二面性の性格は？意味や類語・人によって態度を変える心理も

二面性がある性格の人が、まわりにいるという方は多いのではないでしょうか？今回はそんな二面性の類語を踏まえ、二面性がある人の心理をお伝えします。二面性のある人は人によって態度を変える人や裏表のある人といえますが、ほかの特徴も見ていきましょう。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

1 二面性の意味や類語は？
2 二面性の性格や特徴・心理は？
3 二面性がある性格の人との付き合い方は？
4 二面性がある性格の人は人によって態度を変えるという特徴がある！

二面性の意味や類語は？

二面性とは「相反する2つの性質を持っていること」を意味する

二面性とは、「相反する2つの性質を持っていること」を意味します。人間には相反する性質である善と悪が備わっているといわれています。ですが「二面性がある人」とはそれ以外にも例えば強気と弱気、口上手と口下手、楽観的と悲観的、革新的と保守的、理性的と感情的といった2つの正反対の性格が備わってる人を指します。

二面性がある人の類語は「裏表のある人」や「仮面をかぶっている人」

二面性がある人の類語は、「裏表のある人」や「仮面をかぶっている人」です。二面性がある人の類語は、相反する様子を意味する「裏表」を使った「裏表のある人」だというのは想像しやすいですよね。「仮面をかぶっている人」という類語も、普段まわりに見せている仮面の下には、また違った顔がある様子を想像できます。

さらに「別の顔を持っている人」や「ジキルとハイドのような人」も、二面性がある人の類語です。ちなみにこの「ジキルとハイドのような人」は「ジキル博士とハイド氏」という小説に出てくるジキル博士が、善悪を分離する薬を投与したことにより、ハイドという別の人格が生まれてしまったストーリーに由来しています。

二面性とは違って多面性は「1つのものに複数の性質があること」を意味する

二面性とは違って、多面性は「1つのものに複数の性質があること」を意味します。二面性も多面性も同じ意味だと考えていた方がいるかもしれません。しかし二面性は2つの真逆の性質が備わっていることに対し、多面性は複数の性質が存在していることを表します。このように意味は似ているもの、ニュアンスは若干異なります。

二面性の性格や特徴・心理は？

二面性の性格の特徴①人によって態度を変える

二面性の性格の特徴の1つ目は、人によって態度を変えるということです。学校や職場で普段は威張り散らした態度なのに、先生の前になると急にいい子ぶる人、上司や先輩の前になると突然ぺこぺこ頭を下げ出す人に遭遇した方は多いのではないでしょうか？このように態度が変わる人は、二面性のある性格をした人だといえます。

また、人によって態度を変えることから、発言も変わることが多いのも二面性のある性格をした人の特徴です。「さっきまでAという意見だったのに、上司の前ではBと言っているけど…結局どっちなんだろう？」とまわりを混乱させてしまう一面もあります。そんな二面性のある人は、意見が一貫してない人ともいえるでしょう。

二面性の性格の特徴②家と外の顔が違う

二面性の性格の特徴の2つ目は、家と外の顔が違うということです。例えば家ではわがままで強気な態度なのに、外では控えめで弱気な態度をとる人、逆に家では大人しく従順なのに、外では荒々しくて反抗的な人のことを指します。このように家と外で2つの顔を持っている人に対しても、二面性のある性格の人と表現できます。

ちなみに家では強気で外では弱気である様子を表すことわざとして、「内弁慶の外地蔵」「内広がりの外すぼまり」「内で蛤（はまぐり）、外では蜆（しじみ）」などが挙げられます。このように家と外の顔が違う様子を表したことわざがあることから、昔から家と外で性格が変わる二面性のある人はいたのではないでしょうか？

二面性の性格の特徴③見た目と性格にギャップがある

二面性の性格の特徴の3つ目は、見た目と性格にギャップがあるということです。二面性がある人の中には大人しそうなのに行動力がある、強面なのに弱い者に優しい、顔立ちは綺麗で上品なのに庶民的で親しみやすい、アウトドア派っぽいのにインドア派で漫画やゲームが大好きと、見た目と性格にギャップがある人もいます。

このように見た目と性格にギャップがあるため、まわりからは「○○さんがそんなことする人なんてびっくりだよ！」と意外に思われることが多いです。またギャップ萌えという言葉があるように、そのギャップに魅力を感じる人もたくさんいます。それゆえ二面性がある人は、異性から恋愛対象になりやすいという特徴もあります。

二面性の性格の心理①損得で物事を考えている

二面性の性格の心理の1つ目は、損得で物事を考えているということです。人によって態度を変える二面性のある人は、「この人に媚を売っておけば得をしそうだな」「この人の機嫌をとっても自分にはメリットがなさそう」といった心理状態であることが多いです。そのため相手によって、簡単に態度や発言を変えられるのです。

また、損得勘定で物事を考える二面性のある人は、頭の回転が速い、また出世欲が強い傾向もあります。「この人はこう煽てれば喜んでくれる」というのが瞬時に分かり、目上の人が喜ぶ言葉が次から次へと出るのです。またそこには「上司や先輩に気に入られて、誰よりも早く出世したい」という心理も隠されているといえます。

ちなみにこちらの記事には、そんな頭の回転が速い人についてまとめられています。頭の回転が速い人の特徴診断やメリット・デメリット、さらに頭の回転を速くする方法が紹介されています。「身近に二面性があり頭の回転の速い人がいるため、どんな特徴があるのかもっと知りたい」という方は、こちらも参考にしてください。

二面性の性格の心理②権力がある人に弱い

二面性の性格の心理の2つ目は、権力がある人に弱いということです。二面性のある性格の人は上司や社長、先生や教授など、自分より力を持った人には弱く出る傾向があります。これは「自分より力のある人に逆らってはいけない」という心理が働くからだと考えらえます。そのため相手の地位や役職を気にすることが多いです。

自分より目上の人や、力のある人を敬うのは良いことです。しかし立場が上の人に媚びを売り、立場が下の人に横柄な態度をとるのは良いことだとはいえないでしょう。権力がある人に弱く出る二面性のある人は「相手の立場によって態度を変えるなんて感じの悪い人」だと思われて、まわりから引かれていることもあります。

二面性の性格の心理③八方美人で誰からも好かれたい

二面性の性格の心理の3つ目は、八方美人で誰からも好かれたいということです。二面性がある性格の人の中には、「みんなから良い人だと思われたい」「誰かに嫌われるのが怖い」「悪者になりたくない」という心理が強い人もいます。それゆえ上司の前では上司の意見に合わせ、同期の前では同期の意見に合わせようとします。

話す相手によって意見が異なるため、「結局この人は何がしたいの？」「何を考えているか分からない人」と思われてしまうことも多いです。また上司や先輩からは「もっと自分の意見を持って」と叱られることもあります。嫌われるのが怖いからと誰にでも良い顔をすると、このようにその行為が仇となってしまうことがあります。

二面性がある性格の人との付き合い方は？

二面性がある性格の人との付き合い方①魅力もあると受け入れる

二面性がある性格の人との付き合い方の1つ目は、魅力もあると受け入れるということです。二面性がある人と仕事すると「この人はどんな考えなんだろう？」「結局何がしたいんだろう？」と不安な気持ちになることがあります。ですが二面性のある人には短所だけでなく、相手に合わせて柔軟に対応できるという長所もあります。

相手の短所ばかり見ているとそれがストレスとなり、相手を責めつつ自分自身を苦しめる原因にもなります。そのため二面性がある性格の人と仕事でプロジェクトを進めることになったら、このように柔軟性がある、頭の回転が速いといった相手の長所に焦点を当てながら仕事をした方が、自分自身の気持ちも楽になるでしょう。

二面性がある性格の人との付き合い方②必要以上に関わらない

二面性がある性格の人との付き合い方の2つ目は、必要以上に関わらないということです。二面性がある人と必要以上に関わりを持つと、理解できない行動に怒りを覚えて、精神的に参ってしまう場合があります。そのため「この人はこういう人だから」と割り切って深く関わらず、自分の仕事に集中した方が精神的にも楽でしょう。