医者の平均年収は高い?年代・職場別や外科・内科などの種類別でも紹介!

医者は他の職業に比べて平均年収が高い職業で知られています。しかし医者はどんな職場で働いているのか、あるいはどんな種類の医者なのかによって収入に格差があることは意外に知られていません。ここでは年代別の平均年収も含め医者の年収についてまとめています。

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診療科別の医者の平均年収

診療科別の医者の平均年収①外科医の平均年収は1200万円

手術の風景

診療科別の医者の平均年収の1つ目は、外科医の平均年収を紹介します。外科医の平均年収は1200万円です。外科医は医者の中でも花形のイメージを持たれやすい診療科です。実際に医療マンガや医療ドラマになっているのは外科医であることが多く、それがいかに外科医が医者の中でも注目されているかを示しています。

ここから他の診療科についても紹介していきますが、外科医の平均年収1200万円は他の職業に比べると格段に高いものではありますが、医者の中で突出して高いというわけではありません。むしろ外科医よりも高い診療科目もあります。ただし手術の技術が買われることが多い診療科であり、格差は出やすい診療科でもあります。

診療科別の医者の平均年収②眼科医の平均年収は1300万円

眼科の診療

診療科別の医者の平均年収の2つ目は、眼科医の平均年収を紹介します。眼科医の平均年収は1300万円です。先程紹介した外科医よりも眼科医の方が平均年収が上がっています。これはコンタクトなど、診療以外でもお金が儲かるシステムが出来ているという要素があるからです。

外科と眼科の診療単価を比べれば、大きな手術になりやすい外科の方が単価は高いものの、眼科は診療数が多い部分も眼科医の平均年収を上げる要因になっています。

また、眼科については最近だとレーシックのような患者一人当たりの支払いが比較的高いものの気軽に受けられる手術の存在が、眼科の平均年収を上げる要因にもなっています。さらに眼科は内科や外科と違い夜間診療や緊急入院を引き受けるケースが少ないため、体力的な負担が軽い点でも人気がある診療科になっています。

診療科別の医者の平均年収③精神科医の平均年収は1200万円

女性の医者

診療科別の医者の平均年収の3つ目は、精神科医の平均年収を紹介します。精神科医の平均年収は1200万円です。これは外科医と同じ水準になります。精神科医については、外科や眼科と比べると定期的に通う患者が多いため、大きな手術等はないものの外科や眼科とほぼ同じ水準になっています。

また、精神科医については他の診療科に比べると執筆や講演の依頼が舞い込みやすくなっており、病院での診察以外の副収入が入りやすい傾向にもなっています。執筆や講演で一躍有名になれるチャンスもあり、その点では精神科医は他の診療科に比べるとアドバンテージがあると言えます。

このように診療科別で見た場合にはどの診療科のドクターであっても収入はそこまで変わらないということになります。もちろん保険適用外の、先進的なその人にしかできないような手術に精通するスキルがあればどの診療科でも年収は跳ね上がりますし、勤務医で診療だけしていれば特別なスキルを持ったドクターと差がつきます。


病院の種類別で見る医者の平均年収

病院の種類別で見る医者の平均年収①大学病院勤務の場合は800万円以上

医者たちの風景

病院の種類別で見る医者の平均年収の1つ目ですが、大学病院勤務の場合を紹介します。大学病院勤務の場合は800万円以上です。大学病院の場合には診療科ごとの違いや年代や役職ごとの違い、また常勤・非常勤で変わってくるのですが、すべてを平均するとだいたい800万円は超えてくると言われています。

もちろんどの大学病院に所属しているかによっても同じ年代で同じ診療科、同じくらいのスキルや働き方でも差は出てきます。また、大学病院の年収については研修医の年収も統計に含まれてくるため、他の病院勤務よりも低くなる傾向にあります。

病院の種類別で見る医者の平均年収②総合病院勤務の場合は1000万円以上

入院部屋の風景

病院の種類別で見る医者の平均年収の2つ目は、総合病院勤務の場合を紹介します。総合病院勤務の場合は1000万円以上になります。総合病院の方が大学病院よりも高くなる傾向にあるのは、総合病院に関してはある程度経験を積んだ医師が集まるからです。

大学病院には研修医から医局長を務めるベテランまで様々な医者がいます。それに対して総合病院の方が経営色が強いために、ある程度経験を積み、評判に問題のないドクターが集まるために総合病院の方が、大学病院に比べると平均年収が高くなる傾向があるのです。

病院の種類別で見る医者の平均年収③国際勤務医の場合は年齢×10万円

診察の風景

病院の種類別で見る医者の平均年収の3つ目は、国際勤務医の場合を紹介します。国際勤務医の場合は年齢×10万円が目安となります。国際勤務医で有名なのはJICA(青年海外協力隊)や「国境なき医師団」です。採用経路やスキルで待遇は違ってきますが、年齢×10万円の年収で働く医師は国際勤務医では多く存在します。

国際勤務医についてはまだまだボランティアの側面が強く、発展途上国では医療費を支払えない人の診療を手掛けることもあるため、給料はどうしても安くなってしまいます。世の中には高い給料ではなく、本当に人を救うために薄給で医療に励んでいる人たちがいることを忘れないでいたいものです。

年代別で見る医者の平均年収


年代別で見る医者の平均年収①30代のドクターで800万円

女性の医者

年代別で見る医者の平均年収の1つ目は、30代のドクターについて紹介します。30代のドクターで平均年収は800万円です。30代で800万円の年収を稼いでいる人は、30代全体の5%未満となり、その多くを医師が占めていることになります。ここで紹介している平均は勤務医のみの平均となります。

他の職業では30代だと500万円稼いでいると高給取りの部類に入ります。年収500万円はすべての職業・すべての年代の男性における平均年収に近い数字ですが、中央値は100~150万円ほど下がってくるため、実際には頑張って年収400万円という30代は少なくないのです。

ちなみに医師には若くして1000万円以上を稼いでいる人が多く存在します。下記の関連記事は1000万円以上を稼いでいる人の割合を年代別に紹介しているおすすめの内容になりますので、この記事を読む参考にしてみてください。

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年代別で見る医者の平均年収②40代のドクターで1200万円

手術の風景

年代別で見る医者の平均年収の2つ目は、40代のドクターを紹介します。40代のドクターで平均年収は1200万円です。ちなみに50代になると1600万円になりますので、医師の年収は年を重ねるほどに上がっていく傾向が顕著であると言えます。

手術の腕に関しては40代の医者が最も信頼が出来るケースが少なくありません。何故なら、30代以前だと経験が不足している場合が多々ありますし、50代以上になると若い頃に比べて精密な動きができなくなったり、視力や長丁場での判断力が鈍ることも想定されるからです。

しかしながら絶大な信頼を集め、医者としてのピークである可能性が高い40代ではあるのですが、年代別に見た時に一番給料が高いのは40代ではないのです。何故なら特に勤務医については年功序列の考え方と文化が今でも根付いているからです。

年代別で見る医者の平均年収③60代のドクターで2000万円

腕を組む医者

年代別で見る医者の平均年収の3つ目は、60代のドクターについて紹介します。60代のドクターで平均年収は2000万円です。60代のドクターで勤務医として大学病院や総合病院に残っている場合には医局長やそれに近い役職に就いていることが多いため、平均年収は上がってきます。


他の職業であれば60代になると平均年収は下がってくるものですが、60代になってもまだまだ平均年収が上がっている職業というのは医師以外に見つけるのは難しいと言えます。医師だけで見れば、60代になると全体的に年収格差が他の世代よりも広がっています。

【職場別で見る医者の平均年収】勤務医と開業医での比較

職場別で見る平均年収比較①勤務医の平均は1000万円超

診察の風景

職場別で見る平均年収比較の1つ目は勤務医の場合を紹介します。まず、開業せずに病院勤めをしている医者の平均年収は1000万円超となります。基本的に病院勤めをしていても、時短勤務や研修医といった給料が下がる条件が無ければ1000万円を超えるのが標準的であると言えます。

開業医の方が平均が高い傾向にはあるものの、勤務医であっても他の職業に比べると平均年収は高いと言えます。だからこそどの学校も医学部のハードルが高く、いつの時代も医者は憧れの職業にランクインしてくるのです。

職場別で見る平均年収比較②開業医の平均は2000万円超

仕事をする人

職場別で見る平均年収比較の2つ目は開業医の場合を紹介します。開業医の場合の平均年収は2000万円超です。例外もありますが、基本的には大学病院や総合病院に勤めるよりも開業した方が年収が高い傾向にあります。診療科や年齢に関係なく開業した方が年収は高くなります。

そのため、若くから開業して地域の人々が根差しているような病院だと、60歳や70歳になっても患者が絶えないため、他の職業であれば引退に向けて給料が下がってくる年代になっても若い頃と変わらないか、むしろ若い時よりも収入が上がるケースも珍しくありません。

ただし開業医はメリットばかりではありません。あくまでも自営業なので自分自身が病気になった時の保障は会社員である勤務医よりも危ういものとなりますし、悪い評判が立ち患者が入らなくなれば病院自体の経営が悪化し潰れてしまう可能性もあります。開業医は様々なリスクと隣り合わせなのです。

【職場別で見る医者の平均年収】臨床医と研究医での比較

職場別で見る平均年収比較①研究医は臨床医より薄給の場合が多い

手術の風景

臨床医と研究医での比較の1つ目ですが、研究医は臨床医より薄給の場合が多いことに触れていきます。臨床医とは多くの人がイメージする患者のことを診察したり手術したりする医者であり、研究医は大学の研究室で医療技術の発展を目指し様々な研究に励む医者になります。

研究医については大学病院に勤める勤務医と同じように会社員であり、給料は大学から出ることになります。もちろん研究が特許を取り、世間に知れ渡るような画期的な治療法を生み出せば、それが給料に反映される場合もありますが、直接的な利益になりづらい研究医は臨床医に比べると給料が安い場合が多いのです。

職場別で見る平均年収比較②研究医は臨床医の7割くらいの給料になる

考える人たち

臨床医と研究医での比較の2つ目ですが、研究医は臨床医の7割くらいの給料になることに触れていきます。研究医は臨床医よりも給料が安くなる傾向にありますが、それは概ね臨床医の7割くらいであり、研究室所属で臨床に入らない医者は給料が安くなる傾向にあります。

ちなみに臨床と研究を兼任している医者は、特に大学病院では少なくありません。それは研究をして論文を提出していくことが教授や医局長に出世するために必要であるからです。大学病院勤務の医者については研究と臨床がどのくらいの比率かによって、給料が変わってくることが珍しくないのです。

医者と関連する業種との平均年収の比較

医者と関連する業種との平均年収の比較①医者と看護師

握る手

医者と関連する業種との平均年収の比較の1つ目は、医者と看護師の比較について紹介します。看護師の平均年収は500万円です。看護師は激務であることが知られていますが、この500万円という給料は看護師の資格の恩恵によるものだけではなく、長時間の労働のかかる残業代や手当を含めた金額になります。

医者も激務であることが少なくありませんが、そんな激務の医者と同じくらいハードに仕事をこなしている看護師は珍しくなく、それでいて医者の半分以下の平均年収になります。他の仕事よりは平均年収が高くなっていますが、こうやって比べるといかに医者の年収が恵まれているかが分かります。

医者と関連する業種との平均年収の比較②医者と薬剤師

薬の瓶

医者と関連する業種との平均年収の比較の2つ目は、医者と薬剤師の比較を紹介します。薬剤師の平均年収は600万円になります。600万円という数字は歯科医も同じくらいになり、税理士や公認会計士といった難関の国家試験に合格した職業と比べても遜色のない金額です。それでも医者の年収に比べると霞んでしまいます。

職場・年代・種類で格差はあるものの平均年収が高い医者という職業

職場や年代、そしてどんな種類の医者であるかによって平均年収は変わってきます。しかしながら医者は一部の例外を除いて、他の仕事よりも年収が高いことが再確認できたかと思います。

医者の仕事は人の命を預かる仕事であり、また人の健康状態を大きく左右する仕事でもあります。その責任やプレッシャーは医者ではない人には想像できないものがあります。ここで紹介した内容で医者に憧れを持ち、また医者の仕事を尊敬の眼差しで見るきっかけにしてもらえたら嬉しいです!


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