「考える」の敬語は?使い方や例文13選!謙譲語や丁寧語に類語も
「考える」の敬語表現は、「考えます」や「検討」「拝察」など、謙譲語や丁寧語など複数あります。今回は考えるの敬語の使い方や、例文、ビジネスで使える用語や表現方法などのほか、「考える」の類語や由来についてもご紹介していきます。
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目次
「考える」の敬語は?【尊敬語・類語・由来】
「考える」の敬語①「お考えになる」
「考える」の敬語・丁寧語その1は、「お考えになる」です。お考えになるは相手を立てるような言い回しですので、目上の方相手にも使えます。「お考えでしょうか」や「お考えなのですね」といった確認にも使いやすいので、使い方を覚えておくと便利です。
「考える」の敬語②「ご高察ください」
「考える」の敬語その2は、「ご高察ください」です。「ご高察ください」は、お考えになるよりも文章向きの表現になります。もしくは「お考えになる」よりも丁寧な使い方をする場面に向いていますので、より丁寧な対応を求められるシーンで使うと良いでしょう。
「考える」の類語・用語や由来
考えるの類語は「拝察」「考慮」「検討」「判断」など、複数あります。考えるの類語は、状況や立場によって使い分けると、良い印象を与えることができるでしょう。
考えるの由来については、二つの場所を行ったり来たりすること、二つの場所について思いを巡らせる「かふがふ」が考えるの由来になったという説のほか、かみがえるという言葉が由来になったという説もあります。
「考える」の敬語の使い方は?
「考える」の敬語や類語の使い方①意思を伝える使い方
「考える」の敬語や類語の使い方その1は、意思を伝える使い方です。「〇〇の件については、△△のように考えています」、といったような使い方をします。自分の考えていること、思っていることなどを相手にしっかりと伝えるときに、「考える」という言葉は使いやすい言葉でしょう。
「考える」の敬語や類語の使い方②理解の内容を伝える使い方
「考える」の敬語や類語の使い方その2は、理解の内容を伝える使い方があります。自分がどれだけこの件について理解しているかを、相手に伝える際にも考えるという単語は使うことができます。「〇〇の件は△△であると考えています」、といった使い方をすると良いでしょう。
「考える」の類語や敬語の使い方③謙譲語・丁寧語で判断を伝える使い方
「考える」の敬語や類語の使い方その3は、判断を伝える使い方です。考えるには、検討や判断といった意味もあります。「考えた結果、〇〇のようになった」という意味を伝えるときにもよく使われる表現です。その場合は「検討」や「拝察」といった単語がよく用いられます。
「考える」の敬語のビジネスで使う例文13選
「考える」のビジネス例文①考えております
「考える」のビジネス例文その1は、「考えております」を使った例文です。考えておりますという表現にすると、考えています、とするよりも丁寧な印象を相手に与えることができます。
- ・以上を踏まえまして、以下のように考えております
- ・〇〇の件については、速やかに対応させていただきたいと考えております
「考えております」の例文
「考える」のビジネス例文②お考えでしょうか
「考える」のビジネス例文その2は、「お考えでしょうか」です。相手にどのように考えているかを丁寧に尋ねるときに使います。考えているに「お」をつけることで、より丁寧な印象を与えることができます。
- ・先日メールにてご連絡させていただきました件について、どのようにお考えでしょうか
- ・〇〇については実行する方向でお考えなのでしょうか
「お考えでしょうか」の例文
「考える」のビジネス例文③お考えのことと存じます
「考える」のビジネス例文その3は、「お考えのことと存じます」です。相手の考えていることを推察するときによく使われる表現です。「お」と「存じます」をつけることで、相手に対して丁寧な印象を与えることができます。
- ・〇〇に向けて頑張っていこうとお考えのことと存じます
- ・保険へのご加入をお考えのことと存じます
「お考えのことと存じます」の例文
「考える」のビジネス例文④由来についてのお考えをお聞かせください
「考える」のビジネス例文その4は、「お考えをお聞かせください」です。相手の意見を訪ねるときの丁寧な聞き方になります。相手の意見を聞きたいときに、柔らかい物腰で尋ねたいときなどによく使われる表現です。
- ・〇〇の件についてアンケートをお送りしました。あなたの由来についてのお考えをお聞かせください
「お考えをお聞かせください」の例文
「考える」のビジネス例文⑤ご考慮いただけますでしょうか
「考える」のビジネス例文その5は、「ご考慮いただけますでしょうか」です。こちらの提案を相手に検討してもらいたいときによく使う表現になります。「ご考慮」という言葉を使うことで、より柔らかいお願いの方法にすることが可能です。
- ・今回お願いした件についてですが、ご考慮いただけますでしょうか
「ご考慮いただけますでしょうか」の例文
「考える」のビジネス例文⑥ご検討ください
「考える」のビジネス例文その6は、「ご検討ください」です。相手にこちらの提案を考えてもらうときの、丁寧な表現になります。〇〇ではいかがでしょうか、ぜひご検討ください、といったように使います。
- ・今回お送りした資料をご覧になって、ぜひご検討ください
- ・先日メールにてご連絡させていただきました件について、ご検討いただけますと幸いです
「ご検討ください」の例文
「考える」のビジネス例文⑦ご検討いただきありがとうございます
「考える」のビジネス例文その7は、「ご検討いただきありがとうございます」です。こちらの提案に対して相手が返答をくれたとき、お礼の返信をするときによく使われる表現になります。
- ・早速のご返答ありがとうございます。この度は〇〇の件についてご検討いただきありがとうございます。
「ご検討いただきありがとうございます」の例文
「考える」のビジネス例文⑧拝察いたします
「考える」のビジネス例文その8は、「拝察いたします」です。自分が考えるときにの謙譲語の表現になります。相手から何かを考えるよう要求されたことの返答に使うことが多いです。口語ではあまり使わない表現ではありますが、きっちりした文章を書きたいとき覚えておくと便利でしょう。
- ・ご提案いただいた件について、早々に拝察いたします。
- ・先日いただいた資料について拝察させていただきました。
「拝察いたします」の例文
「考える」のビジネス例文⑨検討させていただきます
「考える」のビジネス例文その9は、「検討させていただきます」です。こちらが相手の提案を考えるときの、謙譲語の表現になります。〇〇の件については、検討させていただきます、といった使い方が一般的です。
- ・先日ご提案いただいた件については、速やかに検討させていただきます
- ・今回の件の対応については、弊社にて検討させていただきます
「検討させていただきます」の例文
「考える」のビジネス例文⑩検討させていただいた結果
「考える」のビジネス例文その10は、「検討させていただいた結果」です。相手のオファーや申し出に対して、返答をするときによく使われる表現になります。検討させていただいた結果、ぜひご一緒させていただければ、などといった使い方をします。
- ・先日はご応募いただきありがとうございます。弊社にて検討させていただいた結果、ぜひご一緒にお仕事をさせていただければと…
- ・検討させていただいた結果、今回はA案で進めていただきたく存じます。
「検討させていただいた結果」の例文
「考える」のビジネス例文⑪ご高察いただきありがとうございます
「考える」のビジネス例文その11は、「ご高察いただきありがとうございます」です。ご高察は考えるの尊敬語になります。相手が目上の方の場合、ご高察という単語を使うことが多いです。口語で使うより、メールや手紙で使うことが多い表現でしょう。
- ・〇〇の件につきまして、ご高察いただきありがとうございます
「ご高察いただきありがとうございます」の例文
「考える」のビジネス例文⑫ご一考いただけますでしょうか
「考える」のビジネス例文その12は、「ご一考いただけますでしょうか」です。ご一考も考えるの尊敬語になります。目上の方やビジネスの取引相手といった立場の方に対して使うことが多いでしょう。ご一考という単語は口語でも使うことがあるので、覚えておくと便利です。
- ・先日お伝えした件について、ご一考いただけますでしょうか
- ・今回〇〇の資料を送付いたしました。ぜひご一考いただけますと幸いです。
「ご一考いただけますでしょうか」の例文
「考える」のビジネス例文⑬ご判断いただきありがとうございます
「考える」のビジネス例文その13は、「ご判断いただきありがとうございます」です。一般的あまり使われることは多くないかもしれませんが、上司などに判断をお願いしたときに使うことがあります。
- ・先日は相談させていただいた件について、ご判断いただきありがとうございます。
- ・ご判断いただきありがとうございます。早速Aプランで進めさせていただきます。
「ご判断いただきありがとうございます」の例文
「考える」の謙譲語は?
「考える」の敬語・謙譲語①拝察させていただきました
「考える」の謙譲語その1は、「拝察させていただきました」です。拝察は考えるの謙譲表現にあたります。口語ではあまり使いませんが、きっちりとした堅めの文章を書きたいときに覚えておくと便利でしょう。
「考える」の敬語・謙譲語②検討させていただきました
「考える」の謙譲語その2は、「検討させていただきました」です。検討も考えるの謙譲語にあたる表現です。相手からのオファーに対して、考慮した結果を伝えるときによく使われます。口語でも文章でもよく使われる表現なので、覚えておくと良いでしょう。
また、下記の記事は「気を付けて」の敬語表現について書かれた記事です。そのほか気を付けるの謙譲語や丁寧語、英語表現やメール表現についても紹介されています。「気を付けて」の表現方法について興味がある方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。
「考える」の丁寧語は?
「考える」の敬語・丁寧語①考えます・考えました
「考える」の丁寧語その1は、「考えます・考えました」です。考えるという単語は、「ます」などの丁寧語の語尾をつければ丁寧な表現になります。口語では考えましたで良い場面でも、メールや正式な文章では「拝察」「検討」といった単語を使った方が良い場合もあるので気を付けましょう。
「考える」の敬語・丁寧語②考えています
「考える」の敬語・丁寧語その2は、「考えています」です。考えます、はこれから未来に向けての意味合いが強いですが、考えています、になると現在今まさに考えている途中という意味合いが強くなります。また、過去形の場合は「考えていました」といった表現になります。
「考える」の敬語は複数あるので状況に合わせて使い分けましょう
「考える」の敬語や用語は「考えます」のほか「お考えになる」「検討する」「拝察する」など複数の表現の方法があります。考えている人がだれかや、立場、状況などに合わせて適切な表現を使い分けられるようにしましょう。また由来についても様々な由来があって面白いので、こちらの調べてみてくださいね。
また、下記の記事は「お体に気を付けて」の敬語について書かれた記事です。お体に気を付けてのほか、体調を気遣う表現や、年賀状、メールに書くための表現についても紹介されています。「お体に気を付けて」の敬語表現などに興味がある方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。
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