斜に構えるの意味・読み方・類語とは?はすにかまえる/しゃにかまえる
「斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)」という言葉の意味はご存知ですか?良く聞く言葉ではありますが、どちらの読み方が正しいのか、どのような意味なのかについては忘れてしまうこともありそうですよね。ここでは言葉の意味はもちろん、斜に構える人との付き合い方についても見てみることにしましょう。
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斜に構えるの読み方や意味とは?
斜に構えるの読み方とは:はすにかまえる・しゃにかまえる

斜に構えるの読み方は、「はすにかまえる」や「しゃにかまえる」です。「はすにかまえる」の音は一般的ですが、「しゃにかまえる」と読むこともありますが、どちらも意味は同じなので、好きな方を使ってください。ただ、「斜」を「ななめ」と呼んでしまうと完全な間違いとなってしまいます。混合しないようにしてください。
もちろん、斜めという言葉で表現をすることも不可能ではありません。「彼の視点は基本的に斜めだ」という表現を聞いたこともありますよね。ただし「はすにかまえる」「しゃにかまえる」という読み方を知らない人のように思われてしまうこともあり増すので、使い方や読み方には十分に注意するようにしてくださいね。
斜に構えるの意味➀身構えて改まった態度を取る

斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)の意味の一つ目は、身構えて改まった態度をとるというものです。この意味にはあまり馴染みがないかもしれませんが、本当はこれが正しい意味で、これ以外はありません。きちんと身構えて用意をしているという意味や、改まってまっすぐな態度の意味も示すのは面白いですね。
斜に構えるの意味②皮肉な視線で世の中を見てまっすぐに向き合わない

斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)の意味の二つ目は、皮肉めいた視線で世の中を見て、実直に物事に相対しない態度というものです。こちらの方が、「改まっている」という意味よりも一般的なのではないでしょうか。実はこれは誤用で間違った意味が広まって締まっているというのが面白いところです。
もっとも、間違った使い方というのは確かですが、実際に、使い方が間違っていると言うわけではありません。言葉は人とともに変わっていくものですから、「斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)」の意味としての「皮肉屋」を知らなければ恥ずかしいですね。皮肉屋やひねくれ者のイメージを持っておきましょう。
斜に構えるの使い方・例文は?
斜に構えるの例文➀「斜に構えるのはやめなさい」

斜に構えるの例文の一つ目は、「斜に構えるのはやめなさい」というものです。子供がひねくれた発言をしたときに、それを注意する言葉となっています。一般的に、ひねくれて斜に構えた態度が社会の中で褒められることは滅多にありません。その態度は得にならないのです。そのため、注意の言葉の中で使われることがあります。
斜に構えるの例文②「彼の態度は斜に構えて素直じゃない」

斜に構えるの例文の二つ目は、「彼の態度は斜に構えて素直じゃない」というものです。相手の態度や話が歪んだ心根を匂わせるものであったとき、このような表現を使います。態度や人間の性質についてこの言葉を使うときには、大部分で相手に対する悪口やネガティブな意味だということは覚えておいた方が良いでしょう。
斜に構えるの例文③「斜に構えていると誰のことも信じられないぞ」

斜に構えるの例文の三つ目は、「斜に構えていると誰のことも信じられないぞ」というものです。こちらも忠告の言葉の中で使われていますね。物事をまっすぐな目でストレートに捉えることができない人は、他人の好意さえも歪んだ受け取り方になってしまいます。言葉通り、誰のことも信じられなくなってしまいますよね。
斜に構えるの例文④「若いうちに斜に構えても良いことはない」

斜に構えるの例文の四つ目は、「若いうちに斜に構えても良いことはない」というものです。実は、斜に構えるものの見方は、酸いも甘いも噛み分けることのできる年配の人間は普通に身に付けています。ですが、若いうちにはまっすぐな目で見ることも必要なのです。この言葉は、それを忠告してくれていますね。
斜に構えるの類語は?
斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)の類語➀ひねくれている

「斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)」の類語の一つ目は、ひねくれているというものです。ひねくれ者と言われることもありますが、社会をまっすぐな目で見ずに、常に裏を考えてしまうような人は、斜に構えていると言われることもあります。斜に構えている人は、ひねくれているうえに、少し上から目線ですね。
斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)の類語②偏屈である

「斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)」の類語の二つ目は、偏屈であるというものです。偏屈という言葉の意味自体は、素直ではない、歪んでひねくれているというものです。確かに、斜に構えている人は他の人には理解し難い歪んだフィルターを通して世を見ているので、偏屈もやはり似た意味と言えるでしょう。
斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)の類語③ニヒルである

「斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)」の類語の三つ目は、ニヒルであるというものです。ニヒルというのは、日本語で言うと虚無的であるという言葉近いでしょう。自分の心の中に空虚なものを抱えている人間という意味になります。世を冷めた目で見て、冷笑を浮かべている印象が強いのではないでしょうか。
そんなニヒルな人間は基本的に、世の中を歪んで捉えていますから、まっすぐで率直な人間であるはずがありません。そう言った意味で、ニヒルな人と、斜に構えた人は印象が近いでしょう。ただ斜めにものを見ているというだけではなく、心に影を抱えているような様子があるのなら、ニヒルと表現としても良いかもしれません。
斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)の類語④世を拗ねる

「斜に構える(はすにかまえる・しゃにかまえる)」の類語の四つ目は、世を拗ねるというものです。世の中や社会に対しての歪んだ態度を取っていることを「世を拗ねる」と表現することがあるのです。社会を斜に構えた視線で見ている人は、確かに歪んだ態度で、世に背を向けた状態なので、この言葉も近いですね。
ここまで斜に構えるという言葉の類語を見てきましたが、世の中を歪んだ態度でとらえている人は、他にもたくさんいます。例えば卑屈になっている人も、まっすぐに物事をとらえることができない人ですよね。こういったタイプの人の特徴について知りたい方は、以下の関連記事で勉強してみましょう。
斜に構える人との上手な付き合い方は?
上手な付き合い方➀ひねくれた発言をスルーする

斜に構える人との上手な付き合い方の一つ目は、相手のひねくれた発言を基本的にスルーするというものです。斜に構える人は、息をするように皮肉めいたことを口にするでしょう。ひねくれたものの見方をしていることが分かる発言は珍しくありませんが、反応に困ることがあったら、いっそ反応をやめてみましょう。
斜に構えた発言意外で相手の人間性に疑問を感じないのであれば、相手の皮肉めいた発言だけを上手にスルー出来なければいけません。スルーし続けていれば、相手も、嫌がられていることを察してくれるでしょう。本当に「皮肉以外は良い人」なら、察して皮肉を言うのを控えてくれるはずですよ。
上手な付き合い方②そういう人だと思ってあきらめる

斜に構える人との上手な付き合い方の二つ目は、そういう人だと思って諦めるというものです。斜に構えている人は、それが格好良いと思ってやっているわけではなく、その人の生き方の一部になってしまっています。普通の人がまっすぐに物事を見ることを疑問に感じていないように、斜に構える人も自然と斜めに見ているのです。
そうだとすれば、そういう人だと思って諦めるしか、上手に付き合う方法はありません。相手のことを直そうと思えば、相手との軋轢が生まれてしまう可能性もあります。深く付き合うのであれば、認識のすり合わせは必要です。ですが、軽い付き合いを上手にしたいだけなら、相手の皮肉を諦めて聞き続けるしかありません。
上手な付き合い方③できる限り距離を置く

斜に構える人との上手な付き合い方の三つ目は、できる限り距離を置くというものです。嫌だと思っている相手と付き合い続ける必要はありませんよね。人間性を変えるのは生半可ではなく、とても大変です。まして、夫婦のように一章を共にするのならともかく、友人やただの恋人で相手を変えるのは難しいですよね。
相手が変わってくれないということを知ったのなら、その段階で距離を置くと上手に付き合うことができますよ。下手に深く関わると、相手との違いを近くで見続けることになります。さらに、それに合わせて社会を見ようとすれば、疲れてしまいます。合わないと思ったらある程度距離を置くことで、上手に付き合えるでしょう。
上手な付き合い方④相手の生き方を面白いものだと考える

斜に構える人との上手な付き合い方の四つ目は、相手の生き方を面白いものだと思うというものです。斜に構えている人のものの見方は、ニヒルで、他の人とは違う視点で世界を見て暮らしています。他の人とは違う視点ですから、当然目立ちますし、忌避感を抱く人もいるでしょう。同じ生き方をするのは無理かもしれません。
ですが、相手の視点を「変わっているから面白い」と思えるのなら、その人とは付き合いやすくなりますよね。自分が同じ考え方をする必要はないので、相手の生き方や考え方を「面白い意見を言う人だ」という方向に考えることができれば、少し相手のことを受け入れやすくなるのではないでしょうか。試してみてください。
上手な付き合い方⑤ひねた発言を控えるように諭す

斜に構える人との上手な付き合い方の五つ目は、ひねた発言を控えるように直接的に諭すというものです。自分と合わないものの見方をしている人間に対しては、距離を置くのが一番です。ですが、人間関係の中では、深く付き合わなければいけない存在もいますよね。そんな人が斜に構えているのなら、直接対決も一つの手です。
一度、ぶつかり合ってみることで、相手のことを心から理解できるということもあるでしょう。どうしても相手と付き合わなければいけず、上手に付き合っていきたいと思っているのなら、相手のひねくれたところを諭してみましょう。喧嘩になるかもしれませんが、ずっとストレスを感じながら付き合うよりはマシかもしれません。
斜に構えるの意味を正しく覚えておこう!
斜に構えるというのは、「はすにかまえる・しゃにかまえる」という読み方からして、何となく使いにくそうな言葉のような印象もありますよね。確かに、普段の生活や会話の中ではなかなか出てこない言葉かもしれません。ですが、周囲を見ると、意外と斜に構えた発言を聞くことも、実は珍しくないのかもしれません。
斜に構えた人間のことについて理解すれば、この世の中には色々な人がいるのだということが分かります。また、上手な付き合い方を頭に入れておけば、いざ、自分がその人と深く付き合わなければいけないというときに、トラブルを起こさずに上手に関係性を築けるのではないでしょうか。
斜に構えた人間を理解するのなら、ひねくれ者についても理解することが役に立ちます。斜に構えた人間はひねくれ者が多いですし、特徴もよく似ています。ひねくれ者の心理についても理解することで、さらに斜に構えた人間について理解が深まるでしょう。こちらに関しては、ぜひ以下の関連記事をご覧ください。
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