別添の意味や読み方とは?別紙・添付との違いと使い方や例文も
あなたは、ビジネスでも良く使われる「別添」という言葉の意味や使い方について知っていますか?この記事では「別添」と「別紙」の違い、また「参照のとおり」「添付のとおり」などの具体的な例文も交えてご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
別添の意味とは?読み方は?
別添の意味とは「何かを何かの別に添えること・別添えすること」
まず、「別添」という言葉の意味とは「何かを何かの別に添えること・別添えすること」です。この言葉の漢字である「別」と「添」のそれぞれの意味を考えてみるとこの意味も納得がいくと思います。特に「添」という感じには「添える」という意味がありますよね。
具体的な例文については後述しますが、この「別添」という言葉は特にビジネスシーンで使用されることが多い言葉です。「何かを何かの別に添えること・別添えすること」という意味でメールの文書内や会議などで使用されるのを耳にしたことがある方も多いでしょう。
別添の言葉の読み方は「べってん」
また、「別添」という言葉は「べってん」と読みます。これは、意外にも誤用が多い読み方で、うっかり「べっと」と読んでしまう人も多いようです。特にビジネスでは言葉の使い方などについてある程度のレベルを求められます。これを機会に正しい読み方をマスターしてください。
別添と別紙・添付の違いは?
別添と別紙・添付の違い①別紙とは「別の紙・別に添えた紙」という意味
別添と別紙・添付の違いの1つ目は、別紙とは「別の紙・別に添えた紙」という意味という点です。別紙とは「べっし」と読む言葉ですが、文字通り、「別の紙」という意味を表します。分かりやすく言えば何かと別に用意された紙そのものの存在を表す言葉であるということです。
この意味を加味すると、「別紙」という言葉には「別添」にあるような「付け加える」という意味がないことになります。「別紙のとおり」などの形で使用されることが多い言葉です。メール文中や会議内での会話などで自分が表したい状況とそれぞれが表す意味を加味して適切な方を選んで使用するようにしましょう。
別添と別紙・添付の違い②添付とは「何かを付ける添える」という意味
別添と別紙・添付の違いの2つ目は、添付とは「何かを付ける添える」という意味という点です。「添付」とは「てんぷ」と読む言葉で、「何かを付け添える、付け添えた状態」というその行為自体、または状態を表しています。また、この言葉には特に何かの別にという別添が表す意味は含まれていません。
したがって、文脈の中であえて「別に」と強調したい場合は「別添」を使用し、それ以外は「添付」と使うと分かりやすいでしょう。ビジネスで耳にするのが多いのはどちらかというと「添付」という言葉の方になります。
別添と別紙・添付の違い③それぞれ使い方の違いで使い分ける
別添と別紙・添付の違いの3つ目は、それぞれ使い方の違いで使い分けるという点です。1つ目と2つ目の違いで見てきた通り、それぞれの言葉は似てはいるものの、それが表す意味が微妙に異なります。
この点を加味して、自分がその時々で伝いたい内容に即した表現をこの3つの言葉の中から選んで使用していくのが良いでしょう。初めは迷うかもしれませんが、慣れると簡単ですのでぜひチャレンジしてみてください。
別添・別紙・添付の使い方や例文は?
別添・別紙・添付の使い方や例文①別添の資料を参照いただければ幸いです
別添・別紙・添付の使い方や例文の1つ目は、「別添の資料を参照いただければ幸いです。」です。これは、「別に添えた資料を見てもらえると嬉しいです」という意味を表す例文です。とても丁寧な表現なのでビジネスでも活用できます。
これはメールに何かの資料を添える場合でも、あるいは会議で複数のレジュメを用意している場合でも使用できます。資料は極力ポイントを押さえて数を少なくする方が良いですが、別添が必要な場合も多々ありますよね。
別添・別紙・添付の使い方や例文②別添参照いただければと思います
別添・別紙・添付の使い方や例文の2つ目は、「別添参照いただければと思います。」です。これもメール本文や会議などで使用できる便利な例文です。意味としては「別に添えたものを参照してもらえればと思います」です。
このように、特に別添するものを具体的に言わなくても表現できる例文もあります。「参照いただければと思います」の部分を「ご確認いただければと思います」という形に変えても応用することができます。その場の雰囲気や相手との関係性に合わせて色々と応用してみましょう。
別添・別紙・添付の使い方や例文③別紙のとおり詳細をご確認ください
別添・別紙・添付の使い方や例文の3つ目は、「別紙のとおり詳細をご確認ください。」です。これは、「別紙にある詳細を確認してください」という意味の例文となります。「別紙」という言葉を使うと何かと別に用意された紙という具体的なものを指せるので相手にも分かりやすいです。
この「別紙のとおり」から始まる表現はビジネスシーンで頻繁に使用される表現の一つでもあります。ぜひこの機会にこのような汎用性の高い表現も合わせて覚えて活用してみてください。
別添・別紙・添付の使い方や例文④別紙のとおり詳しくご説明させていただて
別添・別紙・添付の使い方や例文の4つ目は、「別紙のとおり詳しくご説明させていただいています。」です。これは、「別紙で詳細を説明しています。」という意味を表す例文です。このフレーズも会議などで自分が用意した資料などを説明する際には頻出のものだと言えるでしょう。
自社の会議で実際に耳にしたことがある、または自分でも使用したことがあるという人も多いかもしれません。このように、ここに挙げた例文を自分のビジネスの現場で実際にどのように使用されているか?を具体的に考えていくことも非常に役立ちます。
別添・別紙・添付の使い方や例文⑤添付の資料をご覧ください
別添・別紙・添付の使い方や例文の5つ目は、「添付の資料をご覧ください。」です。これは、「添えてある資料を見てください」という意味を表す例文となります。このフレーズは特にメール文書などで良く耳にする言い回しですよね。
このように、「添付」という言葉はビジネスシーンにおいてもかなり頻出度の高い言葉として日常的に使用されています。当記事のテーマである「別添」という言葉と合わせてこの言葉もぜひ使いこなせるようにしていきましょう。
別添・別紙・添付の使い方や例文⑥添付のデータをご参照ください
別添・別紙・添付の使い方や例文の6つ目は、「添付のデータをご参照ください。」です。これは、メールなどで文書などのファイルではなく例えば音声や動画などのデータを添付する場合に使用できる例文となります。
近年、デジタル機器の発達が急速に加速し、ビジネスでも様々なものがデータとしてやりとりされることが増えてきました。そのような場合でもしっかり「添付」という言葉を使うと何を添えているのかを相手に明確に伝えることが可能となります。
ビジネスメールで別添した方が良い場合と別添する際の注意点は?
ビジネスメールで別添した方が良い場合「メール内内容が長すぎる場合」
ビジネスメールで別添した方が良い場合と別添する際の注意点の1つ目は、「メール内内容が長すぎる場合」です。特にビジネスでは自分も含め相手も日々忙しく仕事をしています。そんな中、ポイントがぼやけた長いメールは高い確率で相手にスルーされてしまうでしょう。
それを避ける方法の一つとして、例えば相手に確認してもらいたい数字や資料の内容をメールに別添するという方法があります。こうすることでメール内の文章の長さを短くすることができ、相手に無駄な労力と時間をかけさせることも避けることができます。
ビジネスメールで別添する際の注意点①「セキュリティの信頼度について」
ビジネスメールで別添する際の注意点の1つ目は。「セキュリティの信頼度について」です。この点は見落とされがちな点ですが、別添する資料やデータの内容によっては非常に機密性が高いものもあります。このようなものを別添する際には自分と相手のメールサーバーのセキュリティの強度をきちんと確認しましょう。
特にビジネスメールの場合は、自分が担当する事業で扱う数字が非常に大きいものなどもあり、万が一のことがあったら個人の能力では損害を賠償できない場合もあります。その点については自分でもしっかり自覚し、個人としても別添の内容が他に漏れないようにセキュリティには細心の注意を払うように心掛けましょう。
ビジネスメールで別添する際の注意点②「別添の内容は適切か」
ビジネスメールで別添する際の注意点の2つ目は、「別添の内容は適切か」です。良くあるのが、別添する資料やデータがメールで相手に送りたかったものではなく、別のものを送ってしまうというものです。1つ目の注意点と同様、これはデータの機密性にも関わってきますので注意しましょう。
別添の意味をしっかり理解してビジネスにも積極的に活用していこう!
当記事では、「別添」という言葉の意味やその具体的な使い方について複数の例文のとおり分かりやすく解説してきました。似た意味を持つ言葉として「別紙」や「添付」という言葉についてもご紹介しました。この記事内容を読むまではその違いについて知らなかった!正しく理解していなかった!という人もいるかもしれません。
先述しましたが、昨今、特にビジネスメールを使用する際に何らかの資料やデータを添えて相手にメールを送るということが本当に増えています。このような場面で、大人のビジネスマンとして正しい言い回しが使えると気持ちが良いものです。ぜひ意味をしっかり理解してこの言葉をビジネスにも積極的に活用してみてくださいね。
下記関連記事内では、メールや電話対応でも良く使われる「ご不明な点がございましたら」という言い回しについて分かりやすくまとめています。英語表現やビジネスメールでの返信の仕方についてもしっかり解説してありますので、興味のある方は当記事内容と合わせてこちらもぜひチェックしてみてください。
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