誠にありがとうございますは正しい敬語?大変/本当に/この度は/どうも

お礼の言葉を述べる時に使う「誠にありがとうございます」は敬語だと知っていますか?「誠に」は「大変」や「本当に」と似ていますが、正しく言い換えできているか意味や使い方を理解しましょう。例文や英語表現の他に過去形の「誠にありがとうございました」に付けるとより丁寧な言い方も紹介していきます。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



誠にありがとうございますはビジネスシーンで使える?

誠にありがとうございます:敬語としてビジネスに使える

敬語

「誠にありがとうございます」は、敬語として正しくビジネスにも使える言葉です。「誠に」の言葉には心の底からや嘘偽りなくの他、本当に実にと言う意味があります。本当にありがたいと思う気持ちを伝える場合、「心の底からありがとうございます。」や「実にありがとうございます。」と使う人はあまりいませんね。

「誠に」を「大変」に言い換えするのも意味が成立しません。「大変」とは非常にとや一大事と言う意味になります。「非常にありがとうございます。」とは言いませんね。正しいビジネスでの敬語として使うなら「誠にありがとうございます。」が、一番一般的でスマートな使い方ではないでしょうか。

「されている」と言う事は相手に丁寧に使う言葉としてよく出てきますね。使い方を間違えると恥ずかしいだけでは済まされません。ビジネスシーンでは信用問題にもなりますので、下の記事を参考にして正しい敬語や使い方を理解しておきましょう。

Small thumb shutterstock 719440648
「されている」の意味は?敬語の使い方と文法と「している」の謙譲語も

あなたは、「している」の謙譲語の意味で主に使われるのが、「されている」という敬語の正しい文法上の意味や使い方を知っていますか?この記事では、「されています...

誠にありがとうございます:誠意が込められている

心

「本当にありがとうございます。」と「誠にありがとうございます。」ではどちらに誠意を感じるでしょうか。おそらく後者に誠意を感じる方が殆どでしょう。関係性が同等や親しい間柄なら本当にと使う方が堅苦しくなく良いですが、ビジネスとなると相手の方の立場がどのような場合でも使えるので後者を選ぶ方が良いですね。

誠にありがとうございますの使い方・例文は?

誠にありがとうございますの使い方

感謝

「ございます」は「ある」の丁寧語になります。相手が目上の場合や取引先の場合に使うと良いでしょう。「誠にありがとうございます。」と敬語を使えば失礼に当たることも軽々しく感じる事もないですね。

覚えておきたい事として文章で「ありがとうございます」を表現する時は、重ねて使わないようにしましょう。別の表現に言い換えると、感謝の気持ちがより伝わりますよ。

誠にありがとうございますの例文①何かを教えてもらった時の使い方

お礼

誠にありがとうございますの例文1つめは、何かを教えてもらった時の使い方です。会社の上司や先輩から提出資料の間違いを教えてもらった場合「ご指摘誠にありがとうございます。お陰様で大変良い資料に仕上げる事が出来ました。」と使いましょう。教えた甲斐があったと感じてもらえますよ。

誠にありがとうございますの例文②自分の都合に合わせてもらった時の使い方

時間

誠にありがとうございますの例文2つめは、自分の都合に合わせてもらった時の使い方です。ビジネスに限らず様々なシーンで自分の都合に合わせて貰う事は珍しくありません。わざわざ都合を変更してもらった相手には「こちらの都合にもかかわらずお時間を作っていただき、誠にありがとうございます。」と言いましょう。

誠にありがとうございますの例文③物をいただいた時の使い方

プレゼント

誠にありがとうございますの例文3つめは、何かをいただいた時の使い方です。身内以外の方から頂き物をした場合は「いつもお気遣いいただき、誠にありがとうございます。大変立派な物で驚きました。」と伝えれば、差し上げた方も嬉しい気持ちになりますね。

間違っても気を遣わなくてもよかったのにと取られるような言葉は慎みましょう。贈り物をした方も気分が台無しになってしまいますよ。お互いが気分よくなる言葉を選びたいですね。


誠にありがとうございますの例文④力を貸してもらい大変助かった時の使い方

助かる

誠にありがとうございますの例文4つめは、力を貸してもらい助かった時の使い方です。自分の力だけでは到底成し遂げる事ができなかった事が完了した時に使えますよ。「この度は突然のお願いにもかかわらず、誠にありがとうございました。お力を貸していただき大変助かりました。」と言います。

誠にありがとうございますの例文⑤自分のところへ来てもらった時の使い方

遠い

誠にありがとうございますの例文5つめは、自分のところへ来てもらった時の使い方です。「ご足労いただき、誠にありがとうございます。」や、少し前の出来事なら「遠路はるばる、誠にありがとうございました。」や「先日はわざわざお越しいただきまして、誠にありがとうございました。」とします。

誠にありがとうございますの例文⑥一方的なお願い事をした時の使い方

お願い

誠にありがとうございますの例文6つめは、一方的なお願い事に対してお礼と謝罪を込めた使い方です。「不躾な質問を致しましたところ快くお答えくださいまして、誠にありがとうございました。」と自分の事を不躾であった即ち失礼な行動を認め、謝罪の言葉を含んだ上で誠意をもってお礼を伝える形になっています。

急なお願い事を聞き入れてもらった時は「先日は突然無理なお願いを申し上げましたのにお引き受けくださり、誠にありがとうございました。お陰様で何とか乗り切る事が出来ました。」と言えば、相手の方も頑張って協力して良かったと思えるでしょう。

誠にありがとうございますの例文⑦相手に気を遣ってもらった時の使い方

気遣い

誠にありがとうございますの例文7つめは、相手に気を遣ってもらった時の使い方です。物質的な事ではなく精神的に気を遣ってもらった場合に心から感謝を述べる時に使いましょう。「私のためにお気遣いくださいまして、誠にありがとうございます。」と伝えるのが一般的に使いやすいですね。

誘ってもらえると思いもしなかった相手から勉強会や何かのパーティに誘ってもらい、有意義な時間を過ごす事ができた嬉しさを伝える事も出来ます。「先日は私にまでお声がけしていただき、誠にありがとうございました。大変有意義な時間を過ごす事が出来ました。」と伝えれば、また誘ってもらえますよ。

「誠にありがとうございます。」と組み合わせる言葉として「お忙しい中」があります。ビジネスでの使い方や言い換え方など知っておくと便利ですよ。下の記事に詳しく紹介されているので、参考にしてください。

Small thumb shutterstock 745106797
「お忙しい中」のビジネスの使い方と英語や類語|ご多忙/お忙しいところ

「お忙しい中」というフレーズはビジネスでよく使われます。「お忙しいところありがとうございます」「恐縮ですが」などを枕詞に使うことで、電話やメールでの依頼も...

誠にありがとうございますの言い換え表現は?

言い換え表現:どうもありがとうございます

ありがとう

「誠にありがとうございます」の言い換え表現として、「どうもありがとうございます」があります。ありがとうの気持ちにどうもを付ける事によって本当にありがとうと言う気持ちを強調している一般的に使える言葉です。どうもは丁寧語ではありますが、誠にと付ける方がありがたいと思う言葉の重みを感じますね。

言い換え表現:この度は感謝申し上げます

感謝

「誠にありがとうございます」の言い換え表現として、「この度は感謝申し上げます」があります。申すは言うの謙譲語で、自分が相手よりへりくだった言い方をしています。感謝しますでは丁寧な印象を受けませんが、感謝申し上げますに変えると感謝してもしきれませんと相手を立てつつ気持ちのこもった言葉になります。

言い換え表現:本当にありがとうございました

上司

「誠にありがとうございます」の言い換え表現として、「本当にありがとうございました」があります。誰にでも伝わる分かりやすい表現ですね。ビジネスシーンや上司に対して使う場合は敬語を用いる方が良いので、「誠にありがとうございました」をおすすめします。

誠にありがとうございますの英語は?

英語で表現:相手に時間を作ってもらった時(ビジネスでも使える)

英語

「誠にありがとうございます」を相手に時間を作ってもらった時のお礼を英語に言い換えます。Thank you very much for making time in your schedule.あなたの時間を作っていただき本当に感謝しますの意味があります。ビジネスでも使えるので覚えておきましょう。

英語で表現:感謝してもしきれない気持ちを伝える時

ビジネス

「誠にありがとうございます」を感謝してもしきれない気持ちを英語に言い換えて伝えます。I can’t thank you enough.「enough」には十分な不足のないと言う意味があるので、本当に感謝している様子が伝わりますよ。誠意が伝わる英語表現なので覚えておくと便利ですよ。

誠にありがとうございますは他の感謝の言葉と組み合わせて使うと効果的

とても感謝している気持ちを伝えるのに一度お礼の言葉を述べるだけでは物足りなさを感じたり、どれほど感謝しているかと言う強い思いを伝えたい場合は、文章の前半に「誠にありがとうございます。」と使って、後半や末尾に「心からお礼申しあげます。」や「深く感謝申しあげます。」などと付け加えると良いですね。

感謝の言葉を伝えられて悪い気持ちになる人は誰もいないでしょう。正しい使い方で相手も自分も気分良くなれるように、言葉の意味を知り理解して使いたいですね。


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。