「ですが」の意味と類語と英語|かと言ってのビジネスの使い方も
「ですが」という言葉を何気なく使っていませんか?「ですが」は「なのですが」の意味で、文章を区切らずに言葉を続ける時の敬語です。ところが、前文を翻す意味もあるので、何度も使うと話が分かり辛くなります。この記事では、「ですが」の意味と類語と英語に加えて、「かと言って」のビジネスでの使い方を説明します。
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目次
「ですが」の意味は?
「ですが」の意味①「ですが、ですけど」の意味
「ですが」の意味の一つ目は、「ですが、ですけど」です。今回の記事で取り上げる「なのですが」というフレーズは、基本的には堅いイメージを与えるもので、ビジネスメール内などで特に書き言葉として好んで使用されます。
この「なのですが」をより口語的な表現に直してみると、この敬語の表す意味が見えてきますね。例えば、「この資料なのですが」とい言った場合、「この資料ですが、ですけど」と口語で言っているのと同じ意味になります。
「ですが」の意味②「なんですけど」の意味
「ですが」の意味の2つ目は、「なんですけど」です。この「なんですけど」は1つ目の例として挙げた「ですが、ですけど」よりもより砕けた言い回しと意味となり、書き言葉ではほぼほぼ用いられず、そのほとんどが口語ですでに気の置けない仲の関係の人に対して使用されます。
「なのですが」も「なんですけど」も意味することは同じとは言えど、それを使用する相手やそれを使った際の相手へ与える印象や丁寧さはかなり変わってきます。
「ですが」の言い回しや敬語の使い方は?ビジネスで使える文例5選!
「ですが」の言い回しや敬語の使い方ビジネスで使える文例①誠に勝手
「ですが」の言い回しや敬語の使い方ビジネスで使える文例の1つ目は、「誠に勝手ですが」です。これを簡単な表現に直すと、「本当に勝手なのですが」という意味になります。相手に自分が今から行うことで迷惑をかけてしまうことを事前に詫びる表現です。
具体的には、「誠に勝手ですが、本日は臨時営業とさせて頂きます。」「誠に勝手ですが、本日は出張で席を空けています。」などの形で使用することが可能ですよ。
「ですが」の言い回しや敬語の使い方ビジネスで使える文例②緊急
「ですが」の言い回しや敬語の使い方ビジネスで使える文例の2つ目は、「緊急ですが」です。相手に何か急ぎの要件を伝えたい時、「急にごめんなさい」という気持ちもかねてこの言葉を使用します。「緊急なのですが」という使い方も可能です。
具体的には、「緊急なのですが、こちらの要件についてフィードバックを頂いてもよろしいでしょうか?」「緊急なのですが、ぜひお願いできればと思います。」などの形で使用します。
「ですが」の言い回しや敬語の使い方ビジネスで使える文例③ご相談
「ですが」の言い回しや敬語の使い方ビジネスで使える文例の3つ目は、「ご相談ですが」です。「ご相談なのですが」の形でより丁寧な敬語表現にすることももちろんできます。文字通り、これは相手に自分が何かアドバイスを請いたい事例について相談したい際に使用します。
具体的には、「今月の予算がマイナスとなってしまいました。そこで、ご相談ですが、」「明日は誠に勝手ながらお休みとさせて頂いております。そこで、ご相談なのですが、」という形で文章前半にすでに起きたことや自分の置かれた状況を表す表現を持ってきて使います。
「ですが」の言い回しや敬語の使い方ビジネスで使える文例④必要
「ですが」の言い回しや敬語の使い方ビジネスで使える文例の4つ目は、「必要ですが」です。具体的には「この案件に関しては再度検討が必要ですが」、「この件については更なる討論が必要ですが」などの形でビジネスでもよく使われます。
「ですが」部分を「なのですが」に置き換えてより丁寧な表現として使用することもできます。丁寧な敬語表現なので目上の人に対しても問題なく使用できる便利な表現です。
「ですが」の言い回しや敬語の使い方ビジネスで使える文例⑤私事
「ですが」の言い回しや敬語の使い方ビジネスで使える文例の5つ目は、「私事(わたくしごと)ですが」です。これは、オフィスでも本当によく使われる表現のうちの一つです。例えば取引先に自分の結婚を報告する際には「私事ですが、この度~さんと結婚する運びとなりました。」などの形で使います。
これも「私事なのですが」「私事ではありますが」などの表現に変換してより丁寧な表現として使用することもできます。正しい使い方を知っておくとかなり使える表現ですよ。
ここまで、主に「ですが」「なのですが」の例文を挙げてきましたが、いかがでしたでしょうか?以下の関連記事では、ビジネスメールでも頻出の「誠にありがとうございました」というフレーズについて詳しく解説しています。敬語や言い換え表現、英語での言い方までカバーしていますよ。ぜひチェックしてみてください。
「ですが」「なのですが」の類語の使い方は?
「ですが」「なのですが」の類語の使い方①「かと言って」
「ですが」「なのですが」の類語の使い方の1つ目は、「かと言って」です。これは、簡単な日本語に直すと「そうは言っても」という意味になります。具体的には、「来月の売り上げが先月を下回りそうなんです。かと言って、残り2日でできることは限られていますし。」などの形で使用します。
「かと言って」を使用する文章を作る際のポイントを簡単にまとめると、まず文章前半に今起こっていることを述べた後で、後半にそれが不都合な理由、できない理由などを持ってきてその2つを「かと言って、かと言っても」でつなぎます。
「ですが」「なのですが」の類語の使い方②「とは言っても」
「ですが」「なのですが」の類語の使い方の2つ目は、「とは言っても」です。この言葉を簡単な日本語に直すと、「だけど、ですが」という意味になります。具体的には、「我々の営業成績は順調に推移しています。とは言っても、まだまだ油断はできません。」などの形で使用できます。
1つ目の「かと言って」の表現と同じく、前半に起こっている事実を述べて、後半にそれを覆す可能性のあることを端的に表現しています。ビジネスでもしっかり使える表現です。
「ですが」「なのですが」の類語の使い方③「そうは言っても」
「ですが」「なのですが」の類語の使い方の3つ目は、「そうは言っても」です。「そうは言っても難しそうです。」「そうは言っても、何が起きても分からないですから。」などの形で使用します。1つ目、2つ目の類語表現より砕けた印象を与える使い方です。
この「そうは言っても」というフレーズは公式な文書などの書き言葉にはほぼほぼ使用されません。どちらかと言うと口語向きの表現なので、会話の中で使用するチャンスが多いです。
「ですが」「なのですが」の英語の使い方は?
「ですが」「なのですが」の英語の使い方①but
「ですが」「なのですが」の英語の使い方の使い方の1つ目は、「but」です。具体的な例文を挙げると、例えば「I thought it was just a dream, but it was real.」「私はそれを夢と思ったのですが、実際は現実でした。」などの形で使用できます。
「but」はすごく簡単な言葉で言うと「でも、しかし」という意味を表す英単語です。これが転じて、日本語的には「ですが」「なのですが」という少し丁寧な文章を作る時にこの言葉を組み込んで使用します。逆説を表す英語の接続詞の中でも一番ポピュラーなものです。
「ですが」「なのですが」の英語の使い方②although
「ですが」「なのですが」の英語の使い方の使い方の2つ目は、「although」です。この英単語の直訳は「しかしながら」という意味です。althoughはbutと違って、文の頭でも文中でも使用できるとても便利な接続詞です。
具体的には、「He went to work, although he felt he was a little bit sick.」「彼は調子が悪いなと感じたのですが、仕事に行きました。」などの形で使用します。butよりも少し堅い印象を与える英単語となります。書き言葉で公的文書内でよく見られます。
「ですが」「なのですが」の英語の使い方③however
「ですが」「なのですが」の英語の使い方の使い方の3つ目は、「however」です。この英単語は文の頭、文中、文末とどこでも使用できる副詞です。具体的には、「The weather was bad. However, the man deiced to leave his house.」
「天気は悪かったのですが、その男は自分の家を出る決意をしました。」などの形で使用します。ただ、この「however」という単語はどちらかと言うと「しかしながら」などかなり堅いイメージがある言葉なので、口語ではめったに使われることはありません。書き言葉でもかなり硬い文章内での使用だけとなります。
「ですが」「なのですが」「かと言って」の英語の使い方④butstill
「ですが」「なのですが」の英語の使い方の使い方の4つ目は、「but still」です。具体的には、「Mary failed the exam twice. But still, she didn't give up.」「メアリーは試験に二回も落ちたのですが、彼女は諦めませんでした。」などの形です。
この「but still」という表現はどちらかと言うと口語向きの表現なので、会話で聞くことが多いです。「still」という言葉は「まだ」という意味で使い、逆接の意味を表す「but」と重ねます。
「ですが」「なのですが」を使う際の注意点は?
「ですが」「なのですが」を使う際の注意点①できるだけ口語で使用する
「ですが」「なのですが」を使う際の注意点の1つ目は、この2つの言葉をできるだけ口語で、会話の中で使用するというものです。特に「ですが」は敬語の使い方というよりは少し砕けた印象を与える言葉なのでビジネスの書き言葉で使用する際には使用を避けた方が無難です。
「ですが」という意味を表す言葉を書き言葉で使用したい場合は、「なのですが」が「についてなのですが」などの類語に置き換えることを意識しましょう。迷った時はより丁寧な表現を選んでおく方が無難です。
「ですが」「なのですが」を使う際の注意点②使う相手を間違えない
「ですが」「なのですが」を使う際の注意点2つ目は、「使う相手を間違えない」です。1つ目の内容にもつながりますが、「ですが」と「なのですが」では言葉の堅さが変わってきます。相手が目上の人が、すでに仲が良くあるていどカジュアルな表現が許されるのか、自分で上手に判断してこれらの表現を使用しましょう。
「ですが」「なのですが」をビジネスにも最大限活用していこう!
この記事では、「ですが」「なのですが」の意味や使い方、敬語表現、「かと言って」などの類語表現など多岐にわたる内容でお伝えしてきましたがいかがでしたか?この記事であなたが一つでも、「今日からオフィスでも使える!」と思える知識を見つけられたらと思います。英語表現もぜひ覚えて活用してみてください。
下記の関連記事では、ビジネスメールでも良く使われる「お手数ですが」という表現の意味と類語、その使い方などを徹底解説しています。当記事と同じく、英語例文も沢山ご紹介しており、かなり分かりやすい内容となっています。気になる方は、こちらの記事も合わせてぜひチェックしてみてください。
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