レポートの文字サイズの基本の大きさって?読みやすいおすすめのフォント紹介!

大学生になったら避けては通れないレポート。文字サイズが決まらなくて、書き始められないこともありますよね。そこで、この記事ではレポートに適切な文字サイズについて解説します。ポイントは「読みやすさ」です。読みやすいフォントも紹介するので、参考にしてみてください。

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レポートの基本的な文字サイズは?

①10.5ポイント

辞書に書いてある文字

レポートの文字サイズの決め手は「読みやすいかどうか」です。文字サイズが小さすぎたり大きすぎたりすると、どんなに内容が良くても不合格となってしまうことがあります。文字の大きさやフォントの指定がなくても、読みやすいようにレポートの体裁を整えることが重要です。

そこで最も基本的な文字サイズといえるのが、10.5ポイントです。大学生の多くがレポート作成に使うソフト、Wordのデフォルトサイズになっています。レポートの文字サイズについて指定のない場合は、10.5ポイントで本文を書くことをおすすめします。

②11ポイント

パソコンに表示される文字

10.5ポイントに次いで使われることの多い文字サイズが11ポイントです。短い文章であれば10.5ポイントと見分けがつきにくいですが、レポート用紙1枚ほどの文章であれば大きさの違いが分かります。10.5ポイントでは見づらいと感じたら、11ポイントに変更すると読みやすいレポートになるでしょう。

一般的に文系の学科や講義で出すレポートは、図表が少なくなりがちです。文章が中心のレポートの場合は、文字を少し大きくした方が読みやすくなります。文系のレポートで指定がない場合は、11ポイントでレポートを書くのがおすすめです。

③12ポイント

様々な大きさの文字

12ポイントの文字サイズは、一目で文字が大きいという印象を受けます。行間や余白も広くなり、レポート用紙1枚に入る文字数も減るので注意が必要です。理由は、枚数の多すぎるレポートも読みにくくなってしまうためです。12ポイントの文字サイズは、Wordソフトで3枚以内に収める場合でのみ使うようにしましょう。

レポートの文字サイズは、教授や大学によって決まっている場合もあります。指定があったら必ずそちらに従いましょう。指示のない場合にだけ、基本的なサイズといわれる10.5ポイント・11ポイント・12ポイントのどれかに統一すれば大丈夫です。

本文以外の文字サイズは?

①見出しは本文よりも大きくする

新聞の見出し

レポートでは、本文とは別に見出しをつけることもあります。見出しをつけることで、より読みやすいレポートに仕上がります。本文と見出しを区別するために、見出しは文字サイズを変えたほうが良いでしょう。場合によってはフォントを変えても構いません。

見出しの基本的な文字の大きさは、本文よりも0.5ポイントから1ポイント大きいサイズです。つまり本文が10.5ポイントなら、見出しは11ポイント程度が適切なサイズとなります。しかし0.5ポイントの差では分かりづらいこともあるので、Wordソフトで執筆するなら太字にするなど工夫をすると良いでしょう。

大学によってはレポート作成のガイドラインがある場合もあります。ガイドラインでは、文字サイズから余白のサイズまで指定されていることも多いです。例えばタイトルは20ポイント、章の見出しは18ポイントなどです。このように大学で様式が決まっている場合には、必ずガイドラインに従ってレポートを作成しましょう。

②参考文献や脚注は本文と同じか小さくする

本とノート

レポートでは参考文献を記載したり、脚注をつけたりすることもあります。参考文献や脚注も、本文と区別できるように書きましょう。基本的な参考文献の記載方法として、文末にまとめて書くパターンと、文中に挿入するパターンがあります。文末に書く場合は「参考文献」と見出しをつけ、本文と同じ文字サイズで記載します。

文中に参考文献の紹介を挿入する場合は、Wordの脚注挿入機能を使います。Wordの機能を使うと、本文とは別に用紙の端に文章が表示されます。標準の文字サイズは10.5ポイントですが、本文よりも0.5ポイントから1ポイント小さくすると、より分かりやすいでしょう。脚注の文章も同様です。

文字サイズを小さくする場合は、読みにくくならないように注意しましょう。9ポイントが最小です。文字を小さくしても入りきらない場合などは、余白を調整すると良いでしょう。また参考文献の書き方や文字サイズなどは、大学や講義によって決まりがある場合もあるので注意が必要です。

レポートの文字サイズを決めた後に注意すること

①レポート内での文字サイズを統一

一定の文字サイズで書かれた書物

レポート内での文字の大きさは統一するのが基本です。例えば本文を10.5ポイント、見出しを11ポイントと決めた場合は、レポート全体を通して同じ文字サイズで書きましょう。まれにWordの仕様などで、知らない間に文字の大きさが変わっていることもあるので、提出前に確認しておくと安心です。

②半角文字と全角文字の使い分け

様々な字体の文字

全角文字はパソコンで表示すると、縦横の比率が1:1になります。これに対し横幅が半分になっている文字を「半角文字」と呼びます。半角文字は英数字で使うことが多いです。横書きのレポートで数字やアルファベットを使うときは、基本的に半角文字を使うと良いでしょう。縦書きの場合は全角をおすすめします。


大切なのは「半角と全角、どちらを使っているか」を自分で把握しておくことです。半角文字と全角文字では大きさが違う上、Wordで半角文字を打つとフォントも自動的に変わる場合があります。本文内で文字の大きさやフォントにばらつきがあると、読みにくくなってしまうので注意が必要です。

③余白や行間のチェック

ノートに書き物

文字のサイズが同じでも、余白や行間の設定次第で見栄えが変わります。大学や教授からの指示がない場合は、Wordの初期設定のままで問題ありません。しかし文字サイズが12ポイントなど大きめだと、やや行間が広くなる傾向にあります。間が空きすぎている場合はWordの「段落」設定から調整しましょう。

余白も変更することが可能です。余白を狭くすると、1ページあたりの字数が増えます。行間や余白の設定を変えることで読みやすい文章になることもあるので、チェックしてみてください。適切なサイズが分らないときは、教科書などを参考にすると良いでしょう。

【番外編】レポートにおすすめのフォント3つ

ここまでは、レポートの基本的な文字サイズについて解説してきました。しかしフォントによって文字の大きさは少しずつ異なるので、注意が必要です。そこでここからは、大学のレポートでよく使われるおすすめのフォントをご紹介します。実際に使って、どんな見た目なのか確認してみましょう。

①MS明朝

パソコンで作業

明朝体は日本語の仮名や漢字を使った印刷物によく使われる字体で、レポートも例外ではありません。横線が細く、縦線が太いのが特徴です。中でも「MS明朝」というフォントは程よい太さで、読みやすいことからおすすめのフォントです。Wordで表示される字体と、印刷した時の字体が異なるので注意しましょう。

②MSゴシック

ゴシック体の文字

ゴシック体は全体的に同じ太さで、角ばった見た目が特徴です。明朝体よりも字が太い傾向にあります。フォントの指定がなければ本文を明朝体、見出しだけゴシック体にすると、メリハリが出て良いでしょう。ゴシック体は種類が多く、見た目の幅も広いです。レポートに使うなら「MSゴシック」がおすすめです。

③Times New Roman

新聞を読む男性

講義によっては、英語でレポートを書くこともあります。英語でレポートを書くときは、アルファベットの読みやすいフォントを選びましょう。そこでおすすめなのが「Times New Roman」という字体です。名前の通り、イギリスのタイムズ紙が新聞用に開発したフォントなので、ポピュラーで読みやすい書体です。

文字のサイズと同様に、フォントも指定がある場合があります。本文に指定はなくても、引用文や専門用語に決まったフォントを使うことがルール化されている研究室などもあるでしょう。レポートを書く前に、そのようなルールがないか確認しておくことが大切です。

読みやすい文字サイズでレポートを書こう!

パソコンで作業をする女性

レポートの内容はもちろん大事ですが、読みやすい体裁を整えることも同じくらい大切です。レポートを正しく書ければ、社会に出てからもビジネス文書などに苦戦することが減るでしょう。適切な文字サイズをおさえて、良いレポートにしてください。

レポートには、文字数や枚数の指定がつきものです。1枚当たりの文字数が分れば、どのくらいの文量を書けばいいのか見通しも立てやすいですよね。そこで、A4原稿用紙の文字数について解説されているこちらの記事をご紹介します。手書きの場合の文字サイズについても説明されているので、参考にしてみてください。

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