その節はの意味は?その折やその際との違い・目上やメールでの使い方も

あなたは、ビジネスメールでも頻繁に見かける「その節は」という言葉の意味や使い方を知っていますか?この記事では、「その折は」「その際は」などの類語表現や目上の人に使える敬語の使い方、「その説は」などの誤用表現、未来のビジネスの現場で使える役立つ知識をお伝えしていきます。

その節はの意味

その節はの意味は「あの時・その時」

4人で会議する会社員

まず、「その節は」の意味は簡単な言葉に直すと「あの時、その時」という意味になります。基本的には未来ではなく、過去のある地点で相手との間に起こった事柄、またはそれが起こった時点を示します。日常生活でも用いられますし、ビジネスでも頻繁にその使用が見られる非常に汎用性が高く便利な表現です。

もちろん、口語で「あの時は、その時は」と使っても間違いではありません。しかしこの場合、少しカジュアルすぎる響き、あるいは軽い響きとなります。このような理由からも、特にビジネスでは目上の人に使う敬語表現の一つとして「その節は」という表現が使われています。

良く似ている「その説は」とは全く違う意味を表す

注意を促す女性

「その節は」という表現に非常によく似た表現に、「その説は」というものがあります。この2つはそれぞれの表現を読んだ際には「そのせつは」となり音が全く同じになり、それにより意味も混同しやすいので注意が必要です。

「その説は」は「その話は、見解は」という意味で主に何か特定の説や話を主語として会話に持ち込みたい場合に使い、「その説は」のようにある過去の時点を特定する意味はありません。特にメールではタイピングミスでこの「その説は」を使ってしまうケースが多々見受けられます。書き言葉で使用する場合は特に注意です。

その節はの使い方・目上やメール例も

目上の人にも使える敬語やメール例その節はの使い方①ありがとう

お礼を言うビジネスマン

目上の人にも使える敬語やメール例その節はの使い方の1つ目は、「その節はありがとうございました。」です。この例文はビジネスでも日常会話でも非常によく使われますので、ぜひこの機会に覚えてください。これを簡単な日本語に直すと、「その時はありがとうございました。」という意味です。

例えば、この表現を伝えたい相手と以前、食事に行った、または一緒に食事に行ったなど過去のある特定の時点を指し、それをあえて言葉にしないながらも以前すでに会ったこと、そしてそれに対する相手への感謝の気持ちを示すストレートな表現です。自分が是非感謝したい、という相手に積極的に使ってみましょう。

目上の人にも使える敬語やメール例その節はの使い方②お世話になりました

握手するビジネスマン2人

目上の人にも使える敬語やメール例その節はの使い方の2つ目は、「その節は大変お世話になりました。」です。これは、1つ目の例文と同様、過去に相手にプライベートや仕事でお世話になったことがあることを相手にストレートに伝える表現です。この表現には、「また今回もお世話になります。」という気持ちが込められます。

例えば、ビジネスシーンでは「その節には貴社に大変お世話になりました。今回のプロジェクトでもどうぞよろしくお願いいたします。」という形で使用できます。過去と現在の地点を上手に結び、相手との関係性を強固にできる便利なフレーズです。使い勝手が良いのでこれもぜひ覚えましょう。

目上の人にも使える敬語やメール例その節はの使い方③尽力いただき

リサーチする女性

目上の人にも使える敬語やメール例その節はの使い方の3つ目は、「その節は尽力いただき、誠にありがとうございました。」です。このフレーズ内「尽力」とは、「何かに対して力を尽くすこと、労力を割くこと」を意味します。したがって、この表現は特にある時点での相手の労力にこちら側が感謝したい際に使用します。

より具体的な例文例としては、「その節は弊社担当者鈴木様に尽力いただき、誠にありがとうございました。お陰様で、先月の全体会議は盛会でした。」などの形で使用することができます。目上の人や大事な取引先が自分のために割いてくれた時間や労力を敬う気持ちで使用しましょう。

目上の人にも使える敬語やメール例その節はの使い方④どうも

挨拶代わりに握手する二人

目上の人にも使える敬語やメール例その節はの使い方の4つ目は、「その節はどうも。」です。これは、主に相手に挨拶代わりに用いる使い方です。簡単な日本語に直すと「あの時は、どうもお世話になりました。」という意味になります。これはよりカジュアルな場面で面識ある相手に対してよく用いられます。

したがって、ビジネスの現場で特に目上の人に対してこの表現を多用するのは好ましくありません。相手をひにくったり、あるいは少し見下したりした印象を与えかねないので、使用はすでにある程度気心の知れた人に対する場面のみにとどめておきましょう。それぞれの表現を相手ごとに上手く使い分けるのがポイントです。

以上までで、「その節は」の正しい意味や具体的な例文をいくつかご紹介してきました。下記関連記事では、「遅ればせながら」というフレーズについて分かりやすくまとめています。この表現の正しい意味やビジネスで使用される場合の敬語表現の使い方など気になる人は当記事と合わせてぜひチェックしてみてください。

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その節はの類語と違い・使い分け方も

その節はの類語と違い・使い分け方①その折はとの違いと使い分け方

メールを打つ女性

その節はの類語と違いと使い分け方の1つ目は、「その折は」との違いと使い分け方についてです。先述した通り、「その節は」という表現は基本的には未来ではなく、過去の特定の時点を表すものです。これに対して、「その折は」という表現は、過去と未来の両方の時点を表すことが可能です。

「その折は」の具体的な使い方をいつくかご紹介すると、「その折は大変お世話になりました。」、「その折はまたどうぞよろしくお願いします。」などの形になります。1つ目の例文は過去を、2つ目は未来を表しています。このように、「その節は」と「その折は」は表現する時制を軸に使い分けていきましょう。

その節はの類語と違い・使い分け方②未来表現その際はとの違いと使い分け方

メールチェックする女性

その節はの類語と違いと使い分け方の2つ目は、「その際は」との違いと使い分け方です。「その節は」が基本的には過去の特定の時を表すのに対して、この「その際は」という表現は未来の出来後をを指します。

具体的な例文としては、「来週、会議が予定されていると思います。その際の司会役をぜひさせてください。」等の形で使用することができます。この「その際」という表現は「その節は」と異なり、未来のある時を表す言葉としてしか使用することができません。この点に注意して使用していきましょう。

その節はの類語と違い・使い分け方③先日はとの違いと使い分け方

会議で堅い握手を交わす管理職社員

その節はの類語と違いと使い分け方の3つ目は、「先日は」との違いと使い分け方についてです。「先日」とは「現在から遡ってある程度近い過去の特定の時」を表す言葉です。イメージとしては数週間、あるいは長くて1、2ヶ月の範囲なら「先日」と言っても差し支えないでしょう。

使い分け方としては、「その節は」と表現した場合の方が「先日は」と言った時より若干丁寧な響きになります。したがって、相手が目上の場合、あるいはまだ数回しか会ったことがなく、久しぶりに会った面識がそこまでない人の場合に使用するとより効果的です。

その節はの類語と違い・使い分け方④以前はとの違いと使い分け方

笑顔で写るビジネスマン

その節はの類語と違いと使い分け方の4つ目は、「以前は」との違いと使い分け方です。「その節は」も「先日は」も過去のある時点を表すという点では共通していますが、「以前は」と使用し際の方が若干カジュアル、そして「その節は」と表現した際よりもそれが起きたことを特定しすぎない響きがあります。

例えば、「その節は大変お世話になりました。」と「以前は大変お世話になりました。」という2つの例文があった場合、1つ目は例えば過去にその人と食事をした、仕事をしたという特定の事柄を想起させます。それに対して、2つ目の場合は特定の事柄というよりはそれが起こった過去の大体の時期、というニュアンスです。

その節はに対する返し方は

ビジネスでも使えるその節はに対する返し方①こちらこそその節はありがとう

ありがとうの感謝を込めて花を渡す女性

ビジネスでも使えるその節はに対する返し方の1つ目は、「こちらこそその節はありがとうございました。」です。これは、日常生活でもビジネスでも非常に頻繁に使用される表現です。簡単な日本語に直すと「こちらこそ、その時はありがとうございました。」という意味になります。

この返し方は、お礼を言ってくれた相手に対して、自分の感謝の意も伝えられるので、相手も言われて非常に気持ちの良い表現だと言えます。その点でより豊かな人間構築にも役立つ表現です。ちなみにこの「こちらこそ~」の表現は、先述した類語表現、「その際は」「その折は」などの例文の返し方としても応用できます。

ビジネスでも使えるその節はに対する返し方②こちらこそその節はお世話に

ビジネス談義で盛り上がる社員たち

ビジネスでも使えるその節はに対する返し方の2つ目は、「こちらこそその節はお世話になりました。」です。この表現も1つ目の表現に続き、汎用性が高い表現です。この表現は、相手に自分もお世話になったことを伝えるものですが、「こちらこそその節は大変お世話になりました。」などの形で応用することも可能です。

この表現は特にビジネスシーンでまるで挨拶代わりのように使用されるフレーズでもあります。以前会ったことのある相手とまた仕事で一緒になった際にこのフレーズを返せると、印象も良くビジネスでの人間関係も円滑に進むでしょう。ぜひ覚えて活用したいフレーズです。

ビジネスでも使えるその節はに対する返し方③とんでもないですこちらこそ

雑踏の中の男性

ビジネスでも使えるその節はに対する返し方の3つ目は、「とんでもないです。こちらこそ、その節はありがとうございました。」です。このフレーズ内、「とんでもない」とは、自分がへりくだって相手にお礼を述べる際に使用される表現です。相手の感謝の気持ちに対して、「そんな、こちらもですよ。」という意味を伝えます。

この例文は、「とんでもないです。こちらこそ、その節はお世話になりました。」という形で応用ができますし、「その折」「その際」など類語表現例文への返し方として応用することも可能です。ぜひこれも状況に合わせて積極的に使用していきましょう。

その節はやその他類語表現を上手に使ってビジネスを円滑に進めよう!

交渉成立のシーン

以上までで、「その節は」の意味や正しい使い方などを複数の例文を交えながらお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?今まで、こんな表現は知らなかった!あるいは、表現自体は知っていたけど、意味や使い方を間違って覚えていた!という人もいたかもしれません。

日本語は、特に情緒豊かな言語として世界的にも知られており、その結果それぞれの状況や微妙なニュアンスの違いに合わせて本当に多くの表現を有する言語です。この記事でも見てきた通り、「その節は」にも「その折は」「その際は」などの類語表現が複数存在しました。ぜひこれらをビジネスでも積極的に生かしてください。

下記関連記事内では、ビジネス例文としても良く取り上げられる「ご健闘」という言葉の正しい意味や使い方をご紹介しています。この表現の類語表現である「ご多幸」や「お祈り申し上げます」などの例文の使い方についても分かりやすくまとめられていますよ。ぜひこちらも参考にしてみてください。

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