「閑話休題」の意味は「それはさておき」?使い方・例文10選・類語も
あなたは、「閑話休題」という言葉の正しい意味や使い方を知っていますか?この記事では、この言葉の「余談ですが」などの類語や「それはさておき」などの意味で文章で使われる場合の具体的な例文、英語表現などについて幅広くお伝えしていきます。ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
閑話休題とは?
閑話休題とは「それはさておき」という意味
まず、「閑話休題」は「カンワキュウダイ」と読みます。意味は「それはさておき」という意味になります。例えば会議などの場面で冒頭に世話話をしてから本題に入る場合がありますが、この「閑話休題」はそのような場合に、「それはさておき」と前置きして使える表現です。
閑話休題はそれはさておき以外にも「無駄な話はさておき」という意味もある
「閑話休題」はそれはさておき以外にも「無駄な話はさておき」という意味もあります。これは、例えば会話や文章冒頭でした話が本題と全く関係なかった場合、自分がした話についてへりくだってそれを「無駄な話」として扱い、「それはさておき」と同じ意味を表します。
閑話休題の使い方は?
文章内で活躍する閑話休題の使い方①接続詞的に使われる
文章内で活躍する閑話休題の使い方の1つ目は、「接続詞的に使われる」です。「それはさておき」や「無駄な話はさておき」を意味するこの「閑話休題」という表現は、文章中で「さて」などと同じように文と文をつなぐ働きをする接続詞としての使い方をします。基本的に、話題を切り替えて本題を話す前に使います。
文章内で活躍する閑話休題の使い方②「余談ですが」とは意味が微妙に違う
文章内で活躍する閑話休題の使い方の2つ目は、「あくまでも本題に戻る時に使う」です。本題に戻ることが前提であるこの表現は、本題から外れた話をする際には用いることができません。このような場合は、代わりに「余談ですが」という表現を使いましょう。
閑話休題の使い方の例文10選
閑話休題の使い方の例文①「閑話休題、昨日の会議についての話に戻ります」
閑話休題の使い方の例文の1つ目は、「閑話休題、昨日の会議についての話に戻ります。」です。特にビジネスのシーンで使える表現で、冒頭で世話話や他本題に関係のない話をした後に、「それはさておき」という意味で用います。聞き手の注意も引ける、効果的な使い方です。
閑話休題の使い方の例文②「閑話休題、何の話をしていたんでしたっけ?」
閑話休題の使い方の例文の2つ目は、「閑話休題、何の話をしていたんでしたっけ?」です。これは、もともとは本題について話をしていたのに、話しているうちに徐々にその話題が本題からずれていってしまった際に、相手にもそれを喚起しながら本題に戻っていけるそんな例文です。
閑話休題の使い方の例文③「さて、閑話休題、この項目について何か意見は」
閑話休題の使い方の例文の3つ目は、「さて、閑話休題、この項目について何か意見はありませんか?」です。これは、会議などで説明が長くなってしまったり、話が飛んでしまったりした後に本題についての相手の意見を求めるために使う質問例文です。話の切り替えのタイミングで使用します。
閑話休題の使い方の例文④「閑話休題、ここで次の議題に移ろうと思います」
閑話休題の使い方の例文の4つ目は、「閑話休題、ここで次の議題に移ろうと思います。」です。これも会議中に司会進行役の人などが使える表現で、本題である「議ごとに論議をして答えを出す」というもともとの目的を参加者にもう一度喚起し、それに再度取り組むことを伝える表現です。
閑話休題の使い方の例文⑤「それでは閑話休題ということで他の話題に〜」
閑話休題の使い方の例文の5つ目は、「それでは閑話休題ということで、他の話題に移ります。」です。これは、「それはさておき、他の話題に移ります。」という意味で、本来なら本題であるはずの「他の話題」に話を戻す時に用います。
閑話休題の使い方の例文⑥「閑話休題といこう、ところであの件については」
閑話休題の使い方の例文の6つ目は、「閑話休題といこう、ところであの件についてはどうなりましたか?」です。これは、「それはさておきということにしておいて、ところで~」という意味になります。何か懸案事項について思い出した際に使える疑問文です。
閑話休題の使い方の例文⑦「閑話休題と致しまして、他の事案について〜」
閑話休題の使い方の例文の7つ目は、「閑話休題と致しまして、他の事案についてお話させて頂きます。」です。これは、会議などの場面で主に目上の参加者に向かって「それはさておきということにしまして、他の事案について~」と丁寧に話を本題に戻せる表現です。
閑話休題の使い方の例文⑧「閑話休題、先日お話していた件については〜」
閑話休題の使い方の例文の8つ目は、「閑話休題、先日お話していた件についてはすでにご検討頂けましたでしょうか?」です。これは、相手に本題について「先日、二人の間で話したこと」について思い出してもらい、その回答を引き出したい際に使用する表現です。
閑話休題の使い方の例文⑨「閑話休題、本題についてお話させて頂きます」
閑話休題の使い方の例文の9つ目は、「閑話休題、本題についてお話させて頂きます。」です。これは、文字通り「それはさておき、本題についてお話させて頂きます。」という意味で、会議などで本題に入る際に使われる非常に効果的で便利な例文です。
閑話休題の使い方の例文⑩「閑話休題、早速本題に入らせて頂きます」
閑話休題の使い方の例文の10個目は、「閑話休題、早速本題に入らせて頂きます。」です。9つ目に挙げた例文と似ていますが、こちらの方が若干ストレートで強いニュアンスがあります。時間を効率的にスピーディーに話を進めていきたい時に使うと効果的です。
ここまで、主に「閑話休題」という表現の意味や使い方、具体的な例文などをご紹介してきました。下記関連記事内では、「玉石混交」という四字熟語の意味や使い方、類語などについてご紹介しています。語彙力をもっと高めたい方は、この記事もぜひ参考にしてみてください。
閑話休題の類語は?
閑話休題の類語①それはそうと
閑話休題の類語の1つ目は、「それはそうと」です。具体的には、「それはそうと、先週話していたあの案件、どうなりましたか?」などの形で使用できます。「閑話休題」と表現した際よりも若干カジュアルな響きとなります。日常的に良く使われる類語表現です。
閑話休題の類語②それはともかく
閑話休題の類語の2つ目は、「それはともかく」です。例えば、「それはともかく、本題の方に移ろうと思います。」などの形で使用できます。「閑話休題」を使用する際と同じく、冒頭で話していることから話題の軸を本題に移したい際に活用できる類語です。
しかし、この「それはともかく」という類語はあまり多用しすぎると相手の話を遮ったり、相手の話の内容を見下したような響きになることがありますので、使用の頻度には特に注意して使用することを心掛けてみてください。
閑話休題の英語表現は?
閑話休題の英語表現①「then」
閑話休題の英語表現の1つ目は、「then」です。例えば「Then, let's talk about today's our main topic.」です。これは、直訳すると「閑話休題、今日メインテーマについて話しましょう。」という意味になります。「then」は英語で「それでは、では」とも訳せます。
閑話休題の英語表現②「now」
閑話休題の英語表現の2つ目は、「now」です。例えば、「Let's talk about it now.」「ではそれについて話しましょう。」という意味が転じて、「閑話休題、それについて話しましょう。」という意味になります。「now」は英語で「今、では」という接続詞的な意味で使われます。
閑話休題やその類語表現を上手く使ってコミュニケーションに生かそう!
この記事では、「閑話休題」の正しい意味と誤用が生まれやすい「余談ですが」という表現との違い、類語や例文、英語表現にいたるまで豊富な内容でお送りしてきました。聞きなれない表現だと思った方、表現自体は知っていたけど、意味や使い方を勘違いしていた、という方も多いのではないかと思います。
特に今回の「閑話休題」のような四字熟語は漢字のみで構成されている表現のため、その意味が分かりずらいというケースが多くみられます。しかし、このような熟語表現は日本語の中でも大切な役割を果たす表現であり、良識あるビジネスマンとしてもある程度の理解が求められるものでもありますので、ぜひ活用しましょう。
下記関連記事内では、「軽挙妄動」という四字熟語の正しい意味と類義語、対義語について詳しくまとめています。この表現以外の四字熟語4つも厳選してお伝えしていますよ。自分の語彙レベルをもっと高めたい人は、ぜひこの関連記事の内容も合わせてチェックしてみてください。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。