卑屈の意味とは？性格となる心理や原因10選と直す方法10選も

卑屈とは？意味と類語や謙虚との違いは？

卑屈の意味とは自分を卑しめる意気地のない態度のこと

卑屈の意味とは、自分を卑しめる意気地のない態度のことを指します。自分のことを必要以上に過小評価し、自分も自分に対して期待をかけないようにして、周囲からも期待をされないように振る舞うような態度を言います。

卑屈の類語は「自虐的」「自嘲的」など

卑屈の類語は、「自虐的」「自嘲的」などです。自分の欠点を笑いのネタにすることを自虐ネタと言いますが、卑屈な人の自虐ネタは笑えないことが多くあります。また「あなたは優秀でいいよね、私なんて」といった自嘲的な物言いが、嫌味っぽく聞こえることもあります。

卑屈と謙虚の違いはネガティブかどうか

卑屈と謙虚の違いは、ネガティブかどうかです。卑屈は自分を下げて貶めることですが、謙虚は奢り高ぶらないようにすることです。謙虚は、常に上を目指すようなポジティブな意味で使われますし、謙虚な人は好かれます。しかし、卑屈は良い意味では使われませんし、卑屈な人は嫌われます。

卑屈な人の特徴5選！

卑屈な人の特徴①ネガティブ

卑屈な人の特徴1つ目は、ネガティブであることが挙げられます。考え方もネガティブであり、物事の受け取り方もネガティブであるため、ネガティブ発言の多さに周囲の人は嫌気がさしてしまいます。卑屈な人のいる職場は、それだけで士気が下がることもあります。

卑屈な人の特徴②悲劇のヒロイン気取り

卑屈な人の特徴2つ目は、悲劇のヒロイン気取りであることが挙げられます。自分で自分のことを貶めているにも関わらず、かわいそうな自分に浸って自己陶酔しており、悲劇のヒロインを気取るところがあるのが特徴です。

卑屈な人の特徴③かまってちゃん

卑屈な人の特徴3つ目は、かまってちゃんであることが挙げられます。悲劇のヒロインを気取るのは、かまってほしいという気持ちがあるからです。自分に対して諦める気持ちがある一方で、誰かに認めてほしいという気持ちも強いのです。

卑屈な人の特徴④「どうせ」「でも」「だって」が口グセ

卑屈な人の特徴4つ目は、「どうせ」「でも」「だって」が口グセであることが挙げられます。「どうせ私なんて」というネガティブな言葉や、「でも」「だって」という言い訳に使うような言葉が口グセである場合が多いです。

卑屈な人の特徴⑤口ではすぐに謝る

卑屈な人の特徴5つ目は、口ではすぐに謝ることが挙げられます。とりあえず謝っておけばその場は丸く収まると考えて、口ではすぐに謝ることが多いです。しかし、内心は納得しておらず、根に持っていることもあります。

卑屈な人の心理10選！卑屈になる原因とは？

卑屈になる原因や心理①自信がない

卑屈になる原因や心理1つ目は、自信がないことが挙げられます。自分に自信がないことを、自分を貶めることによって隠そうとしているところがあります。身を守るための言い訳を常に用意して、自信のない自分から目をそらそうとしています。

卑屈になる原因や心理②失敗が怖い

卑屈になる原因や心理2つ目は、失敗が怖いことが挙げられます。失敗して、皆の前で恥をかくのが嫌だという気持ちがとても強いのです。「失敗することは許されない」といった育てられ方をした人に多い心理だと言えるでしょう。

卑屈になる原因や心理③劣等感が強い

卑屈になる原因や心理3つ目は、劣等感が強いことが挙げられます。他人と自分を比べて、劣っていると感じるけれども認めたくないという気持ちがあって、自分を下げるという行動に出ます。自分を下げれば負けていて当然であり、悔しくないのだという防御の心理なのです。

卑屈になる原因や心理④諦めが早い

卑屈になる原因や心理4つ目は、諦めが早いことが挙げられます。本気になって取り組んで徒労に終わったら嫌だという気持ちから、早々に諦めてしまう傾向にあります。エネルギッシュな人を冷ややかな目で見るような、冷めた態度を取ります。

卑屈になる原因や心理⑤理想が高すぎる

卑屈になる原因や心理5つ目は、理想が高すぎることが挙げられます。高い理想を持っており、その理想に遠く及ばない自分を嫌っているところがあります。理想が高いために、高い目標を立てがちで、目標到達への道が見えないことも多くあります。

卑屈になる原因や心理⑥傷つきやすい

卑屈になる原因や心理6つ目は、傷つきやすいことが挙げられます。傷つきやすいからこそ、傷つかないためのバリアを幾重にも張り巡らせている状態なのです。過去に傷ついた経験があって、もう傷つきたくないという気持ちからバリアを張っていることもあります。

卑屈になる原因や心理⑦人を信用できない

卑屈になる原因や心理7つ目は、人を信用できないことが挙げられます。裏切られた時のショックを考えると、人を信じることが怖いという気持ちになります。人を信用しない人の特徴については、下記の関連記事もあわせて読んでみてくださいね！

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卑屈になる原因や心理⑧挫折を受け入れられない

卑屈になる原因や心理8つ目は、挫折を受け入れられないことが挙げられます。挫折をしたという経験を受け入れることができないまま引きずっており、認めたくない気持ちが卑屈な状態を引き起こしていることもあります。

卑屈になる原因や心理⑨努力が報われなかった過去がある

卑屈になる原因や心理9つ目は、努力が報われなかった過去があることが挙げられます。努力が報われなかった過去を理由にして、やるだけ無駄だとやる前から諦めるクセがついてしまっていることがあります。努力が報われなかった場合に、傷つきたくないという気持ちがあるのです。

卑屈になる原因や心理⑩トラウマがある

卑屈になる原因や心理10こ目は、トラウマがあることが挙げられます。成長の過程であまりほめられることがなかったなどの原因で、卑屈になる場合もあります。トラウマが原因だと根が深く、改善するのに時間がかかることもあります。

卑屈な性格を直したい人が直す方法10選！

卑屈な性格を直す方法①自分の欠点を受け入れる

卑屈な性格を直す方法1つ目は、自分の欠点を受け入れることです。欠点を放置するという意味ではなく、欠点も含めて自分なのだと受け入れる気持ちが必要です。自分の欠点から目をそらしてばかりでは、直すこともできません。まずは受け入れるところから始めましょう。

卑屈な性格を直す方法②成功体験を積み上げる

卑屈な性格を直す方法2つ目は、成功体験を積み上げることです。卑屈な人は、高すぎる目標を掲げがちだと前述しました。短期間で達成できるような、無理のない小さめの目標を立て、それを達成していくことで、成功体験を積み上げると良いのではないでしょうか。

卑屈な性格を直す方法③失敗を恐れない

卑屈な性格を直す方法3つ目は、失敗を恐れないことです。失敗しない人などいませんし、失敗を恐れていては何もできません。「失敗は成功のもと」という言葉があるように、失敗することにも意味があるのだと捉えるようにしましょう。

卑屈な性格を直す方法④言い訳をしない

卑屈な性格を直す方法4つ目は、言い訳をしないことです。自分の失敗を素直に認め、何が悪かったのかを分析し、改善することによって、人は成長します。言い訳をしているうちは、人として成長することがありません。自分に自信をつけるためにも、言い訳はやめましょう。

卑屈な性格を直す方法⑤他人と比べない

卑屈な性格を直す方法5つ目は、他人と比べないことです。他人と自分を比べても、相手がどれだけ努力をしているかなど見えない部分があるため、どちらが優れているか劣っているかは簡単に判断がつきません。そもそも、完璧な人間は存在しないので、人と人とを比べること自体が意味のないことだと言わざるを得ません。

比較するならば、過去の自分と現在の自分を比べ、成長できているかどうかを見るべきです。過去の自分と比べて何も変わっていないようであれば、自分自身に負けていると捉え、少しでも成長できるように努力することが望ましいでしょう。

卑屈な性格を直す方法⑥ポジティブシンキングを心がける

卑屈な性格を直す方法6つ目は、ポジティブシンキングを心がけることです。ネガティブワードが口をついて出そうになったらぐっとこらえるなど、ネガティブな言葉を口から出さないだけでも、ポジティブな思考回路が身についてきます。自分の言葉で、自分もネガティブになっているのです。

失敗をして落ち込む性格は簡単に直せないでしょうが、できるだけ早く気持ちを切り替えるようにするなど、これまでとは違った対応ができるように心がけましょう。くよくよと後悔する時間があったら改善策を考えるように、時間の使い方を変えていくのも良いのではないでしょうか。

卑屈な性格を直す方法⑦粘り強く取り組む

卑屈な性格を直す方法7つ目は、粘り強く取り組むことです。小さな目標を立てて成功体験を積み上げたら、少し大きめの目標にも挑戦してみましょう。すぐに諦めることはせず、粘り強く取り組むことが重要です。いきなり大きすぎる目標を立てるのも禁物ですよ。

卑屈な性格を直す方法⑧自信をつける

卑屈な性格を直す方法8つ目は、自信をつけることです。ここまで紹介してきた卑屈な性格を直す方法を実践してこられたなら、すでに自信はついているのではないでしょうか。まだ何かが足りないと思うのであれば、得意なことを伸ばしてみるのも良いでしょう。

卑屈な性格を直す方法⑨結果だけでなく過程も大切にする

卑屈な性格を直す方法9つ目は、結果だけでなく過程も大切にすることです。卑屈になる原因として、努力したのに報われなかった経験があることを挙げました。つまり、結果を重視してしまう傾向にあるということです。結果が伴わなかったとしても、努力をするという過程にも意味があると捉える必要があるでしょう。

これまで努力をすること自体を避けてきたのであれば、努力をする回数が多ければ多いほど結果が伴わないことの方が多いと痛感することになるでしょう。それでも、人が成長するためには努力が欠かせません。すぐに結果に結びつかなかったとしても、努力をすること自体が自信につながるのです。

卑屈な性格を直す方法⑩人の幸せを祝福する

卑屈な性格を直す方法10こ目は、人の幸せを祝福することです。卑屈な人は、他人と自分を比べて相手の方が優れていると感じた時に、嫉妬や羨望を抱いてしまいがちです。逆に言えば、人の幸せを心から祝福できるようになれば、もう卑屈な人ではないということです。

卑屈な性格を直して自分を好きになろう！

今回は、卑屈な人の心理や卑屈になる原因、卑屈な性格を直す方法について見てきました。卑屈な人は、周囲から面倒だと思われやすく、扱いづらいと捉えられます。しかし、本人も自己嫌悪に陥っている場合が多く、何とか直す方法はないかと苦悩していることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

卑屈な性格を直そうとすれば直そうとするほど、どんどん自分のことが嫌いになり、さらに卑屈になるという悪循環を引き起こしている場合もあります。まずはありのままの自分を受け入れて、そこからポジティブになれるよう心がけていくのが良いのではないでしょうか。卑屈な性格を直して、自分を好きになってくださいね！