最終更新日: 2019/06/21 14:45 達観の意味は?「人生を達観してる人」とは|類語・対義語・使い方例文も

あの人は達観した人だ、達観視する、といった風に使うことが多い「達観」という言葉ですが、今回は様々な角度から見たその意味をご紹介します。さらに、使い方や例文、類語や対義語、さらに「人生を達観してる人」の特徴もチェックしていきましょう。

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「達観」の意味は?

「達観」の意味|物事の本質を見抜くこと

しっかり見抜く

「達観」の意味としてまず挙げられるのは「物事を本質を見抜くこと」です。上辺の見た目に惑わされることなく、物事の裏側に注目し真実を導き出すことができる様を表します。たとえば、進行中のプロジェクトなどが炎上し周りがパニックになっていても、冷静に問題点を見つけることができる、そんなスマートな雰囲気ですね。

「達観」の意味|物事の全体を見ること

木でなく森を見る

また「達観」は、物事の本質だけでなく「物事の全体を見ること」つまり「広い視野を持っていること」も表します。「木を見て森を見ず」ということわざがありますが、この「達観」には「木も森も見ることができる」というニュアンスが含まれています。



「達観」の意味|物事の未来を見通すこと

先見の明

さらに「達観」には、物事の本質や全体だけでなく「物事の未来を見通すこと」という意味もあります。真実を見つめ、広い視野で判断し、そしてそれらの材料をもとに今後起こりうる状況を予測する、いわば「すべて丸ごとお見通し」という非常に聡明なイメージがあります。

「達観」の意味|悟りの境地に達していること

揺らがぬ精神

ここまで挙げてきた意味を総括すると「達観とは物事の本質、全体、未来を見通すこと」であり、それはつまり「悟りの境地に達していること」も意味します。「達観」の「達」は「達する」を意味していますが、その達している地点こそが「悟りの境地」であるということになります。



このように「達観」には様々な側面から見た意味がありますが、たいていは肯定的な意味合いで使われます。さて、ここからは実際に「達観」という言葉がどのような使われ方をするのか、いくつかのフレーズを見ながらチェックしていきましょう。

「達観」の使い方・例文は?

「達観」の使い方・例文①相手を高く評価するときに使うフレーズ

達観した意見の持ち主

「達観」の使い方・例文その1は「相手を高く評価するとき」に使うフレーズです。「達観」は「さすが○○さん、達観してますね!」といった具合に、相手の考え方や姿勢を褒めるときに使うことができます。他の言い回しは下記例文を参考にして下さい。

    【例文】相手を高く評価するときに使う「達観」

  • 彼はいつも達観した意見を述べる。
  • 君は若いながらも非常に達観した考え方をしているんだね。
  • 彼女のあのクールな姿勢は「無関心」ではなく「達観」だ。


「達観」の使い方・例文②相手に注意を促すときに使うフレーズ

目先のことに囚われない

「達観」の使い方・例文その2は「相手に注意を促すとき」に使うフレーズです。「達観」は、考え方の浅い相手に対し「もう少し落ち着いて考えろ」といったニュアンスの忠告やアドバイスをするときにも使えます。具体的な言い回しは下記例文を参考にして下さい。

    【例文】相手に注意を促すときに使う「達観」

  • ここはもう少し達観視した方がよいのではないでしょうか?
  • 「達観」っていう言葉知ってる?もっと賢くなれよ。
  • 君はもっと達観というものを身につけた方がよい。

「達観」の使い方・例文③人生にまつわるセリフとして使うフレーズ

達観の先にある解放

「達観」の使い方・例文その3は「人生にまつわるセリフとして使う」フレーズです。「達観」は「悟り」という意味を内包した言葉でもあるため、しばしば「人生」をネタにした会話や格言などに使われることがあります。具体的な言い回しは下記例文を参考にして下さい。

    【例文】人生にまつわるセリフとして使う「達観」

  • 人生達観すれば怖いものなし。
  • ただ生きるだけなのに大変なことばかり、達観できればどんなに楽か。
  • これだけ長く生きていれば、そりゃ達観もしますよ。
  • 人生を達観すること、それは本当に幸せなことなのだろうか?

「達観」の使い方・例文④気軽に使えるラフなフレーズ

ライトな感覚でも使える

「達観」の使い方・例文その4は「気軽に使えるラフな」フレーズです。「達観」は「物事の本質や先を見通す、広い視野、悟り」といった高尚なイメージのある言葉ですが、もっと気軽に、日常のちょっとしたところで使うこともできます。具体的な言い回しは下記例文を参考にして下さい。