一同の意味・書き方とは?スタッフ・有志・社員など使い方の紹介も
あなたは、「スタッフ一同」や「同志一同」「社員一同」などの形で使われる「一同」という言葉の意味や正しい使い方を知っていますか?または、正しい香典の書き方とは?「有志」とは?などについて詳しくお伝えしていきます。ぜひ最後までチェックしてみてください。
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一同の意味とは?
一同の意味とは①「その場にいる全員、みんな」という意味を表す
一同の意味の1つ目は、「その場にいる全員、みんな」という意味です。これは、「仲間全体」という意味を表し、もっと簡単に言うと「全員」という言葉になります。「スタッフ一同」、「社員一同」などは全て、「スタッフ全員」、「社員全員」という言葉に置き換えることが可能です。
ちなみに、「一同」は「いちどう」と読みます。未だこの言葉に慣れていない人は、読み方にも注意しましょう。「一同」という言葉を使う際に表す意味として一番多いのがこの1つ目のの「その場にいる全員、みんな」という意味です。ビジネスでも本当によく見受けられる表現のうちの一つですね。
一同の意味はとは②「心が一つであること」という意味を表す
一同の意味の1つ目は、「心が一つであること」という意味です。この「一同」という言葉には、「何かの物事をみんなが心を一つにして行う」という意味もあります。これは、1つ目の意味のように、物理的に複数の人が一緒にいる、というだけはなく、その各々の気持ちが一つになっている、という意味を表します。
この2つ目の意味で一同が使われると、「一致団結して物事に取り組んでいく」、「行動を共にしていく」という意味になります。2つ目の意味は1つ目のものよりよりそれぞれの構成員の内面やその集団の心理状態を示す意味を持つということが言えます。この意味もしっかり覚えましょう。
一同の使い方・書き方は?
一同の使い方と書き方①「スタッフ一同、心よりお待ちしております。」
一同の使い方と書き方の1つ目は、「スタッフ一同、心よりお待ちしております。」です。この表現は、特にレストランやお店など、接客業では頻繁に使われるフレーズですね。あなたも一度は耳にしたことがあると思います。具体的には、「スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。」などの形で使用できます。
この例文内、「心より」とは「心から」という意味で、自分が誠意を持ってそう感じていることを相手に丁寧に伝えています。「皆様のご来店を」の部分を「またのサービスご利用を」など、相手にこちらが期待する行動を具体的に提示することで違う形に応用できます。汎用性が非常に高く、便利な使い方です。
一同の使い方と書き方②「有志一同、心からお祈りしております。」
一同の使い方と書き方の2つ目は、「有志一同、心からお祈りしております。」このフレーズ内の「有志」という言葉は、「何かの意思や目的を共にした仲間」という意味があります。例えば社内の部活や趣味で集まっている気の知れた仲間などがそれにあたります。
具体的には、「有志一同、先輩のご活躍を心からお祈りしております。」などの形で使用できます。簡単な言葉で言うと、「有志みんなで、全員で」という意味ですね。これも誰かに別れを告げる際や、卒業に際して使用する使い方として知られているものです。ぜひ日常生活でも活用できるよう、意味と使い方を覚えてみましょう。
一同の使い方と書き方③「社員一同、貴社のご多幸をお祈りしております。」
一同の使い方と書き方の3つ目は、「社員一同、貴社のご多幸をお祈りしております。」です。これは、文字通り、自分の会社の仲間や社員の気持ちを自分が代弁して相手に伝える際に使用します。このフレーズ中の「ご多幸」とは「多くの幸せ」を意味し、それを丁寧な形にしたものです。
この「社員一同」という言葉は、例えばスピーチや文書の締めの挨拶、言葉として良く使われる表現でもあります。日本文化は特に他の国と比べて集団主義を重んじますので、今ま紹介した「スタッフ一同」「有志一同」「社員一同」などの表現が好んで使われる傾向にあります。覚えておくと有利ですので、ぜひ活用しましょう。
以上までで、「一同」の2つの異なる意味とその具体的な使い方を説明してきました。下記関連記事では、「忌憚のない」の意味や読み方、類語など盛りだくさんの内容でお送りしています。当記事同様、英語例文やビジネスでの使い方もカバーしていますので、気になる方は合わせてぜひチェックしてみてください。
一同の類語は?
一同の類語①「全員」
一同の類語の1つ目は、「全員」です。今まで見てきた例で説明すると、例えば「社員一同」という言葉は「社員全員」という言葉に置きかえることが可能で、意味も同義です。そんなに気を遣う必要のない相手に対しては「社内全員で応援しております。」などの形で例文を使用することができます。
例えば「社内一同が、そのように感じております。」という例文の場合は、これを「社内全員が、そのように感じております。」などの形になります。ただ、この「全員」はそこまでかしこまった響きのある言葉ではありませんので、相手との関係性を見極めて使用するようにしてください。
一同の類語②「みんな」
一同の類語の2つ目は、「みんな」です。これは、「一同」をかなりカジュアルな言い方にした使い方ですね。例えば「有志一同を代表して、花束贈呈を行います。」は「有志みんなを代表して、花束贈呈を行います。」と言い換えることができます。「みんな」とは口語よりな言い方なので、ラフ感が増します。
1つ目の例である「全員」と同様、使う相手とシチュエーションをしっかり区別して適切な場面で使うようにします。普通、ビジネスで取引相手に向けての使用は避けた方が無難です。目上や年上だとしても、すでに気の置けない仲の人になら使用しても問題となることはないでしょう。
一同の類語③「グループ」
一同の類語の3つ目は、「グループ」です。例えば「私達社員一同、今回の議題に関してこのような提案を考えてきました。」は「私達社員グループが、今回の議題に関してこのような提案を考えてきました。」などの形に言い換えることができます。これは、「一同」を「グループ」というカタカナ英語にした形です。
通常、「一同」というような日本語でも感じ表記の言葉をカタカナ表記にすると、感じのものよりも若干柔らかいイメージを相手に与えることになります。この「グループ」という類語も他の「全員、みんな」と共に覚えておくと、言葉のバリエーションも広がって便利です。
一同の英語は?
一同の英語例文①「Weallareconsideringthe」
一同の英語例文の1つ目は、「We all are considering the issue.」です。これを直訳すると、「私共一同、その問題について危惧しております。」という意味になります。「一同」の部分が「We all」という英語二語で表せます。「the issue」は「問題、課題」です。
このように、英語で「We all」という主語を使うと、「スタッフ一同」、「社員一同」のように「自分一人ではなく、同じことを思っている人が複数います」と相手に暗に伝えることが可能です。この主語の使い方はビジネスでも有効に使えますのでぜひ覚えておいて大いに活用してみましょう。
一同の英語例文②「Allofushopeyoursuccess.」
一同の英語例文の2つ目は、「All of us hope your success.」です。これを直訳すると、「私達一同、あなたの成功をお祈りしております。」という意味になります。この例では「All of us」が主語で「スタッフ一同、社員一同、有志一同」という意味を表します。
これも1つ目の例文と同様、自分だけでなく、自分サイドのメンバーの気持ちを自分が代表しています、というのを相手に丁寧に伝えられます。ちなみに、この「hope」という動詞は、相手の成功や幸せを祈る表現として英語で頻繁に使われる重要単語ですs。もちろん、ビジネスでも日常的に使われています。
一同の英語例文③「Asagroupwewanttosupport」
一同の英語例文の3つ目は、「As a group, we want to support the idea.」です。直訳すると、「グループ一同、その意見に賛同します。」という意味になります。「As a group」という部分は、「グループとして」とも訳すことができます。
今回の例文のように、グループ全体としての意見である、ということを強調したい場合に使用すると特に効果的でしょう。英語は特に、主語が誰か?にかなりこだわる言語ですので、その微妙なニュアンスの違いを捉え、それぞれの例文を使い分けるように努めてみてください。
一同を使う際の注意点
一同を使う際の注意点①祝儀や香典で使う場合は社員をまとめて明記する
一同を使う際の注意点の1つ目は、香典などでの名前の書き方です。「一同」という言葉を使う機会に、お祝儀や香典を相手に渡す場合があります。この時の注意点としては、会社の営業部全員で香典を渡す場合、香典袋に故人の名前を全て列挙するのではなく、「営業部一同」などの形で一語にまとめて明記をすることです。
一人一人の名前を明記した方が、丁寧だから、と香典袋に個人の名前を一つ一つ明記してしまうのは、かえって相手に失礼となります。このような場合は、「一同」という言葉をうまく書き方として活用して、「みんなからです」という気持ちを端的に表すようにしましょう。
一同を使う際の注意点②同じ「一堂」と混同して使用しない
一同を使う際の注意点の2つ目は、同音異義語の「一堂」という言葉と「一同」という言葉を混合しないという点です。「一堂」は、「一つの場所に」という意味で、複数の人が集まる場所のことを指す言葉です。例えば、「各界のスターが一堂に集合した。」などの形で使用されます。
しかし、この言葉は「一同」と同じ響きで微妙に意味も似ているため、よく誤用が見受けられます。覚え方としては、「一同」は「人」について、「一堂」は「場所」について言及する言葉だ、と整理するとより覚えやすくなって良いでしょう。
一同やその類語表現を正しく使ってコミュニケーションを楽しもう!
この記事では、「スタッフ一同」「有志一同」などの形でビジネスでも頻繁に使われる「一同」という言葉の正しい意味と使い方、多くの類語表現について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?あなたも今日から使える!という表現がいくつか見つかったことと思います。香典の書き方の注意点にも触れました。
この「一同」という言葉は、簡単な日本語にすると「みんな、全員、グループ」という類語にもできましたね。しかし、特にビジネスで取引先と会話や文書でのやり取りをする時はより丁寧な言い回しを活用する必要があります。あなたもこの「一同」という言葉を使って様々なコミュニケーションに役立ててみてください。
下記の関連記事では、分かりにくい「精進する」という言葉の正しい意味や使い方について徹底的に解説しています。「精進します。」というフレーズは良く耳にしますが、あなたは正しく意味を理解していますか?当記事同様、英語例文やビジネスでの使い方例文もあります。ぜひ合わせてこちらの内容も活用してみてください。
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