研修報告書の書き方は?新人レポートの感想のコツ5選やテンプレートも
社会人になって研修を受けた後、会社に報告するために書く「研修報告書」を提出しなければならない状況になったことはありますよね。今回は、研修報告書・レポートの書き方についてご紹介します。感想や書き方のコツや新人講習などのテンプレートも一緒にご紹介するので、書き方がわからない方は是非参考にしてみましょう!
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目次
研修報告書とは
研修報告書はやる気や能力をはかる重要な書類
研修報告書とは、研修を受講した人が研修の内容や感想をまとめて報告する書類です。社会人になって初めて提出する報告書はこの研修報告書が多く、外部で行われる新人セミナーや社内の研修などを受けた後に提出を求められます。
提出を受けた上司は研修報告書を見て、受講者のやる気・能力を評価します。配属が決まっていない新人の場合は、報告書の内容で配属を決めることもあります。社会人生活の将来を左右することになるので、迅速かつ的確な研修報告書を作成しましょう。
研修報告書は次回の研修を見直すことにも使われる
研修報告書は、主催者側が研修内容のレベルが的確だったか、受講者にわかりやすい内容だったのかを確認するための書類にもなります。研修を計画する部署は、常に研修が会社のためになるものであったかを見ています。そのため、研修報告書の内容を確認して、研修に対しての理解度をはかっています。
もし、研修の内容が意図と違うものであれば翌年の研修で改善したりするので、会社としてはとても重要な意味を持っています。誰が見てもわかりやすいようなレイアウトを考えると良いでしょう。
研修報告書に必要な項目を覚えておく
研修報告書を書くときに必要な項目があります。会社でフォーマットが準備されている場合はそのフォーマットに従って報告書を書きましょう。フォーマットがない場合は、必要最低限入れておくべき項目を一覧でご紹介するので参考にしてください。必要項目を上手くまとめてA4サイズ1枚で収めるようにレイアウトしましょう。
- ・研修が開催された日時
- ・研修が開催された場所
- ・研修報告書の作成した人の氏名(自分の名前)
- ・研修へ参加した人(新入社員全員や参加した部署名など)
- ・研修報告書のタイトル(研修名も入ると尚良い)
- ・研修の内容
- ・研修の時の雰囲気や参加者の様子
- ・感想や所感
研修報告書に必要な8項目
研修報告書を書き方のコツ5選
研修報告書の書き方①文章を書くときの基本ルールを守る
研修報告書の書き方1つ目は、文章を書くときの基本のルールを守って書くことです。基本のルールとは、誤字脱字をしないことや適切な言葉、口調を使うことなど社会人として当たり前に備わっていなければならないものです。句読点や句点の位置もつける場所を間違えると意味が変わってしまうので注意が必要です。
ここに文章力について特集した関連記事があるので、併せて読んでみてください。文章を書くことが苦手な方は、トレーニング方法なども記事に載っていますので、是非トレーニングを実践してみてくださいね!
研修報告書の書き方②「結論」を先にして根拠や感想を書く
研修報告書の書き方2つ目は、ビジネス文書の基本である「結論」を書いてから感想や所感を書くことです。研修報告書やレポートを書くときに一番気を付けなければならないのは、まとまりなくダラダラと文章を書かないようにすることです。報告書を読む上司も、読むだけで時間が掛かってしまいます。
研修報告書の書き方③他人が見やすいレイアウトを考える
研修報告書の書き方3つ目は、他人が見やすいレイアウトを考えることです。研修報告書は、会社に提出する書類の中でも提出頻度の高い書類になります。就業時間中に作成するものなので、多くの時間を割くこともできません。基本的には、A4サイズ1枚でまとまるレイアウトを考えましょう。
研修報告書の書き方④ネットの引用を丸写しにしないようにする
研修報告書の書き方4つ目は、ネットなどにアップされているテンプレートを引用して丸写しにしないことです。近年、インターネットで報告書のフォーマットを簡単に引用することができるようになりました。引用することで簡単に研修報告書を仕上げることはできますが、丸写しはすぐに読み手にばれてしまいます。
研修報告書の書き方⑤自分の言葉でしっかりと感想を書く
研修報告書の書き方5つ目は、自分の言葉で感想や所感を書くことです。研修報告書やレポートを書くときは、真面目で堅い言葉を書けば良い訳ではありません。研修を受けて気付いたこと、今後活かしていきたいことを自分なりの言葉でしっかりとまとめるのが一番大事です。
研修報告書の書き方例・テンプレートも
研修報告書・レポートのテンプレート①社会人新人セミナーに参加したとき
研修報告書・レポートのテンプレート1つ目は、新人向けのセミナーに参加したときのテンプレートです。会社の新人として、まず最初の仕事になるのが新人向けのセミナーです。初めての報告書になるので難しく考えがちですが、自分らしい報告書を書きましょう。
- 1研修名 新入社員ビジネスマナー研修
- 2研修場所 本社 第○会議室
- 3受講日 平成○○年○○月○○日 ○○:○○~○○:○○
- 4講師 総務部 部長 ×× ××
- 5研修参加者 営業部 ×× ××、×× ×× 他○○名
- 6研修内容 電話応対や名刺の交換の実習、敬語の使い方などの基本マナーの講習
- 7感想・所感 今回の研修を終えて、基本的なマナーを理解していると思っていたことが誤りがあることに気付きました。特に言葉遣いは、相手に不快感を与えてしまう危険性もあるので日々気をつけていないといけないと感じました。改めてマナーの重要性に気付くことができたので、初心を忘れず今後の社会人生活を過ごしていきたいと思います。
新人向けのセミナーに参加したときのテンプレート
研修報告書・レポートのテンプレート②マネジメント講習に参加したとき
研修報告書・レポートのテンプレート2つ目は、中堅社員の参加が多いマネジメント講習に参加したときのテンプレートです。中堅社員となると、部下を持ち、部署や課の長として部署のマネジメントが仕事の中心になります。研修を受けてどういったマネジメント方法を考えたかなどの意見が書けると良いでしょう。
- 1研修名 マネジメント能力向上セミナー
- 2研修場所 △△市勤労会館 小ホール
- 3受講日 平成○○年○○月○○日 ○○:○○~○○:○○
- 4講師 株式会社△△ ×× ××
- 5研修参加者 ×× ××(自分の名前) 他○○名
- 6研修内容 社員育成に必要な教育知識講習、育成方法についてのグループ討論
- 7感想・所感 不安だから自分で仕事をするのではなく、チームとして仕事をすることが部下の教育にとって欠かせないことだと改めて感じました。部下のやる気を育て、部下を育てることで自分もより成長できることを学びました。チームの特色を見て、チームに合った業務の進め方を検討を最優先にしたいと思います。
マネジメント講習に参加したときのテンプレート
研修報告書・レポートのテンプレート③保育実習セミナーに参加したとき
研修報告書・レポートのテンプレート3つ目は、保育実習セミナーに参加したときのテンプレートです。保育や介護などの研修は実践型研修が多いものです。実践から得た知識や他の参加者から受けた刺激などを感想、所感に入れると研修に対しての意欲が伝わりやすいでしょう。
- 1研修名 保育実習セミナー
- 2研修場所 △△幼稚園
- 3受講日 平成○○年○○月○○日 ○○:○○~○○:○○
- 4講師 △△幼稚園 園長 ×× ××
- 5研修参加者 ×× ××(自分の名前) 他○○名
- 6研修内容 保育士の業務内容の講習、子供との接し方の実技
- 7感想・所感 実習セミナーに参加して、子供が可愛いという軽い気持ちで取り組んではいけない仕事だと実感しました。実際に子供たちと接し、マニュアル通りにはいかないことも多く困ったこともたくさんありました。先輩方の子供たちへの接し方を間近で拝見し、自分に合う接し方を考える良い機会になりました。
保育実習セミナーに参加したときのテンプレート
研修報告書・レポートのテンプレート④接客スキル向上講習に参加したとき
研修報告書・レポートのテンプレート4つ目は、接客業の接客スキル向上の講習に参加したときのテンプレートです。様々な業種で専門的な研修を受けます。接客業では、お客様への接客スキルを向上させる研修が多く見られます。お客様へどう対応したら売上向上するのかも合わせて感想を書くと良いでしょう。
- 1研修名 接客スキル向上研修
- 2研修場所 △△ショップ △△支店
- 3受講日 平成○○年○○月○○日 ○○:○○~○○:○○
- 4講師 株式会社△△ スーパーバイザー ×× ××
- 5研修参加者 ×× ××(自分の名前) 他○○名
- 6研修内容 お客様への接客マナー講習、接客実習
- 7感想・所感 今までの接客では、お客様の満足できる接客ではないことを実習を行って初めて知りました。お客様が何を求めているのか、お客様の気持ちになって接客をすることが顧客満足に繋がることをいつも考えて行動したいと思います。
接客スキル向上研修に参加したときのテンプレート
ここに研修レポートのサンプルを特集した関連記事があるので併せて確認してみましょう。職業・状況別の書き方やサンプルもあるので、研修内容に合わせて活用してみてくださいね。
研修報告書の英語で作成するコツやテンプレート
英語での研修報告書の書き方①英語にする前に日本語でまとめましょう
英語での研修報告書の書き方1つ目は、英語で文章を作る前に日本語でまとめることです。最初から英語の文章を書くのは、日常で日本語を活用している私たち日本人には、難易度が高くなります。まずは、慣れている日本語で、どんな内容にまとめるのかを考えてみましょう。
英語での研修報告書の書き方②英語での研修報告書のサンプル
英語での研修報告書の書き方2つ目は、英語での研修報告書のテンプレートです。実際に英語で研修報告書を書くときは、どのように書けば良いのかを見てみましょう。基本的に、必要な内容は同じなのでレイアウトは簡単です。実際に英語で報告書を書く機会は少ないですが、覚えておくといざと言うときに便利ですよ。
- ・Training Report(研修報告書)
- ・To: ××××(提出する人の名前) / Chief of General Affairs
- ・Name:××××(自分の名前)
- ・Affiliated division(所属部署):Sales Promotion
- ・Training place(研修場所):Main conference room
- ・Period(日にち):Jun 10,20○○
- ・Purpose of training(研修の目的):To learn business etiquette
- ・Matters to report(報告事項):I felt that I worked, and it was the most important that I followed business etiquette.(ビジネスマナーを守ることは、仕事で一番重要だと感じました。)I know that I may damage the company when wrong and want to be always conscious of actions like the members of society.(間違えてしまうと会社に損害を与えてしまうこともあると知り、社会人らしい行動を常に意識したいと思います。)
英語の研修報告書のサンプル
研修報告書の書き方を覚えてスマートな社会人を目指しましょう!
研修報告書の書き方やテンプレートなどご紹介しましたが、いかがでしたか?報告書という響きは堅苦しいイメージがありますが、自分が研修で何を学んだのか、それをどう活かしていけるのかなど自分の気持ちをしっかりと書くことが重要です。書き方を覚えておけば評価も変わっていくので格好良い社会人を目指しましょう!
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