イニシアチブの意味とは?initiativeの使い方例文10選や類語も
イニシアチブ(initiative)という言葉の意味や、使い方についてご紹介しています。特にビジネスの場において使われることが多いのがイニシアチブという言葉です。「主導権」や「主体性」という意味で用いられるのが一般的な使い方ですが、他にもさまざまな意味があり多くの言葉に言い換えることができます。
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目次
イニシアチブ(initiative)の意味とは?
イニシアチブ(initiative)意味①「主導権」「リーダーシップ」
イニシアチブ(initiative)には1つ目に、「主導権」や「リーダーシップ」、「主体性」という意味があります。本来英語のinitiativeには、さまざまな意味がありますが、日本で使われているイニシアチブ(initiative)の一番一般的な意味は、この「主導権」や「主体性」と言えるでしょう。
何かを先導したり指導するという意味で用いられるこのイニシアチブ(initiative)は、そのほかにも「率先する」や「先手を打つ」などの意味として広く使われることがあります。
イニシアチブ(initiative)の意味②「直接民主制」
イニシアチブ(initiative)には2つ目に、「直接民主制」という意味があります。国の重要な決まりごとを決めるにあたり、直接的に国民が法令などの改廃を訴えたり、制度を発案することができる制度のことです。
その直接民主制の在り方やルールは国により異なりますが、日本では有権者の50分の1の署名で発案・提案できるという条件になっています。
イニシアチブ(initiative)の意味③「戦略」「手法」
イニシアチブ(initiative)には3つ目に、「戦略」や「手法」という意味があります。①の「主導権」や「主体性」という意味と比較するとあまり一般的な使われ方でありませんが、ビジネスにおける経営やマネジメントにおいて事業推進をするための活動やその努力のことを、イニシアチブと表現することがあります。
イニシアチブ(initiative)の英語でのその他の意味とは
イニシアチブ(initiative)の意味にはさまざまな種類がありますが、本来の英語のinitiativeには日本ではあまり使われることのない意味もあります。その一つに、「独創力」や「高い精神性」などの意味があります。
日本でイニシアチブが用いられるのはほとんどの場合がビジネスにおける場や経営における場ですが、本来は必ずしもビジネス用語としてのみ存在している言葉ではないということですね。
イニシアチブの使い方例文5選
イニシアチブの使い方例文①「A社にイニシアチブを握られている」
イニシアチブの使い方例文の1つ目は、「A社にイニシアチブを握られている」という例文です。この場合のイニシアチブは、「主導権」という意味で用いられています。
いくつかの企業が合同ですすめるプロジェクトや、業界の中での競争になる事業の場合、「イニシアチブを握る」という使い方で、リードしている企業のことを表現します。
「イニシアチブを握る」という使い方は、まさにイニシアチブという英語をそのまま日本語で使ったような表現で、「主導権を握る」という言葉がそのまま活きていることが分かります。
イニシアチブの使い方例文②「今のところ私にイニシアチブがある」
イニシアチブの使い方例文の2つ目は、「今のところ私にイニシアチブがある」という例文です。この場合のイニシアチブには「有利」や「リード」という意味があります。
グループで作業を進める場合や、何人かでプロジェクトを進める場合に、そのグループの話し合いをリードする立場にある場合や、特定の個人の意見や提案が通りやすい場合にこの表現が用いられます。
数人で何かを成し遂げる場合には、必ずリーダーや話のまとめ役が必要になります。しかしそのリーダーには発言力や提案力だけではなく、器の大きな人間性も求められることが多いでしょう。イニシアチブを取るためには、総合的なパフォーマンスが求められることが分かります。
イニシアチブの使い方例文③「現状には戦略的イニシアチブが必要だ」
イニシアチブの使い方例文の3つ目は、「現状には戦略的イニシアチブが必要だ」という例文です。この場合のイニシアチブは「戦略」や「手法」という意味で用いられています。
企業などの業績が傾いたとき、社員個々の営業努力だけでは持ち直せないということがあります。そんなときには、カンフル剤のように会社を大きく動かす力も必要でしょう。
そのような意味で、会社で取り組む営業推進やその努力、そして営業戦略自体のことを、「イニシアチブ」という言葉や「戦略的イニシアチブ」という言葉を使って表現することがあります。より経営的な言葉になるため、立場によっては会社にいてもなかなか聞く言葉ではないことも多いでしょう。
イニシアチブの使い方例文④「住民が結託してイニシアチブを発案した」
イニシアチブの使い方例文の4つ目は、「住民が結託してイニシアチブを発案した」という例文です。この場合のイニシアチブは「直接民主制」という意味を持つ言葉として用いられます。こちらもなかなか日常的に使うことはまれな使い方ではありますが、覚えておくといいでしょう。
ちなみに前項でもご紹介した通り、国民が制度の改廃や新たな発案をするためには、有権者数の50分の1の賛同が必要です。総務省選挙部より平成29年1月に出されている「衆議院議員総選挙および参議院議員通常選挙の投票率等」のデータによれば、平成26年時点での有権者数は、約1億400万人です。
その50分の1とは、約210万人です。これくらいの人たちの共感を呼ぶようなテーマの問題であれば、国民の力で制度や法令を変えることができるかもしれないということですね。
総務省|目で見る投票率イニシアチブの使い方例文⑤「相手のイエローカードでイニシアチブをとる」
イニシアチブの使い方例文の5つ目は、「相手のイエローカードでイニシアチブをとる」という例文です。イエローカードという言葉からも分かるように、イニシアチブという言葉はサッカーやラグビーなどのチームスポーツにも用いられる表現です。
相手チームのミスなどによりゲームの進み方が自分のチームに移ったとき、このように表現されます。この場合のイニシアチブとは、「主導権」や「リード」という意味で使われていることが分かります。
イニシアチブの言い換え表現と使い方例文5選
イニシアチブの言い換え表現と使い方例文①「A社が業界をリードしている」
イニシアチブの言い換え表現と使い方例文の1つ目は、「A社が業界を一歩リードしている」という例文です。イニシアチブという言葉は、「主導権」や「主体性」という意味を持っていますが、この言葉が「リード」という言葉に言い換えられて使われている例文です。
イニシアチブの言い換え表現と使い方例文②「今のところは私の方が有利だ」
イニシアチブの言い換え表現と使い方例文の2つ目は、「今のところは私の方が有利だ」という例文です。イニシアチブという言葉の「主導権」や「主体性」という意味を、「有利」という言葉で言い換えていることが分かります。
また、似たような言葉の使い方としては、「アドバンテージ(advantage)」という言葉が使われて表現されることがあります。
イニシアチブ言い換え表現と使い方例文③「この業界はB社が牽引してきた」
イニシアチブの言い換え表現と使い方例文の3つ目は、「この業界はB社が牽引してきた」という例文です。イニシアチブの持つ「主導する」やという言葉を「牽引する」という言葉に言い換えて表現してある例文であることが分かります。
そのほかに似ている表現としては、例文①でもご紹介した「リード(lead)」という言葉があり、日本語としても英語としても頻繁に使われる言葉として知られています。
イニシアチブの言い換え表現と使い方例文④「日本が旗振り役である」
イニシアチブの言い換え表現と使い方例文の4つ目は、「日本が旗振り役である」という例文です。イニシアチブの持つ「主導する」という意味を、「旗振り役」という言葉で言い換えて用いている例文です。
文字通り旗振り役とは「リーダー」という意味を持つ言葉であり、何かのものごとを進めるにあたって、主導していく、牽引していく立場にあることを意味します。
イニシアチブ言い換え表現と使い方例文⑤「総理が陣頭指揮にあたっている」
イニシアチブの言い換え表現と使い方例文の5つ目は、「総理が陣頭指揮にあたっている」という例文です。イニシアチブの「主導する」「率先する」という意味を、「陣頭指揮にあたる」という表現で言い換えている例文です。
また、次の記事では「ドラスティック」という言葉の意味についてご紹介しています。ビジネスシーンでは「ドラスティック」という言葉はどのような場面において使われているのでしょうか。ぜひ次の記事を参考になさってください。
イニシアチブ(initiative)という言葉を積極的に使ってみよう!
イニシアチブ(initiative)という言葉の意味や、その使い方、またそれを使った例文についてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
特にビジネスの場においては、日本語の方が分かりやすい言葉でも英語で表現されて使われることがあります。会議や取引先との打ち合わせの場においてもついていけるように、積極的に使って覚えるといいでしょう。
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