大学入試の自己PR例文17選!AO入試や推薦でアピールできる長所の書き方も
大学や専門学校を推薦やAO入試で受験する場合は、学科試験がない分自己PR文を求められることがあります。自己PRというと、自身の性格などを書くイメージが強いかもしれませんが、実は書き方には色々な方法があります。その書き方を、大学と専門学校の2つに分けてアピール方法を中心に例文を挙げてご紹介します。自分の長所をアピールできるようにしっかりと準備を行いましょう。
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目次
大学入試の自己PR文とは?
大学側が人物像を見るためのもの
大学入試の自己PRは、大学側が受験者の人間性や学ぶことへの意欲を確かめるためのものです。つまり、自分の大学への適性を計るための資料です。推薦入試やAO入試では学科試験がないので、自己PR文で大学側は受験者を判断します。
AO入試・推薦入試で重視される
先ほど言ったように、自己PR文は大学や専門学校の推薦入試やAO入試で導入される試験方法です。推薦入試やAO入試はほぼ受かると言われていますが、自己PRの書き方によっては落ちてしまうこともあるので軽視してはいけません。
大学入試の自己PRのNG例文6選
【NG】①経歴・経験の箇条書き
大学入試の自己PRのNG例文の1例目は「経歴・経験の箇条書き」です。当たり前ですが、大学や専門学校の入試の中にある自己PR文は、きちんとした文章で書くのが鉄則です。
例えば「私は高校で野球部のキャプテンをしていた。野球部で全国大会で優勝した。スピーチコンテストで優勝した」など、出来事をただ羅列する箇条書き形式になってはいけません。
大学入試の自己PRのNG例文②長所をアピールしすぎる
大学入試の自己PRのNG例文の2例目は「長所をアピールしすぎる」ことです。大学入試の中でもAO入試は特に人間性を見られるため、長所だけをピックアップして書き連ねてしまう人がいます。
例えば「私は英語が話せてボランティアにも積極的に参加し、高校では誰よりも周りに気配りができる人でした」といった文面ばかりを書くのも、印象は良くありません。
【NG】③学校側の人物像と合致しない
大学入試の自己PRのNG例文の3つ目は「学校側が求める人物像と合致しない」ことです。大学入試の自己PRは、大学側が自分たちの教育像・学生像を理解している人を探しています。
そのため、大学側が学問に対して力を入れているのに、「私は部活動を3年間やり切りました。また、生徒会で会長も務めあげました」など、勉強に一切触れないなどというような文はNGです。
【NG】④アピールポイントが分かりづらい
大学入試の自己PRのNG例文の4例目は「アピールポイントが分かりづらい」ことです。アピールポイントとは、自分が一番大学側に見てもらいたい部分を指します。
それを大学側も重視するので、「私は英語検定の1級を持っていて、さらにTOEICも900点以上取り、部活動ではキャプテンを務めていました」というようなバラバラの文章では読んでもらえない可能性があります。
【NG】⑤見本の丸写し
大学入試の自己PRのNG例文の5例目は「見本の丸写し」です。見本の丸写しとは、参考書や高校などでもらう例文をそのまま言葉だけ変えて写した文章のことを言います。
例えば、実際は部活の部長をしていなかったのに「私はテニス部の部長として優勝に導きました」などと嘘を書いてしまうなどの行為です。
【NG】⑥具体性がない
大学入試の自己PRのNG例文の6例目は「具体性がない」ことです。経歴の羅列とも似ていますが、ただ経歴を並べて具体的にどう成長したかなどが書かれていないのはNGです。
例えば「私は高校で3年間生徒会に所属していました。とても良い経験でした」など、感想だけ述べて具体的にどう影響があったのかが抜け落ちている文章などです。
大学入試の自己PR例文11選
①長所のアピールから書く
大学入試の自己PR例文の1例目は「長所のアピールから書き始める」ことです。大学の推薦やAO入試の自己PR文は、自分の長所から書く書き方がおすすめです。
例えば「私は高校でサッカー部の部長を務めあげた責任感のある人間です」など、多少はオーバーな表現になってもよいので自分の強みをアピールしましょう。
②積極性・協調性をアピールする
大学入試の自己PR例文の2例目は「積極性・協調性をアピールする」ことです。高校まではどちらかと言えば受け身の勉強でしたが、大学に入ってからは自分で学ぶ姿勢が求められます。
そのため、「私は高校での調べ学習で施設にアポイントを取り、仲間と共に研究をしました」というように、自立性と協調性の両方をアピールすると良いです。
③高校での具体的な経験を書く
大学入試の自己PR例文の3例目は「高校での具体的な経験を書く」ことです。具体的な経験は何でも良いですが、だらだら書くのではなく1、2個ピックアップして体験談を書きましょう。
具体的には「私は運動が苦手でしたが、テニス部に入部したことで運動が好きになり心身ともに強くなりました」というような文面で、成長した部分も書くのがポイントです。
④勉強への姿勢をアピールする
大学入試の自己PR例文の4例目は「勉強への姿勢をアピールする」ことです。例えば「私は英語が好きで、外国人観光客にも積極的に話しかけ生きた英会話を学んでいます」など、大学の本質である「学び」への意欲を全面に出すと好印象です。
⑤大学の求める人物像と照らし合わせる
大学入試の自己PR例文の5例目は「大学の求める人物像と照らし合わせる」ことです。幅広い教養を求める大学なら「私は貴学で専門だけではなく理系の学問も学びたい」、専門性を求めているなら「私は貴学で最先端医療を学び、将来に役立てたい」など、大学に合わせて言葉を変えましょう。
⑥学びたい分野を書く
大学入試の自己PR例文の6例目は「学びたい分野を書く」ことです。細かい学問試験がない推薦入試やAO入試だからこそ、学びたい分野を具体的に書くことが求められます。
「私は貴学で日本文学を学び、日本社会の変遷を紐解きたい」「貴学で国際情勢を学び、日本の役割を見直したい」というように、できるだけ具体的に書きましょう。
⑦自分に足りない部分を書く
大学入試の自己PR例文の7例目は「自分に足りない部分を書く」ことです。例えば、「私は積極性がある反面、やや周りが見えなくなる傾向にあるので、計画性を身につけて学問に取り組みたい」というように、短所も書いて自己分析力をアピールしましょう。
⑧将来の夢を書く
大学入試の自己PR例文の8例目は「将来の夢を書く」ことです。大学での勉強は、将来就きたいと思う職業に直結する場合が多いです。「貴学で高度な英語を身につけ、外資系企業で働きたい」など、今思っている範囲で良いので書くと具体性がぐっと増します。
⑨大学で活かせそうな部分を書く
大学入試の自己PR例文の9例目は「大学で活かせそうな部分を書く」ことです。自分の強みを、受ける大学の校風に当てはめて書くと好印象を与えることができます。
具体的には、「私の臆せず挑戦する性格を、貴学のグローバル精神を養う姿勢に活かし、国際感覚を身につけた上で研究に励みたいと思います」というように、意欲を猛アピールしましょう。
⑩自分の一番の強みを書く
大学入試の自己PR例文の10例目は「自分の一番の強みを書く」ことです。例えば、「私の一番の強みは、物怖じしない姿勢と集中力です」というように、アピールポイントを分かりやすくする書き方をしても良いでしょう。
あるいは、「私は調べものをするのが得意なので、貴学で史料を読み解くのが楽しみです」など、大学でやりたいことと絡めて書いても良いかもしれません。
⑪入学したい意思をアピールする
大学入試の自己PR例文の11例目は「入学したい意思をアピールする」ことです。自己PR文の最後は、受ける大学にどうしても入学したいという熱意をアピールしましょう。
具体的には「私は貴学の教育学部で学び、将来の有能な人材を育てたい」「貴学の特徴であるグローバル視点の教育で、世界で活躍する人間になりたい」というような文面です。
大学入試を推薦で受ける時の自己PRのポイントは?
①人間性をアピールする
大学の推薦入試の自己PRポイントの1つ目は「人間性をアピールする」ことです。推薦入試の場合は真面目な性格であることが前提となっている場合が多いので、それ以外の「協調性がある」「自分で考える力がある」などの部分をアピールするのがポイントです。
②勉強への意欲をアピールする
大学の推薦入試の自己PRポイントの2つ目は「勉強への意欲をアピールする」ことです。推薦入試では教科ごとの試験がないため、大学側は自己PRで勉強への姿勢を確認します。学科試験がない分、具体的にどの分野の学問が得意なのかをアピールしましょう。
③大学でやりたいことをアピールする
大学の推薦入試の自己PRポイントの3つ目は「大学でやりたいことをアピールする」ことです。推薦入試では、大学に入ってから具体的にどういった学問を学びたいかを書くことが重要です。「日本近代史を学びたい」「生物学を専門に研究したい」など、現時点での希望を書きましょう。
しかし、自分が学びたい分野のことだけ熱く語っても、大学側は視野が狭い人間と捉えることがあります。学びたい分野はもちろん、他の学問にも興味を持つ学びに貪欲な姿勢をアピールするのが大切です。
大学入試の自己PRの書き方のポイントは?
①粘り強いなど具体的な表現をする
大学入試の自己PRの書き方の1つ目は「粘り強いなど具体的な表現をする」です。何度も言うように、大学や専門学校の自己PRではより具体的で分かりやすい表現が求められます。そのため、性格などを書く際も「粘り強い」「冷静沈着」など色々な表現で表すと良いでしょう。
②目標を書く
大学入試の自己PRの書き方の2つ目は「目標を書く」ことです。大学に入学する前に書くのは難しいかもしれませんが、将来就きたい職業や夢のためにどのような大学生活を送りたいかを書くと、計画性のある人に見られるのでおすすめです。
③志望校に合った書き方にする
大学入試の自己PRの書き方の3つ目は「志望校に合った書き方にする」ことです。当然のことながら、大学によって校風や力を入れている学問、教育方針は異なります。そのため、自己PR文も志望校に合った書き方を心がけることが大切です。
特に、自分の入りたい学部や学科のことは念入りに調べて書くことをおすすめします。この他の大学入試で役立つ自己PR文の書き方に関しては、以下の記事で詳しく紹介されています。
専門学校を受ける際の自己PRの書き方は?
①将来を見据えた書き方をする
専門学校入試の自己PRの書き方の1つ目は「将来を見据えた書き方をする」ことです。専門学校の場合は、大学よりも学校で勉強することに関係する職に就くことが大半です。
そのため、大学入試の場合よりもより具体的にどのような職業に就くために何をしたいのかを、入試の段階で明らかにしておくのが良いです。
②業種への熱意を書く
専門学校入試の自己PRの書き方の2つ目は「業種への熱意を書く」ことです。専門学校の場合は、入試の段階ですでに受験者が何を学びたいのかがはっきりしています。そのため、いかに自分が周りよりも専門知識を学ぶことへの熱意に溢れているかをアピールするかが重要と言えます。
③真面目さをアピールする
専門学校入試の自己PRの書き方の3つ目は「真面目さをアピールする」ことです。専門学校の大半が、一般的な四年制の大学よりもハードスケジュールであると考えて良いです。
そのため、学校側も自分のスケジュールをきちんと管理できる人や、専門知識を突き詰められる真面目で計画性のある人を望んでいます。この部分を自己PRでアピールすれば、好印象が与えられること間違いなしでしょう。
大学の自己PR文は自分の気持ちを伝えることが大切
大学や専門学校の入試で書く自己PR文は、学校が求める人物像を調べて書くことが大切ですが、何よりも自分の考えを素直にアピールすることが重要と言えます。
自分の長所が見つからず書くことがないという人も、焦る必要はないのでじっくり考えて何か一つでも強みを見つけてみてください。それから、自分の言葉で思っていることを書き出してみましょう。
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