試用期間中に会社を辞めたい!辞める方法や退職届の書き方とは?
試用期間中に会社を辞めたい!と思ったことはありませんか?今回は、試用期間中でも、スムーズに辞めることができる理由や辞める方法をお伝えします。また、退職届の書き方や転職する方法についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
試用期間中に辞めたい!メリット・デメリットは?
試用期間中に辞めたい!メリットとは|自分に合う会社へ早く転職できる!
試用期間中に辞めたい!と思った時に知っておきたいメリットとは、自分に合う会社へ早く転職できるというメリットです。現在、3ヶ月程度などの試用期間を設けている会社が6割程度と多く、企業側としても従業員としての能力・適性が認められないと判断した場合には、試用期間後に本採用を拒否して解雇する場合もあります。
一方、従業員側の立場からも自分の能力や適性に合わないと思った時には、試用期間中や試用期間満了後に本採用を拒否して辞めることができます。試用期間は、基本的には能力を試している期間ですので、自分に合わないと思った時には早く辞めて自分に合う会社への転職をすることができるのが最大のメリットと言えます。
さらに、新卒で就職した会社を辞めた場合でも、第二新卒者として転職することができるのもメリットのひとつです。3年未満で退職した第二新卒者は、一旦は企業に就職して社会人として基本的なビジネスマナーなどを身につけています。そのため、面倒な教育をしなくても良い第二新卒者は、企業に求められているのも実情です。
試用期間中に辞めたい!デメリットとは|なかなか退職理由を言えない
試用期間中に辞めたいと思った時に知っておきたいデメリットとは、なかなか退職理由を言えないということがあります。就職する時はスムーズに全てが運びますが、退職となるとなかなかはっきりと言えないのが難点です。とくに、人間関係でのトラブルや仕事がどうしても自分に合わないといったことは、言えないものです。
また、働いてから数ヶ月や数年の短期間で退職してしまうと、理由によっては次の転職の際にイメージダウンしてしまう可能性があります。再就職の際の面接などでは、必ず前職の内容や退職の理由について詳しく聞かれます。短期間で退職してしまった理由を聞かれた時に、不利にならないように受け答えをしなければなりません。
通常、新卒で入社した場合には雇用保険に加入していることが多いため、退職すると雇用保険の履歴が残り、前にいた会社を退職した経歴が残ってしまいます。履歴書には書かなくても職歴が残っていますので、以前働いていたことを内緒にし経歴詐称になってしまう可能性もあるので、転職の際には正直に話しておく方が安心です。
試用期間中に辞めたいと思った時に辞める方法とは?
試用期間中に辞めたいと思った時に辞める方法①自分自身の都合を理由にする
試用期間中に辞めたいと思った時に辞める方法1つ目は、自分自身の都合を理由にする方法があります。自分の体調が悪い、親の介護をする、夫が転勤になった、家族で遠方に引っ越すことになったなど、家庭の都合によって止むを得ず退職しなければならない場合には、会社側も引き止めることができないことが多いのが実情です。
しかし、休職扱いにする、勤務先の考慮などと会社側から色々な解決策を提案される場合もありますので、円満に退職できるようにしっかり理由を考えておく必要があります。会社と自宅が近い場合には、退職後にも上司や同僚に会う可能性が高く、引っ越しや体調不良など嘘の理由をいうと後で気まずい思いをするため要注意です。
試用期間中に辞めたいと思った時に辞める方法②退職したい理由を正直に話す
試用期間中に辞めたいと思った時に辞める方法2つ目は、転職したい理由を正直に話す方法です。例えば、上司や同僚からひどいセクハラを受けている、もう一度勉強し直して資格を取りたい、目指していた職業へステップアップしたいなど、退職したい理由をはっきりと具体的に伝えることができるなら、正直に話しましょう。
入社する前から夢を持っていたり、目標がある人ならば正直に話してみると退職する時に気まずい雰囲気になりにくいものです。セクハラやパワハラでどうしても退職したいなどは、自分だけではなく周りの人たちでも同じ被害にあっている人もいるかもしれないので、退職する機会に被害の内容を詳しく伝えることも良いでしょう。
職場環境が悪かったり、人間関係でのトラブルのほか、給与や賞与、残業手当などの待遇などに不満があった場合には、会社の雰囲気や上司の裁量にもよりますが、正直に不満を言えるようであれば、率直な退職理由を伝えるのがおすすめです。真相を打ち明ることで角が立たずにすっきりとした気持ちで退職することができます。
退職届の書き方・渡し方は?
退職届の書き方|会社の規定に基づいて作成する
退職する理由を告げる期限は会社によって1ヶ月前から1年前など様々な規定や風習があるようですが、労働基準法では、退職希望日の2週間前に退職したい旨を申告すれば、退職届を書かなくても退職することができることになっています。退職届の書き方については、会社の規定や就業規則に基づいて作成するのが基本です。
会社の決まった書式に記入するスタイルの場合には、それにしたがって記入します。提出日や退職日なども細かく設定されている場合が多くありますので、事前に上司と相談して退職日を決めて確認しておきましょう。会社の書式などがなく、自分で退職届を書く場合には、B5やA4サイズの白い用紙に記入するのがおすすめです。
冒頭には退職届を書き、一身上の都合などの退職理由、退職日、届け出年月日、差出人(自分)の所属や名前、押印(シャチハタは不可)をした後に、最後に宛名(会社の最高責任者の役職と氏名)を書きます。退職届は基本的に3年間保管することになっているため、消えるフリクションボールペンは使わないようにしましょう。
退職届の書き方
冒頭 | 退職届 |
退職理由 | 私事このたび一身上の都合により、 |
退職日 | 平成○年○月○日をもって、退職いたします。 |
届け出年月日 | 平成○年○月○日 |
差出人 | ○○部○○課 氏名 印 |
宛名 | ○○株式会社 代表取締役社長 ○○殿 |
退職届の渡し方|直属の上司に直接手渡しするのが大事
退職届の渡し方ですが、直属の上司に直接手渡しすることが社会人として重要なことです。辞めたい旨を申し出る時はもちろん、退職届を提出する際にも、電話やメール・郵便などではなく直接自分で出向いて行うことで相手に誠意が伝わります。退職届けを渡しにくい気持ちでも、最後までしっかりとけじめをつける事が大切です。
退職届を上司に渡す際には、通常封筒に入れて渡します。退職届の紙を三つ折りにして封筒に入れます。封筒の表書きには「退職届」と記載し、封入口に〆のマークを書き、糊付けして閉じましょう。封筒の裏面には、左下の部分に自分の部署や氏名を書いて差出人がわかるようにしておきます。
- ・三つ折りにして封筒に入れる。
- ・封筒の表書きに「退職届」と記載する。
- ・封筒の裏面左下に差出人の部署と氏名を記載する。
- ・封入口は糊付けして、〆を記入。
- ・上司に手渡しで渡す。
退職届の渡し方
試用期間中に辞めたい人が転職する方法は?
試用期間中に辞めたい人が転職する方法①派遣会社に依頼する
試用期間中に辞めたい人が転職する方法1つ目は、派遣会社に依頼する方法があります。試用期間中に転職活動をしたい場合には、派遣会社で探してもらうと効率的に仕事を探す事ができます。現在の職業の辞めたい理由を踏まえて、これから自分がしたいと思える企業を紹介してくれるのが派遣会社のメリットです。
試用期間中に辞めたい人が転職する方法②自分で転職先を見つける
試用期間中に辞めたい人が転職する方法2つ目は、自分で転職先を見つける方法です。自分の好きな企業がある、納得できる環境で働きたいと思っている人は自分で転職先を探して地道に応募するのが確実です。面接の際には、前職を短期間で辞めた理由を聞かれますので、しっかりと答えられるように準備をしましょう。
辞めた理由がパワハラなどの理由でも会社のせいにせずに、自分の反省点や希望を踏まえたポジティブな退職理由を伝えて、前向きな姿勢を伝える事が重要です。自分で新しい転職先を見つける際には、自己分析をしっかりと行い、気になる企業についてリサーチをして自分に合った長く働くことができる転職先を見極めましょう。
試用期間中に辞めたい時には慎重な対応を心がけよう!
試用期間中に辞めたいと思った時のメリットやデメリットをはじめ、退職届の書き方や渡し方などスムーズに退職する方法をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?試用期間中は、会社も雇われている側も能力を試している期間ですので辞めることは可能です。その際には丁寧な対応をして退職することを心がけましょう。
試用期間中に辞めたくなった時の退職方法や転職の仕方について詳しくお伝えしてきましたが、すぐに会社を辞めたい時の即日退職する方法や辞める時の理由を紹介した記事や、派遣の契約途中で辞めたくなった時の辞め方や手続きについて詳しく紹介した記事がありましたので、ぜひ合わせてご覧ください。
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