電気代の平均って一体いくら?一人暮らしや2人、冬と夏それぞれ解説
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電気代はどうやって計測してるの?
電気使用量に応じて料金決定
電気使用量のお知らせや電気料金表などで、「kWh」という単位を見たことがあるかと思います。これはキロワットアワーと読み、1kW(キロワット)の消費電力の電化製品を1時間使用した場合の電気の量を指す単位として使われます。その月のトータル電力消費量(kWh)に、各電力会社によって定められた電気料金(円/kWh)をかけて、毎月の電気料金が決定されるという仕組みです。kwhは電力会社によって異なる
1kwhの料金は、電力会社によって異なります。電力自由化により、定額プランや基本料金が0円のプランなども登場しましたが、現在も電気料金の多くは「基本料金+電力量料金+税金等=電気料金」という従来のプランに倣って設定されています。まずはご自身で契約されている電力会社の料金体系を確認してみましょう。光熱費の中のガス代もバカにならない
料金が割高と感じられている光熱費として、電気代の他にガス代が挙げられています。ガス代の場合、使用頻度の割には料金が高いと感じている人が多いようです。また、都市ガスとプロパンガスによっても料金の違いがあり、プロパンガスを使用している方は特に割高と感じるようです。電気代もガス代も毎月の出費であるため、極力節約したいと考える方が多いのでしょう。住んでいる人数によって変わる?
1人暮らしの電気代
総務省統計局の家計調査によると、1人暮らし世帯の電気料金の平均額(2015年)は、ひと月当たり3,257円です。1人暮らしの場合、本人が家にいない時は最低限の電気代しかかからないこともあり、これくらいの電気料金になっています。平均額が3,257円ということは、節約を意識的にすれば、より安く電気代を抑えることが可能であると考えられます。2人(夫婦二人)の場合の電気代
総務省統計局の家計調査によると、夫婦など2人暮らし世帯の電気料金の平均額(2016年)は、ひと月当たり8,933円です。1人暮らしと比べて、倍以上の平均金額となるようです。原因はさまざま考えられますが、外出する時間帯がバラバラで、どちらかが部屋にいることにより電気の使用時間が増えたり、1人暮らしと比べて住む部屋の広さ(部屋数)が増えることなどが挙げられると思われます。3人家族、4人家族の電気代
総務省統計局の家計調査によると、3人暮らし世帯の電気料金の平均額(2016年)は、ひと月あたり10,321円、4人暮らし世帯の平均額(2016年)は、ひと月あたり10,867円です。世帯人数の増え方と電気料金の上がり方の関係性を見ると、世帯人数が2人から3人に増える時が大きい増え方をしています。 世帯人数が2人から3人に増える一般的な理由は、結婚した2人世帯に子どもが生まれるという場合が多いです。それに伴い、これまでより広い家へ引っ越す、両親のいずれかが退職・休職をすることで在宅時間が増えるなど、生活スタイルの変化が、電気料金の増加につながっていると思われます。季節によって変わる?
冬の電気代
総務省統計局によると、冬(1~3月)の電気代の平均は14,094円です。年間平均電気代は11,203円のため、冬はそれよりも約3,000円高く、1年の中で一番電気代が高い季節となっています。冬に電気代がかさむ理由としては、エアコンの冷房と暖房の消費電力の違い、日照時間減少に伴い照明の使用時間が増加、冬服の枚数増加やかさばりによる洗濯機と乾燥機の使用頻度増加などが挙げられます。夏の電気代
夏場はエアコンの冷房や扇風機、冷風機を多く使用します。そのため電気の消費量が多いイメージが強いですが、実際の平均電気代は10,000円を下回る家庭が多く、さほど電気代は高くありません。夏場は節電への意識が高まる傾向にあることや、窓を開放して風を取り入れたり、エアコンと扇風機の併用により設定温度を高めたりと、工夫できることが多いということも関係しているといえます。月別の電気代の違い
大まかに夏場と冬場の電気代の違いを解説しましたが、年間を通して平均電気代が1万円を下回っているのは6,7,10,11月で、中でも一番平均電気代が安い月は6月、その次は7月となっています。6,7月といえばクーラーを使い始めていてもおかしくない時期ですが、電気代があまりかかっていないのは、先述した要因が関係しているのかもしれません。電気代が変化する可能性があるもの
一軒家
一軒家の電気代は、マンションやアパートなどに比べると1.5倍かかるといわれています。一軒家は、マンションやアパートと比較すると、部屋数の多さや、同居する人数の多さなどが関係して、どうしても電気代がかかってしまいます。 アパートやマンションから一軒家に引っ越ししたことにより、以前より電気代が高くなってしまったと感じている方も多いと思います。そのぶん一軒家は工夫次第で節電の余地も多くあると言えるでしょう。オール電化
オール電化の場合には、ガス代や灯油代がかからないため、一般家庭の電気代+ガス代+灯油代の合計平均額とオール電化の電気代を比較してみます。 まず、オール電化の電気代平均額は年間190,868円であるのに対し、一般家庭の電気+ガス+灯油代平均額は年間223,812円となっています。オール電化の方が年間3万円程安くなっています。 また「オール電化の電気代は冬どうなる?賃貸との比較や節約術なども紹介」の記事も参考にしてみてください。まとめ
電気代の平均と言っても、諸条件によって大きく異なることがわかっていただけたかと思います。ご自身の該当する条件と比べてみた際に、請求が多い方なのか少ない方なのかを確認することで、今後の節約の指針をうまく立てられるのではないでしょうか。商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
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