ご不便おかけしますの意味は?不便をかける時の敬語の使い方・例文!
「ご不便おかけします」や「ご迷惑おかけします」といった、申し訳ございませんという気持ちを表した言葉があります。普段何気なく使用されていますが、意味や使い方をしっかり理解していない方もいるでしょう。そこで今回は「ご不便おかけします」の意味や不便をかける時の敬語の使い方、例文をご紹介します。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
ご不便おかけしますの意味とは?
ご不便おかけしますの「不便」の意味
「ご不便おかけします」の「不便」とは、相手にとって便利ではないことです。不便をかけるということは、便利でないことをおかけしますという意味です。悪い状況を与えている際や今後悪い状況を与える際に使用されます。不便の頭に「ご」を使用して、「ご不便」とすると「不便」よりも丁寧な表現になります。
ご不便おかけしますの「掛ける」の意味
「ご不便おかけします」に使われている「おかけします」の「かける」という意味は与えるという意味です。この場合には、「掛ける」という文字が適しています。「掛ける」は○○を与えるや○○の影響を及ぼす時に使用し、面倒や世話などの相手にとって好ましくない事を与える際に使用しする言葉になります。
ご不便おかけしますはお詫びの言葉
相手に不便の状況を与えている時に「申し訳ありません」という謝罪の言葉と共に使用されることが多く、主にお詫びの言葉として使用します。「ご不便おかけします」には、「あなたに不便な状況を与えてしまい悪いと思っています、ごめんなさい」というお詫びの気持ちが込められています。
ご不便おかけしますの使い方・例文は?
ご不便おかけしますのタイミングに合わせた使い方
「ご不便おかけします」を使用する際、状況やタイミングによって使用の仕方を変えて活用する事でより相手に気持ちが伝わりやすくなります。さらに、不便をかける理由や謝罪の言葉を添えるとより相手に受け入れてもらいやすくなります。
ご不便おかけしますの使い方・例文①現在の不便な状況を伝える
現在の不便な状況を伝える場合には、「本日は休館日です。ご不便をおかけしますが、ご理解いただけますようよろしくお願い申し上げます」や「ただいまの時間は、○は利用できなくなっています。ご不便をおかけしますが、時間をおいてご利用ください」というように、本日やただいまの時間に不便を掛けていることを伝えます。
不便な状況を伝えた後に、理解をお願いすることで相手が受け入れやすいです。また、的確な指示があると従いやすくなります。例えば、「ただいまは休憩中です。ご不便おかけしますが5時から再開致しますので、10分前には北側入り口前にお並びください」というように具体的な指示があると分かりやすく、行動しやすいです。
ご不便おかけしますの使い方・例文②過去の不便な状況を伝える
過去のことについて使用する際には、「長らくご不便をおかけいたしましたが、改善の見込みがないため閉鎖いたします」というように過去の不便な状況を伝える時に使用します。
また、「今後は、ご不便をおかけすることもなくなります」というように過去の不便がなくなることや少なくなる事を伝える際にも使用ができます。「再度、あのようなご不便をおかけするような事があれば、○○としてください」というように、約束の条件として使用されることもあります。
ご不便をかけますの使い方・例文③未来の不便な状況を伝える
未来に使用する場合には、「○月○日に工事の予定です。ご不便おかけしますがよろしくお願いします。」や「○時~○時まで、○○で使用します。この時間帯は関係者以外出入り禁止となります。ご不便おかけしますが、何卒ご了承ください。」というように使います。
事前に日時を指定する事で、その日時に不便を掛けることをお知らせし、相手に伝えて置くことができます。「ご不便おかけします」という言葉を入れることで、相手側に「不便を掛けることを理解しています」というのが伝わります。「それでも、どうかよろしくお願いします」と付けることで相手側は承知しやすくなります。
ご不便掛けますの使い方・例文④大変なご不便をおかけします
「ご不便おかけしました」、「ご不便おかけします」と相手に不便をかけることを報告することもできますが、こちら側が不便を掛けたこと、不便をかけることを理解していることも伝えることができます。理解していることを相手に報告することで、不便であることへの不満を多少なりとも減らすことができます。
不便を掛ける際、相手が不満に思うと事前に予測出来る場合には「ご不便おかけします」と入れた方が揉めごとを回避できます。不便を掛けて相手が多大に不満に思うことが予測出来る場合には、例文としては「大変なご不便をおかけします」とより強調して使用すると良いでしょう。
ご不便かけますの使い方・例文⑤「申し訳ございません」を使用した使い方
「申し訳ございません」という言葉を入れてお詫びする事で相手に丁寧な印象と謝罪の気持ちが伝わります。「申し訳ございません」には、謝罪やお詫びの意味が含まれていて、謝罪の言葉のなかでも最も丁寧な表現になります。
「このたびは○○のため、大変なご不便をおかけし、誠に申し訳ございませんでした」というように過去の不便な状態を謝罪する際にも使用できます。不便をかけてしまった相手に、丁寧な言葉で謝罪の気持ちを伝えたい時に、「ご不便おかけし、申し訳ございません」と使用します。
ご不便おかけします使い方・例文⑥「申し訳ございません」を使用した例文
調査のため使用が出来ない場合に謝るときの例文です。「現在○○の調査のため、○○の使用が出来なくなっています。ご不便をおかけして大変申し訳ございませんが、今しばらくお待ちください。」というように使用します。
「現在○○の調査のため、○○の使用が出来なくなっています。ご不便おかけしますが、今しばらくお待ちください。」と「大変申し訳ございません」という言葉を入れない文と比らべてみると謝罪の伝わり方が違うことが分かります。「申し訳ございません」という言葉を入れた文の方がより謝罪の気持ちを強く感じます。
ご不便おかけしますの言い換えは?
ご迷惑おかけします
「ご不便おかけします」と似ている表現で、「ご迷惑おかけします」という表現があります。相手が不快に感じることを「迷惑」と言います。迷惑を掛ける際や掛けることを事前に伝える際に「ご迷惑おかけします」と使用します。「ご迷惑おかけしました」と過去形にすることも可能です。
また、迷惑に「ご」を使用して「ご迷惑」とすることで、丁寧な表現になります。「迷惑をおかけします」よりも「ご迷惑をおかけします」と頭に「ご」を付けた方が迷惑をかける際により丁寧な印象を相手に与えることができます。
お手数をおかけします
「お手数をおかけします」は不便をかけるだけでなく、相手に動作や作業などの数がかかる時に使用します。1つの作業や動作だけではなく、何度かの作業や動作をお願いする場合に使います。使い方は「お手数ですが、一度窓口に声をかけて鍵を受け取ってから、ご使用ください。」というように使用します。
お手数おかけしましたの意味や英語、使い方までを分かりやすく説明した記事があります。お手数おかけしましたの意味をより詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしてみてください。
お手間をとらせます
「お手間をとらせます」は、相手に手間がかかる時に使用します。不便をかけるだけではなく、時間や労力などの負担がかかる際に「手間」という表現が適しています。「お手間をとらせます」ではなく「お手間をおかけします」と使用することもあります。
ご不便おかけしますの英語・敬語の使い方
ご不便おかけしますの英語
ご不便をおかけしてすみませんと英語で伝える時には、「I am sorry for the inconvenience.」となります。ご不便をおかけして申し訳ございませんとより丁寧に謝罪を伝える時には「I apologize for inconvenience caused.」となります。
「inconvenience(インコンヴィー二エンス)」は不便、「apologize(アポロジャイズ)」は謝罪するです。
敬語「ご不便おかけいたします・何卒ご了承ください」
「ご不便おかけします」を敬語で伝える時には、「ご不便おかけいたします。何卒ご了承ください。」と使用します。ビジネスシーンや目上の方に使用する際には、「何卒ご了承ください」という言葉は、命令形になるため控えた方が無難です。
何卒は「どうか」や「どうぞ」という意味で、「どうか○○をして」という何かをお願いする場面などで、より強い気持ちを伝えたい時に使用する言葉です。ご承知は、「理解して」という意味です。「ご承知ください」は、理解してくださいと一方的に命じていると捉えられてしまう事もあるので、使い方には注意が必要です。
便利なご不便おかけしますを使いこなそう
ご不便をおかけしますという言葉は、謝罪やお詫び、約束ごとをする際などさまざまな場面で使用することが可能です。上手に使いこなすことによって、相手の不満に思う気持ちや怒りを和らげてくれるとても便利な言葉です。ぜひ意味を理解した上で、活用してみてください。
下記では、感謝の言葉について詳しく説明されています。ありがとうの気持ちを伝える言葉や言い方なども紹介しています。人間関係を円滑にするために是非参考にしてみてください。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。