「読書レポート」の構成と書き方の例を紹介!スラスラ書くコツを掴めば誰でも書ける!

あなたは、読書レポートの書き方が分からない!と悩んでいませんか?当記事では、読書レポートをスラスラ書く構成と具体的な書き方の例を詳しくご紹介します。読書レポートは、コツを掴めば誰でも書けます。ぜひ参考にしてみてください。

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【構成】読書レポートの書き方とは?

①序論

パソコンに向かう女性

読書レポートの書き出し部分は、序論と呼ばれます。大学のレポートや論文は、序論から始めるものがほとんどです。読書レポートでは、序論部分で主に「本の要約、本論で書くテーマの説明」を行います。書き出し部分は読み手の興味が引けるかどうかの分かれ目にもなりますので、力を入れて書きましょう。

まず本の要約部分には、自分が読んだ小説や新書の大体の要約、著者についてのまとめを書きます。次に本論への橋渡しとして、「私はこのレポートでこんなテーマを書きます」ということを明記します。序論部分の例を挙げると、以下のようになります。レポートの印象を左右する書き出し部分の参考にしてみましょう。

    読書レポートの序論部分の例

  • 私が今回読んだ本というのは、「遠く彼方へ」という小説だ。〇〇書店から新書として出されている本である。この本の著者である〇○は、〇〇生まれの「太古の起源」と呼ばれる代表作で有名な著者だ。今回のレポートでは、この本を読んでみて私が感じた、〇〇について書いていきたい。

②本論

カフェ

レポートの書き出し部分の序論の次に、本論を書きます。いわば、本論部分が読書レポートのメインです。ここに本を読んでの感想、批評や意見を書いていきます。大学の論文の場合、より客観的な記述が求められますが、いわゆるブックレポートでは主観的な記述を多く盛り込むことになります。

構成の一番初めの書き出しで示したテーマから逸れない形で、しっかりと自分がテーマについて考えたこと、感じたことなどを書いていきましょう。必要なら読んだ小説・新書のあらすじも少しなぞりながら構成していきます。下に本論の一部の例を示します。

    読書レポートの本論部分の例

  • 私は、著者のこの発言について、少し違和感を持った。なぜなら、私の中で、普段の自分自身の生活の中でこのような考えを持つこと自体が無いからだ。この違和感の正体について考えてみた結果、以下のような考えに至った。

③結論

ワーク

読書レポートの最後は、結論で構成します。結論とは、言い換えるとまとめです。自分の設定したテーマについての意見を明示した上で、全体のまとめを書いてレポートの結びとします。いわばレポート内容の繰り返しになりますので、分量が多くなりすぎないように注意しましょう。以下に一部の例を示します。

    読書レポートの結論部分の例

  • この小説を読んで、私は故郷に対するイメージを一新することとなった。ただの古い土地、と考えていた故郷が新たに輝きだしたのだ。

下記関連記事では、レポートの基本構成について詳しくご紹介しています。書き方の例や分かりやすく見えるコツも同時に学べます。レポートの基本構成についてしっかり学んでおくと、読書レポート以外のあらゆるレポートに応用できます。気になる方は、下記記事内容もぜひチェックしてみてください。

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【文章】読書レポートの書き方は?

①目次に沿って縮約を書く

本

次は、目次に沿って縮約を書きます。縮約とは、言い換えると要約です。小説・新書の目次の順に本を読み、要約をメモやノートに書いていきます。この時点で余裕があれば、内容に対して自分が考えたこと、感じたことも書いていきます。

小説・新書の目次に沿った縮約は、後で大学の読書レポートの構成をする際に非常に役に立つものです。本論部分の自分の意見を述べる際の道しるべにもなりますので、集中して書き出してみてください。

②全体の要約をする

疲れ

次に、縮約を参考にしながら本全体の要約を考えます。自分が読んだ小説・新書が通して読者に訴えたかったこととは?という視点で考えると上手くまとまります。本全体の要約は、最初に確認した本の題名に関連したものになるはずです。

③自分の意見・批評を工夫する

学生

最後に、自分の意見・批評の工夫をしましょう。各縮約・本の要約の際にメモした自分の意見や批評があれば、それをより洗練した形・言い回しに工夫していきます。メモがない場合は縮約・要約を読み直して、それに対して自分の意見・批判を書いていきます。

この時点で、意見や批判が完ぺきな形である必要はありません。あくまで、草案のつもりで気軽に書いていきましょう。後にレポートとして構成して実際の執筆をする際に再度修正を入れることができます。必要であれば自分が選んだ小説・新書の各箇所をもう一度読み直すことも役立ちます。


【例】読書レポートの書き方は?

①読書感想文形式の場合

本

読書感想文形式で読書レポートを書く場合、自分が読んだ書籍について主観を大いに盛り込みます。大学では通常、レポートでは客観性を保つのが基本ですが、このタイプのレポートでは主観を盛り込むのがコツです。書き出し部分の例を以下に挙げます。

    読書感想文形式の読書レポート書き出し例

  • 今回読んだ〇〇の主人公の健司は、一言で言えばバカ正直人間だ。何度人に裏切られてもめげず、自分の目標に向けて努力を続けていく。この主人公の真摯な姿が、〇〇という本が多くの読者を魅了する理由の一つだろう。

読書感想文形式で読書レポートを書く場合、自分が読んだ書籍について主観を大いに盛り込みます。大学では通常、レポートでは客観性を保つのが基本ですが、このタイプのレポートでは主観を盛り込むのがコツです。書き出し部分の例を以下に挙げます。

②現実問題に絡める場合

メモ

現実問題に絡める場合、過去のデータや歴史をレポートの構成内に組み込みましょう。特に小説の場合は、内容自体が現実感の薄いものも多くあります。適度にデータ・歴史を織り込むことで、よりレポートと呼ぶにふさわしいレベルに仕上げられます。以下、本論中に歴史を織り込む例です。

    現実問題に絡めるレポートの本論例

  • 当小説内で主題となっている宗教に関わる問題は、21世紀になった今でも未だ進行中であると言える。宗教の歴史は、古代ローマやギリシャなどを含めると、1300年代まで遡ることができる。

③筆者の意図を読み取る場合

筆者

筆者の意図を読み取る場合、基本的には自分で自由に「筆者が本を通して伝えたいこと」を想像して書きましょう。ただ、担当教授・教官の授業の意図に沿った内容に仕上げるのがコツです。新書・小説問わず、筆者の気持ちになって簡潔にまとめましょう。

    筆者の糸を読み取る場合の結論の例

  • この〇〇という作品を通して、筆者は宗教と人間の関わりの深さと、それに対する新たな視座を読者に提供していると感じる。

読書レポートの書き方のコツとは?

①事前にレポートのテーマを設定する

図書館

事前にレポートのテーマを設定する、というのが一つ目のコツです。本を読み始めた早い段階で、「今回のレポートは何をテーマにして書くのか」を予め設定しておきましょう。テーマ設定なしに書き出しを始めるのは、賢明な方法とは言えません。

もちろん、小説や新書を読み進めてみて途中でテーマを変えることも可能です。しかし、事前に仮の形でも良いので、執筆テーマを決めておくことをおすすめします。

②根拠となる材料を集める

リサーチ

根拠となる材料を集める、というのもコツです。読書レポート内でも、例えば何かの統計データを自分の意見の根拠として示す必要が出てくることがあります。この時、裏付けとなる、根拠となる材料をレポート内に示す必要があります。

根拠となる材料は、インターネットや大学の図書館などを活用して集めましょう。引用が必要な場合は、レポートの引用ルールに従って引用を行います。材料集めの手順も、コツを掴めば簡単ですのでぜひトライしてみてください。

③他の人の書評を参考にする

書評

他の人の書評を参考にするのも良いコツです。偶然にも自分と同じ本に対する、他の人の書評を見つけた場合は、その内容を参考にしてみましょう。自分では気づけなかった視点を与えてくれることも多々あります。

書評は、インターネットで自分が選んだ本の名前に書評、と検索すると探せます。中には書評自体が存在しない場合もありますが、もしあればぜひ参考にしてレポートの構成に活かしてみてください。ただ、他人の発言やアイディアをそのまま盗用するのはNGです。参考にする程度に留めておきましょう。

読書レポートの書き方の注意点とは?

①時間配分を考える

時間

時間配分を考える、というのは大事な注意点です。読書レポートは本を読むことが必須ですが、時間配分を考えないと読書だけで終わってしまった、ということになりかねません。大学のレポートには、レポート提出期限が決まっていることがほとんどです。

読書ももちろん大事ですが、目標はレポートを完成させることです。レポート提出日から起算して、読書からレポート完成までにかかる時間を試算します。時間配分をしっかり考えながら取り組むと、作業もスムーズに進みます。しっかり時間管理を行いながら、予定通りにレポートを仕上げられるようにしましょう。

②コピペはしない

禁止

コピペはしない、という大事な注意点もあります。大学のレポート・論文では、原則、いかなるコピペも認められていません。他の新書や書評を例として参考にするのはOKですが、それをそのままコピペすることは禁じられています。

気づかないうちにうっかり!ということもありますので、作成後には書き出し部分からコピペはないか自分でもチェックするようにしましょう。高校生までは見逃されていたとしても、最近では大学側の規定も厳しくなっていますので、注意してくださいね。

正しい読書レポートの書き方をマスターしよう!

仕事

大学の読書レポートの書き方の例やコツには、沢山のものが存在します。あなたも、当記事内容を参考にして正しい読書レポートの書き方をマスターしてみてください。

下記関連記事では、レポートの基本文字サイズについて分かりやすくまとめています。例えば2000字程度のレポートを書く際、文字サイズで迷ったりしていませんか?読みやすいおすすめのフォントについても学べますので、ぜひチェックしてみましょう。

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