アプローチの意味とは？好きな人・ゴルフ・玄関・使い方＆例文も

アプローチの意味とは？

アプローチの意味は英語を日本語に直訳すると「接近」

アプローチは英語表記では「approach」となり、日本語の意味では「接近」になります。英単語の読みをカタカナ表記したもので、日本語に溶け込んでいますね。単に接近の意味だけではなく、ビジネスやスポーツ、ゴルフ用語にもあります。場所や時間に関して、距離や空間を表していたりなど様々な使い方があります。

アプローチの意味とは①好きな人に親しくなろうとして近づく

アプローチの意味1つ目は「好きな人に親しくなろうとして近づく」です。恋愛のシーンで登場する事が多い言葉ですね。好きな人に対して話しかけたり食事に誘うなど、デートまではいかないけれど、まずは親しくなるために行動を起こす段階である事や、その行動を意味しています。

アプローチする側は好きな人に対しての最初のアタックですから、第一印象が大事です。受ける側としては前から気になる人だったかも知れませんし、不意を突かれる場合もありそうですね。どちらにしてもアプローチを掛けてみない事には始まりません。好きな人を驚かさないようアプローチしてみてくださいね。

アプローチの意味とは②陸上競技などでは助走

アプローチの意味2つ目は「陸上競技などでは助走」です。走り幅跳びの場合、スターとしてから踏み切りまでの助走の事を言います。また、スキーのジャンプ競技では、スタートゲートからジャンプ台の先端にある踏み切り台(カンテ)までの助走路の事です。

アプローチの意味とは③ゴルフでは寄せ打ち

アプローチの意味3つ目は「ゴルフでは寄せ打ち」です。近い位置からピンを狙うショットの事です。寄せの一打とも言われます。アプローチショットはよく聞く言葉ですね。

近い位置は人によっても違いがありますので、100ヤードぐらいから、グリーン付近と幅があります。他にもアプローチパットやランニングアプローチなど、アプローチが入っている用語があります。

アプローチの意味とは④ビジネス関係｜交渉開始・提案・申し入れ

アプローチの意味4つ目は「ビジネス関係の場合、交渉を開始する」です。提案する、申し入れをする、持ち掛けるなどがあります。セールスマンが顧客と交渉の為に出向いたり、店員が店頭にやって来たお客に話しかけたりなど、まず最初の足掛かりを掴む事を言います。

アプローチの意味とは⑤学問や研究関係｜研究方法

アプローチの意味5つ目は「学問や研究課題への接近方法」です。学問や研究対象に接近する事や、接近のやり方、研究方法の意味があります。

アプローチの意味とは⑥建築関係｜玄関への通路や空間

アプローチの意味6つ目は「道路や門から建物の玄関に行くまでの数メートルの通路や空間」です。大抵は誘導の為に木や草花などを植え、砂利を敷く事もあります。玄関までの通路は多くの場合曲線で、途中に高低差があるときは解消方法として階段やスロープなどを取り入れて造られます。

通路としてだけではなく庭の要素を取り入りたり、壁を利用して道路から見えるのを防ぐなど、プライバシーを守る事もできます。マンションの場合には、1階の入口付近の空間を指すこともあります。

アプローチの意味とは⑦航空関係｜着陸進入

アプローチの意味7つ目は「航空管制用語の着陸進入」です。着陸のために空港に進入するという意味です。他に東京アプローチなら、羽田空港のレーダー管制室が担当をしている事を指しています。

アプローチは釣りの用語でも使われています。こちらは魚がいそうな場所に釣り人が近づく行動を指しています。ルアーを投げる場合にもアプローチと言います。

アプローチはビジネス用語としても頻繁にに使われていますが、他にもビジネス関連で使われている言葉はたくさんあります。こちらの記事では、キャッチアップの意味や類語と共に、ビジネス用語としての使い方も紹介しています。簡単な例文もありますので、参考になさってみてください。

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アプローチの使い方は？

アプローチの使い方①好きな人に対して近づく場合

アプローチの使い方1つ目は、好きな人への近づき方を考えている場合です。相手は自分の事をほとんど知らない状況で、まずはきっかけ作りから入る時に使います。男性からのアプローチを待っているだけだなんて消極的になっていませんか？

彼女にアプローチしてみる、アプローチをかけるなど、とにかく一歩を踏み出す行動を表す時に使います。考えてばかりいないで、好きな人にアプローチしてみましょう。アプローチした結果がハッピーであることを祈ります。なんて使い方もありますね。

アプローチの使い方②ゴルフやジャンプ競技・陸上などスポーツの場合

アプローチの使い方2つ目は、ゴルフやジャンプ競技・陸上などスポーツの場合です。ゴルフでは、今日はアプローチショットが冴えていた、確実なアプローチの打ち方、などと使われます。

スキーのジャンプ競技では、アプローチで姿勢を崩した、アプローチのタイミングはとても良かったなどと、助走や踏み切りに関して使われます。

陸上競技の走り幅跳びでは、アプローチの歩数、アプローチとは助走スプリントの事、などと使われます。ハードル走では、アプロチーが勝敗を決めると言われています。スタートしてから１台目のハードルまでの走り、つまりアプローチの間にどれだけ加速できるかが重要だからです。と言った使い方です。

アプローチの使い方③ビジネスの場合

アプローチの使い方3つ目は、ビジネスの場合です。営業関係で多く使われています。顧客や対象者に対して初期の段階での接触を計画したり新しい提案する事ですから、この案件はまずは手紙でアプローチしてみよう、アプローチの仕方を間違えて面会も断られた、などの使い方ができます。

新規のA社へのアプローチはあなたに全権を与えるから頑張ってね！などと言われたら、張り切ってアプローチ方法を考えてみましょう。アプローチは難しい面もありますが、相手の立場に立ったアプローチなら、受け入れてもらえますよ。

アプローチの使い方④学問や研究関係の場合

アプローチの使い方4つ目は、学問や研究関係の場合です。問題やテーマにいかにして迫るのか、手段や方法に関して使われる言葉です。痛みへの新しいアプローチ、人権問題に社会学的にアプローチする、生物学的な観点からアプローチを試みるなどがあります。

医療や介護の分野では、グループアプローチやメンタルアプローチと言った用語もあり、対象者にどのようにして接近するか、また接近する対象を示す使い方もあります。専門性が高いですが、アプローチと言う言葉が幅広く使われている事がわかります。

アプローチの使い方⑤建築関係の場合

アプローチの使い方4つ目は、建築関係の場合です。道路から玄関までの通路を指しているので、この家は道路からのアプローチが長い、こんな素敵なアプローチを通って自宅に帰るなんて憧れるなどの使い方があります。自然が感じられるアプローチを作りたい、建物の割には大きなアプローチがあるなどの使い方があります。

またアプローチは空間の意味もあります。玄関から道路までのアプローチを自分らしくDIYで造ってみませんか、などと言われたら夢が膨らみますね。アプローチに沿って自分や家族の好きな植物を植えたりすると、アプローチを通る楽しみが増えます。入口に広いアプローチがあるマンションなら、高級感たっぷりですね。

アプローチの使い方は2種類｜名詞の場合と動詞の場合

アプローチは名詞としての使い方と動詞としての使い方の2種類があります。名詞としての使い方は、接近・通路・研究の方法・ゴルフにおいてのショットなどがあります。一方動詞としての使い方はアプローチするなどと、動作を指す言葉として使われます。

アプローチを使った例文5選

アプローチを使った例文①彼女にアプローチしてみようと思っている

アプローチを使った例文1つ目は「彼女にアプローチしてみようと思っている。」です。この例文は、好きな人に近づくためのきっかけを作ろうとしている、そして行動に移そうと考えている場合ですね。話をしてみたい、そして自分の事も知ってもらうためにアクションを起こす時の使い方です。

アプローチを使った例文②課題はアプローチショットだね

アプローチを使った例文2つ目は「課題はアプローチショットだね。」です。ゴルフでよく聞きますね。またテニスの「アプローチショット」は、攻撃の為にネットに近づく際のショットです。「アプローチショットが上手くても、最後のボレーが決まらなきゃね」などと使われます。

アプローチを使った例文③お客様に合ったアプローチの仕方を考える

アプローチを使った例文3つ目は「お客様に合ったアプローチの仕方を考える。」です。セールスや商談を始める時に、それぞれの相手に合ったやり方で最初の接触を試みるようとする場合に使います。

アプローチを使った例文④この問題は別の角度からアプローチしてみよう

アプローチを使った例文4つ目は「この問題は別の角度からアプローチしてみよう。」です。研究課題などを前にして、悩んでいる様子がわかりますね。そのような時、今までとは違った方法や考え方で解決策を探ろうとする場合に使います。

アプローチを使った例文⑤玄関までのアプローチに沿って木を植える

アプローチを使った例文5つ目は「玄関までのアプローチに沿って木を植える。」です。道路や門から建物入口までの小径に沿って、木や花などを植えて楽しむ場面が浮かんできます。　　　

アプローチは様々な意味がある言葉

このようにアプローチは幅広いシーンで使われている事がわかりました。好きな人に対しての行動や、建築関係では玄関までの道、スポーツ用語では陸上やジャンプ競技やゴルフ、ビジネスの場面でも使われたりなど、色々な分野に登場してきます。

似たような言葉にアピールやコンタクトがあります。アピールは訴える、抗議や要求をするなどの意味があり、コンタクトは、アプローチのように一方からのみの接近ではなく、両方で約束を結んだ上での接近の意味で使われる事が多いです。アプローチとはニュアンスが違いますね。

アプローチは日常でよく耳にする言葉ですが、意味がたくさんあり使い分けが必要です。言葉の意味を理解すると同時に、例文などに目を通し状況に応じた表現の方法を身につけてください。色々な用途がある言葉ですから、正しい使い方をマスターし言葉美人になってください。