才能がある人の特徴5つ｜天才タイプ/天才型/多才な人/才能のない人

才能がある人の特徴5つ

すぐれた才能のある人が必ずしも「天才」と呼ばれるわけではない

世の中には「天才」と呼ばれる、才能に満ち溢れている人はいますし、歴史に名を残す人もいます。ですが、才能にあふれていても埋もれている人は、「天才」と呼ばれる人以上にたくさんいます。例えばマスコミ嫌いだけれどもずば抜けていい仕事をする料理人の人たちなどは、「天才と呼ばれない天才」といえるでしょう。

才能がある人に共通の特徴①「逆境に強い」

才能がある人に共通の特徴の1つ目は「逆境に強い」です。才能がない人は毎日の生活で手がいっぱいですから、逆境が訪れるとダメになったりするものです。才能がある人は自分の能力に自信がありますから逆境などには負けません。フランス革命の立役者の1人ミラボーのように、わざわざ逆境を自分から求める人までいます。

才能がある人に共通の特徴②「自分は天才型だと知っている」

才能がある人に共通の特徴の2つ目は「自分は天才型だと知っている」です。「天才は、1パーセントのひらめきと99パーセントの汗である」といったエジソンもしかりですが、わざわざ口に出して言わなくても、才能のある人というものは、自分が天才タイプであることを知っているのです。

才能がある人に共通の特徴③「年齢にとらわれず何度もチャレンジできる」

才能がある人に共通の特徴の3つ目は「年齢にとらわれず何度もチャレンジできる」です。第2次世界大戦時のイギリス首相ウィンストン・チャーチルなどは、自由党議員として失脚しても保守党議員として再チャレンジ、またしても失脚して隠居生活を10年送り、1940年にイギリス首相になった時には実に66歳でした。

才能がある人に共通の特徴④「天才タイプは独特のアイディアが浮かぶ」

才能がある人に共通の特徴の4つ目は「天才タイプは独特のアイディアが浮かぶ」です。この才能こそ、才能がある人と才能のない人との間の決定的な差でしょう。モーツアルトは次々に新しい曲を生みだしただけではなく、作曲家として稀有の才能ゆえに、彼は楽譜にほとんど手直しをする必要がありませんでした。

才能がある人に共通の特徴⑤「独特の行動パターンがある」

才能がある人に共通の特徴の5つ目は「独特の行動パターンがある」です。ドイツの哲学者カントは恐ろしく規則正しい人で、彼の行動は時計代わりになったそうです。キュリー夫人は実験に夢中になったあげく何日もサクランボしか食べなかった逸話があります。天才タイプの人は、常人とは違う独特の行動パターンがあるのです。

才能がある人のデメリットとは？

才能がある人は才能のない人にはないデメリットがある

風呂に入っていて「浮力」を発見したアルキメデスが、そのまま裸で外に飛び出したという逸話があるように、才能がある人の行動は常人には理解しがたいものがあります。彼らの考え方が平均的ではないためで、天才型の人には意外にもデメリットが多いのです。

デメリット①「幼少時から変わり者」

すぐれた才能がある人のデメリットの1つ目は「幼少時から変わり者」という特徴です。幼いころに本を読みふけっていて周りに椅子を積み上げられても気が付かなかったキュリー夫人や、あまりの協調性のなさに学校を退学させられたエジソンなど、才能がある人は才能がない人に比べると、幼少時から変わり者の人が多いのです。

デメリット②「才能がない人に比べて人間関係が下手」

すぐれた才能がある人のデメリットの2つ目は「才能がない人に比べて人間関係が下手」という特徴です。例えば日本で最初のノーベル賞受賞者の湯川秀樹博士は、理論物理学を研究していましたが、その動機が「僕は人間関係が下手だから」でした。才能が突出している分、才能がある人は人間関係が上手ではない傾向があります。

デメリット③「拘り(こだわり)がありすぎる」

すぐれた才能がある人のデメリットの3つ目は「拘りがありすぎる」という特徴です。アインシュタイン博士は、髭剃りに洗濯用の石鹸を使っていましたが、「洗濯用と髭剃り用の石鹸を別々にすると人生が複雑になりすぎる」のが理由です。才能のない人から見ると、ちょっと変わったことに拘りすぎるのが天才タイプの特徴です。

デメリット④「天才タイプは才能が目立ちすぎる」

すぐれた才能がある人のデメリットの4つ目は「天才タイプは才能が目立ちすぎる」という特徴です。才能のない人に比べると能力が突出している分、周囲の人には人間性よりも才能が目についてしまうのです。その結果、天才型の人はすぐれた能力は認めてもらえても、彼らの人間性は見てもらえないというデメリットがあります。

デメリット⑤「天才型の人の努力は人に知られにくい」

すぐれた才能がある人のデメリットの5つ目は「天才型の人の努力は人に知られにくい」という特徴です。物事は基礎が大事なので努力なくして才能はありません。白熱電球を発明したエジソンは何種類もの物質をフィラメントのために試した伝説がありますが、天才型の人は夢中でやっているので苦労や努力には見えにくいのです。

デメリット⑥「多才な人は迷ったり挫折したりすることがある」

すぐれた才能がある人のデメリットの6つ目は「多才な人は迷ったり挫折したりすることがある」という特徴です。1つの芸に秀でている人ならいいのですが、多才すぎたり、個性に合わない職に就いた天才型の人は、いくつもの職を転々として作家になったHGウェルズのように、自分に合う仕事につくまでは迷うことがあります。

デメリット⑦「独特の行動が周囲に理解されにくい傾向がある」

すぐれた才能がある人のデメリットの7つ目は「独特の行動が周囲に理解されにくい傾向がある」という特徴です。平家を滅ぼした源義経は、当時の戦法とは違う常識破りの戦法を駆使し、源氏を勝利に導きましたが、味方にもその行動を理解されませんでした。このように、天才型の行動は理解されにくい傾向があります。

デメリット⑧「すぐれた才能が他人にねたまれる」

すぐれた才能がある人のデメリットの8つ目は「すぐれた才能が他人にねたまれる」という特徴です。美人が女性たちにねたまれるように「出る杭は打たれる」のが人間の集団です。前述のように才能がある人は人間関係が下手な特徴もあり、そのずば抜けた能力のゆえに、天才型は他人のねたみや中傷に悩まされる傾向があります。

才能に関するおすすめの書籍は？

才能に関するおすすめの書籍「さぁ才能（じぶん）に目覚めよう」

1冊目の才能に関するおすすめの書籍はトム・ラス著の「さぁ、才能（じぶん）に目覚めよう」です。この書籍の特徴は、アクセスコードを入手できるので、所定のURLにこのアクセスコードを打ち込むと、自分のストレングスファインダー(自分の強みを見つけられるもの)を実施することができるというところです。

才能に関するおすすめの書籍「才能は開ける」

2冊目の才能に関するおすすめの書籍は、ロジャー・ハミルトン著の「才能は開ける」です。生まれ持っている人間の才能を4種類に分類して書かれています。自分の才能を確認できる無料のテストが受けられます。才能に関連する、マネジメント能力の意味についての記事がありますので、合わせてご覧ください。

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才能に関するおすすめの書籍「才能を伸ばすシンプルな本」

3冊目の才能に関するおすすめの書籍は、ダニエル・コイル著の「才能を伸ばすシンプルな本 」です。この書籍は実例が豊富に載っているので理解しやすく、コツコツ積み重ねていく努力が才能を得る方法だということがとてもよくわかります。

才能は自分で見出すもの！

よく「お金があったら」といって、お金や強いコネを持っている人を羨ましがる人がいますが、お金があったらチャンスに恵まれるとは限りません。かつてハリウッド映画にもなった「透明人間」の作者HGウェルズは、貧しい階層の上に身体も弱く、呉服商や薬局の徒弟奉公、見習い教師などの職に就いても長続きしませんでした。

彼は教師を目指し奨学金を得て大学に進学しますが、教職に失望した結果、作家として成功しました。白衣の天使の元祖ナイチンゲールは看護師になりますが、当時の看護師の地位は大変低く、上流階級出身の彼女は先輩看護師のいじめにあいました。そこでめげなかった彼女は一念発起の後、医療現場での看護の地位を確立します。

何をもって幸福であるかを決めるのは自分です。才能を手に入れるのも自分であり、デメリットを生かすも殺すも本人次第です。まず自分の持っているものについて、健康でも仕事でも、低い収入でさえも、自分にある「幸福」に感謝することが肝心です。才能もチャンスも幸運さえも、感謝なくしては取り逃してしまうからです。