研修レポートサンプル!新人研修の報告書の書き方と看護師の例文も
新人研修のレポート・報告書は人事評価に関わる重要なものです。書き方や例文、テンプレートに加えて、新人が知っておくべき社会人としてのビジネスでの心構えもお伝えします!さらに管理職や看護師など医療関係者のレポートサンプルも紹介いたします。
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目次
ビジネスの研修レポート(報告書)の目的は?
受け手側にとっての研修レポート(報告書)の目的は理解力評価
上司や人事側が研修レポートを課す目的は、社員の理解力の確認です。研修というものを通じて具体的な理解力を評価します。さらに文章や構成の書き方などを確認することで、今後の指導に必要なことを把握するためです。これは、あなた自身の評価に直結することになることになることを覚えておきましょう。
研修レポートの報告内容によって、研修の意義や研修の必要性の有無(大小)など会社側にとって、今後も必要な研修であるのかどうかも評価することになります。あなたの報告書内容で会社にとって有益な研修であるのかどうか、社員の評価だけでなく研修のあり方に対しても評価をすることも目的の一つなのです。
書き手側にとっての研修レポート(報告書)の目的は学びの共有
書き手側にとっての研修レポート(報告書)の目的は学びの共有です。研修を受けた本人は、学びの機会を得たことに対し、研修内容や学びを通じてその研修内容を自分が仕事上どのように活かしていけるのかを伝えます。研修での学びを伝えることはスキル向上が公認され、学びを会得している人材として仕事を任せてもらえます。
基本的な研修レポート(報告書)の書き方のポイントと必須項目
基本的な研修レポート(報告書)の必須項目で注意すべきは書くべき順序
基本的な研修レポート(報告書)の書き方必須項目で注意すべきは、書くべき順序です。研修レポートにはある程度決まった構成要素があります。それら基本的な構成要素は抜けがないよう注意しましょう。また、社内の規定様式がある場合もありますので必ず事前に上司や人事部に確認しましょう。
- 1報告書提出日、所属部署名、氏名
- 2題名「研修報告書」(研修名とは別に書きます)
- 3研修名、研修実施場所(外部研修の場合は研修所要時間と講師名)
- 4研修内容(講義や実義など研修の内容を具体的に記載する)
- 5所感(研修から得たもの、気づきなど)
- 6今後への展望(研修から得たものを踏まえて、今後の仕事にどう生かしたいか)
基本的な研修レポート(報告書)の構成
基本的な研修レポート(報告書)の書き方のポイント①簡潔に書く
基本的な研修レポート(報告書)の書き方ポイント1つ目は、簡潔に書くです。研修レポートはA4用紙1枚に収めるのが基本です。社会人となれば、提出する相手は先生ではなく上司です。皆社会人として仕事をしていますので、余計な手間や時間を取らせないためには、明確に分かりやすい文章にすることが大切です。
基本的な研修レポート(報告書)の書き方ポイント②研修内容は具体的に書く
基本的な研修レポート(報告書)の書き方ポイント2つ目は、研修内容は具体的に書くです。研修の内容は、講義の視点、講義の概要、どのような場面で誰を想定していたものなのかなどを記載します。研修内容を正しく報告することは、あなたがどのようなことを学んだかを上司が知る術になるため、具体的に記載しましょう。
基本的な研修レポート(報告書)の書き方ポイント③今後への展望に繋げる
基本的な研修レポート(報告書)の書き方ポイント3つ目は、今後への展望に繋げるです。新人であれば、社会人としての心構えの変化や今後の業務にどう活かしていきたいかを記載します。新人でなければ、知識の確認や新たな視点を得たことで、業務に対する見方の変化や問題点に対する取り組みなどを今後への展望とします。
研修レポートサンプル!新人研修報告書の書き方と例文は?
新人研修報告書の書き方と例文①社会人としてビジネス上の学びを書く
新人研修報告書の書き方1つ目は、社会人としてビジネス上の学びを書くことです。内容の具体的書き方の視点は基本の書き方ですでに述べましたが、さらに研修講師の具体的な言葉を書くと積極的に研修を受けていたことがより伝わり、評価が向上します。
「今回の研修では〇〇について講義を受けた。講義は新人の△△に対する視点や姿勢について述べられていた。さらに講師の方がおっしゃっていた”〜は、〜である”と言う言葉から、社会人としての心構えや仕事への姿勢を確認することができた。」
新人研修報告書の書き方と例文②社会人として仕事の視点を忘れない
新人研修報告書の書き方2つ目は、社会人として仕事に関する所感を述べることです。会社はあなたを会社の戦力として育てるために研修という機会を設けています。その研修を受けた上で、社会人としてどう感じたか、仕事へどう繋がるのかを所感に含めなければいけません。ただの感想文ではない点に充分注意しましょう。
「今回の研修内容は〇〇であった。研修を受けることで今後取り組む業務に向けて〜という視点を持つべきであることが理解できた。」「社会人としてビジネス上でのマナーや対応などを学ぶことができ、業務を行う上でコミュニケーションやルールの重要性についても改めて学ぶことができた。学びを踏まえて業務を実践していくよう心がけていきたいと感じた。」
新人研修報告書の書き方と例文③知ったかぶりはしない
新人研修報告書を書く上では、知ったかぶりをせず、素直に書くことを心がけましょう。新人は研修で初めて知った内容や、学んだことをどう感じ、どうしていきたいかを書くことが大切なのです。例文を参考に、自分が思ったことは研修中メモを取ると書きやすくなります。
「今回の研修を受けたことで、〇〇という内容について学び、今後業務の〜という場面で活かしていきたいと思った。〜の場面だけではないが、〇〇は今後仕事に取り組むべき姿勢としても大切にしていきたいと感じた。」「今回の研修で〇〇について学んだことで、自身の社会人としてのマナーや姿勢を見直すことができた。〇〇は〜と言う場面で重要なのではないかと感じたが、今後仕事を行う上で新たな視点を得たことを活かし、新人として学んだことを業務の経験を積んでいく中で積極的に実践していきたい。」
新人研修報告書のテンプレート
会社によって題名は異なるかもしれませんが、研修内容、所感、今後への展望、それぞれに書く文章はテンプレートのような簡潔な文章となるよう心がけましょう。新人らしく研修に対しての学びや今後への心意気が感じられると良いでしょう。あくまでも社会人として研修も仕事の一つであることを忘れないようにしましょう。
- ・研修内容「今回の研修は〇〇について、△△の場面でどのよう使用すべきか一般事項及び注意事項について講義を受けた。」
- ・所感「研修を受けて、自身の持っていた知識の再確認に加えて、〇〇の場合は〜すべきだという新たな視点を学ぶことができた。講義の内容から〜であるということを知り、ビジネス上での重要性や必要性について感じることができた。」
- ・今後への展望「今回研修を受けたことで〜について学び、〜という視点を持って業務に取り組む必要性を感じました。今後仕事を行う上で積極的に自らの行動に取り入れていき、迅速でスムーズな仕事や連携が行えるよう努力していきたい。
新人研修報告書文例テンプレート
研修レポートサンプル!管理職の報告書の例文と書き方は?
管理職の研修報告書は会社運営に関わる評価の視点を持って書く
管理職の報告書は会社の運営に関わる重要な物となります。その報告書内容は、会社への視点や部下を含めた担当部署(担当課)の評価視点も含まれているべきです。より広い視点や評価をする立場であるということを意識して書く必要があるのです。
管理職の研修レポートサンブル①所感では管理職としての学びを書く
所感では日々の部下などへの指導内容などに関連づけをして書きましょう。管理職の報告書でやってしまいがちなことは、あなた自身が持つ固定概念を書いてしまうことです。所感の例文のように、何を学び組織にどう生かされると感じたかを書くことが大切です。
「今回の研修で〇〇の知識の再確認と同時に業務分析を行う上での考え方の講義を受けた。〜というテーマから時間管理や部下の業務管理においてより個々の部下の業務実施に至るまでの背景理解と円滑な業務実施を推進するための必要な環境づくりと自身の変革の必要性について学びを得た」
管理職の研修レポートサンプル②現状把握に繋げる
管理職の報告書では研修を受け、現状に関してどのような状況把握をしたかを書きます。管理職は常に部下や業務の評価に焦点を当てて物事を考えることが多く、部下の実際の状況や背景理解が抜け落ちてしまうことがあります。研修の機会を活かし個人の状況や課内・部署全体にある問題について目を向けて書いていきましょう。
「今回の研修を受け当課の社員や課内全体の状況について考え直す機会を得ることができた。〇〇業務に関わる社員、チーム全体の能力を引き出すために必要なヒアリングをより充実させるべきであることがわかった。」
管理職の研修レポートサンプル③管理職として自分自身はどうあるべきか
報告書の「今後への展望」に当たる部分では、管理職として自分自身はどうあるべきかを含めて書きましょう。会社や部下に対する今後の取り組みに加えて、管理職も社員の一員です。例文のように自分自身は管理職として研修の機会を得た結果どのように業務に携わるのかを最後の一文に書くことが必要です。
「研修を受けた結果、管理職として個々の職員からのヒアリング実施し、時間配分や業務状況など現状の正確な把握を再度行っていきたい。その結果を基に管理者として実務者の能力に合わせて必要な情報の取捨選択や業務・役割分担について再度マネージメントを行っていきたい」
研修レポートサンプル!医療関係者の報告書の例文と書き方は?
医療関係者の報告書の書き方①研修内容の論点は明確に書く
医療関係者の報告書の書き方1つ目は、研修内容の論点は明確に書くことです。医療の分野は日進月歩であり、新たに得た知識や視点によって治療や問題に対する捉え方は様々です。この新たに得た知識と差を必ず記すと同時に、研修内容の概要だけでなく方向性や考え方などを明確に書きましょう。
「研修内容は〜の病態及び最新治療についてであった。現状〜については〇〇と言う診断基準に基づいて治療の必要性や手法についての選択がなされ、往来の治療方針に新たな(薬剤や手法)〜治療が提案されていることがわかった。現状の医療の問題点として〇〇が挙げられ、そのため〜と言う視点煮立って治療へ取り組むこと必要性について述べられていた。」
医療関係者の報告書の書き方②携わる医療状況と照らし合わせた所感を書く
医療関係者の報告書の書き方2つ目は、携わる医療状況と照らし合わせた所感を書くです。同じ医療職であっても携わる場所や役職が違えば考え方は大きく異なるでしょう。愚痴ではなく、あなたの職場での現状と研修で学んだことを照らし合わせてその客観的な事実に対して感じたことを書きましょう。
「研修で学んだ〇〇について、実際の現場で行うことができているか、現在の対象者への治療(看護)状況を考えると、現在の体制や職員個人のスキルアップを図るためにも情報共有と業務のあり方を再検討する必要性を感じた。」「業務に追われる時間を減らすことや、より良い援助を行うために治療の在り方や援助の仕方について考え直す必要があると感じた。」
看護師の研修報告書の書き方注意点とサンプル
看護師の研修報告書の書き方で注意しなければいけないことは、治療を行うのは看護師ではないということ。サンプルの要点は抑えた上で、治療や疾患の問題点を見つけるのではなく、医学的知識を基に看護師としてどうあるべきか、他医療職者との連携や患者さんに対する「看護」について考えることが大切です。
- ・報告書提出日、所属部署(病棟)役職、氏名
- ・題名「研修報告書」
- ・参加研修日時、研修場所、研修名
- ・研修内容の概要
- ・実際の現場状況と研修内容とを照らし合わせた所感
- ・研修を受けて感じた結果、今後自身の行動や看護についてどうしていきたいかを書く
看護師の研修報告書サンプル
看護師の研修報告書の書き方と例文
看護師の研修報告書には看護師として立場や役割など客観的な視点を持って書くことも忘れないようにしましょう。自分の思いだけで「〜してあげたい」と書かず、他医療職者や病棟や病院としての状況や思い、個々の患者さんの思いを尊重し、患者さん自身がより良い選択ができるよう、自分がどうあるべきかを考えましょう。
例文ではどのような立場でも書きやすいものを例文として挙げていますが、新人や経験年数によってできることや、立場も異なってくるでしょう。報告書の文書では臆せず、新人であれば素直な印象を記す。先輩であれば、経験や事例を交えて書くと、判断力の評価に繋がるより良い文章になります。
「研修を受け〇〇についてより深い知識を得ることができた。病棟内で情報共有をしていくとともに、普段からより必要な情報が適時共有できるよう申し送り時だけでなくチームカンファレンスの時間を日々作ることができるよう効率の良い作業についても皆で検討していきたい。」「研修での〜について学び、患者さん自身がどのような背景にあり、どのような情報がいつ誰に対して伝えることが患者さんにとって最も良いのかを考え直す機会となった。得た知識を基に必要な時に必要な声かけが日々の業務の中でもできるよう気をつけていきたい。」
研修レポート(報告書)は社会人としての姿勢や評価に繋がる
研修レポートは新人だけでなく管理職や様々な分野で働く社会人にとって作成する機会があるでしょう。それは、その報告書から仕事に対する姿勢や物事に対する理解度を見ることができるからです。ビジネス上必要な理解を示すだけでなく、あなたがどう理解し、どう考えたかを書くようにすることが高い評価に繋がります。
社会人になると学生時代とは違う責任感や人間関係に悩むことも多くなります。特に新人は経験がない分対処法方がわからず辛いことも多いかもしれません。次の記事では新人本人の辛い時の対処法が、新人でない人も相手を理解する参考になるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。
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