漢検の履歴書の書き方は?正式名称や資格に2級3級の能力や就職も
漢検は履歴書に記入できる資格です。正式名称は「日本漢字能力検定」で就職等の場面で今注目されている検定の1つです。ここでは、漢検の中でも優遇される級や受験方法などについて具体的にご紹介します。受験日を選ばずに受験できる方法は社会人でも気軽に挑戦できますよ。
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漢検の正式名称は?
漢検の正式名称は「日本漢字能力検定」
漢検の正式名称は「日本漢字能力検定」です。幅広い年代が挑戦している漢検こと「日本漢字能力検定」は、漢字の意味をしっかりと理解して生活の中で正しく使えるようにという意味を込めて作られた検定で「公益財団法人日本漢字能力検定協会」が行っています。年に3回行っていて、個人受験と団体受験が選べます
どの級にも共通して言える合格のための秘訣はただ一つ「漢字と意味を理解すること」です。漢字の丸暗記だけでは合格にたどり着けない問題構成になっていますので、問題集などで研究しながら、漢字とその意味をしっかりと理解するようにしましょう。
日本漢字能力検定ホームページ漢検の級は10級から1級まで
漢検を受けるにあたり、自分がどの級を受けたらいいかというのが気になるところですね。漢検は10級から1級まであり、2級と1級にはそれぞれ準2級と準1級があります。つまり全部で12の級があります。
漢検の級にはそれぞれ目安があります。10級の小学校1年生修了程度から1学年ずつレベル上がっていき、5級が小学校卒業程度、3級が中学卒業程度、2級が高校卒業程度となっています。一般教養として知っておきたい漢字を理解するのであれば、2級まで合格していれば問題はありません。
漢検を受けるにあたり、自分がどの級を受けたらいいかというのが気になるところですね。漢検は10級から1級まであり、2級と1級にはそれぞれ準2級と準1級があります。つまり全部で12の級があります。問題集や漢検ホームページなどで問題の内容や傾向を確認してみましょう。
- ・10級…小学1年生修了レベル
- ・9級…小学2年生修了レベル
- ・8級…小学3年生修了レベル
- ・7級…小学4年生修了レベル
- ・6級…小学5年生修了レベル
- ・5級…小学6年生修了レベル
- ・4級…中学在学レベル
- ・3級…中学卒業レベル
- ・準2級…高校在学レベル
- ・2級…高校修了・大学・一般教養レベル
- ・準1級…大学・一般教養レベル
- ・1級…大学・一般教養レベル
漢検の出題内容の目安
3級の漢検の履歴書の書き方は?
漢検3級は履歴書に書かなくてもよい資格
漢検は立派な検定であり、合格した級は立派な資格なので、就職などで履歴書を書く時に資格欄に記入したいと思う人も多いでしょう。しかし、漢検3級は書いても考慮されないことのほうが多いです。その理由はレベルが中学生修了程度というところです。仕事をするにはレベルが低いというところがマイナスポイントなのです。
しかし昨今クイズ番組等で頭のいい芸能人が漢検の上の級を取得していたり、スマホやパソコンの自動変換機能によって漢字の理解力が低下しているため漢検自体は良い印象を持たれるようになっています。学生のアルバイトなどの履歴書であれば3級であっても評価してもらえる可能性がありますから、記入しても損はありません。
3級の漢検の履歴書の書き方に必要なのは正式名称と取得年月日
3級の漢検の履歴書の書き方に必要なのは「正式名称」と「取得年月」です。履歴書は公の文書にあたりますから、「漢検」と略称で書くのではなく、「日本漢字能力検定」と正式名称で書くのが基本です。他の検定の資格を書く場合にも同じことが言えますので、正式名称はしっかり押さえておきましょう。
漢検3級を履歴書に書く時には「〇年△月 日本漢字能力検定3級合格」といった具合に書きます。正確な情報を間違いなく記入することが必須ですので、漢検ではなく日本漢字能力検定と書きます。さらに「合格」まできちんと記入し、相手にきちんと伝わるようにしましょう。
就職に必要な資格として漢検同様に注目されているのが秘書検定です。一般的に「秘書検定」と呼ばれている検定ですが、これも実は略称で「秘書技能検定試験」が正式名称なのです。下の記事では秘書検定の履歴書への書き方などを詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。
2級の漢検の履歴書の書き方は?
漢検2級は履歴書に書くと評価アップの可能性大
漢検2級は一般教養レベルの内容なので就職の際に評価されるレベルの資格です。ぜひ資格欄に記入しましょう。企業によっては漢検を他の検定よりも重視している場合もあります。記入する際には漢検3級の際に説明した通り、「正式名称」と「取得年月」を正しく把握しておく必要があります。
漢検2級を履歴書に書く時には「〇年△月 日本漢字能力検定2級合格」といった具合に書きます。正確な情報を間違いなく記入することが必須ですので、漢検ではなく日本漢字能力検定と書きます。さらに「合格」まできちんと記入し、目を通す相手にきちんと伝わるようにしましょう。取得年月も間違えないようにしましょう。
他の資格でも免許の取得年月はとても大事です。多くの人が持っている運転免許も記入する場合には取得年月をきちんと書かなければいけません。下の記事では免許取得日の確認方法について詳しく説明していますので、参考にしてみてください。
取得年月を忘れてしまった時の対応方法
漢検2級をいつ合格したかというのも評価に値します。漢検に合格すると合格証明書が郵送されてきますので、それを確認すれば正しい取得年月を記入することができますね。合格証明書を無くしてしまって取得年月がわからない場合は日本漢字能力検定協会に問い合わせしましょう。合格証明書を再発行してもらえます。
申請方法は日本漢字能力検定のホームページから確認できます。ホームページから「再発行申請書」をダウンロードし、必要事項を記入したら「公益財団法人 日本漢字能力検定協会本部」あてに郵送します。到着後1週間ほどで郵送で届きます。必要書類や送付先については下のリストを確認してください。
- ・再発行申請書…日本漢字能力検定ホームページよりダウンロードし、必要事項を記入。
- ・身分証明書…氏名・生年月日が確認できるもののコピー。学生証、運転免許証、健康保険証、住民票など。
- ・返信用封筒…82円切手を貼った長形3号(120×235ミリ)の封筒がおすすめ。
- ・500円の定額小為替…発行手数料として。切手は不可。
漢検合格証明書の再発行に必要なもの
- ・住所…〒605-0074 京都市東山区祇園町南側551番地
- ・送り先…(公財)日本漢字能力検定協会 「合格証明書再発行係」
- ・問い合わせ電話番号…0120-509-315(無料)
- ・問い合わせ時間… 月~金 9:00~17:00(祝日・お盆・年末年始を除く)※
申請書類等送付先
就職の履歴書に書ける漢検の級は?
就職の履歴書に書けるのは漢検2級以上から
就職の履歴書に書ける漢検の級は漢検2級以上からとされています。準1級や1級となると高く評価され、有利なポイントとなります。一般企業において漢検2級は一般常識として押さえておきたい内容となっているので、これ以下の級になると評価の対象とならないことがほとんどです。
就職のための履歴書に漢検3級を書いても評価されることはありません。すべての常用漢字が範囲となっているのが2級ですから、常用漢字をすべて把握できていない3級となると就職では実力不足なのです。高校受験の際に内申書に漢検3級合格を記入する分には充分評価に値するのですが、就職となると物足りないのが現実です。
特に漢検を重視しているのはマスコミ業界や印刷業界
就職の履歴書において、特に漢検を重視しているのはマスコミ業界や印刷業界です。言葉を生業とする職業ですので、当然のことと言えますね。そのためマスコミ業界や印刷業界に就職を希望しているという場合は、少なくとも漢検2級は持っていたいところです。企業によっては漢検2級以上を条件としているところもあります。
漢検準2級に関しては微妙なところがあります。漢検2級なら評価されますが、漢検準2級を履歴書に書いてしまうと、2級のレベルにはまだ達していないと評価されてしまう可能性があるのです。そのため良かれと思って書いたとしてもかえってマイナスポイントになってしまう可能性もあるので、書かない方がよいでしょう。
漢検2級と同時進行で就職にいかせる資格を取得したいという人もいるでしょう。そういう人におすすめなのが「MOS(Microsoft Office Specialist)資格」です。マイクロソフト公認のパソコン資格です。下の記事では「MOS資格」について詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。
漢検2級以上の取得を奨励している企業もある!
就職した後も上の級を目指して漢検を受験することを推奨している企業もあります。キャリア開発の一貫として学習のための教材や漢検受検にかかる費用を補助してくれる企業もあります。漢検というと学生が受けるというイメージが強いという印象がありますが、実は企業でもとても重視されている検定なのです。
企業で働くのに言語能力はとても重要なものがあります。英語が重要視され、英会話などを学んでいるという人も多いですが、母国語である日本語の言葉や漢字の意味が十分に把握できていなければ話になりません。書類を書いたり営業や接待をするのにしっかりときれいな日本語を使えるという能力がいま改めて見直されています。
検定日以外にも漢検を受けるチャンスがある!
就職してから漢検を受験するのはスケジュール的に厳しいという人も多くいるでしょう。そんな人におすすめなのが「漢検CBT(Computer Based Testing)受検」です。都合のよい日程を選んで受験することができるので、年に3回ある検定日に都合が悪くても他の日に受験するチャンスがあります。
「漢検CBT受検」はパソコンを使いますが、タブレットを使って実際に漢字を書きこむ問題もあるので一般検定日の問題のレベルに差はありません。受験できる級は2~7級で結果は試験の約8日後にネット上で確認できます。受験票が送付されないので身分証明書が必要です。顔写真つきなら1枚、顔写真なしなら2枚必要です。
漢検2級を取得するための効率的な方法
漢検2級に合格する勉強方法はとにかく問題を解いて理解を深めましょう。問題集はさまざまなものが販売されていますが、問題傾向を把握するのであれば漠然と問題を解くのではなく、過去の問題を解いてみるのが効率的です。特に四字熟語、対義語・類義語、書き取りは間違いやすいので何度も何度も解いて理解を深めましょう。
自信ができたら「漢検CBT受験」を申し込みましょう。申し込んだ日より4日目以降の検定日を予約することができます。合否は検定日の8日後の午前10時から漢検ホームページの合否結果サービスで確認できるので、受験してから最短8日あれば履歴書に「日本漢字能力検定2級合格」と記入でき、効率的です。
漢検2級を履歴書に書いて就職を有利に進めましょう!
いかがでしたか。漢検の取得級を履歴書に記入することによって、自身の評価が大きく左右されます。漢検2級以上を持っていると優遇されるケースも多くありますから、受験できるチャンスがあればぜひ積極的に挑戦してみてはいかがでしょうか。
漢検に合格していると履歴書自体の言葉遣いも正しくなり、履歴書全体の評価も高くなります。資格の評価だけではなく、人としての評価も上がりますね。下の記事では履歴書の志望動機の書き方についてご紹介しています。漢検合格の知識を生かして、就職を有利に進める履歴書を作成しましょう。
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