お手数おかけしましたの意味と英語|よろしくお願いします/お忙しいところ
「お手数おかけしました(お手数おかけいたしました)」「ご面倒おかけしました」などの表現は日常でもよく聞かれる表現です。そういった場面では「ありがとうございました」「お忙しいところお手数おかけして申し訳ありませんでした」という返し等も重要になります。ここでは関連表現の使い方を一挙に紹介します!
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目次
「お手数おかけしました」の意味は?
「お手数おかけしました」の意味①相手の時間を使ってもらったことへの謝意
「お手数おかけしました」の意味の1つ目は、相手の時間を使ってもらったことへの謝意です。「お手数おかけしました」という言葉は「手間をかけさせた」「時間をかけさせた」ということを表していますが、相手に対しての謝意が含まれている表現です。手間をかけさせてすみません、時間をもらいありがとうという気持ちです。
「お手数おかけしました」という表現を使うことで、相手への謝意を表すことになりますので丁寧さと気遣いが伝わります。相手方に対してただお礼やお詫びを伝えるだけでは伝えられない思いを「お手数おかけしました」という表現によって表すことができるのです。ビジネスのシーンでは積極的に使いたい表現です。
「お手数おかけしました」の意味②労力を提供してもらったことへの謝意
「お手数おかけしました」の意味の2つ目は、労力を提供してもらったことへの謝意です。「労力」というのは、実際にやり取りをしている本人を指す場合もありますし、相手を含めた会社等の組織を指す場合もあります。いずれの場合にも「お手数をおかけしました」という表現を使うことができます。
組織を相手にする場合にはこちらも組織を代表していることになりますので、よりフォーマルや表現が必要になります。そういった時に「お手数をおかけしました」という言い回しを使うことで、会社間でのフォーマルなやり取りにふさわしい敬語表現を実現させることができるでしょう。
「お手数おかけしました」の使い方例文5選!
「お手数おかけしました」の例文①お手数おかけいたしました
「お手数おかけしました」の例文の1つ目は「お手数おかけいたしました」です。「お手数おかけいたしました」は「お手数おかけしました」と比べ、より丁寧な言い回しですので、ビジネスにおいては「お手数おかけいたしました」の方を積極的に使っていきましょう。「お手数おかけいたしました」の方が敬意が伝わります。
ただしどんな状況でも「お手数おかけいたしました」は「お手数おかけしました」よりも相手方に対して好印象であるということではありません。会話のシーンで「お手数おかけいたしました」と言うと丁寧過ぎて違和感がある場合や、相手が恐縮する場合があります。会話のシーンでは「お手数おかけしました」を使いましょう。
マニュアル作成につきましてお手数おかけしました。おかげ様で長く使えるしっかりとしたものができました。ご協力感謝いたします。
「お手数おかけしました」の例文②お忙しいところ
「お手数おかけしました」の例文の2つ目は、「お忙しいところお手数おかけしました」です。「お忙しいところお手数おかけしました」という表現は、相手が「お忙しいところ」対応してくれたことに敢えて触れることで相手に対する気遣いを表す言い回しになります。わざわざその状況に触れることで深い謝意を表します。
「お忙しいところお手数おかけしました」という表現はメールでも会話でも、どちらでも使える表現になります。また「お忙しいところお手数おかけしました」には「大変」などは付けずに「ご多忙のところお手数をおかけしました」と強調することも頭に入れておくと良いでしょう。
お忙しいところお手数おかけしましたが無事システムが納期内に完成いたしました。これも皆様のご協力があったからこそです。心より御礼申し上げます。
「お手数おかけしました」の例文③お手数おかけして申し訳ございません
「お手数おかけしました」の例文の3つ目は、「お手数おかけして申し訳ございません」です。「お手数おかけして申し訳ございません」は、相手にご面倒をおかけした時に使われる言葉になります。単に「申し訳ございません」と伝えるよりも「お手数おかけして」を付けることで、相手に対する気遣いが強く伝わります。
また「お手数おかけして申し訳ございません」は、実際にご面倒をおかけする前であってもご面倒をおかけした後であっても使うことができる表現になります。例文は「申し訳ございませんでした」と言っているので事後であることが分かります。
「ホテルの手配につきお手数おかけして申し訳ございません。ご不明な点はいつでもご質問ください」という表現であれば、事前のやり取りであることが分かります。
ホテルの手配につきお手数おかけして申し訳ございませんでした。本来は総務部で押さえるべきでしたがシステムトラブルで会社精算できるホテルが予約できませんでした。
「お手数おかけしました」の例文④ありがとうございましたで感謝を示す
「お手数おかけしました」の例文の4つ目は、ありがとうございましたで感謝を示す例文です。例文のようにご面倒をおかけしたことに対して「お手数おかけいたしました」と触れつつ、「ご協力いただきありがとうございました」と伝えることで、深い感謝の気持ちを相手に伝えることができます。
「お手数おかけしました」は、「お手数おかけしてありがとうございました」という表現では使えないので「お手数おかけいたしましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました」という形で、「感謝申し上げます」と触れつつ、改めて「ありがとうございました」と伝える形になります。
度々お手数おかけいたしましたが無事最終版の資料が完成しましたことを、心より感謝申し上げます。いつもタイトなスケジュールにも関わらず納期内の完成にご協力いただきありがとうございました。
「お手数おかけしました」の例文⑤よろしくお願いしますを使った例文
「お手数おかけしました」の例文の5つ目は、よろしくお願いしますを使った例文です。「お手数おかけしました」と言った後には「申し訳ございません」といった謝罪や「ありがとうございました」という感謝を伝えるシーンが多いのですが、例文のように「今後ともよろしくお願いいたします」と締めるのも一考です。
「今後ともよろしくお願いいたします」を例文のように丁寧に伝えることで、今後も相手と良好な関係を築いていきたいという気持ちを強く表現することができます。本当にそのように思える相手であれば、「今後ともよろしくお願いいたします」と、社交辞令ではなく本心で伝えていきたいものです。
この度はお手数をおかけしましたが仕事の納期に間に合わせることができました。これも木島様のご協力があったからこそと思っております。いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
「お手数おかけしました」の類語の使い方例文は?
「お手数おかけしました」の類語の使い方例文①ご面倒おかけしました
「お手数おかけしました」の類語の使い方例文の1つ目は「ご面倒おかけしました」です。この表現は「お手数」を「ご面倒」に挿し替えた表現です。「お手数」という表現は時間や手間がかかるものに対して主に使う表現で「ご面倒」は難しい物事や面倒くさい事案に対して使う表現です。
「お手数」と「ご面倒」どちらも使えるシチュエーションが圧倒的に多いのですが、物事のニュアンスに応じて使い分けるとより深い謝意が相手に伝わることでしょう。また、連続する文章において同じ表現を使うよりも違った表現を使った方が文章が締まるので、そういった状況では使い分けるようにしましょう。
会議室の予約についてご面倒をおかけし申し訳ありませんでした。システムが復旧しましたので今後は従来通りオンラインでの予約が可能です。
「お手数おかけしました」の類語の使い方例文②お手間おかけしました
「お手数おかけしました」の類語の使い方例文の2つ目は「お手間おかけしました」です。「お手間おかけしました」は「お手数おかけしました」よりも具体的な表現になります。相手に対して「お手間」をかけさせた時にのみ「お手間おかけしました」と言うことができます。
ちなみに相手に対して時間を取らせるような状況では「お時間をとらせました」「お時間をとらせてしまい申し訳ございません」「お時間をいただきありがとうございます」と表現します。
明日の準備の方、お手間をおかけしました。本当に申し訳ありませんでした。これで何とか出発できそうです。
「お手数おかけしました」の類語の使い方例文③ご足労おかけしました
「お手数おかけしました」の類語の使い方例文の3つ目は「ご足労おかけしました」です。この表現は「遠いところまで足をお運びいただき」という表現と同義になります。移動に関してご面倒をおかけしたようなシーンで使われる言い回しになります。
ちなみに移動をした時にはその費用の精算も面倒な事案の一つであると言えます。下記の関連記事は精算や確定申告において必要なことをまとめた内容になっていますので、例文とともに確認してみてください。
この度はご足労をおかけして申し訳ありませんでした。交通費は弊社にて精算いたしますので後程お申し付けください。
「お手数おかけしました」の英語の使い方例文は?
「お手数おかけしました」の英語翻訳は状況により変える必要がある
「お手数おかけしました」の英語翻訳は状況により変える必要があります。日本語では幅広く「お手数おかけしました」と言えるのですが、英語においては状況によってこの「お手数」が示す内容が大きく異なります。そのため、英語翻訳に関してはその都度状況に合わせた言い回しが必要になってくるのです。
「お手数おかけしました」の英語翻訳において、「どのように相手方へ手間をかけさせてしまったか」という部分が肝になってきます。「苦労をかけさせた」のか「一生懸命やってもらったのか」、あるいは「無駄足を運ばせてしまったのか」によって、翻訳はそれぞれ大きく違ってくるのです。
「お手数おかけしました」の英語翻訳の例文3選
「お手数おかけしました」の英語翻訳の例文を3選で紹介します。「お手数をおかけする」というニュアンスがそれぞれの文章で違っています。1つ目は「時間を費やした」という表現になり、2つ目では「ベストを尽くしてもらった」という表現になっています。それぞれ状況に合わせた翻訳になっています。
3つ目については「お手数おかけしました」という直訳ではないのですが、そのニュアンスは十分に伝わる文章になっているので例文に入れています。「お手数をおかけしました。ありがとうございました」と日本語訳ができる文章になっています。
- ・I‘m sorry for losing your time.(お手数をおかけし申し訳ありません)
- ・I realize doing your best.(お手数をおかけしたと思っています)
- ・Thank you for your kind help.(ご親切に感謝しています)
「お手数おかけしました」の英語翻訳の例文
「お手数おかけしました」とその関連語を使いこなそう!
「お手数おかけしました」という表現は社会人として働いていればかなりの頻度で使う言い回しですので、関連語も含めて使い方をマスターすることでビジネスに大いに役に立つことでしょう。ここで紹介したことが早速明日からでも仕事の場面で役立つようなことがあればうれしいです!
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