これを機にの意味は?類語や英語・きっかけやチャンスの使い方や例文も
「これを機に」という言葉を聞いたことがありますか?よくわかって使っていないという人もいるでしょう。「この機会に」を略して、「これを機に」という言い方をしています。これを機にはどういう意味なのでしょうか?類語や英語・きっかけやチャンスの使い方や例文もまとめてみました。
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目次
これを機にの意味は?類語や対義語も
これを機にの意味|ある出来事がきっかけまたはチャンスとなり行動に移す
これを機にの意味は、ある出来事がきっかけまたはチャンスとなり行動に移すことです。「これを機に」は、「これを機会」にの略です。
自分にチャンスとなる機会が巡ってきて、この機会にそのチャンスをものにしたいという気持ちから、これを機にと使うのです。チャンスというのはどこに転がっているかわかりません。
自分にとって好転となるきっかけがあって、新しい展開が待っていると期待して、行動に移すのです。これを機に運が巡ってくることもあるでしょう。
これを機にの類語①ここぞとばかりに
これを機にの類語1つ目は、ここぞとばかりにです。思いがけない出来事をチャンスと捉えて行動する、今しか機会がないと考えて、思い切って行動するという意味になります。例文として、「自分の誕生日で好きな物を頼んでもいいよと言われたから、ここぞとばかりに高い物を頼んだ」が挙げられます。
またもう1つの例文として、友達と滅多に行くことのない場所へお出かけをし、「ここぞとばかりに楽しんだ!」というのも挙げられます。
これを機にの類語②絶好の機会と考えて
これを機にの類語2つ目は、絶好の機会と考えてです。絶好のチャンスであるという言い方をしますよね。絶好の機会というのは、自分にとって良い影響をもたらす出来事のことです。そういう出来事をきっかけにして行動することで、新しい自分を発見することができたり、成長することができたりします。
これを機にの類語③この機会に・チャンスと捉えて
これを機にの類語3つ目は、この機会に・チャンスと捉えてです。「これを機に」という言葉は、「これを機会に」という言葉の略です。ですから「この機会に」という言葉も類語になります。
またもう1つの類語としては、「チャンスと捉えて」という言葉があります。自分にとって好都合なことが起こり、これをチャンスと捉えて実行に移すというような意味で使われます。
これを機にの対義語|悪影響を及ぼす・不幸をもたらす
これを機にの対義語には、悪影響を及ぼす・不幸をもたらすという言葉があります。これを機にという言葉には、自分にとってチャンスが巡ってきて、運を切り開いていくことができるのではないかという期待が込められています。ですから自分にとって良い機会をもたらす時に使う言葉なのですね。
これを機にの類語もこれと同じような意味が込められています。では対義語というのはどうでしょうか?類語はいくつかありますが、ピッタリ当てはまるという対義語が見つかりません。
しいていうなら、これを機にが良い影響をもたらすという観点から、悪影響を及ぼす・不幸をもたらすという対義語が挙げられるでしょう。行動に移した結果、悪い方向にいってしまったという場合に使われます。
これを機にを使うときのポイント
これを機にを使うときのポイント①悪い方向に進んでいる相手には使わない
これを機にを使うときのポイント1つ目は、悪い方向に進んでいる相手には使わないことです。これを機にという言葉は、あくまでも自分にとって良い影響をもたらすことがわかっている場合にだけ使います。
初めから悪い方向に向かっている相手に対して、「これを機に頑張っていきましょう!」と伝えるのは、悪い結果になっているのに「それが良い機会?」だと言われているようで、相手にとっては気分の良いものではありません。
ですから、これを機にという言葉を使う場合は、悪い方向に進んでいる相手には使わないことが大切です。良い方向に向かっている時だけに使うようにしましょう。
これを機にを使うときのポイント②「これを期に」と間違えない
これを機にを使うときのポイント2つ目は、「これを期に」と間違えないことです。「これを機に」と「これを期に」は同じ読み方をするので、書く時に「期」の方を使う人もいるのではないでしょうか。
「期」という文字には、期間や時間などを表していて、いつからいつまでの期間であるのかという期限が決められてしまいます。「機」という文字には、「今この時」を示しています。自分にとって好都合な機会ということで、チャンスやきっかけを意味しています。
ですから、「これを期に」を使うと、これを機会に行動に移しても、いつからいつまでの期間行動するのかという制限が出てきます。これを機会に行動するのに、期間が定められているのではなければ、「これを機に」を使うべきです。
これを機にを使うときのポイント③目上の人には敬語を組み合わせて使う
これを機にを使うときのポイント3つ目は、目上の人には敬語を組み合わせて使うことです。「これを機に」という言葉は敬語ではありません。ですから自分よりも目上の人に対して、「これを機に」を使うなら、敬語を使うことも必要です。
「これを機に末永くお付き合いしていきましょう」「これを機に今後ともよろしくお願い申し上げます」などと、「これを機に」+敬語を使うようにしましょう。
これを機にの使い方・例文も
これを機にの使い方・例文①相手との距離を縮めたい時に使う
これを機にの使い方・例文1つ目は、相手との距離を縮めたい時に使うことです。初めてデートした後や、共通の知り合いから友達を紹介してもらった時などに、「これを機に」という言葉は使うことができます。ドキドキしながらの初デートを終えた後、家に帰ってメールなどで「今日は楽しかった」と送ることもあるでしょう。
例文として、「今日はとても楽しかった。ありがとう。これを機にまたデートをしませんか?」のように使うことができます。楽しかったとデートの感想と、感謝の気持ちを述べ、今日はとても楽しかったらこの機会にデートをして距離を縮めていこうという気持ちを表すことができます。
また共通の知り合いから友達を紹介してもらい、話が合うと思うこともありますよね。そういう時の例文として「趣味も合うし、話も合うね!これを機にもっと仲良くしていきましょう!」と使うことができます。きっかけとなる出来事から距離を縮めていく時に、「これを機に」という言葉が使えます。
これを機にの使い方・例文②相手に勧める時に使う
これを機にの使い方・例文2つ目として、相手に勧める時に使うことができます。例文としては、「たばこ代が高くて経済的にもきつくなってきた。」「これを機にたばこやめたらいいんじゃない?」「洗濯機を長年使ってきていて、調子が悪くなってきた。」「これを機に新しい洗濯機買ったらいいかもね!」という使い方です。
また他の例文としては、「マンションの更新期限が近付いてきた。」「これを機に新しいマンションに引っ越すとかは?」というような使い方もできますね。相手に何かを勧めることも時にはあるでしょう。そういう時に、「これを機に」という言葉を用いることができるのです。
これを機にの使い方・例文③自分の決意表明のために使う
これを機にの使い方・例文3つ目として、自分の決意表明のために使うことができます。仕事をしていく上で、異動や転勤になる可能性も考えられます。異動や転勤になった時に、関係のある人達に異動や転勤する旨を伝えるメールなどを送ることもあるでしょう。
例文としては、「この度異動(転勤)することになりました。これを機にスキルアップを目指し、より仕事に取り組んでいく所存でございます。」というような使い方ができます。今まで働いていた会社を異動や転勤するのは寂しいことですが、これをチャンスだと思い、この機会に自分自身を磨いていくということにも繋がります。
以下の記事には、人事異動の挨拶メールへの返信文例、転勤・担当者変更など場合別に紹介されています。異動や転勤になる人から挨拶メールが来ることもあるでしょう。そのメールに対して、どう返信していいのか悩むこともありますよね。異動や転勤の挨拶メールに対する返信文を知りたかったら、参考にしてみてください。
これを機にの使い方・例文④ビジネスシーンで使う
これを機にの使い方・例文4つ目としては、ビジネスシーンで使うことができます。ビジネスシーンで自分にとってはチャンスだと思う出来事もあるでしょう。
例文としては、「弊社の製品の資料やパンフレットを請求して頂き、ありがとうございました。これを機に弊社の製品を考えて頂くことはできないでしょうか?」「これを機に末永くお付き合い頂けるようよろしくお願い申し上げます。」というような使い方もできます。チャンスから新しく道が切り開ける可能性もあるのです。
これを機にの英語表現は
これを機にの英語表現①onthisocccasion
これを機にの英語表現1つ目は、「on this occcasion」です。「occcasion」は「時」と訳されます。ちょうどこういう出来事が起こったという意味になります。ですから「これを機に」「この機会に」というように訳されるのです。
「opportunity」で「機会」と訳されますが、「occcasion」の方が雰囲気的にも割と軽い感じで使うことができます。
これを機にの英語表現②takingthisopportunity
これを機にの英語表現2つ目は、「taking this opportunity」です。「opportunity」には「機会」という意味があるので、「この機会に」と訳されます。どんな内容にでも広く使えるのが、この「taking this opportunity」です。
「chance」という英語も、そのまま訳すと「チャンス」ですが、「機会」という意味もあります。「opportunity」と「chance」をどう使い分けたら良いのかというと、思いがけないことが起こった場合と、計画的に起こった場合とで、どちらを使うかが変わってきます。
思いがけないことが起こった場合には「chance」、好都合な出来事が起こって、行動するのに良い機会に恵まれるという場合には「opportunity」を使いようにします。ですからその出来事の内容によって、使い分けをすると良いですね。
これを機にの使い方を覚えてチャンスをものにしましょう!
「これを機に」という言葉は、ビジネスシーンでよく使われていますが、日常生活でも使われることもあります。ある出来事が自分にとって好都合な機会に恵まれ、そこから新しい道を切り開くことも可能になります。長い人生の中では、思いがけない出来事が起こってラッキーと思えることもあるでしょう。
また自分で努力をして恵まれた出来事がきっかけとなり、自分にとってチャンスが巡ってくる可能性も考えられます。「これを機に」の例文をいくつか挙げてみました。これらの中からビジネスや日常生活において、何か使える機会があったら使ってみてくださいね。これを機にの使い方を覚えて、チャンスをものにしましょう!
以下の記事には、また機会があればは社交辞令・断り文句なのか、意味やメール等での使い方も紹介されています。また機会があればという言葉を言われたらどう感じるのでしょうか。やんわりと断られているような雰囲気にもなりますよね。またの機会があればという言葉はどういう意味で使われているのか、参考にしてください。
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