かんしんの使い分け方とは?関心・感心・寒心・歓心の意味は?

複数の漢字を持つ「かんしん」と言う言葉の使い分けについて、「関心を持つ」「感心する」「寒心した」「歓心を得る」などそれぞれに分けてご説明いたします。それぞれの言葉の意味とは、また類語についても掘り下げていきますので是非参考にしてください。

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「関心する(かんしん)」の意味とは?使い方例文3選

「関心する(かんしん)」の意味とは物事に興味を持つこと

図書

「関心する」と言う言葉の意味について、まず一つ目にご紹介するのが「物事に興味を持つこと」です。「かんしん」と言う言葉は複数あるので、間違えてしまいがちなのですが漢字の使い方によってまった意味合いが変わってしまうのです。「関心」という漢字の場合は、物事を気にかけたりすることを指しています。

何か一つの物事に気を使ったり気にかけたり、心が惹かれたりする状態のことに対して「関心(かんしん)を持つ」と言う言葉を使うのです。自分の心や考えがそれに注目してしまっている状態であることが言えるでしょう。つまり自分の感情が何かに引き付けられらている時に使われる言葉です。

「関心する(かんしん)」の使い方例文①教育への関心が高くなった

パソコン

「関心(かんしん)」すると言う言葉をどのように使ったらよいのか、例文についてもご紹介していきます。関心と言う言葉は、教育などの場面でもよく出てくる言葉である、と言われているのです。例文としては「今朝のニュースを見たことにより、彼らは教育への関心がとても高くなった。」などです。

また、教育や勉学に対してとても熱心に取り組んでいる人たちに対しても「〇〇さんのご両親は教育熱心で、特に〇〇な分野にとても関心が高いようだ。」と、他人が関心を持っているという状況を説明としても使用されています。基本的にはネガティブな意味ではなく、ポジティブな意味合いであるといっても良いでしょう。

「関心する(かんしん)」の使い方例文②きっかけを機に食品への関心を持つ

ノート

2つ目に例文としてご紹介するのが「〇〇というのをきっかけに、私たちは食品に関心を高めました。毎朝ニュースをチェックし、〇〇に関して情報を集めています。」です。どれくらい注目しているのか、いつも関連する物事やニュースを追ってしまうくらい気になっている、という意味で使われているのです。

「関心する(かんしん)」の使い方例文③彼は関心を持っている

テレビ

上記でも述べましたように「関心する」は他人への表現としてもつかわれます。「彼は〇〇の部署に異動してから、〇〇に関心を持っているようだ。いつも〇〇について調べている。」などのようにも使われます。


「感心する(かんしん)」の意味とは?使い方例文3選

「感心する(かんしん)」の意味とは心に深く感ずること

勉強

「感心する(かんしん)」について、まず意味として挙げられるのが「心に深く感ずること」「ほめるべきだと思う」ことのことを指しています。つまり、知人や自分の周りの人間が何かに励んでいたり、何かいいことを行ったことに対して使われる言葉であるといえるでしょう。

「感心する(かんしん)」の使い方例文①あの人の行動に感心してしまった

ニュースを読む女性

「あの人の行動に感心してしまった。」という例文のように使われることが多い反面、実はこの言葉は皮肉のように使われることも目ずらしいくはありません。あなたの行動には呆れている、といった意味合いでも使われるようです。相手が皮肉と捉えるかどうかにもなってきますが、二つの意味を持っているのです。

「感心する(かんしん)」の使い方例文②あなたの管理の悪さには感心するよ

勉強

「感心する(かんしん)」について二つ目に例文をご紹介します。「あなたの仕事における管理の悪さには、ほとほと感心します。」といった内容です。上記でもふれましたように、感心と言う言葉は良い言葉である反面皮肉のようにも使われることがあるのです。

つまりこの例文の場合は「あなたの仕事にける管理の悪さには、もう呆れかえってしまう」といった意味を持っているのです。悪いことを伝えるために、わざわざいい言葉を使うのは、相手にそれくらい困り果てている、呆れているのだ、と伝えるためであると言われています。わざといい言葉を使って、皮肉っているのでしょう。

「感心する(かんしん)」の使い方例文③まるで見違えたので感心した

勉強

「感心する(かんしん)」として、三つ目に例文をご紹介するのが「まるで見違えたので感心した。」です。相手に対して主に使われるのが「感心」と言う言葉ですから、例えば同僚や後輩など一緒に切磋琢磨している相手が見る見るうちに成長を遂げている姿を見た時、それを称賛するために使われるのです。


どちらかというと、上記でまとめました「皮肉」のような使い方よりも、こちらの使い方の方がやはり一般的ではあります。「あなたの仕事ぶりには、感動します。」という意味を込めて「感心する」と使うのです。使われた方も悪い気はしないので良い言葉やポジティブな言葉なのだ、と理解できますよね。

「寒心する(かんしん)」の意味とは?使い方例文3選

「寒心する(かんしん)」の意味とは恐怖を感じてゾッとする

学生

寒心する(かんしん)とは、まず一つ目に意味としてご紹介するのが「恐怖を感じてゾッとする」です。「寒心」と言う言葉に聞きなれないといた方も少なくはないでしょう。何かに恐れていたり、不安の念がとても強くゾッとしてしまうことを指しています。ここまでご紹介してきたものとは全く違った意味を持っていますね。

「寒心する(かんしん)」の例文①心霊系の映画を見たら寒心に堪えない

ノート

寒心する(かんしん)について、一つ目の例文をご紹介します。「友人から誘われて心霊系の映画を見てから、どういても寒心に堪えない。」といった使い方をします。恐怖におののき体が震えてしまう、恐怖心がぬぐえない状態であるとわかりますよね。何かをきっかけとして恐怖に支配されてしまっているのです。

「寒心する(かんしん)」の例文②自分が危なかったのではと寒心する

学生

寒心する(かんしん)は過去形としても使われるのです。例文としては「もしも彼が助けてくれなかったら、自分の身も危なかったのではないか、と寒心する。」です。もしかしたら自分が危ない目にあっていなのではないか、と連想させる物事が起こると人は当然ながら恐怖を感じますよね。

そういった怖い思いした、もしくは一歩間違えたら自分が危ない目に合っていたのではないだろうか、と恐怖を感じたことに対しても「寒心」と言う言葉が当てはまるのです。自分が現在感じている恐怖心に対して「寒心」と言う言葉をあてはめますから、過去形でも使われる言葉ですよ。

「寒心する(かんしん)」の例文③他人の行動に対しても使う

喧嘩

寒心するとは、他人の行動に対しても使用される言葉でもあるのです。例文としては「会議中、彼の〇〇さんに対する行動には寒心を覚えた。もっと落ち着いてくれないだろうか。」など、トラブルを起こしやすい人にも使える表現です。

「歓心する(かんしん)」の意味とは?使い方例文3選

「歓心する(かんしん)」の意味とは心から喜んで楽しい

学生

歓心する(かんしん)の意味として、まず一つ目にご紹介するのが「心から喜んで楽しい」という状態です。歓心とは、人が心から喜んだり楽しくて仕方がないといった状態を表すのです。気に入っていて、とにかく楽しい嬉しいといったポジティブな意味があると言われています。

「歓心する(かんしん)」の意味とは①歓心を買う

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歓心する(かんしん)と言う言葉を使う際に多くあるのが「歓心を買う」です。この場合は、相手の機嫌を取ったり楽しいと思わせることを指す言葉です。例文としては「恋人の歓心を買うことに成功した。」などです。相手の喜ぶことをする、または喜ぶことをしたという意味で使われるのです。

つまり人の心情や状態を表している状態であると言えます。「歓心を買う」とは、一見すると媚を打っている状態のようにも思えますが、いい意味としても使われる言葉です。

「歓心する(かんしん)」の意味とは②彼の行動で彼女の歓心を得た

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歓心する(かんしん)の意味して、2つ目に例文を挙げますのが「誰かの行動によって、その人の歓心を得た」ということです。相手が喜ぶことをした、相手に気に入ってもらえたという意味を持っています。「彼が彼女に渡した〇〇によって歓心を得ることが出来た。」と言うのが正しい例文でしょう。

「歓心する(かんしん)」の意味とは③彼は歓心している

パーティ

「歓心する(かんしん)」の例文としては、その人の状態を表すものです。つまり、相手が心から喜んでいる状態を表すことも出来るということなのです。例文としては「彼は思いもよらぬサプライズに歓心しているようだ。」となります。

多く使われている「関心」の類語は?

「関心」の類語①興味を持つ

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ここまでご紹介してきた「関心」「感心」「歓心」「寒心」という四つの言葉の中で、やはり日常的に使われやすかったり日常的に目にする機会があるのは「関心」です。関心と同じような場面で使われたり、似た意味合いを持っている「類語」の一つが「興味を持つ」ことです。

物事に関心を持つ意味として、私たちの生活の中で親しまれている言葉でもありますよね。意欲的に面白いと感じて何かに取り組んだ様子として使われている言葉です。ただし、主に興味を持つことと言うのは自分が面白いと感じたことのみとして使われているのです。楽しいこと、趣味など自分にとって面白いこと限定なのです。

自分から積極的に何かを取り組む様子などに限るのです。関心と言う言葉の場合は、注意を払っていることも含まれているため、必ずしも楽しいことや面白いことに限りません。何か社会的に大きな問題があって、国民がみなそれに注目しているような状態も「関心が高まっている」と表現します。

「関心」の類語②惹かれる

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「関心」の類義語の二つ目は「惹かれる」ことです。こちらもまた、興味を持つことと同じく前向きな言葉です。主に、何か物事に対して自分が素敵だと感じた、感情が動かされ魅力的に感じているといった状態を指すのです。こちらもまた、ポジティブな感情などの意味合い限定となるのです。

とは言っても、何か一つの物事に立強いて「注目」している状態であることには変わりありません。意欲的に考えている、魅力的な何かを見つけて自分の考えや感情がそちらに着目している言葉ですから、「関心」と言う言葉の類語であると言われているのです。

使われている漢字によって意味合いが変わるので使い方に気を付けよう!

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いかがでしたでしょうか。今回は「かんしん」と言う言葉について、それぞれ違った感じを使うことによって、意味合いが全く変わってしまうということがわかりましたよね。ネガティブだったり、前向きな意味だったりと変換される漢字によって全く違ってしまうのは、なかなか難しいものですよね。

また漢字の読み方やイントネーションが全く同じであることも紛らわしい原因なのでしょう。しかし、しっかりとそれぞれの言葉の意味や使い多をしっかりと把握していなければ、もしかしたら相手に対して失礼に当たる可能性もあります。使い方に気を付けて、日本語を正しく使用しましょう。

ここまで述べて来たように日本語はとても難しい言葉が多くあり、似ているものやややこしいと感じるものも多いですよね。ましてやビジネス用語ともなったらしっかりと勉強しなければ理解できないもしれません。以下の記事では、「今一度」について詳しくまとめれています。是非そちらの記事も合わせてご参考にいかがですか。

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