気をつけての敬語は?気を付けるの謙譲語や丁寧語や英語・メールでも

「気をつけて」と目上の人に使うときの敬語は、なんと伝えたらいいのでしょうか?今回は気をつけての敬語表現についてまとめました。気を付けるの謙譲語や丁寧語を知ることで、会社の上司が出張に行くときでも、道中に気をつけてほしい声かけもすんなり出てくるでしょう。メールの例文や英語表現もご紹介します。

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気をつけての意味や敬語表現・謙譲語や丁寧語も

気をつけての意味は気を付けるよう呼びかけること

旅行

気をつけての意味は、気を付けるよう呼びかけることです。「気を付ける」とは、「注意すること、留意すること、用心すること」の意味があり、その動詞に助詞の「て」がつき、動作を形容しています。これによって、気をつけるように相手に呼びかける表現になります。

気をつけての敬語表現は「お」を付けると丁寧語になる

会社

気をつけての敬語表現は「お」を付けると丁寧語になります。相手への敬意を示すことができる「お」を付けることで、「お気をつけて」という丁寧語の表現になります。

ただしこのままでは敬語表現とは言えませんので、この後に「お気をつけて行ってらっしゃい」「お気をつけてお越しください」などの動詞をつけることで丁寧語の敬語表現になります。

気をつけての謙譲語はお気をつけいただく

会社

気をつけての謙譲語は「お気をつけいただく」という形になります。謙譲語は、自分をへりくだることで相手を立てる表現です。「お気をつけいただく」という形にすることで、気をつけての謙譲語の表現を作ることができます。

たとえば「気をつけてほしいと思います。」と伝えたいときには、「お気をつけいただきたく存じます」ということができます。また「気をつけて欲しいお願い」を表現したいときには、「お気をつけいただきたく、お願い申し上げます。」と使うと良いでしょう。

気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メールも

気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メール①道中

旅

気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メールでご紹介する1つ目は、「道中」にかけたい敬語表現です。「道中」とは旅の途中になりますので、出張に行く上司や、旅行を予定している取引先の方に使うのが良いでしょう。

たとえば出張で外す上司にメールをするときには、「出張で不在時の対応はお任せください。道中お気をつけて行ってらっしゃい」と送ります。また遠方から来てくださるお客様には「道中お気をつけてお越しください」とメールしておくと好印象です。


気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メール②出張

出張

続いてご紹介する気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メールの2つ目は「出張」する人にかけたい敬語表現です。先ほどご紹介した「道中」でもありましたが、ビジネスでは出張する人に対して「気をつけて」を使うことが多いので覚えておくと便利です。

たとえば長期の出張から帰ってくる上司に向けてメールをするなら、「長期出張お疲れさまです。お気をつけて帰ってきてくださいね。みんなでお待ちしています!」と送るとよいでしょう。

気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メール③行ってらっしゃい

バイバイ

続いてご紹介する気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メールの3つ目は、「行ってらっしゃい」を使った表現です。「行ってらっしゃい」は会社から外出する人にも使えますから、出張でなくても出かける人に対して使うことができます。

たとえば社長が出かけるときには「お気をつけて行ってらっしゃいませ。」と声かけすると無難です。女性なら「ませ」をつけることで、女性らしさとビジネスモードを出すことができます。

気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メール④お越しください

ようこそ

続いてご紹介する気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メールの4つ目は、「お越しください」を使った表現です。「お越しください」は「来る」の尊敬表現で、相手に敬意を示して「来てください」と伝えることができる敬語です。つまり「お気をつけてお越しください」は「気をつけて来てください」という意味になります。

たとえば天気が悪い中来てくださるクライアントに対して、「雨が続いてお足元が悪いようです。明日はお気をつけてお越しくださいませ。」とメールすると好印象でしょう。道中を気にかける丁寧語のメッセージを送ることができます。

気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メール⑤くれぐれも

メール

続いてご紹介する気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メールの5つ目は、「くれぐれも」を使った表現です。「くれぐれも」とは「心を込めて忠告する、お願いすること」の意味がありますので、「くれぐれもお気をつけて」は「気をつけてください」ということを心を込めてお願いしている意味になります。

たとえば体調を心配している相手に対しての丁寧語のメールを送るなら、「暑い日が続いています。くれぐれもお体にはお気をつけてお過ごしくださいませ。」と送るとよいでしょう。どうか体を大事にしてくださいね、という意味を込めることができます。


気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メール⑥丁寧語のお気をつけ下さい

気をつけて

続いてご紹介する気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メールの6つ目は、丁寧語の「お気をつけ下さい」です。「お気をつけて〇〇してください」の時は問題ありませんが、「お気をつけてください」とそのまま言い切りたいときには「て」を省くのがルールです。「お気をつけください」という表現を覚えておきましょう。

たとえばビジネスメールでは、「当日の会場は入り口が2階にありますので、お気をつけください。お会いできますことを、楽しみにしております。」と送ると丁寧語で注意喚起を促すことができます。

気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メール⑦謙譲語を使う

年寄り

続いてご紹介する、気をつけての敬語のビジネスでの使い方・メールの7つ目は「謙譲語を使う」表現です。謙譲語は「お気をつけいただく」という使い方をします。

たとえばわざわざ遠方から来てくださる目上の方に送るメールに謙譲語を使う場合には、「この度は遠方よりありがとうございます。道中はくれぐれもお気をつけいただきたく、お願い申し上げます。」と送ると丁寧でしょう。謙譲語はより丁寧な印象を与えることができる表現です。

気をつけての別の敬語表現や文例

気をつけての別の敬語表現や文例①ご自愛ください

おじいちゃん

最初にご紹介する気をつけての別の敬語表現や文例は、「ご自愛ください」です。「自愛(じあい)」とは、「自分を大切にすること、健康に気をつけること」という意味がありますから、「ご自愛ください」は「あなたのお体や健康を大事にしてください」という意味になります。

体を気遣うときに使う「気をつけて」と同じような意味で使うことができる丁寧語です。たとえばメールの最後に「朝晩冷え込むようになって来ました。お体ご自愛ください。」とつけると、相手の体調を気遣う締めの挨拶として入れることができるのです。

気をつけての別の敬語表現や文例②ご留意ください

注意

続いてご紹介する気をつけての別の敬語表現や文例の2つ目は、「ご留意ください」です。「留意」とは「心に留めておくこと」という意味があり、「ご留意ください」は丁寧な表現となりますので、健康を気遣う「気をつけて」と同じ表現として使うことができます。


たとえば「くれぐれも無理をなさらないように、お体ご留意くださいね。」「お元気そうで何よりです。どうぞ体調にご留意ください。」と使うとよいでしょう。

気をつけての別の敬語表現や文例③ご注意ください

注意

続いてご紹介する気をつけての別の敬語表現や文例の3つ目は、「ご注意ください」です。「気をつけて」は「注意すること」でもありますから、丁寧な敬語になっている「ご注意ください」も使うことができます。

たとえば会議室が変更になった旨をアナウンスするメールを送る場合には、「明日◯日の会議はA会議室に変更になっておりますので、ご注意くださいませ。よろしくお願いいたします。」と送ると注意喚起を促すことができます。

気をつけての別の敬語表現や文例④お体大切にお過ごしください

家族

続いてご紹介する気をつけての別の敬語表現や文例の4つ目は、「お体大切にお過ごしください」です。先ほどご紹介した「ご自愛ください」と同じように、体を気遣う「気をつけて」と同じように使うことができるのです。

たとえばなかなか会うことができない年配のお客様にお会いした後に、「また半年後にお会いできることを楽しみにしております。お体大切にお過ごしください。」とメールを送ると、体を気遣っている気持ちを伝えることができます。合わせてまた次回会うことを楽しみにしてもらえるかもしれませんね。

気をつけての別の敬語表現や文例⑤ご健勝をお祈り申し上げます

会社

続いてご紹介する気をつけての別の敬語表現や文例の5つ目は、「ご健勝をお祈り申し上げます」です。「健勝」とは「健康が優れている事、健やかな状態のこと」をさします。丁寧な「ご」や「お祈り申し上げます」がつくことで「健康をお祈りしています」という意味になります。

つまり「気をつけてお過ごしください」と同じ意味で使えることになりますし、より丁寧な表現になりますので、ビジネスシーンでは役立つ表現の一つといえるでしょう。たとえば「皆様のご健勝をお祈り申し上げます。」とメールの最後に添えて使います。

気をつけての英語表現や英文例

気をつけての英語表現や英文例①気を付けるはbecareful

ベッド

気をつけての英語表現や英文例でご紹介する1つ目は、気を付けるは「be careful」です。「be careful」は日本語の「気をつけて」と同じ英語になりますので、わかりやすく使うことができますね。

たとえば「お気をつけください」は「please」をつけて、「Please be carefu.」と使うことができます。ビジネスでも日常でも、「気を付ける」ことはありますからどんなシーンでも使うことができる便利な表現です。

気をつけての英語表現や英文例②道中はhaveasafe

旅

続いてご紹介する気をつけての英語表現や英文例の2つ目は、道中は「have a safe」です。「safe」は「安全に」という意味がありますから、「have a safe」を使った英語表現は、出張や旅行の道中に対して「気を付ける」ことをお願いしたいときに最適な表現です。

たとえば「お気をつけて日本にお越しください」と伝えたいときには、「Have a safe trip to japan.」と伝えます。

気をつけての英語表現や英文例③takecareof

家族

続いてご紹介する気をつけての英語表現や英文例の3つ目は、「take care of」です。「take care of」は「世話をする」という意味がありますが、「take care of yourself」という表現を使うと「あなた自身を世話をする・体に気を付ける」という意味になります。

日本語では「お体を大切に」という「ご自愛ください」と同じ意味になるので、体を気遣うときの「気を付ける」と同じように使うことができるのです。「お体にお気をつけてください」は「Please take care of yourself.」となります。

気をつけての英語表現や英文例④watchyourstep

電車

続いてご紹介する気をつけての英語表現や英文例の4つ目は、「watch your step」です。「step」は「一歩踏み出すこと」を意味していて、「watch your step」で「足元を見て、足元に気をつけて」という表現になります。

そこで「足元にお気をつけください」は「Watch your step.」となります。電車や地下鉄、バスなどのアナウンスで聞くことが多いでしょう。また空港の歩く歩道などでも流れていますので、聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

気をつけての敬語表現をうまく使いこなそう!

気をつけての敬語表現は、相手の出張の道中や、体や状態のことを気にかける心遣いの言葉です。気持ちはあるのに伝えられないのはとてももったいないことなので、ぜひ敬語表現をマスターして使いこなしましょう。「行ってらっしゃい」「お越しください」などのフレーズもスラスラ出てくると素敵ですね。

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