ノートパソコンの消費電力は?平均電気代・ワット数・計算法・スリープ
ノートパソコンは仕事だけでなくプライベートでも利用している人は多いと思いますが、自宅でPCを利用するときには電気代が気になりますよね。そこでノートパソコンの消費電力から平均の電気代や、PCを使用しないときにはスリープとシャットダウンのどちらが良いのかなどをご紹介していきます。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
ノートパソコンの消費電力はどれくらい?
ノートパソコンの消費電力の平均ワット数は20から30W

ノートパソコンの消費電力の平均ワット数は20~30Wです。パソコン自体の性能やOSなどによってことなりますが、標準時の消費電力は約2~6W、最大時の消費電力は約20~50Wが一般的なワット数になっています。液晶画面が小さいものの方が消費電力は少なくなります。
ノートパソコンの消費電力を電気代に換算する計算法は目安単価を利用する

ノートパソコンの消費電力を電気代に換算する計算法は「電力料金目安単価」を利用します。公益社団法人の全国家庭電気製品公正取引協議会によって家電品全般の取扱説明書やカタログなどに記載する「電力料金目安単価」が定められています。現在の電力料金目安単価は1kWhあたり27円(税込)となっています。
消費電力を平均電気代に換算すると1ヶ月162から243円

ノートパソコンの消費電力を平均電気代に換算すると1ヶ月約162~243円になります。これは1日に10時間利用したとして1ヶ月継続した消費電力を電力料金目安単価で計算した電気代です。このノートパソコンの電気代を年間にすると1944~2916円になります。
スリープとシャットダウン|ノートパソコンの消費電力は?
スリープ時の消費電力のワット数は約0.41から1.13W

スリープ時のノートパソコンの消費電力のワット数は約0.41~1.13Wです。スリープ時にはパソコンを使用していなくてもメモリのデータ保持などのために微量な電力を消費します。シャットダウンしているときよりもスリープしているときの方が消費電力はかかります。
スリープ時の消費電力の電気代は約0.01から0.03円

スリープ時のノートパソコンの消費電力の電気代は約0.01~0.03円です。ノートパソコンのスリープ時の消費電力を電力料金目安単価で計算した1時間あたりの電気代です。シャットダウンしているときよりもスリープしているときの方が電気代はかかります。
1日2時間スリープ時の電気代は1ヶ月約0.6から1.8円

1日2時間スリープ時のノートパソコンの平均電気代は1ヶ月約0.6~1.8円です。PCを10時間連続で使用しないのであれば、ノートパソコンを2時間使用してかかる平均電気代の1ヶ月約32.4~48.6円をスリープに変えると1ヶ月の平均電気代が下がります。
ノートパソコンをつけっぱなしにしないでスリープに変えるだけで電気代はすごく下がりますが、電気会社を変えることによって料金も変わってきます。電気の自由化によって電気代はそれぞれの会社で電気料金の計算方法が違います。電気代について解説している記事もあわせてご覧ください。
ノートパソコンの消費電力は中断時間が90分以内ならスリープの方が小さい

スリープとシャットダウンのノートパソコンの消費電力は、中断時間が90分以内ならスリープの方が小さくなります。PCが電力を大きく消費するのは起動やシャットダウンの時です。90分以上使用しないのであればシャットダウンして、90分以内の中断であればスリープと使い分けると良いでしょう。
ノートパソコンの消費電力を少なくして電気代を安くするためには、電力自由化になった電力会社を代えるという方法もあります。電力自由化によってどんなことが変わるのか、電力会社を代えるメリットとデメリットや、比較するポイントを紹介している記事で電気代を安くする方法を参考にしましょう。
ノートパソコンの消費電力を下げる方法5選
ノートパソコンの消費電力を下げる方法①ディスプレイの明るさを抑える

ノートパソコンの消費電力を下げる方法1つ目はディスプレイの明るさを抑えることです。パソコンの消費電力の多くを占めているディスプレイは、マイクロソフト社によると明るさを40%に下げた場合に100%の時と比較して約23%の節電になります。
また作業を中断するときにはディスプレイは必ずオフにします。自動的にオフになるように設定にしておくのも良いでしょう。注意したいのはスクリーンセーバーは消費電力を抑えるものではなく、PCを動かして電力の消費をしている状態なので消費電力を下げたいときにはスタンバイ状態にしましょう。
ノートパソコンの消費電力を下げる方法②PCをつけっぱなしにしない

ノートパソコンの消費電力を下げる方法2つ目はPCをつけっぱなしにしないことです。1日10時間つけっぱなしにすると1ヶ月162~243円かかります。1時間使用の電気代は0.54〜0.8円、これをスリープにすると1時間の電気代は0.01〜0.03円に下げられます。
起動やシャットダウンのときにも電力を消費されるため、短時間のときはスリープを利用した方が良いですが、90分以上使用しない時間が続くのであればシャットダウンしたほうが消費電力を下げられます。さらに消費電力を抑えたいときにはコンセントからプラグを抜くと待機電力を減らせます。
ノートパソコンの消費電力を下げる方法③ノートパソコンの置き場所を変える

ノートパソコンの消費電力を下げる方法3つ目はノートパソコンの置き場所を変えることです。PCは熱に弱く、PCのパーツなどの温度が上がると冷却するためのファンの回転数が多くなるようにできています。日光の当たりやすく温度が上がりやすいところに設置するとPC自体の温度も上がりやすくなります。
熱を持ったPCの温度を下げるための冷却ファンの回転数が多くなると消費電力が上がりますが、この冷却ファンの周りに物を置いたりホコリがたまっていたりすると冷却効果が発揮されずにさらに電力を消費します。風通しが良く冷却ファンを塞がない場所に置きかえましょう。
ノートパソコンのファンの音がうるさくなる原因は、PC内の熱が高くなっているだけでなくほかにも原因があります。ファンがうるさい原因だけでなく、ファンの音を止める方法やファンを掃除するコツや注意点など詳しく紹介されている記事もあわせてご覧いただくと、消費電力も下がる方法につながります。
ノートパソコンの消費電力を下げる方法④使用していないプログラムを閉じる

ノートパソコンの消費電力を下げる方法4つ目は使用していないプログラムを閉じることです。PCを使っているときの消費電力は一定ではありません。プログラムをたくさん起動していると、CPUの負担が大きくなります。
実際には使用していないバックグラウンドで動いているプログラムはすべて閉じるようにして、必要な最小限のアプリケーションのみを使用することでCPUにかかる負担を軽減させるとノートパソコンの消費電力も下がります。
ノートパソコンの消費電力を下げる方法⑤PCの音量を下げる

ノートパソコンの消費電力を下げる方法5つ目はPCの音量を下げることです。内蔵されているスピーカーでも、外付けのスピーカーでも音量が上げると消費電力が大きくなり、音量を下げると消費電力が小さくなります。
音が必要なときにはなるべく音量を下げて使用したり、スピーカーよりもヘッドホンやイヤホンを利用したりしましょう。ノートパソコンの音が必要のない作業をするときには、音がでないミュートに設定しておくとさらに消費電力も下がります。
ノートパソコンとデスクトップPCの消費電力の比較は?
ノートパソコンとデスクトップPCの消費電力の比較|平均して約3から5倍

ノートパソコンとデスクトップPCの消費電力を比較すると、ノートパソコンの平均ワット数が20~30Wに対して、デスクトップPCの平均ワット数は約3~5倍の50~150Wになります。場合によってより高速なCPUを搭載していたり大型モニターを使用していたりするとそれ以上の電力を消費していることもあります。
ノートパソコンとデスクトップPCの電気代の比較|1ヶ月平均約3から5倍

ノートパソコンとデスクトップPCの消費電力を電気代に換算して比較すると、ノートパソコンの平均電気代が約162~243円なのに対して、デスクトップPCを電力料金目安単価で計算した場合は1日10時間で1か月使用したときの平均電気代が約405~1215円になります。
つまりデスクトップPCの1ヶ月の平均電気代はノートパソコンの約3~5倍になります。デスクトップPCの年間の電気代は4860~15795円くらいかかりますので、ノートパソコンの方が消費電力は小さく電気代にも大きな差があることがわかります。
ノートパソコン以外にも自宅で利用している電化製品によって、電気代が高いなと感じることが多いですよね。電気代がかかる家電や電気代が高くなる原因、そして解決方法まで紹介している記事もあわせてご覧いただいて自宅の電気代を節約するヒントにしてください。
ノートパソコンの無駄を省いて消費電力を下げましょう

ノートパソコンはスリープやシャットダウンを上手に利用したり、消費電力を下げる方法を試してみたりしてノートパソコンの消費電力の無駄を省きましょう。一日の電力消費量は多くなくても年間にすると大きいものなので、使わない時はコンセントから抜いておくと待機電力もかかりせん。
ノートパソコンはデスクトップPCと比較すると消費電力は非常に小さく、年間の電気代に変えると大きな差になるのでこれからパソコンを購入する場合や買い替えを考えている場合には消費電力もチェックしましょう。また新しいPCは以前と比べて消費電力かなり小さくなっているため買い替えるだけで節電にもなります。
さらにノートパソコンの消費電力を下げるには、作業時間を短縮してパソコンの稼働時間を減らせば電気代も減らせます。作業効率を上げるためにはノートパソコンに接続する外付けキーボードを利用する方法があります。詳しい設定方法やキーボードの無効化の方法などを紹介した記事も参考にしてください。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。