先方の意味とは?英語と敬語の使い方やメール例文も

先方という言葉を聞いても、どのような意味なのか分からないという方も多いですよね。こちらの記事では、そんな先方の意味やメールでの使い方を敬語や様の使い方と共に紹介しています。相手に対してどのように使っていいか分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

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先方とは?意味は?

先方について|相手の人に対して使われる言葉

相手の人に対して使われる言葉

先方とは、相手の人に対して使われる言葉になります。立場が上か下かは特に関係なく、相手がいる場合に、相手を呼ぶ言葉を先方といいます。そのため敬称としては相応しくなく、身内の中で使われることが多い言葉です。

例えば会社で取引先のことを先方といい、会話をすることがあります。しかし取引先を相手にする場合は、○○様という方が適切です。このように便宜上相手のことを名称では呼ばない場合に、よく先方という言い方が使われます。

先方の意味とは|少し前のこと・前の方

少し前のこと・前の方

先方の意味とは、少し前のこと・前の方という意味になります。今では幅広く相手のことを指す言葉として使われる先方という言葉ですが、実際の意味は少し前という意味になります。

ですが実際の意味で先方という言葉を使う人は今ではとても少なく、ビジネス用語として浸透してきました。ですが文章の中にも時折先方という言葉が使われるため、実際の意味もしっかり押さえておくようにしましょう。

先方の使い方5選!敬語やメール例文は?

先方の使い方①取引先のことを身内同士で話すときに使う

先方にメールを送り確認しました

先方の使い方一つ目は、取引先のことを身内同士で話すときに使う使い方になります。先方と使う場合の多くは、身内同士つまり自社内や自部署で話すときです。逆に取引先相手に対して先方と使ってしまうと、失礼になってしまうため注意しましょう。

取引先のことを身内同士で話す場合の例文は「これから先方にアポイント取る予定です。」といった内容になります。このように取引先や相手先の名前を出すことなく、スムーズにコミュニケーションを取ることができる言葉が先方になります。

先方の使い方②身内のことを相手に伝えるときに使う


先方の○○とともに帰社します

先方の使い方二つ目は、身内のことを相手に伝えるときに使う使い方になります。先方は敬称ではないため、誰かに使う場合身内以外であれば失礼です。そのため誰か相手に先方と使う場合は、身内に対して使うようにしましょう。

身内のことを相手に伝える場合の例文は「今から先方と帰社する予定です。」といった内容になります。これは身内から身内に対して使用する使用例です。別の場合でも身内を先方と呼ぶことは問題ないため、ぜひ使用してみてください。

先方の使い方③いない相手に何かするときに使う

この件については先方に承諾を得ております

先方の使い方三つ目は、いない相手に何かするときに使う使い方になります。これは取引先や上司、同僚など様々な相手に対して、その相手がいない場合に使用する使用方法になります。いない相手に対して使用するため、使用することは特に問題なく使用可能です。

いない相手に何かするときの例文は「今から先方に対してメールで連絡しようと思います。」といった内容になります。このような場合に先方と使う場合は、使う相手も先方が誰であるか分かっている必要があります。そのためそこに注意し使用しましょう。

先方の使い方④取引先から何か連絡があったときに使う

先方より連絡がありました

先方の使い方四つ目は、取引先から何か連絡があったときに使う使い方になります。この使い方の場合、取引先から何かしらのアクションがありそれを誰かに伝えるということになります。

取引先から何か連絡があったときの例文は「先方から企画の了承を得ることができました。」といった内容になります。この内容であれば、上司に報告する際も使うことが可能です。外などで取引先名を使用したくない場合も使用できるため、おすすめの使用方法になります。

先方の使い方⑤メールで敬語を場合は先様を使う

敬語の場合は先様を使う

先方の使い方五つ目は、敬語の場合は先様を使うという使い方になります。先方という言葉は、前述したとおり身内間で使用する相手を呼ぶときの呼称になります。そのためもしも敬称として使用したい場合は、先様を使用する必要があります。


先様を使用する場合、メールで相手に対して先様と使用することが可能です。先方と異なり、使用できる幅が広がる敬称であるため必ず覚えておきましょう。先方と先様の使い分けは、身内かそれ以外になるため注意して使用する必要があります。

先様や先方とメールで使用する場合、必ずはじめましてから始まると思います。こちらの記事では、そんなはじめましてを使用したメールの書き方について紹介しています。挨拶の敬語や英語についても紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

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先方の類語の例文や敬語の使い方とは?

先方の類語の例文や敬語の使い方①相手方

相手方

先方の類語の例文や敬語の使い方一つ目は、相手方になります。先方の類語の一つに相手方があげられます。相手方も先方と同様、身内間で使われる相手を指す言葉の一つです。そのため敬語や敬称で呼ぶ場合、相手方も先様と表記します。

相手方を使った例文は「今から相手方に訪問し、確認します。」といった内容になります。相手方も身内以外に使うと失礼になってしまうため、注意して使用するようにしましょう。

先方の類語の例文や敬語の使い方②取引先

取引先

先方の類語の例文や敬語の使い方二つ目は、取引先になります。これは簡潔に相手を示すときに使う言葉の一つです。先方と異なり、取引先相手にのみ使用できる呼称になります。取引先を敬語や敬称で使う場合は、相手の会社名○○様や御社という言葉が適切です。

取引先を使った例文は「これから取引先と会談を予定しております。」といった内容になります。取引先と端的に示すことで、相手にも伝わりやすいためおすすめです。これも先方と同様で、身内以外に使用する場合は失礼になるため注意しましょう。

先方の類語の例文や敬語の使い方③先様

先様

先方の類語の例文や敬語の使い方三つ目は、先様になります。先様は、先方の類語であり敬語や敬称になります。そのため先方と使えない目上の人に対するビジネスメールの場合は、先様と使うことが可能です。

取引先に使用するだけでなく、自分の上司や目上の人に対して使用することで相手にいい印象を与えることができます。また取引先にどのような敬称を使用していいか分からない場合に、先様と使用することができるため非常に使い勝手のいい類語になります。

ビジネスメールで先方や先様とよく使いますが、他のよく使う言葉として「ですが」があります。こちらの記事では、そんなですがの意味や使い方、英語での例を紹介しています。ビジネスメールが不安という方は、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

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先方の英語の使い方例文とは?

先方の英語の使い方例文①費用は先方が持ってくれます

費用は先方が持ってくれます

先方の英語の使い方例文一つ目は、費用は先方が持ってくれますになります。これは、The other party bears the expenses pays.という英文で表現することができます。

英語で先方と表現する英単語は、The other partyです。この単語も、身内間で使う時に使用される言葉です。そのため身内以外で使うことは、あまり好ましくないとされています。ですので使う場合は十分注意しましょう。

先方の英語の使い方例文②私たちは先方と相談しています

私たちは先方と相談しています

先方の英語の使い方例文二つ目は、私たちは先方と相談していますになります。これは、We are negotiating with the other party.という英文で表現することができます。

直訳すると、相手方と交渉中です。という文章になります。相談や交渉というのは、ビジネスではよくあることの一つです。そのため先方と相談していることを表す英文は、非常に汎用性の高い英文であるためぜひ押さえておくようにしましょう。

相手に対する先方の使い方の注意点とは?様の有無

相手に対する先方の使い方の注意点①身内には先方・それ以外は先様

身内には先方・それ以外は先様

相手に対する先方の使い方の注意点一つ目は、身内には先方・それ以外は先様と使い分けるということです。上記でも説明してきた通り、先方は身内以外に使用すると失礼になってしまいます。そのため先方は身内とそれ以外で使い分ける必要があります。

身内以外に使う呼び方で最もおすすめなのが、先様になります。ですが先様は直接呼ぶ呼び方ではありません。主にメールなどで敬称として使う呼び方になります。そのため相手に対して、直接先様と言わないように注意しましょう。

相手に対する先方の使い方の注意点②先方様は使わない

先方様は使わない

相手に対する先方の使い方の注意点二つ目は、先方様は使わないということです。先方と使う場合、先方を敬語で言うと先方様と言うのではないかと思ってしまいますよね。しかし先方様は正式な敬語ではありません。

先ほどから説明している通り、先方の敬語は先様になります。先方様は日本語として存在しておらず、ビジネスメールなどで使用することは不適切です。ですのでもしも相手に対して敬語や敬称で先方を使いたいという場合は、先様と使い先方様とは使わないようにしましょう。

相手に対する先方の使い方の注意点③全員が先方は誰か理解している

全員が先方は誰か理解している

相手に対する先方の使い方の注意点三つめは、全員が先方は誰か理解しているということです。先方という言葉は、そこに存在しない取引先や相手先に対して使用される言葉です。そのため先方と言われている相手を、全員が理解している必要があります。

特に会社などで使用する場合、先方と使用しても全員が理解していなければ十分な情報共有ができないことがあります。また先方の相手を勘違いしており、後々問題になることもあるかもしれません。そのためそうならないためにも、必ず全員が先方は誰か知っている必要があります。

先方の意味や使い方を知り誤った使い方をしないように気を付けよう!

先方の意味や使い方の例、類語について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。メールや敬語での使い方について知っていただけたと思います。ビジネスメールでは先方という言葉を使う機会が多いため、ぜひ参考にしてみてください。


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