お願いの敬語は?して欲しいときの丁寧語や依頼のビジネスメール例文も
お願いという言葉は日常的にもよく使われる言葉ですがビジネスメールにおいて何かをしてほしいと頼む、依頼のシーンでの敬語表現になります。ここではそんなお願いという言葉にまつわる表現を紹介していきます。ビジネスパーソンは必見の内容です!
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お願いの敬語表現は
依頼の敬語表現①ご所望
依頼の敬語表現の1つ目は「ご所望」です。「ご所望」は相手が望むものや事柄を表す言葉になります。そのため、「何かご所望でしょうか?」という形で相手方の依頼を承る際に使われる表現になります。詳細は下記の関連記事で紹介されていますので併せて確認してみてください。
依頼の敬語表現②ご依頼
依頼の敬語表現の2つ目は「ご依頼」です。「ご依頼」は「依頼」という言葉に「ご」を付けて敬語表現にしたものであり、依頼の敬語表現として一般的な言い回しになっています。ちなみにご依頼という言い方はこちたが依頼する際にも、相手方からの依頼を受ける際にも使うことができる表現になっています。
依頼の敬語表現③ご要望
依頼の敬語表現の3つ目は「ご要望」です。依頼の形には「明確に何かして欲しいこと」と「不満があるので対応して欲しいこと」の2つに分かれます。ご要望はシチュエーションによってどちらも表現できる言い回しですが、ご依頼よりも「ご要望」という表現の方がどちらを指しているかが分かりやすい表現になっています。
敬語でお願いするときのポイント
敬語で頼むときのポイント①丁寧語・謙譲語・尊敬語を使い分ける
敬語で頼むときのポイントの1つ目は、丁寧語・謙譲語・尊敬語を使い分けることです。敬語で何かを依頼する際に気を付けなければならないのは間違った敬語を使わないことです。間違った敬語を相手方に対して使うことで、相手方の信頼を失うことにもなりかねません。特にビジネスにおける依頼は注意が必要です。
敬語表現には、丁寧語・謙譲語・尊敬語の3つがありお願いを表す敬語表現ではどれも使います。丁寧語は言い回しを丁寧にしただけの表現であり、尊敬語は相手を上げて相手への敬意を示す敬語の一種になります。それに対して謙譲語は相手に対して自分が遜ることで相手を立てて、相手に対しての敬意を示す敬語表現になります。
敬語で頼むときのポイント②して欲しいという願望を強く出し過ぎない
敬語で頼むときのポイントの2つ目は、して欲しいという願望を強く出し過ぎないことです。特にビジネスにおいて大切な点なのですが、たとえ敬語表現自体が間違っていなかったとしても、相手から「厚かましい」「失礼だ」と思われてしまうとせっかくお願いに関する敬語をきちんと使っても相手方は悪印象を持ちます。
例えば相手の都合を考えずに頻繁に「お願いいたします」といった何かをしてほしい旨を伝えるメールを送ったり、何かをお願いする際に、常に「お願いします」という言い切りの表現を使うとそのような事態を招くことになります。
依頼をする頻度については相手がどう感じるかを意識する必要がありますし、依頼の仕方には「お願いできましたらうれしく存じます」というような控え目なお願いの仕方もありますので、相手方に良い印象を持ってもらえるように意識してお願いをするようにしましょう。
敬語で頼むときのポイント③相手への気遣いを盛り込む
敬語で頼むときのポイントの3つ目は、相手への気遣いを盛り込むことです。相手への気遣いはお願いをするシチュエーション以外でも、ビジネスのシーンでは非常に重要なファクターとなります。相手から好印象を持たれるか、あるいはそれによってビジネスが成功するか否かは、相手への気遣いが非常に重要です。
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文①丁重にお願いする場合
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文の1つ目は、丁重にお願いする場合です。お願いをする場合には、軽くお願いをする場合と丁重にお願いする場合に分かれるのですが、丁重にお願いをする場合には例文のような形で依頼をすることとなります。お願いする表現が「お願いいたします」と丁寧な表現になっています。
また、ビジネスにおいてよく使われる「お忙しいところ恐縮ですが」という表現も使われています。こういった表現を付け足すことで、より相手への気遣いが伝わりやすい文面になります。この表現については、メールを送るごとに付けてもそんなに相手方もしつこくは感じない表現になりますのでおすすめです。
いつもお世話になっております。お忙しいところ恐縮ですが明日までにご提出をお願いいたします。
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文②してほしいを意味する謙譲語
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文の2つ目は、してほしいを意味する謙譲語です。例文では「お願いいたしたく存じます」という敬語表現が使われていますが「存じます」という表現は謙譲語表現になります。そのため単に「お願いします」と送るよりも相手に対する気遣いが感じられる表現になっています。
特に「存じます」という表現は、メールにおいて積極的に使いたい表現になります。会話のシーンで使うと相手から堅苦し過ぎる印象を受けるかもしれませんが、メールでは丁寧過ぎるくらいでもちょうどよく伝わるので、こういった表現は是非とも活用していきたいところです!
いつもお世話になっております。早速ではございますが発注をお願いしたく存じます。
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文③してほしいを意味する尊敬語
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文の3つ目は、してほしいを意味する尊敬語です。例文では「ご依頼賜りました」が尊敬語にあたります。「賜る」という表現は謙譲語でも使うことができますが、この場合は「ご依頼をもらった」という意味合いになりますので尊敬語表現になります。
「賜る」という表現は非常にフォーマルな色の濃い表現になりますので、ビジネスにおいては積極的に使っていきたいところです。「ご高配賜り」などという言い回しも、目上の方にここぞと言うときに伝えると非常に丁寧な印象を与え、相手からの好感に繋がることでしょう。下記関連記事も参考にしてみてください。
いつもお世話になっております。先日ご依頼賜りましたオーダーメイドスーツの件でのご連絡でございます。
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文④ありがたく存じます
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文の4つ目は、「ありがたく存じます」です。この表現は、お願いをするシーンにおいて非常に重要な表現になります。何故なら、この表現は相手に対して控え目にお願いすることができる表現だからです。この表現に関してはビジネスで良好なコミュニケーションを取る上で重要です。
「お願いいたします」と言い切るよりも「お願いできましたらありがたく存じます」と伝えた方が相手方としては快く引き受けることができるシーンが多いことでしょう。ただし依頼の期限が迫っている時や至急を要する依頼では「大至急お願いいたします」と急かした方がいい場合もあるので、上手に使い分けるようにしましょう。
いつもお世話になっております。先日はお忙しい中研修会の講師を引き受けていただきましてありがとうございました。また貴重な資料のデータまでご共有いただき厚く御礼申し上げます。大変恐れ入りますが資料のデータの最終ページを再送いただけましたらありがたく存じます。最終ページのみデータが破損しているようでございます。
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文⑤幸いでございます
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文の5つ目は、「幸いでございます」です。幸いでございますという表現もありがたく存じますと同じように使える表現なので、例文をしっかり見ておいてください。相手に対してやわらかい印象を与えつつも何かしてほしいことをお願いできる表現になります。
お疲れ様です。昨日は夜遅くまで時間を割いてご指導いただきありがとうございました。その際に使用していた資料のデータをご共有いただけましたら幸いでございます。
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文⑥よろしくお願いします
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文の6つ目は、「よろしくお願いします」です。この表現については、何かを頼む際に頼みっぱなしにならないようによろしくお願いしますを使うことで、依頼の文章がビジネスライクな表現を持つことになります。例文のような形だと丁寧で非常に好印象です!
昨日はお忙しい中会食にご参加いただき誠にありがとうございました。今後貴社とビジネスを進めていく中で、共に高い目標を追い続けていける同志であると再認識したしました。がっちり連携していきましょう!今後ともよろしくお願いいたします。
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文⑦お願い申し上げます
お願いの敬語を使ったビジネスメール例文の7つ目は「お願い申し上げます」です。何かを頼む時の表現としては、最も丁寧な言い回しの一つに数えられる表現になります。こういった表現を使って依頼をすると相手は断りづらくなることでしょう。例文では相手への気遣いも非常に感じられる内容になっています。
いつもお世話になっております。明日の研修会ではご指導のほどお願い申し上げます。弊社社員は現状に満足しきっているような者もおりますので、活を入れていただくような場面もございましたらありがたく存じます。
お願いの類語や対義語
お願いの類語①ご意見
お願いの類語の1つ目は「ご意見」です。意見と依頼は違うかもしれませんが、「何かご意見はございますか?」と聞いた時にその意見の中には様々な依頼事項が含まれていることが少なくありません。「ご意見」の内容には意見だけではなく多くのお願いも含まれており、そういった意味で「ご意見」はお願いの類語にあたります。
お願いの類語②頼み
お願いの類語の2つ目は「頼み」です。この表現は敬語表現ではないものの「後生の頼み」というような形で使われる、お願いを意味する表現であり、お願いの類語にあたる言い回しになります。敬語表現には当たらないものの、「お願い」という言葉よりも「頼み」という言葉の方が改まった印象を受ける表現になります。
お願いの対義語①承る
お願いの対義語の1つ目は「承る」です。「承る」という表現は相手の依頼やお願いを「引き受ける」ことを意味します。「お願いする」反対の意味は「お願いされる」ことになるので、承るという表現はお願いの対義語にあたるのです。「承りました」「承知いたしました」という形で、依頼を引き受けた旨を伝える表現です。
お願いの対義語②承諾
お願いの対義語の2つ目は「承諾」です。依頼を引き受けることを名詞表現で「承諾」と言いますので、この表現はお願いの対義語にあたります。ただし承ると違い、敬語表現にはあたらないので相手方には「承諾します」とは言わない方がいいでしょう。承諾した事実を敬語なしで伝える場合に使うようにしましょう。
お願いという言葉をビジネスで使いこなそう!
何かをしてほしい時にお願いや依頼をいう表現を使いますが、この表現を使う際に大切なことは、いかに相手方に対して気持ちよく引き受けてもらうか、あるいはこちらが引き受ける側であればいかに相手方をその依頼を完遂することで喜ばせることができるかです。
ここで紹介したことがビジネスにおいて良好な関係性を築くヒントになればうれしいです。次回に何かお願いする場合や何かを引き受ける場合にはここで紹介したことを意識してみてください!
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