レポートの基本構成って?書き方の例や分かりやすく見せるコツを紹介!

レポート提出を求められ、何を書けば良いのか分からず困っている大学生が多いです。レポートは構成の正解を知っていると、悩むことなく書き上げることができるようになります。この記事では、書き方の例とともにレポートの構成を分かりやすく解説します。参考にして下さい。

レポートの基本的な構成とは?

①レポートは序論・本論・結論で構成する

パソコンと女性

レポートは序論・本論・結論の順の書き方で構成すると、誰が読んでも分かりやすい内容に仕上がり、評価も高いです。序論とは導入や書き出しの部分に当たります。これから述べる自分の意見や実験、調査などの内容に対する疑問や自分の予想を序論で明らかにします。

本論では、自分の考えや他人の考え、行った調査や実験の結果などについて言及します。本論で全体の約8割の分量を活用すると、自分の意見の正当性を示すために必要なデータを上手く提示することができます。少なすぎるとレポートの内容は独断と偏見で構成されているとみなされます。多すぎると結論の内容が薄くなります。

最後に、結論としてレポートのテーマに対する自分の答えをまとめます。分かりやすいレポートにするためのコツは、序論で述べた自分の予想や疑問に対応する内容にすることです。結論は全体の1割ほどの分量ですので、簡潔に分かりやすい文章表現を心掛けます。

②答えがはっきり分かる構成にする

電卓を叩く手

大学で課されるレポートには何らかのお題が設定されていますので、はっきりと答えの内容が分かる書き方にします。どんなに深い考察や上手い実験を行えていても、答えがはっきり提示されないレポートの内容では、読み手に評価してもらえません。

レポートの構成を考えるときは、まず最も大切なお題に対する答えを決めてから、全体の流れを構成すると分かりやすいレポートに仕上がります。いきなり文章を書き出すのではなく、まずはパソコンやスマートフォンのメモ帳機能を利用して、アイデアを書き出しましょう。

レポートの構成の書き方例とは?

①目次を作る

万年筆と男性

レポートの構成を練る時、まずは目次(アウトライン)を作ります。目次と見出しが出来たら、各章で何について述べるのか箇条書きでメモに起こします。例えば、テーマ「好きな食べ物」については、「①焼き肉が好き」「②なぜ私は焼き肉が好きか」「③焼き肉はエンターテイメント性が高い」という章立てが考えられます。

レポートの構成は、内容の分量が序論・本論・結論が1:8:1、場合によっては1:7:2になるように調整します。序論で触れる疑問については、複数を採用するのではなく、その中の一つに絞ります。読み手に興味をもってもらうためのレポートの構成は、広く浅い物よりも狭くても深い内容の方が高評価を得られるコツです。

本論は序論や結論で述べる自分の意見の根拠となるべき部分です。ボリュームが少ないと感じたら、テーマに関連する図書や論文に目を通しましょう。

②材料を集める

パソコンと女性

レポートの大部分を占める本論に使用する参考文献や実験・調査のデータなどの材料は、できるだけ多く集めましょう。結論に当たる部分の考察を正当化するためには、正確な情報を並べる必要があるからです。

例えば好きな食べものについて単に「焼き肉はみんなで騒げて楽しいから」という主観だけで構成するよりも、食文化に関する論文などを取り上げた方が、意見に深みが生まれます。

本論の要素が充実すると、その前後に当たる序論や結論は要旨をまとめるだけになるので、簡単に仕上がります。また自分の意見や予想を強化する情報だけではなく、反対意見も集めておくと、より深みのある内容に仕上がります。

【目的別】レポートの構成書き方例

①文系レポートの構成書き方例

黄色の服の女性

文系のレポートは、問題提起、事実の羅列、自分の意見、テーマに対する答えの順で構成します。序論が問題提起にあたり、結論に当たる答えの部分に対応する内容にすることが、まとまりのある構成にするコツです。

例えば、「○○という定説が存在するが、本当だろうか。なぜ人々が信じるようになったのか、考察していく。まず第一の理由として、○○。次に第二の理由として、○○が挙げられる。最期に、○○という理由が挙げられる。」のように、疑問に対して調べた内容を列挙していきます。

さらに「このテーマについて第一人者である○○が執筆した書籍○○を見てみると、次のような一文がある。」など、適宜参考文献についての引用が入ると、より分かりやすい構成となります。

②実験レポートの構成書き方例

薬品棚

実験の目的、原理・方法、結果、実験結果に関する考察、今後の展望の順で構成します。実験の方法については事実のみを並べます。最初に箇条書きや章仕立てで実験手順を書き出しておくと、分かりやすく書きやすいです。

大学で行う実験は、はっきりとした目的が最初に提示されます。レポートでは授業などで提示された目的をまとめて書きます。実験方法の書き方については、過去形でまとめます。実験結果に関する考察は、感想文のような書き方にならないように注意します。例えば匂いや音など、気がついたことを簡潔にまとめるのが正解です。

また実験レポートでは、実際の実験に使用した装置の構造や形式、薬品の種類などについても記載します。実験結果については文章で説明するだけではなく、表や数式なども明記しましょう。数値データの量が多い場合は、本文に入れるのではなく別紙にまとめると読みやすくなります。

③調査レポートの構成書き方例

検索

調査の目的、手法、結果、調査結果に関する考察、今後必要になる調査についての順で構成します。調査結果は図や表でまとめて添付すると、より分かりやすいレポートになります。アンケートの結果など、データ量が多くなる場合は本文で触れると長くなりすぎるため、別紙に用意するとすっきりとした構成になります。

調査レポートの基本的な構成は通常のレポートと同じですが、本論では調査がどのような手順で行われたのか、どんなデータが実際に得られたのか事実を詳細に述べます。

分かりやすいレポートの構成にするコツとは?

①読み手を意識する

文房具

分かりやすいレポートの構成にするためには、読み手にとっての読みやすさを意識することが最も重要です。どんなに良い意見であっても、文章の構成が支離滅裂だと、読むのに疲れてしまい内容が頭に入らず正当な評価を受けられません。

また大学で課されるレポートは、読み手がテーマを設定するものです。読み手の問いかけに直接答える内容のレポートでなければ、相手は最期までレポートを読む気すら失います。読み手がどのような視点や意識を持ってレポートの課題を設定したのか、よく考えてからレポートの構成を組み立てることが、高評価のコツです。

さらに文体を統一すると、読みやすいレポートになります。もしも「です、ます」といった口調と、「だ、である」で終わる口調が混ざると、ちぐはぐな印象を読み手に与えてしまいます。レポートには「だ」や「である」で終わる、言い切るタイプの文体がふさわしいです。

②5W1Hを意識する

本

5W1H(What 、Who 、Where 、When 、Why 、How)がしっかりと分かるように意識してレポートの構成を練ると、読み手の頭にすんなりと内容が入り込むため分かりやすくなります。

5W1Hとは目的、主体者、場所、時間、動機、手法について示しています。5W1Hのいずれかを示す主語が文章内に含まれるように構成を考えると、読みやすくなります。構成のメモをとるときに意識して明記しておくことがコツです。

大学のレポートで高得点をとるコツとは?

①見た目を整える

黒板

人間の第一印象と同じように、レポートも見た目が整っていることが読み手に高評価をつけてもらうためのコツです。レポート用紙が曲がったり汚れていないか気をつけましょう。枚数が多い場合、左端をホッチキスでとめておきます。相手が読みやすい綺麗な状態を意識します。

また大学で提出するレポートは、書式についてきちんと規定が設けられています。レポートの採点者は、中身からではなく書式について守られているかどうかでレポートを振るいにかけ、評価します。自分らしさはレポートの内容で追求するようにして、書式はルールをきちんと守った方が、高評価を得るためのコツです。

②参考文献を明記する

資料室

大学のレポート採点者が重視するのが、「きちんと参考文献に目を通したのか」という点です。特に指定がなかった場合でも、参考文献を明記しておくと評価が上がります。目を通した参考文献が多ければ多いほど、真面目にテーマに向かい合ったと判断されるからです。

参考文献はできるだけ書籍や論文を活用します。インターネットサイトを参考文献とする場合、官公庁の公式サイトなどよほど信頼できる情報源でなければ評価は上がりません。

レポートの構成で注意するポイントとは?

①あいまいな文章表現は避ける

勉強中

レポートの内容で最も気をつけたいのが、あいまいな文章表現にならないように気をつけることです。構成ができたら、読み手が様々な受け取り方をしないように、シンプルな表現方法をとっているかどうかチェックします。

分かりやすいのは、明確に言い切る文章です。「○○かもしれない」「○○という可能性もあるだろう」といった、婉曲な言い回しは避けます。「○○と推測される」など、自分の意見として言い切りましょう。

他人の意見を引用する場合も、「○○だそうだ」「○○らしい」とするのではなく、「○○は○○と述べている」と言い切りの文章表現を心掛けます。大学生であっても、レポートの中では専門家の名前に尊称をつける必要はありません。

②規定を守る

カラフルなクリップ

レポートの構成を考える際には、しっかりと規定に合わせることが必要です。レポートには文字数や用紙サイズなど、様々な規定が設けられています。規定を守らずにレポートの構成を自由に決めてしまうと、評価の対象外になってしまいます。レポートの構成を考える前に、まずは設定された規定に目を通すようにしましょう。

規定の中に表紙に関して言及がなくても、表紙は作ります。もし「表紙は不要」と明確に告知されている場合は、規定に従って表紙はつけなくていいでしょう。

表紙にはタイトルとレポート作成者氏名の他、作成日も記入します。大学のレポートの場合は、忘れずに学籍番号と授業名、学部名も入れます。レポートの表紙について、くわしくはこちらの記事を参考にご覧下さい。

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③引用のルールを守る

貯金箱と女性

参考文献があるレポートは高評価を受けやすいですが、内容の引用が多すぎると「盗作」と見なされます。まるごと文章を抜き出すだけではなく、語尾をオリジナルと違うものにするなど、加工を加えた文章をレポートに載せることも盗作です。

引用元となる文献があるにもかかわらず明記しなかった場合は、盗作と見なされます。盗作したレポートは評価対象外となるだけではなく、今後の進路などにも悪影響が出ます。盗作疑惑をかけられないためにも、他人の意見の丸写しや、参考文献の記載漏れがないように注意しましょう。

また参考文献や引用先が一冊の本だけでは、引用部分が少なくても主張や情報に偏りが出ます。参考文献は最低でも2冊以上を使用するようにします。引用についての詳しいルールは、こちらの記事を参考にご覧下さい。

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基本の構成を守ってレポートを格上げしよう

レポートは、序論・本論・結論の順番で構成すると内容が相手に伝わりやすくなります。特に大学のレポートは参考文献を用意すると、読み手に好印象を与えることができます。またレポート提出の際に提示される規定を守ることが、高評価を得るためのコツです。内容だけではなく、書式も注意してレポートを仕上げましょう。

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