フランス料理のマナー|フォークの作法やフレンチのコースの食べ方

覚えておきたいフランス料理のマナーを紹介します。フレンチレストランに訪れる際の正しい服装やテーブルマナーをしっかり把握しておきましょう。フランス料理の食べ方の作法を覚えておけば、周りから見てもスマートにかっこ良く過ごすことができます。ぜひチェックしておきましょう。

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フランス料理のマナー|レストランの服装

フレンチレストランの服装のマナー①お店の雰囲気に合わせる

レストラン

フレンチレストランの服装のマナー1つ目は、お店の雰囲気に合わせることです。日本で厳格にドレスコードが定められているレストランはほとんどありませんが、それでもお店の雰囲気に合わせた服装をするのがマナーです。女性であればスーツ・ワンピース、男性であればスーツが望ましいです。

グランメゾンと呼ばれる格式高い高級フレンチレストランの場合、夜はイブニングドレスのようにデコルテの空いた夜会の正装で女性は行きましょう。男性はグランメゾンに行く場合スーツが望ましいですが、もう少しカジュアルなフレンチレストランならジャケットを着用していれば構いません。

フレンチレストランの服装のマナー②スカートは膝下でストッキング着用

服

フレンチレストランの服装のマナー2つ目は、スカートは膝下でストッキングを着用することです。スーツもしくはワンピースで行く場合、スカートの丈は膝下を心がけます。そして必ずストッキングを着用するようにしましょう。生足はマナー違反です。

女性の服装はスカートではなくパンツスーツでも構いませんが、カジュアルなフレンチレストランであっても半ズボンはマナー違反です。これは男性も同様なので気をつけましょう。男女共に生足は見せないようにする、と覚えておくのがいいですね。

フレンチレストランの服装のマナー③サンダル・スニーカー・ミュールはNG

靴

フレンチレストランの服装のマナー3つ目は、足元についてです。男女ともにサンダル・スニーカーはNGです。また女性は、つま先の出るミュールも避けましょう。男性であれば革靴、女性はパンプスが望ましいです。カジュアルなタイプのフレンチレストランであれば、清潔なスニーカー・ヒール付きのサンダルでも大丈夫です。

フランス料理のテーブルマナー|ナイフとフォークの順番やナプキンの使い方


フランス料理のテーブルマナー①ナイフとフォークは外側から順に使う

テーブル

フランス料理のテーブルマナー1つ目は、ナイフとフォークを使う順番です。ナイフとフォークは、外側から順番に使いましょう。そして使い終わったら、食べ終わったお皿の右端に並べて置いておきます。この時ナイフの刃が外側を向いているとマナー違反なので、自分の方を向けるように気をつけます。

ナイフとフォークは基本的に料理ごとに新しいものを使います。また使っている最中でナイフやフォークを落とした場合は新しいものをくれるので、手を挙げて店員さんを呼びます。この時自分で落としたものを拾わないように気をつけましょう。

フランス料理のテーブルマナー②飲み物が来たらナプキンを太ももに広げる

飲み物

フランス料理のテーブルマナー2つ目は、ナプキンを広げるタイミングです。ナプキンは、最初の飲み物が運ばれて来る前に広げます。二つ折りにし、ナプキンの布の端が膝側・畳んで輪になっている部分がお腹側に来るように太ももの上に置きましょう。ナプキンを広げる行為は「食事をする準備ができた」という合図です。

ナプキンは食事が終わるまではテーブルの上に置かないように気をつけましょう。ナプキンをテーブルの上に置くという行為は「食事が終わりました」という意味があります。途中で席を外す場合は、椅子の上に置くか椅子の背もたれにかけましょう。

フランス料理のテーブルマナー③ナプキンは内側の端っこを使う

ナプキン

フランス料理のテーブルマナー3つ目は、ナプキンの使い方です。ナプキンで口を拭く際は、内側の端を使うようにします。汚れた部分が人の目に入らないように、また自分の服を汚すことのないように気をつけます。あまりにも汚れてしまった場合は新しいものに変えてもらうこともできます。

また、自分のティッシュ・ハンカチは使用しないようにします。これは「ナプキンが汚れていて使えない」という意味があるので気をつけましょう。汚れた口や手はぜひナプキンで拭いてくださいね。


フランス料理のマナー|フレンチのコースの食べ方

フランス料理のマナー|フレンチのコースの食べ方①最初に飲み物を頼む

ワイン

フランス料理のマナー・フレンチのコースの食べ方1つ目は、最初に飲み物を頼むことです。料理をオーダーする前に飲み物を頼むようにしましょう。選べないという方はシャンパンを頼みます。最初の飲み物の後は料理にあったものを注文しましょう。お店の方に「どんなものが合いますか?」と尋ねてもいいですね。

フランス料理のマナー|フレンチのパンの食べ方②一口大にちぎって食べる

パン

フランス料理のマナー・フレンチのコースの食べ方2つ目は、パンの食べ方です。パンは一口大にちぎって食べましょう。フレンチのコースで出される前菜の「オードブル」を食べるタイミングと同じくらいでパンを食べます。パンはメインのお皿を下げる時に一緒に下げるので、それまでには食べ終わるようにします。

パンは、パン皿がある場合はその上に置きます。皿がない場合は左側のテーブルクロスの上にそのまま置いてください。また、バターを塗る際は食べる直前に塗ります。ちぎる前のパンにバターをあらかじめ塗っておくことのないように気をつけましょう。お代わりのパンを勧められた場合は、1つだけ取るようにします。

フランス料理のマナー|フレンチのコースの食べ方③一口ずつ切って食べる

食事

フランス料理のマナー・フレンチのコースの食べ方3つ目は、食べ物は一口ずつ切って食べるということです。前菜で出されるオードブルは崩れないように一口大にナイフで切って食べます。ソースがあるメニューであれば、一口大に切ってからソースをつけて食べましょう。

フランス料理の作法|フレンチのスープの食べ方④手前から奥にすくう


スープ

フランス料理のマナー・フレンチのコースの食べ方4つ目は、スープの飲み方です。スープは手前から奥にすくって飲みましょう。スプーンは右手で持ちます。また、スプーン一杯にスープを入れないように気をつけましょう。手前から奥にすくって取ったスープは、口に流し込みます。音を立てないように気をつけましょう。

スープが少なくなってきたら、皿を少し傾けてスープをすくって飲みます。食器とスプーンが当たってカチャカチャと音がしないように気をつけてくださいね。食べ終わったらスプーンをそのままお皿に入れておきます。パンがある場合、スープにパンをつけて食べるのはマナー違反なので気をつけましょう。

フランス料理のマナー|フレンチの肉や魚の食べ方⑤最初に全部切り分けない

肉料理

フランス料理のマナー・フレンチのコースの食べ方5つ目は、肉や魚の食べ方です。肉料理・魚料理共に最初に全部切り分けないよう気をつけましょう。食べる度に左端から一口大に切ります。また、小さな皿に水が入って出てくる「フィンガーボール」が一緒に運ばれてきたら「手で食べてもいい」ということです。

魚料理を食べる際に、「フィッシュスプーン」があった場合は「ナイフ兼スプーン」として使うことができるので覚えておきましょう。フィッシュスプーンで切り、口に運んで食べます。また魚の骨は皿の右上に重ねて置くようにしましょう。店側に勧められた場合以外、料理のソースをパンにつけて食べるのは好ましくありません。

フランス料理の食事を終えてからレストランを出るまでのマナー

レストランを出るまでのマナー①ナプキンは軽く畳みテーブルの上に置こう

テーブル

フランス料理の食事を終えてからレストランを出るまでのマナー1つ目は、ナプキンは軽く畳んでテーブルの上に置くことです。先ほどナプキンの使い方でも紹介した通り、テーブルの上にナプキンを置くという行為は食事が終わったことを示す意味があります。食事を終えたら軽くナプキンを畳んで置くようにしましょう。

ここで気をつけたいのが、ナプキンはしっかり畳んではいけないということです。しっかり綺麗に畳むという行為には「料理が美味しくなかった」という意味が込められています。ぜひ覚えておいてくださいね。軽く畳むポイントは、太ももの上に置かれたナプキンをもう半分にふんわりと畳むことです。

レストランを出るまでのマナー②お会計はテーブルで済ませよう

レストラン

フランス料理の食事を終えてからレストランを出るまでのマナー2つ目は、お会計はテーブルで済ませるということです。すべての食事が終わったら店員さんを呼び、お会計と伝えます。カップルで来店していた場合は女性がお手洗いに立ったタイミングで会計を済ませておくと紳士的です。

また、家族で訪れた場合でもなるべく男性が支払うようにするのがいいですね。グループで訪れている場合は後でお金を集めるようにして、代表者がまとめて会計をします。くれぐれも会計時にもたつくことのないように店内ではスマートに会計をするのがマナーです。

レストランを出るまでのマナー③「ごちそうさまでした」と笑顔で伝えよう

レストラン

レストランを出るまでのマナー3つ目は、「ごちそうさまでした」と笑顔で伝えることです。これはフレンチレストランに限ったことではありませんが、「美味しかったです」という意味を込めて感謝の言葉を伝えるようにしましょう。相手の目を見て笑顔で伝えてくださいね。決して大声では言わないよう気をつけてください。

フランス料理をマナーを守って美味しく頂こう!

ディナー

フランス料理を食べる際のマナーについて紹介しました。フレンチレストランに行く機会があれば、ぜひマナーを守ってスマートに食事をいただきたいですよね。どれも難しい作法ではないので、ぜひ覚えておきましょう。デートや接待・記念日などにフランス料理を頂く機会があれば、今回紹介したマナーを役立ててくださいね。

他にもマナーについて参考になる記事を紹介します。ちょっとしたマナーを覚えておくだけで、周りからの印象も良くなりますし恥をかくことも無くなります。ぜひ一度目を通してみてくださいね。

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