送らせていただきますの目上の人への使い方は?メール例文や送るの英語も
社会に出ると、正しい日本語の文章に疑問を抱いてしまう事があります。「送らせていただきます」という日本語は、果たして敬語として合っているのでしょうか。メールや郵送で送る郵便などに充てる手紙など、文章で使用する場合はどうすれば良いのでしょうか。今回は英語も含めてご紹介いたします。
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送らせていただきますの意味は?英語も
送らせていただきますは「送らせてもらう」の丁寧語
送らせていただきますの意味は、「送らせてもらう」の丁寧語です。しかし、「送らせていただきます」だけでは、何を誰に送るのかが明確にはなりません。その為、敬語で使用する際は注意が必要になるとともに、あまり使用しない方が良い言葉だと言えるでしょう。
送らせていただきますは「送る」の敬語表現でもある
送らせていただきますは、「送る」の敬語表現でもあります。「~させていただきます」という敬語は、よく耳にします。しかし、送らせていただきますの敬語は、少し違った文法の意味があるのです。
送らせていただきますの日本語の文法としては、助動詞になります。使役の意味があり、この意味合いの助動詞には、「させる」のほかに、「せる」という助動詞も使われる場合があります。間違った使用方法で、使用しないようにしましょう。
送らせていただきますは場面の想定が重要
送らせていただきますという言葉は、場面の想定が重要です。こちらの言葉を使用する際は、3つの場面が想定できます。1つは、物を郵送する時です。物を郵送する場合、相手に対し、「〇時頃、ご所望の品を送らせていただきます」などに使用します。
2つ目は、情報を送るときです。メールの文章や、手紙など、情報を送る際に使用されます。3つ目は、人を送るときです。目上の人や、同僚の送迎を行う際にも「送らせていただきます」と使用する場合があるのです。
送らせていただきますの英語表記は「Iwillsendit」
送らせていただきますの英語表記は、「I will send it.」です。例えば、相手が海外の取引先だった場合、メールなどで使用します。例えば、「I will send it those goods today.」と表記した場合、「本日その荷物を送らせて頂きます。」という意味になります。
英語表記は大変難しいですが、覚えておいても損はない英語です。難しい英語だからこそ、取引先が海外になった場合、困らないでしょう。英語を勉強しておくと、よりすらすらと英語の文章が打てます。
送らせていただきますの目上の人への使い方
送らせていただきますの目上の人への使い方①「さ」入れに注意
送らせていただきますの目上の人への使い方1つ目は、「さ」入れに注意しましょう。目上の人に対して、「送らせていただきます」という言い方は、日本語の敬語の表現として正しい表現の仕方だと言えます。しかし、時に、この文章に「さ」を入れてしまう人がどうしてもいるのです。
「送らせていただきます」と「送らさせていただきます」を聞き比べると、「送らさせていただきます」の方が、丁寧に聞こえます。しかし、これは日本語の敬語の表現において、「さ」入れと言われており、正しい敬語の表現の仕方ではないのです。「さ」は入れずに使用しましょう。
送らせていただきますの目上の人への使い方②相手が読むことを考えて使う
送らせていただきますの目上の人への使い方2つ目は、相手が読むことを考えて使用しなければいけない言葉となっています。例えば、相手に何かを送る状況となったとします。相手に、「送らさせていただきます」と文章を残したとしても、相手は郵送で来るのか、メールで来るのか分かりません。
送る側は、「いつ・何を・どのように」の3点を明確に明記する必要があります。それが手紙なのか、それとも郵送なのかをはっきりと明記する必要があります。相手に分かりやすく、かつ丁寧な対応を心がける事が重要です。
送らせていただきますの目上の人への使い方③相手に分かりやすく
送らせていただきますの目上の人への使い方3つ目は、相手に分かりやすく伝える事を重要視しましょう。どうしても、目上の人に対しての文章を読み返すと、「~させていただきます」という言葉が多くなってしまう場合があります。
「~させていただきます」という言葉の乱用は失礼に値するため、状況によっては簡単に、相手に分かりやすく明記する必要もあります。例えば、「メールを送らせていただきます」でも良いのですが、「メール致します」でも失礼には値しないのです。
送らせていただきますの目上の人への使い方④「頂」という漢字はNG
送らせていただきますの目上の人への使い方4つ目は、「頂きます」という漢字は使用しないようにしましょう。なんでも漢字で表記するのが、正しいという訳ではありません。「頂く」という漢字は、自身が「もらう」側の際に使用する漢字です。
相手から、何かをしてもらう場合は、「頂」という漢字を使用しても構いません。しかし、自身が相手に「する」立場であるのなら、使用しないようにしましょう。「送らせていただきます」という言葉は、謙譲語です。だからこそ、無理に漢字を使用して恥をかかないようにしましょう。
送らせていただきますの目上の人への使い方⑤「お送りいたします」もNG
送らせていただきますの目上の人への使い方5つ目は、「お送りします」もNGです。迷ってしまった場合は、「送らせていただきます」を使用しましょう。「お送りします」という言葉は、目上の人に対して、一方的な印象を与えてしまいます。
相手の可否なしに、「とにかく勝手に送るから」というニュアンスになってしまうのです。日本語というものは不思議な物で、少しニュアンスを変えてしまうと、相手に不快感を覚えさせてしまう場合もあります。だからこそ、気を付けなくてはなりません。
送らせていただきますの例文
送らせていただきますの例文①FAXで送る場合
- ・先日ご紹介した商品の詳細につきましては、FAXで送らせていただきます。
送らせていただきますの例文①
送らせていただきますの例文1つ目は、FAXで送る場合の例文です。会議や打ち合わせなどで、先方に商品を紹介したとしましょう。少しでも興味を持っていただけたときに送る詳細などを、FAXで送る際に使用できる例文です。
営業の人だけではなく、様々な業種で覚えておいても良いと言える例文です。使用の際は、必ず、どのような方法で、何を送るのかを明記しましょう。相手に分かりやすく伝えるという事は、とても大切な事です。
送らせていただきますの例文②郵送で送る場合
- ・ご希望のお荷物を、期日までに郵送で送らせていただきますので、ご確認の程よろしくお願いいたします。
送らせていただきますの例文
送らせていただきますの例文2つ目は、郵送で送る場合の例文です。現在では、メールと言った便利ツールがありますが、荷物などは主に郵送で送ります。郵送と言っても、何をどういった形で送るかという事を記載しても良いでしょう。
送らせていただきますの例文③メールで送る場合
- ・今回のお話をまとめさせていただき、メールにて送らせていただきます。
送らせていただきますの例文
送らせていただきますの例文3つ目は、メールで送る場合です。打ち合わせや会議の際に、まとめた資料を、パソコンのファイルで添付する場合があります。そういった際には、手紙などではなく、メールで送った方が早いと言えます。
そういった際に、メールでまとめた資料を送るという事を先方に伝えなければなりません。自身がまとめる側であるのであれば、どういった形で送るのかや、どれくらいで出来上がるのかもしっかりと伝えておきましょう。社会では、「報告・連絡・相談」が常識です。
送らせていただきますの例文④手紙で送る場合
- ・パーティの詳細につきましては、後日手紙で送らせていただきます。
送らせていただきますの例文
送らせていただきますの例文4つ目は、手紙で送る場合です。詳細を手紙で送る場合もあります。手紙であれば、しっかりと保存しておくことが出来るため、招待制のパーティの場合など、役に立ちます。
しかし、どんな形で招待状や詳細を送るのか、というのはしっかりと伝えなくてはなりません。現在は、電子科学が進歩しているため、メールの場合もありますが、手紙の場合の方が多いのも確かです。手紙で送るという事を、しっかり伝える為にも、こちらの例文を使用しても良いでしょう。
送らせていただきますの例文⑤送迎の場合
- ・本日は、あいにくの天気な為、私が車で送らせていただきます。
送らせていただきますの例文
送らせていただきますの例文5つ目は、送迎の場合に使用する例文です。「送らせていただきます」という文章には、様々な意味があるという事をご紹介させていただきました。例文の最後は、送迎の際に使用する「送らせていただきます」の例文です。
「誰が・何で」という事は、しっかりと伝えましょう。天気が悪い時の例文ではありますが、長距離など、送迎しなくてはならない場合もあります。細かく伝える事で、相手も安心でしょう。送らせていただきますの他にも、年末年始の挨拶のビジネスシーンで使える例文を紹介している記事がございます。こちらもご覧ください。
間違った日本語で相手に不快な思いをさせないように!
いかがでしたでしょうか。「さ」という言葉が入るだけで、随分違った印象にもなりますし、正しい敬語とは言えなくなってしまう場合もあります。もし、現在「さ」を入れて使っている方は、是非見直してみましょう。
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