12月の時候の挨拶20選!季語や上旬・中旬・下旬別の書き出し・結びとは?

12月の時候の挨拶は冬であること、またその年の終わりと新しい年を迎える、そんな時期であることを意識するものとなります。ここでは季語と文例をまじえて紹介するとともに、12月の上旬・中旬・下旬に分けてそれぞれに使える時候の挨拶を紹介していきます。

12月の季語とは?

12月の季語は冬の初めと年末年始を意識するもの

お寺の風景

12月の季語は年末年始のイメージがありますが、季節感としては冬の初めをイメージさせるものとなります。暦の上でも、雪が降り気温が下がってくる体感からも、完全に冬となるのでそれを感じさせる季語が多い一方で、やはり一年の終わりと始まりを感じさせる季語が多くなっているのが、12月の季語の特徴です。

手紙の書き出しにおける時候の挨拶については、気をつけなければ年末年始にフォーカスしがちなのですが、それにとらわれ過ぎるとオリジナリティがなくなり、他の人との差別化ができないものとなってしまいます。そのため年末年始以外の季語にもフォーカスすることが必要になります。

代表的な季語は「年の瀬」「クリスマス」など

クリスマスの風景

12月の代表的な季語には年末年始を意識させる「年の瀬」や、年間行事の中でも人をワクワクさせる「クリスマス」があります。他の季語についても下記の表にまとめていますが「年末賞与」や「年越しそば」といった、いかにもこの12月の時期を感じさせるものも多くなっていますので、是非参考にしてみてください。

    12月の代表的な季語

  • クリスマスローズ
  • 年忘
  • 師走
  • 年守る
  • 年末賞与
  • 年越しそば
  • 御用納め

12月の季語には「春待つ」「門松立つ」などもある

飾りを作る

12月の季語には年末だけではなく、年始を感じさせる「春待つ」「門松立つ」といったものもあります。年明けを感じさせる季語は非常にポジティブで前向きなイメージを与えるので、特にそういうニュアンスを強調したい場合にはあえて年末ではなく年始をイメージさせる季語を使いたいものです。

    年明けを感じさせる12月の季語

  • 注連飾る
  • 正月来る
  • 雑煮恋し

下記の関連記事は1月の時候の挨拶をまとめたものになります。12月の時候の挨拶を考える上で、年始を意識している1月の時候の挨拶は、手紙の書き出しや結びを考える上で大きな助けとなることでしょう。1月の時候の挨拶も頭にいれつつ、12月の時候の挨拶を考えるのがおすすめですよ!

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12月の代表的な時候の挨拶と文例4選

代表的な時候の挨拶①歳末の候

歳末の風景

代表的な時候の挨拶には「歳末の候」という表現がありますが、12月全般に使えるのでおすすめです。12月は年末を感じさせる表現が多くなるため、文例のような形で「歳末の候」という表現を使うと無難な時候の挨拶になります。12月の手紙の書き出しに迷った際にはこの表現を使うようになりましょう。

「歳末の候」の文例

歳末の候、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

代表的な時候の挨拶②寒冷の候

雪の結晶

12月を代表する時候の挨拶には「寒冷の候」というフレーズがあります。「寒冷の候」は例文のように12月に送る手紙の書き出しに添えることができます。要するに「すごく寒い」ということを示したフレーズではあるのですが、フォーマルな表現になるため、使うことのできる状況はかなり限られてきます。

「寒冷の候」の文例

寒冷の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

代表的な時候の挨拶③霜寒の候

霜の風景

そして「霜寒の候」という表現も12月を代表する時候の挨拶に数えられます。文例のような形で「寒さ染み入る」という表現を使うと書き出しとして共感が得られる表現になります。この表現はただ寒いと感じるだけでなく雪や霜が見られるくらい寒くなってから使うようにしましょう。

「霜寒の候」の文例

霜寒の候、寒さ染み入る時期ではございますがお変わりないでしょうか。

代表的な時候の挨拶④初雪の候

積もる雪

そして「初雪の候」という表現も12月を代表する時候の挨拶の一つです。この表現は文例のようにややカジュアルな言い回しもできますし「ご清栄」などの表現と一緒に、フォーマルな表現が必要な時にも使うことができます。12月に初めて雪を見た時に使いたい言い回しになります。

「初雪の候」を使った文例

初雪の候、いよいよ冬本番となりましたがいかがお過ごしでしょうか。

12月上旬の時候の挨拶と文例4選

上旬の時候の挨拶①師走

忙しい人

12月上旬に使える時候の挨拶には「師走」というフレーズがあります。「師走」自体は12月全体を指すので12月を通して使えるフレーズになりますが、文例のように「師が走ると書いて師走とはよく言ったもので…」というニュアンスで忙しいことを表す際に使うと説得力が増します。

そのため「師走」は12月が始まったばかりの上旬にこそ使いたいフレーズになります。このフレーズを上手に使うことで、12月の年末の駆け込みが始まったことを的確に表現することができます。

「師走」の文例

師走とはよく言ったもので、例年のとおり年末の締めに忙殺される時季かと思いますがお変わりはないでしょうか。

上旬の時候の挨拶②寒さ突き刺さる

かまくらの子供

また「寒さ突き刺さる」というフレーズも12月の上旬に使える表現の一つです。寒い時期には12月を通して使える表現ではあるものの、上旬に「突き刺さる」という表現を使うことで、いよいよ冬も本番に突入したというニュアンスを表すことができます。

「寒さ突き刺さる」を使った文例

寒さ突き刺さる時期となりましたが、ご家族皆様におかれましてお変わりはないでしょうか。

上旬の時候の挨拶③クリスマス

サンタのコスプレ

また「クリスマス」という表現を使った時候の挨拶は、クリスマスを迎える前に使うことになりますので、12月上旬に使う時候の挨拶になります。書き出しにクリスマスという言葉があるだけで胸が躍りますし、文例のようにクリスマスに共通の思い出があるなら意味あり気でお互いにしか分からない時候の挨拶にもなります。

「クリスマス」の文例

クリスマスが近づくとあの年のことを思い出しますね。お変わりなくお過ごしでしょうか。

上旬の時候の挨拶④正月飾り

初詣の風景

さらに「正月飾り」という表現も12月の季語であり、正月飾りを出し始める12月上旬に使える時候の挨拶になります。手紙の書き出しにこの表現があると、いよいよ年末が来たなという気持ちになります。特に年配の方に対する手紙にはこのような表現を使うと共感を得やすくなります。

「正月飾り」の文例

正月飾りがいよいよ年末年始だなと感じさせる時期になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

12月中旬の時候の挨拶と文例4選

中旬の時候の挨拶①今年もいよいよ

鏡餅の風景

12月中旬に使える時候の挨拶には「今年もいよいよ」という表現があります。文例のような形でも使えますし「今年もいよいよ最後の月を迎えますが」などといった表現を使うこともできます。1年で最後の月であることを表すのは、12月下旬に差し掛かる際に使うよりも、中旬くらいで使うのがベターです。

「今年もいよいよ」の文例

今年もいよいよ終わりを迎えますが、年越しの準備はお済みでしょうか。私は今、年賀状の準備に奔走しています。

中旬の時候の挨拶②ちらつく雪

雪山の風景

また12月中旬に出す手紙の書き出しには状況により「ちらつく雪」という表現を使うと相手の共感を得やすくなります。11月12月で状況により「初雪」という表現を使うことがありますが、雪をよく見かけるようになれば「ちらつく雪」という表現の方が適切にその時の状況が相手に伝わります。

「ちらつく雪」の文例

ちらつく雪がいよいよ冬の到来を感じさせますが、お元気でお過ごしでしょうか。

中旬の時候の挨拶③冬至の候

雪かすむ風景

また、下旬に差し掛かりすぐに冬至を迎えますので、12月中旬に出す手紙の書き出しには「冬至の候」という表現がよく使われます。文例のような固い表現で使われることが多くなっています。また、文例を見ると「大変お世話になりました」という表現が使われていますが、中旬に差し掛かればこのような表現も自然です。

「冬至の候」の文例

冬至の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。今年も大変お世話になりました。

中旬の時候の挨拶④クリスマスソング

クリスマスのプレゼント

さらにクリスマスを迎える直前には「クリスマスソング」という表現が使われます。12月になると街角ではクリスマスソングがよく聞かれるようになります。こういったポップな表現を使った時候の挨拶は若い人や、小さな子供がいる人に対して有効です。頭に入れておくようにしましょう。

「クリスマスソング」の文例

クリスマスソングが聞こえてくると、もう今年もそんな時期かと時の流れの速さを感じます。〇〇様におかれましてはお変わりないでしょうか。

12月下旬の時候の挨拶と文例4選

下旬の時候の挨拶①年末の挨拶

4人での握手

12月下旬に使える時候の挨拶には「年末の挨拶」という言い回しがあります。文例のようにダイレクトに年末の挨拶を相手に対して差し上げる場合に使います。文例の時候の挨拶の後には、どのようにお世話になったのか、また来年の抱負等も添えて送るような形になります。12月下旬にはよく使う表現となります。

「年末の挨拶」の文例

いよいよ年末の挨拶を差し上げる時期になってしまいました。今年も大変お世話になりました。

下旬の時候の挨拶②春が待ち遠しい

2人での握手

そして未来への期待感を抱かせる表現には「春が待ち遠しい」という表現があります。この表現は文例のような形でワクワク感を持たせるような言い回しになります。

12月下旬の時点で「春が待ち遠しい」などと言えばかなり気が早いと思われるかもしれませんが、2月上旬の段階で立春を迎えますので決して気の早い話ではありません。このような表現を使うことで、相手に対して手紙だけでも明るくポジティブな印象を持たせることができます。

「春が待ち遠しい」の文例

寒さが増す時期になりますと春が待ち遠しい気持ちが沸き立ちますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

下旬の時候の挨拶③除夜の鐘

鐘のある風景

そして「除夜の鐘」という表現も、12月下旬によく使われる時候の挨拶になります。文例のような形で簡単な書き出しで使うこともできますし、よりフォーマルな表現で時候の挨拶を書き上げることも可能です。上旬よりも下旬に使いたい時候の挨拶になります。

「除夜の鐘」の文例

いよいよ除夜の鐘を聞くシーズンとなりましたが、お元気でしょうか。

下旬の時候の挨拶④年賀状

年賀状の写真

最後に12月下旬に使える時候の挨拶のフレーズとして「年賀状」という言い回しを紹介しておきます。文例のような形で年賀状の準備を主題にした時候の挨拶が多くなります。季節感を出すフレーズとして非常に有効なので、1月だけではなく12月にもこういったフレーズが使えることを覚えておきましょう。

「年賀状」の文例

ついに年賀状のことを考える季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。今年も大変お世話になりました。

結びに使える12月の時候の挨拶と文例4選

結びに使える時候の挨拶①来年も

笑顔で挨拶

結びに使える時候の挨拶には「来年も」があります。この言葉が出てくると、12月に入って書く手紙について締めのタイミングなんだと感じることでしょう。文例のような形で相手への心配を盛り込むことで、気遣い溢れるだけでなく季節感のある結びの挨拶になります。

「来年も」を使った文例

寒さが深まる時期ではございますが、来年も見越して健康に留意しお過ごしください。

結びに使える時候の挨拶②良いお年を

3人の握手

「良いお年を」というセリフは、この時期の手紙の結びにおける定番の挨拶です。例文のような表現の他にも様々な使い方ができます。手紙だけではなく、年末の挨拶として送るビジネスメールでも使える表現なので、文例も含めこの言い回しは押さえておくようにしましょう。

「良いお年を」を使った文例

ご家族皆様で良いお年を迎えることができますよう祈念しつつ、来年再会できるのを心待ちにしております。

結びに使える時候の挨拶③迎春

笑顔で握手

そして年賀状でお馴染みの「迎春」というフレーズも、12月の手紙における結びの挨拶として使える表現になります。文例のような形でも使えますし「良き迎春となりますよう」などといった使い方もできます。こういったフレーズが使えると、相手方に知的な印象を与えられます。

「迎春」を使った文例

迎春が待ち遠しい時期ではございますが、お身体に気をつけてお過ごしください。

結びに使える時候の挨拶④寒さ対策

見つめる女性

そして「寒さ対策」というワードについても、変わり種ではありますが12月の手紙における結びの挨拶に使えます。こういった言い回しを使うことで相手への気遣いを強く示すことができます。特に寒さが厳しい地域に住んでいる方に対して贈りたい結びの挨拶になります。

「寒さ対策」を使った文例

年末年始と毎年雪深くなる傾向にありますが、どうか寒さ対策に留意しつつお元気で来年をお迎えくださいませ。

12月の時候の挨拶や季語をマスターしよう!

12月は特に年末の挨拶等で時候の挨拶を使う機会が多くなる時期ですので、オリジナリティ溢れる手紙の書き出しで心を掴むことができると、来年以降のコミュニケーションも益々良好になることでしょう。ここで紹介した12月の季語や時候の挨拶の知識を早速役立ててもらえたら嬉しいです!

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