こたつ1時間の電気代は?エアコン・ストーブと比較して節約できるのは?

こたつは日本では非常に好まれる暖房器具ですが、電気代について気になりませんか?エアコンと1時間当たりの電気代や消費電力を比較して、節約のためのポイントについてまとめてみました。節約の観点からは、こたつは優秀な暖房なのです。

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こたつの電気代は1時間あたりいくら?

こたつの電気代は1時間あたり3円から5円程度

こたつの電気代

平均的なこたつの電気代は、1時間あたりでは3円から5円程度になります。一方のこたつの消費電力は、機種による違いはありますが、600Wが相場です。そして、電気代は電力会社に料金プラン・時間帯といった要素に左右されはしますが、だいたい1kWhあたり27円になります。

ここで、電気代を計算する方法を解説します。ワット単位の消費電力を1000で割って、それに1日の使用時間を掛けて、1kWhあたりの電気代を掛けます。これで計算すると、こたつの1時間あたりの電気代は16.2円になります。ただし、実はこの値段は過大評価されています。

その理由は、600Wという消費電力は、スイッチを入れた直後の十分に温まるまでの時間の電力だからです。実際の上がった温度の保温のための温度は、強運転なら200Wで弱運転なら100Wくらいです。このため、実際の電気代は強運転で5.4円、弱運転で2.7円になります。

こたつならつけっぱなしでも比較的電気代が安上がり

比較的安上がり

こたつは、つけっぱなしでも比較的電気代が安上がりな暖房です。その理由は、先ほどのとおり、最大消費電力は立ち上げの時だけで、後は消費電力が下がるからです。他にも、こたつには暖房器具として極めて効率的な点が多くあり、こたつが電気代の節約に有効な暖房だといえるのです。

こたつの電気代がリーズナブルな理由の一つとして、足元を布団で覆われた空間で温めるという仕組みにあります。同じ足元を温めるホットカーペットより、こたつは極めて効率的です。また、高温の空気が足元まで降りにくいエアコンと違って、冷えやすい足元を確実に温めてくれます。

こたつがエアコンに比べて暖房として優秀な点には、風を起こさないことがあります。この特徴は、体感温度を下げずに済むうえに、空気の乾燥も抑えられます。さすがに、24時間こたつをつけっぱなしにすることはもったいないですが、室内でこたつにいる時間が長くても安上がりです。

こたつと他の暖房器具の電気代比較!節約できるのはエアコンとどっち?


エアコンの暖房の電気代は1時間あたりおよそ15.5円|こたつの方が安い

エアコンの電気代

エアコンの暖房の電気代は、1時間あたりではおよそ15.5円です。エアコンの消費電力の参照データの中には、1時間あたりで約39.9円という数値を見かけるかもしれません。ただし、これは起動直後の最大出力電力から計算された数値ですので、実際の数値はもっと小さくなります。

2017年冬版省エネ性能カタログに記載されたエアコンの、暖房運転時の平均消費電力は575Wとされています。この数値に基づいて、1時間あたりの電気代を計算して、およそ15.5円となります。ここから、エアコンとこたつの電気代を比較すると、こたつのメリットがわかります。

はじき出された電気代を単純に計算して、こたつの電気代はエアコンの電気代との関係で、こたつの強運転なら3分の1、弱運転なら5分の1になります。寒さが緩い場合にエアコンよりこたつを選ぶことで、暖房の電気代を節約できます。エアコン特有の空気の感想も避けられます。

エアコンの暖房の消費電力は平均的な場合ならば575W

エアコンの消費電力

エアコンの暖房の消費電力は、平均的な場合ならば575Wくらいになります。これは、最新の省エネ性能を備えたエアコンの消費電力の、おおよその相場です。エアコンの消費電力は、温める部屋が広ければ広いほど大きくなります。ここで、14畳の部屋用のエアコンの暖房を想定します。

このエアコンの場合には、消費電力は970W程度です。そして、エアコンとこたつの消費電力の比較の話を始めます。ここで、エアコンの消費電力が575Wと仮定すれば、こたつの600Wは一見同程度となります。しかし、こたつの消費電力が600Wというのは、温まるまでの話です。

そして、こたつの消費電力は一旦温まってしまえば100Wから200W程度でセーブされるということを思い出してほしいのです。この時点で、こたつのほうが節電性能が高いということがはっきりわかります。そして、広い部屋向きのエアコンの970Wと比較すれば、さらに明白です。

こたつとストーブの電気代比較!節約できるのは?


電気ストーブの電気代は1時間あたりで約27円|こたつの方が安い

電気ストーブの電気代

電気ストーブの電気代は、1時間あたりにすると約27円です。この数値は、ハロゲンヒーター式で3畳用の電気ストーブを強運転した場合の数値です。これがカーボンヒーター式の電気ストーブの場合には、1時間あたりで強運転なら約24.3円です。つまり、エアコンより高いのです。

電気ストーブには、ハロゲンヒーター式とカーボンヒーター式との種類があります。この2種類の電気ストーブのうち、温まるまでの時間が速いのは前者で、このために電気ストーブの中でも普及率が高いのです。一方のカーボンヒーターはやや高価ですが、温める効率性がより高いのです。

電気ストーブとこたつとでは、狭い範囲を温めるための暖房器具という共通点がありますが、布団で覆われた空間を温めるこたつはより効率的なため、5分の1から9分の1という、比較して段違いの安上がりさになっています。こたつという暖房は、電気代節約のための優れものです。

電気ストーブの消費電力はハロゲンヒーターの強で1000W

電気ストーブの消費電力

電気ストーブの消費電力は、ハロゲンヒーターで強運転にすると1000Wです。これが、カーボンヒーターで強運転にした場合には、900Wになります。ここで、エアコンとの比較でわかることとして、電気ストーブの消費電力は、エアコン並みあるいはそれ以上になっていることです。

かつてのエアコンの消費電力は、平均で1000Wを超えることはごく当たり前でした。しかし、省エネの技術革新が進んだ現在では、もはや平均値が600Wを切るほどにまでなっています。しかも、狭い範囲向けの電気ストーブを広い空間で使おうとすれば、電気代も節約できません。

ここで、節電に有効な暖房器具、こたつの出番です。電気ストーブとこたつの消費電力を比較すれば、強運転の場合で1000Wから900Wと600Wから200Wになります。暖房器具の中で電気ストーブと比較すれば、こたつはもちろん、意外にもエアコンも節電がしやすいのです。

こたつとホットカーペットの電気代比較!節約できるのは?


ホットカーペットの電気代は1時間につき12.7円|こたつの方が安い

ホットカーペットの電気代

ホットカーペットの電気代は、1時間あたりでいえばだいたい12.7円です。この数値は、3畳用のホットカーペットを高温運転した場合の数値です。2畳用のホットカーペットを高温運転した場合には、9円程度になります。ホットカーペットは、比較的電気代が節約しやすいでしょう。

ホットカーペットという暖房器具は、寒い空気がたまりやすい足元を集中的に温める暖房器具として、効率の良さで支持されています。この点は、こたつと共通した強みだと言えるでしょう。ただし、閉ざされた局所を温めるこたつに比べれば、ホットカーペットは効率性の点で及びません。

このような特性のために、ホットカーペットとこたつの電気代を比較した場合、場合によってはこたつはホットカーペットの3分の1になります。ここで、ホットカーペットで電気代を節約する方法を挙げます。人がいる場所だけを温めて、いない場所では電源を切るという工夫が必要です。

ホットカーペットの消費電力は3畳用の場合には710W

ホットカーペットの消費電力

ホットカーペットの消費電力は、3畳用の場合には710Wくらいが相場です。2畳用のホットカーペットの場合には、消費電力は480W前後になります。消費電力をエアコンと比較した場合、だいだい互角の性能だといえます。節電のために、ホットカーペットとエアコンとで迷いませんか?

ここで、暖房器具としての費用対効果の高さが優秀なこたつを忘れてほしくないのです。こたつならば、強運転でも600Wから200Wです。特に、2・3畳用のホットカーペットを使っている場合、こたつに替えると節電に効果的です。ホットカーペットより、こたつは節電に適しています。

冬の暖房器具としては、電気毛布もおなじみです。その電気毛布の電気代について、こたつをはじめとした各種暖房器具と比較している記事があります。他の暖房器具の場合と同じく、電気毛布もちょっとしたコツを覚えれば、電気代の節約は簡単ですので、併せてご覧ください。

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電気毛布の電気代って安い?電気毛布とこたつの比較や節約法など紹介

こたつで電気代を節約する使い方のコツは?エアコンと併用する時は?

ほんの少しの創意工夫でこたつの電気代は節約できる

こたつの電気代を節約

ほんの少しの創意工夫をすれば、こたつの電気代はもっと節約できます。その方法として、こたつの掛け布団を見直すことを、まずは推奨します。それは、より厚いものに替えたり、もう1枚掛け布団を掛けたりすることです。これで、こたつの保温効果をさらに高めることができます。

こたつの保温効果のためには、掛け布団だけではなく敷き布団もかけることも良いでしょう。この対処法は、特にフローリングの床でこたつを使っているような場合に有効です。この敷き布団は代わりに断熱シートを利用しても良いでしょう。これらの方法によって、すきま風を防げます。

また、最新のこたつの機種には、人感センサーを搭載しているものもありますので、それを選ぶこともおすすめです。この機能は、つけっぱなしを避けるための対策になります。こたつをつけっぱなしにしてしまう癖がある、そのような人には、人感センサー付きのこたつが最適解でしょう。

こたつをエアコンと併用して電気代を節約したい場合のコツ

こたつのエアコンとの併用

こたつをエアコンと併用する場合、電気代を節約するためのコツがあります。冬の暖房器具の選択肢として、この組み合わせは定番と言えるでしょう。こたつの電気代の安上がりさも、エアコンとの併用で帳消しになってはしまわないかと、気がかりな人も多いのではないでしょうか。

こたつとエアコンとの併用の場合の電気代は、エアコンの電気代が6円程度で、こたつの電気代が5円程度とすれば、合計で11円ですので、想定よりも安上がりなのです。こたつのエアコンとの併用の場合の、さらなる電気代節約の方法について、ここから解説していこうと思います。

そのためのポイントは、こたつもエアコンも設定温度をそれぞれ緩めるということです。こたつの設定は、中での運転を奨励します。それから、エアコン単体では22度に設定していた場合には、18度に設定してみてはいかがでしょうか。これで、こたつとエアコンの併用でも安上がりです。

電気代を節約しやすいこたつを利用しないともったいない

こたつの電気代のリーズナブルさは、各種暖房器具との比較で絶大です。そのようなこたつも、少し手間暇をかけるだけで、さらなる電気代節約が可能になるため、こたつは冬の強い味方です。

もちろん、こたつ以外の暖房器具にも、それぞれメリットがあります。上手に使い分けることが、節電のためのコツです。暖房器具としてこたつを取り入れないことは、もったいないでしょう。


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