秘書検定の正式名称は?履歴書での書き方や資格の順番・勉強中の場合も

人気が高い資格、秘書検定の正式名称を知っていますか。履歴書への書き方では、正式名称を記入するように注意が必要です。3級と2級を取得している場合などに、資格を記入する順番も知っておきましょう。勉強中の場合の書き方も説明します。他にも通称に馴染んでいる資格や免許、技能検定の正式名称をご紹介します。

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秘書検定とは?資格のメリットも

秘書検定とは|秘書技能の名称の元に人柄育成を目指す資格

秘書検定とは

秘書検定とは、検定実施協会の説明によると「人柄(ひとがら)育成」を目指す検定です。「秘書技能」という名称に「社会常識」や「感じのよさの表し方」を集約して、出題しています。

基本的な社会常識やビジネスマナーについて、知識として問われます。さらに「振る舞い」や「言葉遣い」「話し方」などの人柄の要素について、良い印象を与えるための表し方を学ぶことができる検定になっています。

秘書検定は、歴史ある検定です。秘書検定の元となった検定は、1972年から実施されていた文部省認定OL職業技能検定というものでした。2006年に認定制度が廃止され、現在は文部科学省後援試験となっていますが、信用できる資格として幅広い世代から認知されています。

秘書検定とは|就活やビジネスの実務に役立つ内容の資格

秘書検定とは就活やビジネスの実務に役立つ内容の資格

秘書検定とは、就活やビジネスの実務において役に立つ内容として、人気が高い資格です。秘書として働く人のためだけの資格ではありません。社会人として働く人であれば、誰しも身につけておいて損のない知識やオフィスマナーが試験範囲となっています。

秘書を目指す学生は勿論ですが、そうでない職業志望の学生でも、合格に向けて学ぶ中で社会人として必要な基礎知識が得られます。既に働いている方も、正しい敬語や経済用語の習得、来客対応の正式なマナー、上司への対応など、すぐに仕事に活かせる内容が多く含まれます。試験項目としては、以下のようになっています。

    秘書検定の理論領域

  • 必要とされる資質
  • 職務知識
  • 一般知識

    秘書検定の実技領域

  • マナーや接遇
  • 技能

秘書検定秘の資格のメリット|社会常識や人柄を客観的にPRできること

秘書検定秘の資格のメリット

秘書検定秘の資格のメリットは社会常識があることや、人柄を客観的にPRできることです。就職試験では、面接態度などから社会常識があるかどうかを測りますね。この資格があれば、さらに強力な後押しとなります。上司への配慮の判断や、感じのよい振る舞いなど、数値化し難い能力が試験項目として試されます。


人柄を客観的に表現できる資格は稀ですから、就活対策として人気があります。秘書検定を取得していれば、就職後にも常識をもって気を配れる人であろう、とみなされます。学生やバイト期間が長かったフリーターの方も、この資格の取得によって、社会人としての基本的な知識を持って働く用意ができていることを伝えられます。

また、既に働いている方にとっても、実務に活かせる内容がとても多い資格です。ビジネススキルアップとしてもおすすめできる資格です。

秘書検定の正式名称

秘書検定の正式名称は「秘書技能検定試験」

秘書検定の正式名称は「秘書技能検定試験」

秘書検定の正式名称は「秘書技能検定試験」です。公益財団法人実務技能検定協会が運営しています。文部科学省後援の民間資格になります。受験級は初級から順番に、3級、2級、準1級、1級の4段階に分けられています。

3級と2級は筆記試験のみです。準1級と1級では、筆記の一次試験の後に二次試験があります。二次試験は面接形式となっています。

日常的には正式名称「秘書技能検定試験」より「秘書検定」という通称が定着

「秘書検定」という通称が定着

「秘書技能検定試験」が正式名称ですが、日常的には正式名称よりも「秘書検定」という通称が定着しています。ビジネスの場でも、口頭で話す分には「秘書検定」と発言しても問題ないでしょう。

認定協会のホームページ上でも「秘書検定」という表現が多用されています。普段は「秘書検定」と言っても問題ないけれど、書面への記載では正式名称「秘書技能検定試験」を用いる、と頭の片隅においておきましょう。

秘書検定について、もっと詳細な情報が知りたいあなたには、こちらの関連記事もおすすめです。気になる秘書検定資格の難易度について書かれています。2級や1級の合格率、おすすめのテキストもわかりますよ。

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履歴書には秘書検定の正式名称を書くべきか・何級からかも


履歴書には秘書検定の正式名称「秘書技能検定試験」と書こう

履歴書には秘書検定の正式名称「秘書技能検定試験」と書こう

履歴書には秘書検定の正式名称「秘書技能検定試験」と記載しましょう。履歴書の資格や免許欄には、正式名称を記載するのがマナーです。せっかく秘書検定を取得していても「秘書検定1級」と書いた時点で、人事の方は「ビジネスマナーの知識があっても、実践については圏外」と評価を下げてしまうかもしれません。

履歴書には3級から書けるが2級以上があれば省略可!書き方の順番は時系列

履歴書には秘書検定の正式名称「秘書技能検定試験」と記載しましょう。履歴書の資格や免許欄には、正式名称を記載するのがマナーです。せっかく秘書検定を取得していても「秘書検定1級」と書いた時点で、人事の方は「ビジネスマナーの実践については圏外」と評価を下げてしまうかもしれません。  履歴書には3級から書けるが2級以上があれば省略可!書き方の順番は時系列

履歴書には、3級から書くことができます。ただし、2級以上を取得している場合は省略してよいでしょう。同様にさらに上級を取得した場合は下級は、省略して大丈夫です。3級は入門資格という印象があるかと、躊躇する方もいますね。応募先の業種との関連性や、他の資格とのバランスで決めましょう。

一般的には上位資格があれば、下位の級は省略して大丈夫ですが、あまり他の資格がなく、秘書検定について「毎回コツコツ順番に取得していった勤勉さ」をPRしたい場合は、複数を書いても大丈夫です。資格の書き方の順番は、基本的には時系列順です。資格を取得した日付の古い順番に書くのが最も一般的です。

社会人経験が長く、多数の資格がある中でも最近取得した秘書検定上位資格を目立たせたい、という場合は、新しい順に記載しても問題ありません。なお、免許がある場合の書き方は、免許を先に記載し、次に資格を記載する順番としましょう。ここは時系列順ではなくなりますので、気をつけましょう。

履歴書には秘書検定の勉強中であることを書いてもよい

勉強

履歴書には、秘書検定の勉強中であることを書くこともできます。勉強中であることをPRしたい場合には、「秘書技能検定試験2級取得に向けて勉強中」のように書きます。試験日が決まっていて、合格が手堅い場合は「秘書技能検定試験3級31年3月取得予定」のように記載することもできます。

稀に、受験する気もないのに資格欄を埋めるために勉強中という表現を利用する人がいます。具体的な受験日を書いた方が、本当に取得するつもりなのだという現実味が出ますね。これから履歴書を書こうとしている方におすすめの、履歴書の写真についての関連記事もありますよ。服装や髪形について参考にしてみて下さいね。

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秘書検定以外に正式名称がある検定は?


秘書検定以外に正式名称がある検定①英検

英検

秘書検定以外に正式名称がある検定1つ目は、英検です。英検の正式名称は、「実用英語技能検定」です。公益財団法人日本英語検定協会が実施している、英語技能の検定です。英語に関する検定の中では、日本で最も歴史が長い検定です。知名度も高く、通っていた学校の勧めで受験したという方も多いことでしょう。

英検は、多くの人が取得している人気資格ですね。履歴書に正式名称を書いていないと、資格の存在よりも書き方の失態が注目されてしまうかもしれません。

秘書検定以外に正式名称がある検定②簿記

簿記

秘書検定以外に正式名称がある検定2つ目は、簿記です。最も知名度の高い日商簿記の正式名称は、「日本商工会議所簿記検定」です。経理関係の職業では、必須と言われることもある資格です。

商業高校生を対象とした全商簿記というものもあります。こちらの正式名称は、「公益財団法人全国商業高等学校協会簿記実務検定」です。専門学校生などを対象とした、全経簿記と呼ばれる検定もあります。こちらの正式名称は、「公益社団法人全国経理教育協会簿記能力検定」です。

法人名が違うだけでなく、簿記検定、簿記実務検定、簿記能力検定という差もあります。書き方を間違えないように注意しましょう。

秘書検定以外に正式名称がある検定③漢検

漢検

秘書検定以外に正式名称がある検定3つ目は、漢検です。漢検の正式名称は日本漢字能力検定試験です。公益財団法人日本漢字能力検定協会が実施している、漢字能力についての検定です。

漢字の能力に長けていることをPRできる資格ですから、履歴書では、正式名称でかつ漢字を間違えずに書きましょう。漢険1級などと書いては、常識と資格を疑われてしまいます。

秘書検定以外に正式名称がある検定④MOS

MOS

秘書検定以外に正式名称がある検定4つ目は、MOSです。MOSの正式名称は、Microsoft Office Specialistです。Microsoft が認定しているMicrosoft Officeについての国際資格です。日本での運営と実施は、オデッセイコミュニケーションズが担っています。

マイクロソフト社の製品、Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの利用スキルを証明する資格です。各ソフトとバージョンごとの資格で、レベルが設定されているものもあります。Microsoft Officeは、多くの企業のPCで使用されており、実用性も知名度も高い資格です。

履歴書に書く場合は、マイクロソフト・オフィス・スペシャリストとカタカナ表記しても良いとされます。Microsoft Office Specialistと書いた場合はWord2016のように続け、マイクロソフト・オフィス・スペシャリストとした場合はエクセル2013のように統一すると読みやすいでしょう。

秘書検定以外に正式名称がある検定⑤番外編|運転免許

運転免許

秘書検定以外に正式名称がある検定5つ目は、運転免許です。免許なので、厳密には検定とは言い難いのですが、履歴書の書き方で注意が必要な代表例なので合わせてご紹介します。普通自動車の場合の正式名称は、「普通自動車免許」です。履歴書に書く際は、「普通自動車第一種運転免許」と種別や運転を付けても良いでしょう。

オートマ限定かどうかで業務に差が出る職業の場合は、(AT限定)のように付けますが、そうでない場合は書かなくても問題ありません。原付の運転免許の正式名称は「原動機付自転車免許」です。小型バイクの運転免許の正式名称は、「普通自動二輪車免許(小型)」です。

他にも旅客車両の運転のための第二種免許や、中型車、大型車など日本には、合計15種類の運転免許があります。いずれも、正式名称を記載するようにしましょう。

履歴書には秘書検定の正式名称を記載して就職や実務に活かそう

秘書検定は、社会人としての常識や経済知識、マナーや接遇についての理解を資格として表現できる検定です。協会は、秘書検定の目指すところとして「人柄育成」を掲げています。資格を取得することで、オフィスマナーを「感じの良い表わし方」で実践できる人材として企業にPRできます。

秘書検定は、ビジネスの場で役に立つ資格ですね。ビジネス能力があることを伝えたいのに、履歴書という重要文書で略称を使うのは、いただけません。きちんと正式名称「秘書技能検定」という書き方で記載しましょう。社会人の方がキャリアアップ目的で取得した場合も、正式な書類に記入する際は、正式名称を使いましょう。

秘書検定の複数級を取得している場合は、履歴書には上位資格のみの記入で大丈夫です。しかし、全て記入しても問題はありません。記入する場合は順番も意識して、秘書検定をどう見せるか考えてみましょう。秘書検定を上手にPRして、就職やキャリアアップに役立てましょう。


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