5月の時候の挨拶20選!季語や上旬・中旬・下旬別の書き出し・結びとは?
5月の時候の挨拶はこれから夏に向かってますます季節が良くなっていく様子を描いたものが多く、またその季語が反映された内容になっています。ここでは5月の時候の挨拶を上旬・中旬・下旬に分けて、文例も添えながら分かりやすく紹介していきます。
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目次
5月の季語を一挙紹介!
5月の季語は行事や祭にまつわるものが多い
5月の季語は、5月に行われる行事や祭に関連するものが多くなっています。5月と言えばゴールデンウィークのイメージが強いかもしれませんが、子供の日に関連する「端午の節句」や5月に行われるお祭りなど、地域ごとに使える季語も多くなっています。
時候の挨拶が必要な文書に対して5月の季語を盛り込むことで、季節感とオリジナリティのある文章を作成することも可能になります。書き出しでも結びでも、手紙を書く場合には季語を意識して工夫をすることで、相手方を感心させる内容に仕上げることができます。
代表的な季語は「端午」「立夏」「柏餅」「新茶」など
5月の代表的な季語には「端午」「立夏」「柏餅」「新茶」があり、さわやかな春の空気感とこれから夏を迎える予感を伝えることのできる言葉が多くなっています。他にも5月の代表的な季語を下記の表にまとめていますので、時候の挨拶の書き出しや、手紙でお洒落な表現を意識する際の参考にしてみてください。
- ・更衣
- ・卯月
- ・夏めく
- ・粽
- ・宇治祭
- ・茄子植う
- ・新麦
5月の代表的な季語
5月の季語には「葵祭」「カーネーション」「ダービー」がある
5月の季語には代表的なものの他にも「ダービー」などの変わったものもあります。「カーネーション」に関しては「母の日」に贈られる花であるため5月の季語になっています。また「葵祭」のような地域的な行事も、その地域で使える独自の季語になっています。
5月は1年の中でも行事が盛りだくさんな月です。そのため、面白い季語がたくさん存在します。珍しい季語については下記リストにまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。
- ・愛鳥週間
- ・時の記念日
- ・蛇衣を脱ぐ
- ・ネル
- ・筍流し
- ・卯の花腐し
- ・五月尽
珍しい5月の季語
5月の代表的な時候の挨拶4選
代表的な時候の挨拶と文例①葉桜の候
代表的な5月の時候の挨拶には「葉桜の候」があり、手紙の書き出しにはふさわしい表現となっています。この表現は関東以西の地域だと該当しますが、北国でまだ葉桜ではない地域では使用を考える必要のある表現になります。
葉桜の候、いかがお過ごしでしょうか。
代表的な時候の挨拶と文例②新緑の候
「新緑の候」という表現を使うと、ビジネス文書の書き出しにふさわしい表現になります。手紙でもメールでも、5月の季節感を出すための表現に迷うものですが、この表現は5月の爽やかでポジティブなニュアンスを最大限に引き出すことができるためおすすめの表現です。迷ったらまずはこの表現を使ってみましょう。
新緑の候、お変わりございませんでしょうか。
代表的な時候の挨拶と文例③若葉の候
「若葉の候」という表現も、5月の時期を代表する書き出しの時候の挨拶にふさわしい表現です。手紙を書く際には基本的にポジティブに感じる表現を使いたいものですが、「新緑の候」と同様、5月の爽やかでポジティブなニュアンスをしっかりと相手方に伝えることができる表現です。文例を参考に使ってみましょう。
若葉の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
代表的な時候の挨拶と文例④薫風の候
そして「薫風の候」という表現も、比較的フォーマルな時候の挨拶としておすすめの表現です。「〇〇の候」という書き出しは手紙やビジネス文書では一般的に使われる表現ですが、その中でも「薫風の候」という表現は他の5月の時候の挨拶に比べると知的な印象を与える表現です。
薫風の候、ますますご活躍のこととお喜び申し上げます。
5月上旬の時候の挨拶4選
5月上旬の時候の挨拶と文例①鯉のぼり
5月上旬には「鯉のぼり」を使った時候の挨拶をすると、季節感をしっかり出すことができます。文例のように「色とりどり」といった表現を使い、相手方に鯉のぼりがゆらいでいる風景を思い起こさせるような表現にすると、相手も読んでいて楽しい手紙だと感じることでしょう。書き出しで相手の心を掴むことを意識しましょう。
色とりどりの鯉のぼりに童心を思い返す今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
5月上旬の時候の挨拶と文例②子供の日
「子供の日」という表現は、5月上旬の時候の挨拶には欠かせない表現です。「子供の日」という言葉は、5月上旬を表す上では非常にユニークでふさわしい言葉ではあるものの、文章に入れ込む難易度は低くありません。文例を参考に是非使ってみてください。オリジナリティあふれる時候の挨拶となります。
子供の日になると我が子に自分の幼き日を重ねてしまいます。皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。
5月上旬の時候の挨拶と文例③母の日
5月上旬についてはこれから迎える「母の日」を使った書き出しもおすすめです。時候の挨拶と言うと「〇〇の候」という表現がどうしても多くなってしまいます。しかし「母の日」のような表現を使って文例のような書き出しに仕上げると、相手の心を掴む表現になるので、是非文例の表現は押さえておきましょう。
母の日が近づき日々親への感謝の気持ちを振り返る今日この頃ですが、〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
5月上旬の時候の挨拶と文例④ゴールデンウィーク
5月と言えば「ゴールデンウィーク」を連想する人が少なくないため、時候の挨拶にこのワードを盛り込むのもおすすめです。ゴールデンウィークについては5月もかなり序盤の手紙でないと使いづらいワードではありますが、どんなゴールデンウィークを過ごしたのかを盛り込んだ時候の挨拶にすると、中旬・下旬でも使えます。
ゴールデンウィークに心躍る今日この頃ではございますが、お変わりないでしょうか。
5月中旬の時候の挨拶4選
5月中旬の時候の挨拶と文例①風薫る季節
「風薫る季節」という表現は、5月も中旬に差し掛かったことを感じさせる表現です。文例のような形で使うと、爽やかな5月の日々を思い起こさせる表現となり、相手の心を打つ文章になります。また、ここで紹介している他の表現も盛り込みながら工夫をすると、さらに素晴らしい時候の挨拶が完成することでしょう。
新緑鮮やかで風邪薫る季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
5月中旬の時候の挨拶と文例②新緑まぶしい
「新緑まぶしい」などといった表現を使えると、相手の心を掴む書き出しの文章になります。「新緑まぶしい」などといった表現を時候の挨拶に使うことで、自分の人柄がポジティブに相手に伝わります。仲のいい人に対しても使える表現ですが、これからお付き合いを深めていきたい人にも使っていきたい表現です。
新緑まぶしい春めいた日々が続く今日この頃ではございますが、皆様お元気でお変わりないでしょうか。
5月中旬の時候の挨拶と文例③立夏
時期的には「立夏」という表現も時候の挨拶で使うことができます。「夏」というワードが入っているので、夏を先どったポジティブなイメージが伝わる時候の挨拶になります。ネガティブな気候等を盛り込んで相手の共感を誘う時候の挨拶が効果的な場合もありますが、基本的には時候の挨拶はポジティブな方がベターです。
立夏とはよく言ったもので暑さを感じる日もある今日この頃、お変わりないでしょうか。
5月中旬の時候の挨拶と文例④若葉生い茂る
「若葉生い茂る」などといった表現が使えると、時候の挨拶としては相手方に非常に良い心象を与えるものとなります。「若葉」も「生い茂る」も、両方とも成長を感じるワードになります。
そのため、子供の成長を楽しみにしているような相手の心を掴む時候の挨拶となります。文例を参考に是非「若葉生い茂る」を使ってみましょう。
若葉生い茂る光景が夏の息吹を感じさせる今日この頃、お元気で過ごされていますでしょうか。
5月下旬の時候の挨拶4選
5月下旬の時候の挨拶と文例①向暑の候
「向暑の候」という表現を使うと、5月も下旬に差し掛かりこれからいよいよ夏に向かうのだなと相手に感じさせる時候の挨拶となります。文例のように「暑さに負けず」などといったワードを盛り込むことで、より相手のことを気にかけているニュアンスを伝えることができます。
向暑の候、暑さに負けずお元気でやられてますでしょうか。
5月下旬の時候の挨拶と文例②梅雨の走り
「梅雨の走り」といった表現も5月下旬の時候の挨拶には欠かせない表現です。これから6月を迎えるにあたり、6月という季節は梅雨を強くイメージさせます。そのため、このような表現を使うことで、相手方に対して季節感を持たせる時候の挨拶となります。
梅雨の走りになりますが、いかがお過ごしでしょうか。
5月下旬の時候の挨拶と文例③初夏の風
「初夏の風」という表現も5月下旬の時候の挨拶には欠かせない表現であり、またポジティブな印象を与えるのでおすすめです。文例のような形でコンパクトに仕上げても、相手に対してまだまだ梅雨前の爽やかな時期だという印象を与えることができる表現になります。
初夏の風さわやかな今日この頃ではございますが、お変わりはないでしょうか
5月下旬の時候の挨拶と文例④夏の便り
「夏の便り」という表現を文例のような形で使うと、非常にお洒落な時候の挨拶になります。この表現は夏の走りを感じさせる表現になります。5月は暦上夏ではありませんが、「夏」という言葉は5月の季語としても使うことができます。「立夏」という言葉を使っても、「夏の便り」という言葉を使っても構わないのです。
時折降り注ぐ強烈な日差しが夏の便りを予感させる日々でございますが、お変わりはないでしょうか。
ちなみに下記の関連記事では「山滴る」をはじめとした夏の季語を紹介しています。ここでは文例も交えて5月の時候の挨拶を紹介していますが、先取りして夏の季語を意識することで、未来に向かうポジティブでオリジナリティあふれる時候の挨拶を考え出すことができます。下記の記事も参考にし、自分なりの時候の挨拶を考えてみましょう!
結びに使える5月の時候の挨拶4選
結びに使える時候の挨拶と文例①季節の変わり目
結びに使える表現には「季節の変わり目」があり、文例のような形で使うことができます。「季節の変わり目」という表現は5月だけでなく様々な時期に使いますが、基本的には明確に暑くなる、寒くなるという場合に使います。しかし5月は5月で、下記文例のような形で使うことが可能です。
暖かくなり過ごしやすい季節ではあるものの、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもありますのでくれぐれもご自愛ください。
結びに使える時候の挨拶と文例②梅雨を吹き飛ばす
先の季節を前倒しで使える結びの挨拶には「梅雨を吹き飛ばす」という表現を使うのも有効です。「吹き飛ばす」という表現を使うことで、相手に対して元気を与える表現になります。文例はかなりカジュアルな言い回しになっていますが、相手によってはこういった書き方が心を打ちますので、使い分けてみましょう。
これから梅雨の時期を迎えますが、梅雨を吹き飛ばすつもりでお互い元気に精進していきましょうね!
結びに使える時候の挨拶と文例③夏に向かう
「夏に向かう」という表現も、5月に出す手紙の結びに使うことができます。5月の下旬に使った方がいい表現ではありますが「端午の節句」など、5月上旬を感じさせる季語を書き出しで使う場合の結びにこういった表現を使うと、5月の季節感をしっかり出した手紙を仕上げることができるのでおすすめです。
夏に向かうにつれ暑さが増してきますが、くれぐれもお身体に気をつけてお過ごしください。
結びに使える時候の挨拶と文例④新緑ますます繁る季節
そして「新緑ますます繁る季節」といった表現を使うと、文章のスキルを感じさせる手紙を仕上げることができます。文例のような形で使うことで、フォーマルな雰囲気を崩さずに親しみを出すことも可能です。あまり交流のない相手に文例のような表現は失礼かもしれませんが、交流のある相手には気持ちが伝わる表現になります。
新緑ますます繁る季節になりますね!1年で一番過ごしやすい時期を満喫しつつも、どうか健康に留意してお過ごしください。
5月の時候の挨拶と季語を相手に応じて使分けよう!
5月の時候の挨拶と季語を相手に応じて使い分けることで、手紙を書くのが楽しくなることでしょう。ここで紹介した季語や時候の挨拶を役立てて、オリジナリティ溢れる手紙の書き出しや結びが自由に作文できるようになるといいですね!
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