齟齬の読み方や意味は?対義語や類語や英語・言い換えや使い方も

「齟齬」という言葉は聞いたことがある、使ったことがあるという人も多いかと思います。今回は、そんな齟齬の英語や対義語、類語などを紹介していきます。使い方が少し難しいとも言われる言葉なので、ぜひ今回の記事で使い方や意味をしっかり学んでみましょう。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



齟齬の読み方や意味・英語も

齟齬の読み方はそご

会話

齟齬の読み方は「そご」です。齟齬は、他の熟語に比べてもよく使われる熟語の1つなので、多くの人が読み方を知っているかと思います。それでも、齟齬という熟語の漢字は複雑なので一瞬読み方に詰まってしまうこともありますよね。そんな時には、齟齬の齬の漢字の右側を読めば「ご」と読めるのですぐに思い出せますよ。

齟齬の意味は話や意見が矛盾したり食い違って合わないこと

会話

齟齬は、お互いの話や意見が矛盾したり食い違っていて合わないことという意味です。例えば、AさんとBさんで話していて、AさんはBさんが発言したことに対して誤解をしてしまい(Bさんは誤解させるつもりはなかった)そこからAさんとBさんの仲が悪くなってしまったという時に、「お互いに齟齬が生じた」と言えます。

相手の言葉を取り違えてしまったり、矛盾が生じたり話が噛み合わなかったりなど、様々な意味合いが含まれている言葉でもあります。そのため、齟齬という言葉を使う時には少し考えて使わなければならないのです。今回も、齟齬を使うときのポイントを紹介しているのでぜひ最後まで読んで、知識を深めていってくださいね。

齟齬の英語はDiscrepancy

会話

齟齬を英語で表すと、Discrepancy(不一致・食い違い)という英語になります。この英語は、齟齬の直訳になり少し固い表現になるので、ビジネスの場で使うといいです。他にもConflict(衝突・齟齬)Conntradiction(矛盾)などの意味を含む英語もあります。ぜひ使い分けてみてください。

また、少しカジュアルに齟齬という言葉を表現したい時には、「make the point clear」というフレーズの英語を使うのもおすすめです。これは言いたいことをはっきりさせるという意味合いを含む英語のフレーズになります。これを使うことで、きつい言い方にもなりませんし日常でも使いやすくなります。

齟齬の対義語や類語


齟齬の対義語①合致

会話

齟齬の対義語1つ目は、合致という言葉です。合致は、物事や話が一致するという意味で使われます。よく知られており、普段から使う人も多いのでわかりやすいかと思います。齟齬が「噛み合わない・矛盾している」という意味に対して、合致は「意味が噛み合う・ぴったり合う」という意味なのでとても理解しやすいですよね。

合致という対義語を使った例文としては、「意見が合致したことで問題解決がスムーズだった」などの例文を作ることができます。ぜひ、齟齬の対義語として覚えておく以外にも実際に使ってみてくださいね。

齟齬の対義語②符合(しっかり合うこと)

会話

齟齬の対義語2つ目は、符合(しっかり合うこと)です。この熟語は「ふごう」と読みます。あまり見かけない言葉なので、意味を知っている人も少ないかと思います。意味としては、2つ以上のものがしっかり一致すること、というような意味で認識されています。使うには難しいかもしれませんが挑戦してみてください。

齟齬の対義語である「符号」を使った例文としては「話の内容と言動が符号した」といった表現の仕方です。2つの事柄を並べて、それらが一致したという意味を含んだ文章に「符号」という言葉を取り入れるとしっくりきますよ。他にも、「みんなの意見が符号した」などという使い方もできます。是非、使ってみてくださいね。

齟齬の類語①食い違い

会話

齟齬の類語1つ目は、食い違いです。齟齬の意味がわかっていると、「食い違い」も類語になることがよくわかるかと思います。食い違いは、齟齬と同じように「お互いにかみ合っていない・矛盾が起きている」ことなどを指しますが、違う部分としては食い違いには「一致するはずの事柄」といった意味が前提として入ってきます。

そのため齟齬よりも、言葉のインパクトも弱く気軽に使えるので、上司やビジネスで使う際にもおすすめの類語です。例文としては「意見の食い違いが起きないためにも事前にしっかり確認を行いたいです」などがあります。齟齬を使う時よりも柔らかい印象になるので、是非この類語も使ってみてくださいね。


齟齬の類語②行き違い

会話

齟齬の類語2つ目は、行き違いです。齟齬の類義語としてもあげられることの多い「行き違い」は、お互いの勘違いで誤解を生むことといった意味があります。齟齬の意味合いとよく似ていますよね。そして、行き違いと判別が難しいと言われている言葉として「入り違い」があります。どちらもよく聞いたことがあるかと思います。

「行き違い」は、どちらもお互いのところに行こうとして途中で合わずに目的地についてしまった場合のことを指します。「入れ違い」は、1つの場所に対してわずかな差でお互いが入れ替わり、会わなかった時のことを指します。理解が難しいかとは思いますが、細かい違いを覚えておくと便利なので、是非おさえてくださいね。

齟齬を使うときのポイント

齟齬を使うときのポイント①ネガティブ要素を含んでいることを知っておく

会話

齟齬を使うときのポイント1つ目は、ネガティブ要素を含んでいることを知っておくということです。「齟齬」は、話が矛盾するといった意味以外にも、意見が違って衝突するといったニュアンスも含まれています。そのため、齟齬という熟語を使うだけで多少なりともネガティブ要素が含まれていることを知っておきましょう。

特に、ビジネスの場で使うのは暗黙の了解でNGとされている熟語でもあるので、仕事や会議ではよっぽどのことがない限り使わない方がいいです。安易に「齟齬」を使ってしまうと、相手からも反感を買いますし、何もなくても相手が不快に思っていることも多いです。是非、この言葉を口にするときには一旦考えてみてください。

齟齬を使うときのポイント②ビジネスでは齟齬を言い換えて使うと良い

会話

齟齬を使うときのポイント2つ目は、ビジネスでは齟齬を言い換えて使った方がいいということです。先程も述べたように、齟齬の言葉の意味にはネガティブな意味合いも含まれています。そのため、ビジネスの場で使ってしまうと、相手に不快感を与える可能性も高いです。しかし、齟齬という言葉が必要な時もあるかと思います。


そんなときには、齟齬以外にも「食い違い」や「矛盾点」など、少し柔らかめの言葉に置き換えて使うことが大切になってきます。このようにすることで、自分の言いたいこともしっかり相手に伝えることができ、なおかつ齟齬の意味も相手に不快感を与えずに認識してもらうことができます。ぜひ、意識してみてくださいね。

齟齬を使うときのポイント③当事者が使うのは難しいため第三者として使う

会話

齟齬を使うときのポイント3つ目は、当事者としてではなく第三者として使うということです。齟齬を使うのはよくないと先程述べましたが、では「齟齬」という言葉は一体どこで使えばいいのでしょうか?実は、当事者としてではなく第三者として「齟齬」を使うと違和感もなくスムーズに使うことができるのです。

齟齬を当事者をして使うと、喧嘩を売っているようにも思われるため少し難しい部分がありますが、第三者として使うのであれば、そこまできつい感じはしませんよね。このように、齟齬を使う際にも場面や自分の立場などを踏まえることで、不快感を与えず使用することができますよ。ぜひ、このポイントも覚えておいてください。

第三者として使うようであれば、ビジネスの場で使っても多少は問題ないので「齟齬」を使いたいときには実践してみてくださいね。この後も、第三者の人目線で「齟齬」の使い方を解説している例文があるので是非参考にしてください。ビジネスの場でも役に立つこと間違いなしです。

齟齬を使うときのポイント④当事者として齟齬を使う時は親しい人の前で使う

会議

齟齬を使うときのポイント4つ目は、当事者として「齟齬」を使う場合には親しい人の前で使うということです。ビジネス以外にも齟齬を使う場面は日常にもあるかと思います。そのときには、できるだけ親しい人の前で齟齬という言葉を使うように心がけましょう。親しい間柄だと、喧嘩につながる危険性も少なくなります。

友達や家族の前だと、誤解も生まれにくくなるので齟齬という言葉を使ってみたい場合は、是非親しい人の前で使ってください。とはいっても、あまり使いすぎると怒られてしまう可能性もあるので気をつけてくださいね!

齟齬の言い換えや使い方

齟齬の言い換えや使い方①AとBはお互いの話に齟齬が生じていた

会話

齟齬の言い換えや使い方1つ目は、AとBはお互いの話に齟齬が生じていたという使い方です。こちらは、先程の「齟齬」を使うときのポイントを押さえた「齟齬」の使い方になっています。AさんとBさんの話をしているので、この人からすれば第三者として話をしていることになりますよね。よく使われる使い方でもあります。

齟齬の言い換えや使い方②噛み合っていない

会話

齟齬の言い換えや使い方2つ目は、噛み合っていないといった言い換え表現です。こちらは、ビジネスの中で齟齬を言い換えるときに役に立ちます。噛み合っていないは齟齬と似たような意味合いで取ることができるので、齟齬だとということを取引先の人や上司に柔らかく伝えたいときに使ってみるといいですよ。

齟齬の言い換えや使い方③異なるようです

会話

齟齬の言い換えや使い方3つ目は、異なるようですという言い換え表現です。「この部分とここでは齟齬が生じています」というよりも「この部分とここでは少し異なるようです」の方が、より聞こえがいいですよね。異なるということだけを伝えたいときには、この表現方法もおすすめですよ。ぜひ、使ってみてくださいね。

また、齟齬を使うよりも異なるを使った方がへりくだっているようにも聞こえるので、相手に喧嘩を売っていると思われることもなく、スムーズにやり取りを進めることができます。是非、ビジネスで「齟齬」を使う際には十分に注意して、今回紹介した言い換え表現も使いながら会話を進めていってくださいね。

齟齬の意味を知って正しく使おう!

会話

いかがでしたか?今回は、齟齬の言葉の意味や対義語、類語まで詳しく紹介していきました。齟齬は、普段からよく聞く言葉でもあるので意味や使い方に関しては、ある程度知っている人も多かったかと思います。しかし、齟齬をビジネスの場で使う時のポイントや使い方については知らなかった人も多いのではないでしょうか?

齟齬の言葉の意味を知っていても、使い方が間違っていると相手を不快に思わせてしまうこともあります。難しい熟語ですが今回の記事で知ったことを生かしながら、今度「齟齬」という言葉を使う時には気を付けて使ってみるといいです。齟齬の意味を知って使いこなせていると、周りからも常識のある人だと思われますよ。

次の記事は、昏いという言葉の意味に関してです。普段はあまり使わないけれども、たまに見ることもある昏いという言葉の意味をご存知ですか?次の記事では、難しい「昏い」について読み方や類義語、使い方の例まで紹介されています。意味や使い方を知って使いこなせると視野も広がります。ぜひ読んでみてください。

Small thumb shutterstock 532113406
昏いの意味は?読み方や類語や英語・暗いとの違いや昏さの加減も

ときどき見かける「昏い」という漢字、読み方は「くらい」だけど「暗い」の間違いじゃないの?と思ってしまいませんか。闇の深さや光の加減などで、使われる場面も違...


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。