陰ながら応援の意味は?類語や目上の人やビジネスメールでの使い方例も
直接手を貸すことは出来ないけれども、「幸せになって欲しい」「成功して欲しい」と陰ながら応援することありますよね。このような時の心理、気になりますよね。この気になる心理と合わせて、目上の方やビジネスメールでの使い方を紹介します。また、間違いやすい影で支えるについてもお伝えしていきます。
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陰ながら応援の意味や類語・心理も|その1
陰ながら応援の意味は密かに応援していると言うこと
陰ながら応援するには「密かに応援しています」という意味があります。陰ながらとは「人から見えないところで」や「表だって堂々とすることは出来ないけど」ということです。そのため、陰ながら応援には「応援したい気持ちはあるけど、直接手助けをしたり支えになったりすることは出来ない」という時に使われる言葉です。
陰ながら応援の類語①「陰ながらお祈りしております」
陰ながら応援の類語1つ目は「陰ながらお祈りしております」を紹介します。これは陰ながら応援しているとは、「人から見えないところで応援している」ということです。
これは、直接相手の手助けをすることも力を貸すでもないということなので、「陰で上手くいきますようにとお祈りしている」事と同じニュアンスとして使うことが出来ます。
陰ながら応援の類語②「人知れず応援しています」
陰ながら応援の類語2つ目は「人知れず応援しています」を紹介します。これは、「陰ながら」の類語である「人知れず」を使用したものです。「人知れず」という言葉には「ひそかに」や「こっそりと」という意味があります。
そのため、「人知れず応援しています」は、「他の誰にも知られないように、こっそりと応援しています」ということになるのです。
陰ながら応援の意味や類語・心理も|その2
陰ながら応援の心理①直接力を貸すことは出来ないけど幸せになって欲しい
陰ながら応援の心理1つ目は、直接力を貸すことが出来ないけれど幸せになって欲しいです。これまでは、同じ部署で協力して仕事をしたり、何かと相談に乗ってあげたりすることが出来きました。
ですが、異動などの理由によって、距離が出来てしまうと今までのように直接力を貸してあげることが出来なくなってしまいます。このようなとき、直接力を貸すことが出来なくなってしまったけれど「仕事を成功させて欲しい」「幸せでいて欲しい」と、心から願っている時に使用します。
陰ながら応援の心理②子供の自立を黙って見守る親の様な気持ち
陰ながら応援の心理2つ目は、子供の自立を黙って見守る親の様な気持ちです。親は子供が小さい内は直接手を出したり声を掛けたりして成長を促します。ですが、ある程度成長し思春期や反抗期など、自立の時になると少し離れたところで見守るようになります。
距離としては近い所にいるのですが、直接手を出さず心の中で応援すると言うこともあります。反抗期や思春期の子供は、親からの干渉を嫌います。子供のことを思って話をしようとしたり、アドバイスしようとしたりしても煙たがられます。
そこで、親はあれこれ口を挟まず、黙って心の中で子供が幸せになるように、成長するように応援しています。同じように面倒見の良い上司も、部下や後輩が一人前に仕事をこなせる様になるために、あえて助言や手助けせずに見守っていることもあります。
陰ながら応援の心理③上司や先輩など目上の人に対する憧れの気持ちから
陰ながら応援の心理3つ目は、上司や先輩など目上の人に対する憧れの気持ちなどがあるときです。これは、憧れの上司や先輩と親しくなりたいけれども、恐れ多くて近づくことが出来ない時に、心の中でその上司や先輩の成功や幸せを願っているという心理です。
顔を合わせれば挨拶をする程度の関係でしかない場合、直接「今度の企画、成功するといいですね」などと話し掛けるのは勇気がいります。そのため心の中で「上手くいきますように」と応援するのです。
陰ながら応援の心理④もう関わりたくないという気持ち
陰ながら応援の心理4つ目は、もう関わりたくないという気持ちです。これまでは同僚や友人として親しい関係を築いてきたけれども、ケンカなどの理由で縁を切りたいと言うときに使うときがあります。「あなたとは、もう会うことはないと思うから」という気持ちを込めて「陰ながら応援します」と相手に伝えるのです。
これは、本当に愛想が尽きてしまったときや心の底から許せないと思うことがあったときなどの使われ方になります。今まで良い関係を築いていた人からこの様に言われてしまったときは、この言葉を言った相手とのご縁が今日限りになってしまうかもしれないと肝に銘じた方が良いでしょう。
そして、本当に失いたくない相手なら自分のどこに非があったのかということをよく考え、相手と話をしたり謝罪したりする機会を作る事も必要になるでしょう。
陰ながら応援の心理⑤社交辞令や建前
陰ながら応援の心理5つ目は社交辞令や建前などです。入社試験などで合格できなかったときに「陰ながら応援しています」や「陰ながらお祈り申し上げます」と書かれていることがあります。これは、「お会いする機会はありませんが、どこかで活躍されることを期待しています」というニュアンスが含まれているものです。
「ご縁がありませんでした」という内容ですと淋しいような冷たいような印象を与えますが、「陰ながら応援しています」が付いているだけで、少し柔らかい印象にすることが出来ます。
また、関わりたくないという心理が働いているときも「陰ながら応援しています」を使います。関わりたくないけれども露骨に嫌な顔が出来なくて困ってしまうときに「陰ながら応援しています」を使用して、相手に嫌な顔をせずに関わらないようにするために使用するのです。
陰ながら応援の使い方・ビジネスメールの例文も
使い方①「陰」と「影」のように間違いやすい「影で支える」
陰ながら応援するの使い方1つ目は「陰」と「影」のように間違いやすい「影で支える」です。「陰」と「影」は、読み方が同じ「かげ」ですので間違えて使用してしまうことがあります。そこで「陰で支える」と「影で支える」、この場合どちらの「かげ」が正しいのかみていくことにしましょう。
「陰」と「影」の違いを知るために、分かりやすく「物陰」と「物影」で比べてみることにします。物陰の場合、日の光が当たらない暗いところや人目に見つかりにくいところを指して言います。物影の場合、光が当たって出来た物の影を指します。この様に同じ読みの「かげ」でも意味が全く異なります。
人や物の影で支えることは、なかなか難しく怪しいと思われてしまう可能性もあります。そのため、人目に付かない所から支えるという意味でこの「陰」を使用します。よって「影で支える」ではなく「陰で支える」が正しい使い方となります。
使い方②目上の方に使用する際の「陰ながら応援します」
陰ながら応援するの使い方2つ目は、目上の方に使用する際の陰ながら応援です。陰ながら応援に敬語表現はありません。そのため、陰ながら応援を目上の方に使用したい場合は、応援の後に続く言葉を目上の方に使用しても失礼のないような言葉を選ぶ必要があります。
例えば、「応援しています」や「応援させていただきます」です。また、表現を変えて「成功を祈っています」とした方が良い場合もあります。また、陰ながら応援の「応援」という言葉は、下の立場の者から目上の方に使う際、注意が必要な言葉です。目上の方が親しい間柄であれば、それほど問題ではないかもしれません。
- ・陰ながら応援しています。
- ・陰ながら応援させていただきます。
- ・陰ながら成功をお祈りしております。
目上の方に使用する際の「陰ながら応援」
使い方③プライベート
陰ながら応援するの使い方3つ目は、プライベートです。プライベートでは親や友人、恋人との関わりがあります。プライベートにおいて陰ながら応援する機会は、親が子供の成長を黙って見守るときや友人が仕事や資格取得のために頑張っているときなど、多々あるはずです。
プライベートの場合、直接本人に「陰ながら応援しているよ」と言うことはあまりありません。ですが、直接言われた時はどのようにとらえたら良いのでしょうか。現在進行中で恋愛に発展しそうな相手やこれまで仲の良かった友人が相手の場合は、これまで通りの関係を続けることは出来ませんという意思表示だと考えられます。
反対に、まだあまり親しくないけど、これから仲良くなりそうな人からの陰ながら応援だったらどうでしょうか。陰ながら応援といいながらも、心の支えになってくれたり何かと助けてくれたりするはずです。この様な場合は、これからもっと深い関係を築いていくことの出来る陰ながら応援と言うことができるでしょう。
使い方④ビジネスメール例文
陰ながら応援するの使い方4つ目はビジネスメールです。ビジネスシーンで陰ながら応援を使用する際、送る相手や状況によって使い方を変える必要があります。直接伝える時は、それほど気にならなくてもメールで送る場合は文字として残りますので、より注意するようにしましょう。
メールで陰ながら応援をしてしまうと、直接ではなく陰から応援する理由が気になってしまいます。ビジネスシーンでは、このようなちょっとした気になることが尾を引いて後々上手くいかなくなってしまうこともありますので、ビジネスメールで陰ながら応援をする際は、印象の良い言葉と置き換えると良いでしょう。
- ・次の企画に挑戦されるとのこと、陰ながら応援しております。
- ・成功を陰ながらお祈りいたします。
- ・これからの○○社の繁栄を陰ながらお祈り申し上げます。
- ・微力ながら応援させていただきます。
陰ながら応援するのビジネスメール例文
状況に合わせて陰ながら応援を使いこなそう
陰ながら応援の意味や類語、使い方などについて紹介してきました。目上の方やビジネスメールで使用するときなど、送る相手や状況に合わせて陰ながら応援の表現方法を変える必要があります。また、「影で支える」のように「陰」と「影」で間違いやすいので注意するようにしましょう。
こちらは、社内メールのビジネスマナーと例文についてまとめられている記事です。文字で残るメールですから、正しいマナーでメールを送りたいですよね。書き出し方や返信の書き方など参考にしていただいて恥ずかしくないメールを送っていただければと思います。
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