中小企業診断士を副業でやると収入はどれくらい増加する?仕事をもらう方法も紹介!

中小企業診断士という資格は様々な形で活用できます。そのため、弁護士や税理士といった他の士業の仕事と違い、副業を前提にすることも珍しくありません。ここでは中小企業診断士を副業でやる場合の仕事内容や仕事をもらう方法、そして収入まで紹介していきます。

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中小企業診断士を副業でやる場合の仕事内容は?

中小企業診断士を副業でやる場合の仕事内容①コンサル業務

面接の風景

中小企業診断士を副業でやる場合の仕事内容の1つ目は、コンサル業務です。中小企業診断士は副業・本業問わず本来はコンサル業務での需要が高い仕事になります。そのため、経営に関わる様々な知識を持ち、また社会情勢を分析しつつ企業にとってメリットのある提案をするのが主な業務となるのです。

コンサル業務は一時的なものから顧問としてしっかり経営に関わるスタンスまで多種多様ですが、副業で行うコンサル業務に限定するのであれば1~2回程度のコンサル業務に対して相応の報酬をもらう形になります。

中小企業診断士を副業でやる場合の仕事内容②執筆業務

勉強する女性

中小企業診断士を副業でやる場合の仕事内容の2つ目は執筆業務です。中小企業診断士には独占業務がないものの、時代に応じて様々な分析やアドバイスが求められます。そのため、そういった分析や見解を書籍やブログ記事にまとめる業務の依頼もしばしばあります。

中小企業診断士としてもらう執筆業務については当然ながら専門性が高くなりますので、単価もそれ相応の仕事になります。しかしながら専門的な知識が必要であり、また明確な根拠を持って他から批判されるような内容は掲載できないため執筆にかかる時間と労力は専門性のない記事に比べて多く費やされる傾向にあります。

中小企業診断士を副業でやる場合の仕事内容③試験問題やテキストの作成

みんなで勉強

中小企業診断士を副業でやる場合の仕事内容の3つ目は、試験問題やテキストの作成です。中小企業診断士は国家資格であり、その中でも難易度の高い資格だと言われています。高い専門性を要するために試験問題やテキストも有資格者が作成することになるのです。

中小企業診断士試験の本試験を作る仕事を受けられる場合もありますし、テキストを出している出版社から模擬試験の問題作成やテキストの作成の依頼が来ることもあります。ただしコンサル業務や執筆業務よりは需要が限定されているため、こういった仕事を受注するためにはコネクションが必要になります。


中小企業診断士を副業でやる場合に企業から仕事をもらう方法は?

中小企業診断士の仕事を企業からもらう方法①ブログやサイトからの依頼

パソコンを打つ男性

中小企業診断士の仕事を企業からもらう方法の1つ目は、ブログやサイトからの依頼です。中小企業診断士の仕事を副業としてもらうのに待ちの姿勢を貫くと、まったく仕事がもらえないという事態に陥ってしまうことが珍しくありません。

何故なら資格を持っているだけでどんな身分の人なのか分からない人に対して発注者側は依頼を躊躇してしまうからです。そのため、中小企業診断士になったら、中小企業診断士としてのブログやWEBサイトを用意しておくと、ブログやWEBサイトを通して仕事の依頼が来ることになります。

営業をかける手法についても後述しますが、まずは自身のブログやWEBサイトを製作し、そこから仕事が入ってくる体制を作ることが、中小企業診断士としての、副業の仕事の需要を作り出す第一歩と言えるのです。

中小企業診断士の仕事を企業からもらう方法②先輩からの紹介

2人での仕事

中小企業診断士の仕事を企業からもらう方法の2つ目は、先輩からの紹介です。中小企業診断士の先輩とのコネクションを作っておくと、先輩から仕事を紹介してもらえることが少なくありません。中小企業診断士としての実力に不足が無ければ、中小企業診断士には面倒見のいい人が多く仕事をもらえる可能性が上がるものです。

特に試験問題の作成やテキストの作成については先輩とのコネクションがものを言う場合が多いものです。そのため、試験関連の仕事を副業として受けたいと思うのであれば、他の中小企業診断士とのコネクションをキープし、また人脈を広げる努力が必要になります。

中小企業診断士の仕事を企業からもらう方法③会合での依頼

4人での握手

中小企業診断士の仕事を企業からもらう方法の3つ目は会合での依頼です。商工会議所や社長同士の会合で中小企業診断士だと書かれている名刺を渡すとそこから仕事の需要が生まれることが少なくありません。経営がうまくいっている中小企業の社長であっても、経営方法が正しいのか自信を持っていないことが少なくありません。

そのため名刺を渡した後にちょっとした相談を受けつつ、それが本格的なコンサル業務になることも少なくないものです。会社勤めだとそういう会合に定期的に顔を出すことが難しい場合もありますが、中小企業の社長が集まる会合には顔が出せるようにアンテナを張っておくことが副業の依頼を受ける上では重要になります。

中小企業診断士の仕事を企業からもらう方法④営業活動

2人での仕事

中小企業診断士の仕事を企業からもらう方法の4つ目は、営業活動です。営業はやったことのない人は意外に躊躇してしまうものですが、自分から仕事の需要を作る効率的な方法であり、副業でも最初は営業をかけるとどの方法よりも中小企業診断士の仕事を副業としてもらえる可能性が高くなります。

例えば、下記のようなメールを各社に送り返信を待つ方法もありますし「近くを回っていたのでご挨拶に参りました」などといった形で企業を訪問するのも一考です。また、電話帳で目ぼしい中小企業に対して電話をしつつ需要を探る方法もあります。最初は大変ですが、仕事がもらえる可能性は格段に上がります。

中小企業診断士の副業をもらうための一括送信メール

貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。私は中小企業診断士の〇〇と申します。この度令和〇年〇月〇日に、中小企業診断士として開業致しましたのでご挨拶申し上げます。主要な業務は~(中小企業診断士の業務の中でも自分自身がコンサルできると自信のある分野を記載する)でございます。ご要望がございましたらまずはメールでもお電話でもお話できましたら幸いでございます。もちろんご都合に合わせてのご訪問も可能でございます。まずはお気軽にお声がけいただけたらうれしく存じます。

中小企業診断士を副業でやる場合の収入モデルは?

中小企業診断士を副業でやる場合の収入モデル①年間20万円が一つの目標

お金とサラリーマン

中小企業診断士を副業でやる場合の収入モデルの1つ目は、年間20万円が一つの目標となります。何故なら年20万円以下であれば確定申告が不要となるケースが多いためです。雑収入として処理をするなら年間20万円以下であれば確定申告不要のケースに当たるものの、依頼者が源泉徴収等をすると確定申告が必要になります。

そのため20万円以下であっても源泉徴収の条件については先方との交渉において注意が必要です。会社勤めをしている中小企業診断士だと、年間20万円以下になるよう調整をするケースが少なくないようです。


中小企業診断士を副業でやる場合の収入モデル②月間収入10万超は工夫次第

お金がたくさんある風景

中小企業診断士を副業でやる場合の収入モデルの2つ目は、月収10万以上は工夫次第となります。コンサルは1回2~3万円程度で執筆もブログ記事1記事で1~3万円くらいが相場です。そのため、月収10万円以上を目指すなら定期的にコンサルや執筆が出来る太いパイプが必要となってきます。

もしも中小企業診断士としての副業で月収10万円以上をコンスタントに目指すのであれば、そのエネルギーは本業を充実させるのに使った方がいいかもしれません。中小企業診断士を持っているのであれば、得意分野に特化して知識やスキルを身に付けることで年収1000万円以上を目指すこともできるでしょう。

中小企業診断士を副業でやる場合の注意点は?

中小企業診断士を副業でやる場合の注意点①仕事の幅を広げた方が吉

笑顔の女性

中小企業診断士を副業でやる場合の注意点の1つ目は、仕事の幅を広げる努力をすることです。例えば中小企業診断士の資格取得で満足せずに社労士や行政書士、あるいは税理士といった親和性が比較的高い資格を持つと受注できる業務の幅が広がり、副業として中小企業診断士の仕事を受けやすくなります。

中小企業診断士を副業でやる場合の注意点②税金面には十分に注意する

電卓とお金

中小企業診断士を副業でやる場合の注意点の2つ目は、税金面には十分に注意することです。副業は自分が勤めている会社にバレてもいい場合とバレると面倒な場合においては税金関連の手続きが変わるため、目指す収入帯が大きく変わってきます。下記のサイトは納税に役立つ知識をまとめていますので参考にしてみてください。

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税金を計算するには?所得税や個人事業主の場合などまとめて紹介

中小企業診断士になる方法は?

中小企業診断士になる方法は国家試験を受験して合格する

勉強する女性

中小企業診断士になる方法は、国家試験を受験して合格することです。中小企業診断士の需要は年々高くなっており受験者は増えていますし、毎年合格率も低く狭き門となっています。しかし、合格すれば仕事の需要はあるので収入増や副業に関して期待できる状態になる可能性は高くなります。

一次試験は毎年8月に実施され、募集要項はゴールデンウィーク前後に発表されます。一次試験に合格後は筆記試験と口述試験があり、3つの試験に合格することで晴れて中小企業診断士になることができるのです。

中小企業診断士の合格率は一次試験で10%未満

驚く女性

中小企業診断士の合格率は一次試験で10%未満です。年によって若干のバラつきはあるものの、基本的には公認会計士や弁理士といった難易度の高い士業の試験と比べても遜色のない難易度となっています。中小企業診断士に合格するためには1年以上をかけて試験勉強をすることが必須となります。

中小企業診断士の平均年収は7~800万円

札束がある風景

中小企業診断士の平均年収は7~800万円です。中小企業診断士として副業を受けた場合、1回で数万円単位の収入が期待できることは紹介してきましたが、本業にした場合の平均年収も高い水準となっています。

また、中小企業診断士には独占業務はないので、他の親和性の高い資格と併用し独立することでさらなる高収入が期待できるのです。

中小企業診断士の資格は副業で活かすと将来の展望が広がる!

中小企業診断士の需要は近年非常に高くなってきており、副業で仕事を受ける場合に有利に働く資格です。ここでは仕事の受け方や収入をメインに紹介してきましたが、ここで紹介したことが今後の副業の増加や収入の増加に繋がればうれしいです!


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