制限が設けられるからです。そのため自己都合退職の場合にはすぐに給付金が振り込まれるわけではないので注意しましょう。
離職票の再発行の手続き方法⑤再発行した離職票はなくさないように保管
離職票の再発行の手続き方法5つ目は「再発行した離職票はなくさないように保管」です。一度再発行してもらった離職票は何かあった時のために大事に保管しておくことをおすすめします。
失業給付金が給付されれば必要がなくなる離職票ですが、稀に転職した際に会社から提出を求められたり、確認のために必要になる可能性もゼロではありません。また再発行してもらうのも手間ですから、一定期間は大事に保管しておいた方が良いでしょう。
離職票の再発行は前会社とハローワークで可能!
離職票など重要な書類をなくしたとあれば焦ってしまいますよね。しかし離職票の再発行は前会社とハローワークの2か所で可能となっています。どちらも再発行義務があるので、気後れせずに再発行手続きを取りましょう。
雇用保険に加入していれば失業給付金を受け取る権利があります。離職票を再発行しても給付金を受け取るのを忘れた、なんてことにならないように、離職票とともに給付金申請も忘れずに行いましょう!
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。