漢字は経験を活かす・生かす?履歴書の志望動機の例13選と英語表現も

漢字で経験を活かすと書くのか、生かすと書くのか迷うことは多々あるかと思います。正しい使い方例文と英語表現や類語表現に加えて、志望動機など履歴書に書く際の注意点や誤字脱字をしてしまった時の対処法まで、日常生活から仕事まで使える知識をご紹介いたします。

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経験を活かすと経験を生かすの違いは?

経験を活かすとは経験して得た能力や経験そのものに焦点を当てている

学び

経験を活かすとは、経験をして得た能力や経験そのものに焦点を当てています。経験で得た能力などを具体的に活用して力を発揮するという意味を持ちます。経験を活かすとは、本来ある能力(人が)をさらに経験で得た能力や経験を具体的に利用して更に自己を高めるという意味で使うということを覚えておきましょう。

経験を生かすとは経験をした人に焦点をあてる場合に使う漢字

男性

経験をした自分を生かしていくという意味で「経験を生かす」とするのは表記上問題ありません。経験に焦点をあてているのか、経験をした人に焦点をあてているのかを使い分けの基準にすると、とても簡単に漢字の使い分けができるようになります。

経験を生かすと書いても間違いではない

考える

経験を活用するという意味で一般的に「経験を活かす」が使われますが、生かすと書いても間違いではありません。「生かす」は常用漢字として公的書類に使用されても問題ない現代国語の漢字使用の目安とされているものだからです。表記上は問題ありませんが、意味を知って使い分けをすることが大切なのです。

経験を活かすの使い方・例文13選

経験を活かすの使い方・例文①②③志望動機

自己アピール

履歴書の志望動機を書く際に、今までの経験から何がきっかけとなりその仕事を選んだのかを伝えることは大切です。熱意とともに経験から何を活かして働いていきたいのかも書くようにすると、仕事に対し軽い気持ちや心構えではないことが伝わり、高評価や好印象を得ることができます。

経験を活かすの使い方・例文①

「わたしは〇〇の経験をきっかけに△△業界に興味を持ち、〇〇学部を専攻し学びを深めてきました。その中で□□会社の事業内容や方針に共感し、御社でこれまでの経験を活かして誠心誠意働いていきたいと思い志望させていただきました。」


経験を活かすの使い方・例文②

「わたしは大きな事故を経験しました。そのことをきっかけに医療業界に興味をもち、医療に貢献するための見識を広げるため薬学部を専攻してまいりました。学んで得た知識と患者としての経験を活かし働いていきたいと思い〇〇職を志望致しました。」

経験を活かすの使い方・例文③

わたしは教育関係の仕事をする中で、自身の価値観だけでなく様々な人や物の価値観に触れてきました。それぞれの人の特性にあった物をどのように提供するかを考え、より良い結果のために尽力したい。その想いとこれまでの経験を活かすことができる御社という場で働いていきたいと思い志望いたしました。」

経験を活かすの使い方・例文④⑤他人から受けた評価

書く

他人から評価された経験は、他人からの客観的視点として説得力があるものです。それはどんな場面で経験したものなのか、どのように経験を職種や会社に活かしていきたいのかを書くと、効果的な志望動機にななります。

経験を活かすの使い方・例文④

「わたしは傾聴力や分析力が優れていると評価を受け、チームのマネージャーをした経験があります。その経験を活かして営業という職種で人と人とを繋ぐ仕事をしたいと思い志望いたしました。」

経験を活かすの使い方・例文⑤

「わたしは担当教員より、ゼミの中心的な役割を担って皆をまとめ、柔軟な対応で最後までやり遂げてくれたとの評価を受けました。その経験を活かして新しい分野に挑戦していきたいと思い、常に学習し探究心を持って取り組める場所にて仕事に取り組みたいと思い〇〇職を志望いたしました。」

経験を活かすの使い方・例文⑥⑦経験がどう仕事に活かせるか書く

自分

自分の経験を評価したい時は、相手が同じように評価してくれるよう伝える必要があります。具体的なエピソードがあればその経験をどう活かしていくのかがわかり、相手が理解しやすく評価もしやすくなります。

経験を活かすの使い方・例文⑥

「わたしは学生時代〇〇に所属し、△△という役割を担っていました。その経験から調整力や優先順位の見極める力を特に育みました。この経験を活かして、信頼関係の構築を大切に、効率的に仕事ができるよう取り組んでいきたいと思っています。」

経験を活かすの使い方・例文⑦

「わたしは検定や資格試験に積極的に挑戦してきました。その経験から、新しいことに対し、意欲的に学習に取り組む前向きな姿勢や何かをやり遂げるための粘り強さを養いました。この経験を活かして、今後も簡単に物事を投げ出さず、真摯に取り組んでいきたいと思います。」

経験を活かすの使い方・例文⑧⑨知識や学び

勉強

学習などで得た知識や学びを経験の中で活かしてきたと捉えて書くことができれば、学びを実践できる行動力や考え方を高く評価されます。経験に何を活かしたのか、相手に知識の具体的な内容をどのような場で活用してきたのかを表すことが、相手に伝わる文章にするポイントです。

経験を活かすの使い方・例文⑧知識や学び

「わたしは行動科学について専攻し勉学に励んできました。その知識を人間関係やアルバイトなど何か物事に取り組む際には意識をして活用する中で、知識を持って対応することが自分のためにも相手にとってもよりよい結果につながることを感じることができました。学びを実践するという経験を活かして、今後も取り組んでいきたいと思います。」

経験を活かすの使い方・例文⑨知識や学び

「わたしは経済学部で〜について深く学び、インターン(もしくはアルバイトなど)を経験する機会を得ました。そこで実際の社会の中での人間活動における〇〇の重要性についてより感じ、より幅広い視野や視点を学ぶことができました。知識と実際社会を関連づける思考を学んだ経験を活かし、今後も根拠のある行動を心がけていきたいと思いっています。」

経験を活かすの使い方・例文⑩⑪料理を目指す人の志望動機

料理人

料理の世界を志す人の履歴書志望動機に使う「活かす」の使い方は注意が必要です。素材に焦点を当てる場合は、野菜も肉も魚も命あるものとして扱うため、「素材を生かして料理をする」というように「生かす」を使うのが正解です。しかし、料理を行う人の技術や経験に焦点を当てる場合は活かすを使います。

経験を活かすの使い方・例文⑩

「わたしは様々な地域へ旅行をした経験があります。どのようなジャンルであっても長年培われた繊細な技術を客観的な視点で分析してきました。主観に囚われずに味を体験・分析してきた経験を活かし、枠に捉われない料理に挑戦したいと思い御社を志望いたしました。」

経験を活かすの使い方・例文⑪

「わたしは和食の重鎮である〇〇氏の料理をいただいたことがあります。古き良き伝統と新たな挑戦を常に目指す料理を味わった経験から、日本の和食界のみならず世界で活躍する料理人を目指したいと思い御社を志望いたしました。」

経験を活かすの使い方・例文⑫⑬スポーツ経験

野球

スポーツでの経験は履歴書の志望動機として十分アピールできるものです。スポーツを通して得た身体機能(体力や体の強さ)をアピールする際は「生かす・いかす」とするのが一般的なため、経験や練習で得た能力を仕事に通じる能力に言い換える際に「活かす」を使用することを覚えておきましょう。

経験を活かすの使い方・例文⑫

「〇〇を長年続けてきました。選手として練習から試合まで常に向上心を持って取り組み続けてきたその経験から、メンタル面の強さを最も育みました。その経験を活かして様々な状況下で常に向上心を持って働ける場であるとグローバルな目標を掲げる御社を志望致しました。」

経験を活かすの使い方・例文⑬

「わたしはこれまで幾つもの大きな試合を経験したことで試合終了まで全力を出しきる精神力とチーム全体の向上のために必要な自身というものを考える思考力や行動力の必要性を実感しました。この経験を活かし、他者と問題解決に向けて共に考えていくことに関わることができる職種であるコンサルティングとして働いていきたく御社を志望いたしました。」

経験を活かすの英語表現は?


経験を活かすの英語表現①活かしたい経験は具体的に

面接

英語でわたしの経験を活かして、もしくは活かしたいと書きたい時は、あなたの経験がなぜこの会社のこのポジションに適当であるのかを示すことが重要です。経験=experienceに捉われずに、あなたの経験が会社や募集職種にどのように役に立つのかをアピールすることが大切なのです。

経験を活かすの英語表現例

「I have ten years of experience at the marketing company and took the marketing manager five years. My experience as a team leader and improved my team member's competency is suitable for this position.」(わたしは10年間マーケティング会社で勤め、主任マネージャーを5年間務めていました。わたしのチームリーダーとしてチームメンバーの能力を引き出してきたその経験はこポジションに適切であると思います。)

経験を活かすの英語表現②経験を活かして能力を売り込む

自信を持って

どのような経験であれ、志望動機の中ではあなたの経験がどのように会社にとってメリットとなるのか自信を持って示さなければいけません。海外企業には曖昧なものや謙遜の態度は必要ありません。「わたしの経験は価値あるものである」「会社にとって役立つ能力である」と言い切ることが大切なのです。

経験を活かすの英語表現例

「I have experienced 5years global sales position and had a high skill of data analysis and team management skill and a lot of knowledge about globalization. I believe that my experience and skills will be a valuable asset to your company.」(わたしは5年間国際営業部門で働いた経験から、データ分析やチームマネージメントの能力を磨きました。その経験と能力を御社で活かせると強く信じております。)

経験を活かすの類語表現は?

経験を活かすの類語表現①経験を役立てる

知識の蓄積

経験を活かすの類語表現1つ目は、経験を役立てるです。体験してきたことは、勉強、スポーツ、部活、日常生活の中で起こる日々の出来事や人間関係まで全てのことがあなたの経験として蓄積されています。使い方例は、「辛い経験も含めて全ての経験を仕事に役立て、今後も成長していきたい。」です。

経験を活かすの類語表現②経験をバネにする

ステップアップ

経験を活かすの類語表現2つ目は、経験をバネにするです。経験を活かすと同様、体験したことを自分の糧とし、経験というものをバネにして自分をより高める意味を持ちます。使い方例は、「わたしは失敗や挫折などを乗り越えてきた経験をバネに、失敗から学びと何事にも前向きに取り組む姿勢を身につけました。」です。

履歴書に誤字・脱字をした時の対処法は?

履歴書に誤字・脱字をした時は書き直す

だめ

履歴書に誤字・脱字をした際は書き直しましょう。履歴書などはミスがないことが前提です。誤字脱字一つ二つの誤りが目につくだけで、あなた自身の評価は著しく下がります。どんなに素晴らしい文章や学歴が記載されていても、その一点に意識や目が集中し、他の応募者と比較された時にはランクが下げられてしまうからです。

履歴書の誤字・脱字をした際の修正は二重線に訂正印

書き直す

時間がない、外出先で提出直前に気づいた場合などは、誤字脱字には二重線を引き、上から訂正印を押します。修正液や修正テープは厳禁です。二重線はフリーハンドで行うとだらしなさが一層際立つことになるので、定規でまっすぐと引きます。

訂正印は通常の印鑑より一回り小さいものです。目立つことを抑えられ他の文字の邪魔にならないため、購入しておくと便利です。外出先で持ち合わせがない場合は、通常の印鑑を押す、もしくは署名を小さく赤字で書きましょう。

経験を活かすことはあなたにしか出来ないこと

世界を見据えて

あなたの経験はあなたにしか活かすことは出来ません。経験を能力としてポジティブに捉え、それを活かしてどのような自分になりたいのか、活かしたい能力はどのようなものなのかを考えましょう。あなたの経験は常にあなたを形作る糧となります。前向きな言葉に言い換え、自信を持ってアピールしましょう。

日本人は自己アピールが下手で、問題志向型である場合が多くあります。問題から学ぶことは大切ですが、問題が起こった際にどのよう改善し、より良い結果に変えられるか、今とこれからを考えることが仕事上でも重要です。次の記事では自分の短所や長所の書き方や面接でのコツもご紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。

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