「重ねてお詫び申し上げます」の使い方|メール例文と類語や英語も
ビジネスのメールでも締めの言葉として頻繁に用いられる「重ねてお詫び申し上げます」というフレーズの正しい使い方を知っていますか?この記事では、「心よりお詫び申し上げます」や「重ね重ねお詫び申し上げます」「ご連絡が遅くなりましたこと」などの類語例文と英語例文の使い方も合わせて詳しくお伝えします。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
「重ねてお詫び申し上げます」の使い方5選!ビジネスメール例文は?
ビジネスメール例文①ご連絡が遅くなりましたこと重ねてお詫び申し上げます
締めの言葉で使えるビジネスメール例文の1つ目は、「ご連絡が遅くなりましたこと重ねてお詫び申し上げます」です。これは、文字通りビジネスメールでの返信が滞ってしまった際に相手に自分の謝罪の意を伝えるために用いる表現です。メール前半か中盤でなぜ遅れてしまったのかをきちんと説明し、締めでこの表現を用います。
「重ねて」とは「再度、もう一度」という意味ですので、文中ですでに一度謝っていない場合は使用できませんので注意しましょう。具体的には、「今回は当プロジェクトの想定外の遅延のため、貴社へのご連絡が遅くなりましたこと重ねてお詫び申し上げます。」などの形で使用することができます。
締めの言葉で使えるビジネスメール例文②不手際がありましたこと重ねて
締めの言葉で使えるビジネスメール例文の2つ目は、「不手際がありましたこと重ねてお詫び申し上げます」です。このフレーズ内の言葉、「不手際」とは、こちら側の失敗や至らなかった点、という意味です。特に起こってしまった問題について直接的な言及を避けたい際にもこの表現を活用できます。
この表現も例文の1つ目と同様、すでにこちらから詫びた内容について再度、謝罪の言葉でその気持ちを強調したい際に使用します。具体的には、「今回は、弊社サービスをご利用いただく際に、不手際がありましたこと、重ねてお詫び申し上げます。」などの形で使用します。
締めの言葉で使えるビジネスメール例文③不具合がありましたこと重ねて
締めの言葉で使えるビジネスメール例文の3つ目は、「不具合がありましたこと重ねてお詫び申し上げます。」です。「不具合」とは「調子が悪いこと」と表せます。したがって、メールシステムの不具合やサーバーシステムダウンなど、こちら側が責任を負っている何かに不都合があった場合などに使用できます。
具体的には、「この度は、当社ネットショップでのご購入時の決済システムに不具合がありましたこと、重ねてお詫び申し上げます。」などの形で使用できます。不具合を起こしたのが人ではなくものである点が2つ目の例文との使い分けのポイントとなります。しっかり違いを認識して使ってみてください。
締めの言葉で使えるビジネスメール例文④不祥事について重ねてお詫び
締めの言葉で使えるビジネスメール例文の4つ目は、「不祥事について重ねてお詫び申し上げます。」です。このフレーズ内、「不祥事」という言葉の意味は、「関係者にとって不都合な事件、事柄」という意味です。イメージとしては会社の不正、スキャンダルなどを指すことが多いです。
具体的には、「今回の弊社が招いた不祥事について、重ねてお詫び申し上げます。」などの形で使用できます。これも事前に前の内容でしっかりその経緯について説明を済ませ、相手に再度謝ることで敬意を示すために使用します。メールや公的文書などの締めのフレーズとして使われます。
締めの言葉で使えるビジネスメール例文⑤ご迷惑おかけしましたこと重ねて
締めの言葉で使えるビジネスメール例文の5つ目は、「ご迷惑おかけしましたこと重ねてお詫び申し上げます。」です。言葉通り、相手に迷惑をかけてしまった事柄に対して真摯に謝罪の意を述べた表現です。これは自分の会社でもよく使われているな、耳にしたことがあるな、とあなたも感じたかもしれません。
メールや口語表現でも相手に丁寧に謝罪する表現としてとても汎用度の高い表現と言えるでしょう。具体的には、「この度は、貴社営業部にもご迷惑おかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。」などの形で使用します。何かトラブルがあったさいに自分に非があるならこのような表現ですぐに謝罪ができると良いですね。
「重ねてお詫び申し上げます」の類語の使い方例文は?
「重ねてお詫び申し上げます」類語使い方例文①心よりお詫び申し上げます
「重ねてお詫び申し上げます」類語使い方例文の1つ目は、「心よりお詫び申し上げます。」です。このフレーズ内の「心より」とは、「心から、心の底から」という言葉で、その謝罪の言葉や気持ちが本物である、というこちら側の真摯で誠実な姿勢を強調する際に使用します。
具体的には、「今回は貴社に弊社の~がご迷惑をおかけしてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。」などの形で使用します。例文のように、このフレーズの前に自分が謝罪したい事柄に対して簡潔に述べてその内容を重ねます。少し堅いイメージのある表現と言えます。
「重ねてお詫び申し上げます」類語使い方例文②重ね重ねお詫び申し上げます
「重ねてお詫び申し上げます」類語使い方例文の2つ目は、「重ね重ねお詫び申し上げます。」です。この「重ね重ね」とは、「重ねて」と同じ意味で「もう一度、再度」という意味です。ただ、「重ね重ね」とした方が「重ねて」よりもより重たい感じ、堅い感じがありますので、言葉により重みを持たせたい場合に有効です。
具体的には、「今回はこちらの不祥事でお客様にもご迷惑をおかけしてしまったこと、重ね重ねお詫び申し上げます。」などの形で使用します。この表現では「何度謝罪しても足りないくらいです」というこちらの非常に申し訳ない気持ちを丁寧に表現できますので、ぜひ活用してみましょう。
「重ねてお詫び申し上げます」類語使い方例文③重ねてお詫び致します
「重ねてお詫び申し上げます」類語使い方例文の3つ目は、「重ねてお詫び致します。」です。このフレーズは、「する」の謙譲語である「致します」が入っているので、自分が相手よりへりくだることにより、相手に敬意を表す敬語表現となっています。
具体的には、「ご連絡が遅くなりましたこと、重ねてお詫び致します。」などの形で使用することができます。謙譲語を用いた「~致します」の文末で終わる表現は、ビジネスでも良く用いられる敬語表現です。今回の「ご連絡が遅くなりましたこと、重ねてお詫び致します。」もメールなどでよく用いられますね。
以上までで、「重ねてお詫び申し上げます」の例文とその類語表現の使い方について詳しく解説してきました。メールで相手に自分がミスを犯してしまったのでこれから気を付けますね、という表現があります。下記記事では、その「以後気を付けます」という表現を意味や使い方を踏まえて解説しています。参考にしてみて下さい。
「重ねてお詫び申し上げます」の英語の使い方例文は?
「重ねてお詫び申し上げます」の英語の使い方例文①Iapologize
「重ねてお詫び申し上げます」の英語の使い方例文の1つ目は、「 I apologize again.」です。「apologize」とは「謝罪する、詫びる」という意味の英単語で、「again」は「再び、もう一度」という意味になりますので、これが日本語の「重ねて」の部分になります。
このフレーズはメールの締めの言葉としてビジネスでも日常生活でもよく使われます。これを使う前に謝罪したい事柄についてきちんと説明し、責任の所在をはっきりさせてから用いることが使う時のポイントとなります。自分の謝罪の気持ちを強調したい時に文面や会話時に活用しましょう。
「重ねてお詫び申し上げます」の英語の使い方例文②Iamvery
「重ねてお詫び申し上げます」の英語の使い方例文の2つ目は、「I am very sorry that...」です。that以下に自分が謝罪したい事柄を表現します。具体的には、「I'm very sorry that I asked you so many questions.」などの形で使用します。
この例文の意味は、「あなたに沢山質問をしてしまって、重ねてお詫び申し上げます。」です。「very」という言葉で「とても、非常に」申し訳なく思っていることを伝えています。ちなみにsorryは1つ目の例文で出たapopogizeよりも少し軽めの謝罪の気持ちを表します。単語一つでニュアンスが変わります。
「重ねてお詫び申し上げます」の英語の使い方例文③Isincerely
「重ねてお詫び申し上げます」の英語の使い方例文の3つ目は、「I sincerely apologize that...」です。「sincerely」とは「真摯に、真摯な気持ちで」という意味でこの単語はビジネスメールでも締めの言葉としてよく用いられます。that以下に謝りたいことを入れて使います。
具体的には、「I sincerely apologize that I replied to you really late.」、「ご連絡が遅くなりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。」などの形で使用します。このフレーズを使うと、英語で自分の相手に対する真摯な気持ちをしっかり伝えられます。
「重ねてお詫び申し上げます」の使い方の注意点は?
「重ねてお詫び申し上げます」の使い方の注意点①詫びる意思を行動でも示す
「重ねてお詫び申し上げます」の使い方の注意点の1つ目は、「詫びる意思を行動でもしっかり示す」です。これは特にビジネスでよくあることですが、何度も同じようなミスや不具合を起こしながら、一向にその状態が改善されないということがあります。これは、得意先などに謝罪するばかりで行動が改善されていないからです。
この記事を読んでいるあなたも、無意識のうちに「まあ、後で謝れば良いか」と思ってこのフレーズを頻繁に使用するものの、完全の問題解決やサービス向上に着手できていない、ということはありませんか?基本的に、口だけで行動が伴わない人は社会人として信用されません。口先だけの表現にならないように注意しましょう。
特に「ご連絡が遅くなりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。」などの表現は便利ではありますが、これを使うことによって返信が常に遅れることが許されるわけではありません。基本的には英語でもそれは同じす。責任感ある行動は万国共通ですね。
「重ねてお詫び申し上げます」の使い方の注意点②この表現後の追記は避ける
「重ねてお詫び申し上げます」の使い方の注意点の2つ目は、「この表現後の追記は避ける」です。「重ねて」とは先に解説した通り、「再び、もう一度」という意味です。したがって、この表現を使っている時点で謝罪の言葉は最低でも複数述べています。この言葉は主にメールやスピーチの締めに使い、後の内容追記は避けます。
「重ねてお詫び申し上げます」や他類語表現を積極的に活用しよう!
当記事では、「重ねてお詫び申し上げます」という表現の使い方や具体的な例文、英語表現など多数ご紹介してきましたが、いかがでしたか?特に「ご連絡遅くなりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。」などの表現は毎日、特にビジネスの現場では本当によく耳にする表現ですよね。
相手に謝罪する際には、自分の非がどこにあるのか、具体的にはどんな内容で、今後はどこを改善していけば良いのか?をしっかり認識する必要があります。そして、肝心なのはそれをきちんと実行し、問題を解決していくことです。ぜひあなたも参考にしてみてください。
下記関連記事では、ビジネスメールや手紙で使える「末筆ではございますか」というフレーズの意味や例文をたっぷりご紹介しています。今回のような詫びのメールなどにも合わせて活用できますよ。興味のある人はこちらもチェックしてみてください。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。