「お大事に」の敬語表現は?例文や体調不良を気遣うメールへの返信も
「お大事になさってください」「どうぞお大事にしてください」「お大事されてください」など体調が悪い時に相手をいたわる敬語表現にはバリエーションがあります。ここではそんな「お大事に」をはじめとしたいたわりの言葉の使い方と使い分けを見ていきます。
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目次
「お大事に」の意味は?使われる場面は?
「お大事に」の意味①体調不良の人をいたわる言葉
「お大事に」の意味の1つ目は、体調不良の人をいたわる言葉です。体調不良の人に対してはこちら側の心配や一日も早い回復への思いをしっかりと伝えていきたいものです。そういった思いを一言に込めた言葉が「お大事に」という言葉であり「お大事にしてください」などの敬語表現も存在します。
お大事になさってくださいという言葉には「どうぞお大事にしてください」「お大事にされてください」「お大事になさってください」といった敬語表現の他にも様々な類語表現があり、下記の関連記事はそういった様々なお見舞いに使える表現を確認するのにおすすめの記事になりますのでこちらもチェックしてみましょう!
「お大事に」の意味②しっかり休んで欲しい希望を伝える言葉
「お大事に」の意味の2つ目は、しっかり休んで欲しい希望を伝える言葉です。日本人の気質として、みんなが働いているのに、いくら病気や怪我だといえど自分だけ休んでいる状況は心苦しいと感じることが多いものです。そんな人のことを思うとしっかり休んで欲しいと思うのが人情です。
入院中や療養中に心配事があると、体調の回復が遅れてしまうこともありますので、何も心配をせずに身体をしっかり休めて欲しいと思うのが入院を見守る人たちの思いであり、「お大事に」という言葉にはそういった人々の思いが込められています。
「お大事に」が使われる場面①体調不良で早退や欠席をする人に言葉をかける
「お大事に」が使われる場面の1つ目は、体調不良で早退や欠席をする人に言葉をかける場面です。仕事を病気や怪我で早退する場合に相手を見舞う言葉として「お大事にしてください」と声をかけることが少なくありません。また、欠席を伝える電話やメールの回答として「どうぞお大事に」と返すこともあります。
もちろん相手が目上の場合にはより丁寧な表現が必要になりますが、部下や同僚であっても「どうぞお大事に」といった形で声をかけることは少なくありません。
「お大事に」が使われる場面②入院や自宅療養を見舞う場合
「お大事に」が使われる場面の2つ目は、入院や自宅療養を見舞う場合です。入院や自宅療養を見舞う場合には、主に退室する前の別れの言葉として「お大事にされてください」「お大事になさってください」と伝えます。それを聞いた相手方は、その言葉から元気をもらう側面もあります。
入院を見舞う場面において「お大事に」という言葉の敬語表現を使うシーンは少なくありませんので、ここからは様々な「お大事に」という言葉の敬語表現を見ていきましょう。
「お大事に」を使った敬語表現は?
「お大事に」を使った敬語表現①お大事になさってください
「お大事に」を使った敬語表現の1つ目は「お大事になさってください」です。例文のような形で、相手をしっかり見舞いたいという気持ちを伝える場合には「お大事になさってください」という表現を伝えます。その言葉自体も相手への配慮が伝わる言葉ですが、例文のように前後にも心配や配慮を込めると相手から喜ばれます。
この度の入院には本当に驚いております。くれぐれもお大事になさってください。しっかり療養に専念していただいて、元気な姿でお会いできるのを心待ちにしております。
「お大事に」を使った敬語表現②どうぞお大事にしてください
「お大事に」を使った敬語表現の2つ目は「どうぞお大事にしてください」です。「どうぞお大事にしてください」という表現は相手方に対してとても柔らかく思いが伝わる表現になりますので、相手方の症状が決して軽くなく、特に心配している思いを伝える場合に選択したい言い回しになります。
「お大事に」という言葉は定型文としてお見舞いをしたら必ず伝える言葉である側面もありますが、そういった定型文ではなく、自分の心配の気持ちを本当に伝えたいという場合には気持ちを込めて「どうぞお大事にしてください」と相手の目を見ながら伝えると良いでしょう。
本当に大変だったと思います。お話を伺っていると、命があっただけでも本当に幸運だったと思います。まずはしっかり身体を休めてください。また近いうちにお見舞いに上がります。どうぞお大事にしてください。
「お大事に」を使った敬語表現③お大事にされてください
「お大事に」を使った敬語表現の3つ目は「お大事にされてください」です。「お大事にされてください」という言葉も非常に丁寧な言い回しの敬語表現であり、相手方が目上であればこういった表現を選択しましょう。例文のような形で早い回復を祈っているニュアンスを込めると相手を元気づけることもできるでしょう。
せっかくお仕事でご一緒できるようになった矢先の入院で本当に残念に思っています。しかしそんなに入院が長引かないということをお聞きしひとまず安心しております。まずはお大事にされてください。一日も早くお仕事でご一緒できる日を楽しみにしております。
「お大事に」の敬語表現を使った例文は?
「お大事に」の敬語表現を使った例文①早退を見送る場合
「お大事に」の敬語表現を使った例文の1つ目として、早退を見送る場合を紹介します。例文のように「朝から顔色が悪そうだったので心配していました」といった一言を付け足すことで相手方はとても安心することでしょう。その上で「どうぞお大事にしてください」と伝えるといたわりをしっかり伝える敬語表現になります。
朝から顔色が悪そうだったので心配していました。仕事のことはあまり心配しないで、帰ってしっかり身体を休めてください。どうぞお大事にしてください。
「お大事に」の敬語表現を使った例文②欠勤中の場合
「お大事に」の敬語表現を使った例文の2つ目として、欠勤中の場合を紹介します。例文では「どうぞお大事になさってください」という言葉で締めていますが内容を見ると、しっかりした上司だということが分かります。
例文のように相手の具体的なアクションを認め「どうぞお大事になさってください」と締めることで相手への最大限の敬意が伝わることでしょう。
いつも頑張られているのでたまにはしっかり身体を休めるようにしてください。仕事の引継ぎも昨日していただいてますので、今はしっかり治すことに専念していください。どうぞお大事になさってください。
「お大事に」の敬語表現を使った例文③自宅や病院に見舞いに行く場合
「お大事に」の敬語表現を使った例文の3つ目として、自宅や病院に見舞いに行く場合を紹介します。こちらの例文では「くれぐれもお大事になさってください」という一言がちょうど中間にきていて「一日も早く復帰されるのを心待ちにしております」と締めています。
「お大事に」の敬語表現を間に入れて復帰への祈りで締めることで「早く元気な姿で会いたい」という気持ちが相手方に強く伝わる表現になります。
どうされているのか心配なので来てしまいました。しかしお話を伺っているとそう大ごとでもなさそうなのでまずは一安心です。くれぐれもお大事になさってください。しっかり身体を休めて、一日も早く復帰されるのを心待ちにしております。
「お大事に」の敬語表現を使った例文④養生してください
「お大事に」の敬語表現を使った例文の4つ目として「養生してください」という表現を紹介します。「養生してください」という言葉は「お大事に」という言葉に敬語表現のニュアンスを持たせた類語であり、例文のように「お大事にされてください」といった表現とともによく使われる言い回しになります。
部長がいらっしゃらないと締まらない部分もありますが、逆にみんな部長の穴を埋めるんだと奮起していますので、今は仕事の心配をせずにしっかり養生してください。お大事にされてください。
「お大事に」の敬語表現を使った例文⑤ご静養ください
「お大事に」の敬語表現を使った例文の5つ目として「ご静養ください」という表現を紹介します。「養生してください」という言葉に比べると、静かに身体を休めるというニュアンスが強い言い回しになっています。例文のようにこういった言い回しが目上への気遣いが伝わりやすい場合もありますので、覚えておきましょう。
あまりお加減がよろしくないようですね。ひとまずしっかりご静養ください。たまにはまとまった休息も必要だということだと思います。絶対に良くなりますし、また元気な姿でお会いできるのを楽しみにしております。
お見舞いメールをもらった時の返信の仕方や例文は?
お見舞いメールをもらった時の返信の仕方①お大事になさってくださいの返信
お見舞いメールをもらった時の返信の仕方の1つ目は、お大事になさってくださいの返信です。相手方から「お大事になさってください」と言われた時には例文のようにお礼とお詫び、そして回復に専念する旨を伝えると相手方は安心することでしょう。関係性によってはもう少し崩した表現で返信しても大丈夫です。
お見舞いいただきましてありがとうございます。みなさんにご心配をおかけしていること、本当の申し訳なく思っています。今はお言葉に甘えてしっかり身体を休めたいと思います。
お見舞いメールをもらった時の返信の仕方②復帰をいち早く望む意向を伝える
お見舞いメールをもらった時の返信の仕方の2つ目は復帰をいち早く望む意向を伝える場合です。例文のように「入院中でもできる仕事はありますので、何かあったら遠慮なくメールで連絡してください」と伝えるのは必ずしもいいとは言えませんがもしもこういったニュアンスを伝えるのが良い場合には例文を参考にしてください。
お見舞いのメッセージありがとうございます。入院生活というのは慣れないもので、一日も早く仕事に復帰したいとうずうずしております。入院中でもできる仕事はありますので、何かあったら遠慮なくメールで連絡してください。一日も早い復帰ができるように回復に努めて参ります。
お見舞いメールをもらった時の返信の仕方③申し訳なさを伝える返信
お見舞いメールをもらった時の返信の仕方の3つ目は、申し訳なさを伝える返信です。例文のように申し訳ありませんではなく「心よりお詫び申し上げます」という表現を使うことで、深いお詫びの気持ちが伝わります。こういった表現も使えるように例文はしっかりチェックしておきましょう。
この度は皆さまにご心配をおかけし、心よりお詫び申し上げます。皆様の祈りが届いたおかげで今、順調に体調は持ち直しております。一日も早く復帰をして、遅れを取り戻すことができるよう頑張りますので、どうかよろしくお願いいたします。
「お大事に」の敬語表現を覚えて使いこなそう!
「お大事に」という言葉は様々な伝え方があり、丁寧な伝え方のバリエーションについてここまで例文もまじえて紹介してきました。「お大事に」という言葉は相手への心配と、相手への思いを伝えることができる言葉であり、病気や怪我で療養している人を奮い立たせることもできる言葉になります。
ここで紹介したことが大切な人に心配や回復の祈りを伝える際の参考になればうれしいです。「お大事に」という言葉を使うシーンがそう多くあっては欲しくないものですが、そういう場面に遭遇した時にはしっかりと気持ちが伝わるといいですね!
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