恩着せがましいの意味とは?恩着せがましい人の心理・対処法5選!
恩着せがましい人は、どのような心理で恩着せがましい言動をするのでしょうか。周囲を見たときに、母親や友人など、恩着せがましい行動をしてくる人は少なくないでしょう。お金や恩に対してあからさまに感謝を要求する態度は、人から嫌われてしまいますよね。こんな行動をとる心理について考えてみましょう。
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恩着せがましいの意味とは?
恩着せがましいの意味とは:見返りや恩返しを要求する態度

恩着せがましいという言葉の意味の一つ目は、感謝を要求する態度というものです。自分が相手に感謝されるようなことをしたという自負があるとき、相手の感謝を色々な形で要求しようとします。この「感謝」の要求の形には、お金もありますし、恩返しとしての行動も含まれます。
無償の愛を持っている人は少ないですから、相手に「自分がかけた時間と労力と同等の見返りが欲しい」と望むこと態度自体はおかしなことではありません。ですが、恩着せがましいというのはやりすぎで、誰からも嫌われる態度です。過剰に恩返しを期待する態度は恩着せがましく、印象が悪い態度というイメージになるでしょう。
恩着せがましいの意味とは:ありがたく思われることを望む態度

恩着せがましいという言葉の意味の二つ目とは、ありがたく思われることを望む態度というものです。恩着せがましいという言葉には、恩返しを期待するだけではなく、気持ちを強要するという意味も含まれます。物質や行動、お金に依る恩返しではなく、異常なほどに「感謝の気持ち」を望めば、恩着せがましいと言われます。
恩着せがましいとは:英語にはない日本独特の表現

恩着せがましいという言葉に当たる英単語はありません。感謝を強要する態度自体は日本独特のものと言うわけではないのですが、それに当たる単語はないということですね。英語で表現をするときには、「彼は恩返しをすることを強要する」「借りがあるように感じさせる」など、単語一つではなく、文章で書くことになります。
恩着せがましい人の心理5選
恩着せがましい人の心理①相手に対して優位になりたい

恩着せがましい人の心理の一つ目は、相手に対して優位な立場になりたいというものです。恩を感じるのは、相手に助けてもらった自覚があるときです。そして、助けた、助けられたという関係は、二人の間に心理的な立場の差を感じさせるものとなるでしょう。恩着せがましい人は、この立場の差を欲しているとも言えます。
誰かよりも強い立場にいるというのは、心の余裕を生むことになります。自分が何をしても助けてくれる相手がいる、自分が何をしても離れて行かない人間がいるというのは、人間の心にとっては大きな助けとなるでしょう。優位な立場を作るために、些細な恩に対しての過剰な礼を要求する人間は少なくありません。
恩着せがましい人の心理②自分のことを認めてほしい

恩着せがましい人の心理の二つ目は、自分のことを認めてほしいというものです。恩というのは、相手から何かをしてもらったときに感じるものでしょう。それはつまり、自分が相手に何かをしてもらったと認めているということになります。相手からしてもらったことが、恩を抱くに値するものであると認めているということです。
自分に自信がない人間や、自分というものを認められない人間は、相手からの感謝によって「自分という人間の存在意義」を確立させようとします。感謝は相手から自分が認められているように感じますし、同時に自分の中での「自分の存在意義」を感じさせるものです。恩着せがましい人の望みはそれでしょう。
恩着せがましい人の心理③自分のしていることが間違っていないと思いたい

恩着せがましい人の心理の三つ目は、自分の行動が間違っていないと信じたいというものです。自分の行動に誰かが感謝をするということは、要するに、自分の行動は間違っていなかったということですよね。感謝を強要する人は、自分の行動に自信がなく、自信を補填するために恩着せがましくなってるということなのでしょうか。
相手に感謝を強要するのは、「相手が感謝をしない」ことが、自分の行動を否定することに繋がると分かっているからです。自分の行動を否定されることは気持ちの良いものではありませんし、否定されたくない心理が背後にあるのなら、余計に相手に感謝を迫るでしょう。そのしつこさや執念は、恩着せがましい人の特徴です。
恩着せがましい人の心理④格下の人間に反抗されたくない

恩着せがましい人の心理の四つ目は、格下の人間に反抗されたくないというものです。相手を無意識的にでも下の人間だと思っていると、そんな格下の人間から感謝をされないというのは腹が立つでしょう。格下からの反抗とも感じるかもしれません。感謝されないことが嫌なのではなく、相手が思い通りにならないのが嫌なのです。
特に、元から年齢差や立場の差があるときには、恩着せがましい態度を取る心理的なハードルを下げるでしょう。例えば、上司と部下、母親と子供といった関係性です。母親や父親が恩着せがましい態度を取るのは、年齢も、金銭的な面でも、育ててもらった恩という面でも立場の差が大きく、こうした心理が働きやすいでしょう。
恩着せがましい人の心理⑤誰かに必要とされたい

恩着せがましい人の心理の五つ目は、誰かに必要とされたいというものです。誰かから感謝されるということは、少なくともその人間にとって、自分は必要だったという証拠となります。その心地良さを感じたいがために、相手に不快な思いをさせてでも恩着せがましい態度を取るという強硬手段に出る人もいます。
誰かに必要とされたいという縋るような思いを抱いている人は、どのような心理なのでしょうか。必要とされたい人の心理については、以下の関連記事で詳しく紹介しています。ぜひこちらも併せてご覧くださいね。
恩着せがましい人への対処法5選
恩着せがましい人の対処法①受け流して感謝しているふりをする

恩着せがましい人への対処法の一つ目は、受け流して感謝しているふりをするというものです。相手が恩返しを強要せず、感謝の気持ちだけを強要してくるようであれば、感謝しているふりだけで満足するでしょう。相手とのトラブルや衝突を望んでいないのであれば、軽く受け流してその態度を見せておけば満足してくれますよ。
恩着せがましい人の対処法➁「ここまでしかできない」というラインを伝える

恩着せがましい人への対処法の二つ目は、「ここまでしかできない」ラインを伝えるというものです。恩着せがましい人は、感謝の印としての様々な恩返しを要求してくるでしょう。相手に借りがある場合、ある程度は恩返しが必要ですが、過剰に返す必要はありません。自分の限界を伝え、それ以上の対処は必要ないでしょう。
恩着せがましい人の対処法➂相手に強く文句を言う

恩着せがましい人への対処法の三つ目は、相手に強く文句を言うというものです。恩着せがましい人の多くは、自分の不快な行動を自覚することなく恩着せがましい態度を取っています。良かれと思ってしているのです。腹に据えかねることがあったのなら、一度強く文句を言うことで、相手の動向が大人しくなるかもしれませんね。
恩着せがましい人の対処法➃お金が絡むなら借りは作らない

恩着せがましい人への対処法の四つ目は、お金が絡むのであれば借りは作らないというものです。相手の性格は理解しているはずなのに、お金の絡むやり取りをするのは悪手の中でも最悪のものでしょう。既にお金関係の借りがあるのであれば、返してすっきりさせましょう。そして、新たな借りは作らないことが一番です。
恩着せがましい人の対処法➄母親や親戚であっても距離を置いて良い

恩着せがましい人への対処法の五つ目は、母親や親戚であろうとも距離を置くというものです。縁を切りにくい相手が恩着せがましいと面倒ですが、一番良い対処方法は関わらないようにするというものです。関係を持っていれば、些細なことでも感謝を強要されますので、いちいちストレスのたまるやり取りが必要になります。
ですが、距離を置いて相手と関わらないようにさえしていれば、些細な恩を大きな恩のように口を出されることもありません。家族と距離を置くのは難しいかもしれませんが、恩着せがましい人には、罪悪感を抱くことなく距離を置いた方が良いですよ。まるで家族を棄てるようですが、離れれば気持ちも落ち着いて楽になります。
恩着せがましい人への上手な対処法を知ろう!
恩着せがましい人と一緒にいると、だんだんと「素直に感謝できない自分が悪いのかもしれない」と思わされてしまいますよね。感謝を強要してくる態度は人から褒められるものではありませんが、対応を誤ると、いつまでも執着されて面倒な思いをすることになってしまいます。
恩着せがましい人から逃れるには、恩着せがましい人の心理や対処法について理解を深める必要があります。もっとも恩着せがましい人が母親であれば、対処方法には気を遣わなければいけません。家族への対処法は以下の記事も参考になるのではないでしょうか。母親や兄弟に悩んでいる人は、ぜひ併せてご覧ください。
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