おいでくださいの意味と英語や敬語|いらしてください/お越しください

目上の方やお客様に使われる敬語、おいでくださいの意味や漢字表記についてまとめました。気をつけて、などの言葉を付け加えたおいでくださいの例文もピックアップしてあります。類語のいらしてくださいやお越しくださいなどの使い方も合わせて参考にどうぞ。

おいでくださいとは?意味と漢字は?

おいでくださいの意味|相手に来てもらうこと

歩く人

「おいでください」の意味は、相手に来てもらうことです。「おいで」のみになると命令形で、「ください」をプラスすることで尊敬語になります。尊敬語は相手を持ち上げる言い方になります。ビジネスの場面だけでなく、プライベート関係でも使われます。

謙譲語を取り入れた言い方だとおいで願いたく存じますとなり、かなり硬い表現になるのであまり使われません。謙譲語は自分を下げた言い方になるので、相手ではなく自分の行動にまつわることに使います。丁寧語をプラスするとおいでくださいましたになります。誰かに報告するときなどに使われる言い回しです。

おいでくださいの漢字表記|御出で下さい

歩く人

「おいでください」を漢字で表記すると、「御出で下さい」になります。「御出で」は名詞にあたり、来ることや行くことの尊敬語になります。どちらに御出でですか、など行くという状況で敬語として使われます。また、「御出でる」が名詞に変化した言葉でもあります。ちなみに、おいでになるという意味です。

おいでくださいの使い方例文5選!

例文①お気をつけておいでください

階段を登る人

例文1つ目は、「お気をつけておいでください」です。道中の無事を祈るという意味があり、天候が悪いときや遠方から来る相手に使われます。おが2つになりますが、二重敬語ではありません。気になる方はおを付けずに気をつけてだけでも大丈夫です。気をつけての前に、どうぞやくれぐれもを使うとより丁寧な表現になります。

気をつけては目上の方に使わないようにしましょう。気をつけてという言葉には相手に注意を促すという意味があり、上から目線に感じられることもあります。親しい間柄の方や後輩など、同じくらいか下の立場にある相手に使うべき言葉です。ちなみに、お気をつけるという言い方は間違いなので注意しましょう。

例文②○○時までにおいでください

時間を気にする人

例文2つ目は、「○○時までにおいでください」です。指定した日時までに来てもらいたいときの言い方です。状況としては、面接や何かを受け取るときなど直接のやり取りがある場合になります。厳密な時間指定が必要ない場合、よろしければや差し支えなければを使って相手に配慮した言い方にしましょう。

その際、なるべくは使わない方がベターです。できる限りという意味があり、相手を見くびっている印象を与えるので、目上の方には使えません。可能な限りも同じように、同僚や後輩相手だけに使う言葉になります。

例文③是非おいでください

スーツケースの人

例文3つ目は、「是非おいでください」です。相手を誘うときに出てくる言葉で、文を締めくくるときや別れの場面で使われます。おいでくださいに是非をつけることで歓迎の意を表します。1度来てもらっていて再度来てもらうときは、またを前に置いて伝えます。

誘われて了承するときは、伺いますまたは参りますを使って返答します。冒頭には喜んでなどをつけて、誘われたことに対する感謝を伝えます。お伺いしますは厳密にいうと二重敬語になりますが、使う人が増えて受け入れられるようになりました。とは言え厳しくチェックする方もいるので、人を見て使うようにしましょう。

例文④こちらにおいでください

歩く人

例文4つ目は、「こちらにおいでください」です。誰かを近くに案内するときに使います。案内する場所が決まっている場合、こちらの部分を具体的な場所名に変更し、○○においでくださいというようにします。また、呼び出しに使うときは具体的な場所に「まで」を加えます。代わりにお越しくださいを使うこともできます。

「まで」はある地点から別の地点までの距離を指します。○○までおいでくださいというときには、今いるところから○○まで移動してほしいという意味になります。「までに」は時間の期限のことを指すので、場所を指す言葉としては不適切になります。

例文⑤見学においでください

メールチェックする人

例文5つ目は、「見学においでください」です。面接の前の会社見学や一般公開されている工場などの見学に誘う文面でよく見かけます。このように、何かをするために来てほしいという場合でも使われます。いらしてくださいと言い換えることもできます。

この場合の「何かをする」は名詞を使って表現します。○○しにという言い方は何かをするためにの省略形です。そのため、「○○しにおいでください」とすると雑な印象になります。目上の方には使えません。

おいでくださいの類語の使い方例文とは?

類語の例文①遊びにいらしてください

荷物を持つ人

類語の例文1つ目は、「遊びにいらしてください」です。遠方に住んでいる人や一度も来たことがない人を家に誘うときの言い方です。引っ越したときの文面にも使われ、「近くにお越しの際は是非」を前につけた定型文があります。

「いらしてください」は「いらっしゃってください」を簡略化した言い方です。基本的にはこちらに移動してきてくれるようお願いするときに使われますが、行ってほしいという意味で使う人もまれにいます。後者は誤解を与える言い方なので、「お行きください」か「おいでください」を使いましょう。

類語の例文②都合の良いときにお越しください

呼び出される人

類語の例文2つ目は、「都合の良いときにお越しください」です。急ぎではない用件で呼び出すときの言い方です。個人的な付き合いで主に使います。相手方に伺えるようであればこちらから日時を確認しましょう。ビジネスの場においては最初から日時を指定した言い方が多いようです。

「お越しください」はお越しくださるの変形で、来るの尊敬語です。「越す」という言葉にはある地点を通り過ぎるという意味があります。転じて、遠くから相手が来ることを指します。来てもらうという言い方のなかではシンプルで丁寧な表現のため、仕事でよく使われます。

おいでくださいの英語の使い方例文とは?

英語例文①Do_me_the_favor_of_coming.

パソコンを見ている人

英語の例文1つ目は、Do me the favor of coming.です。和訳はどうぞおいでくださいになります。do me the favorは頼みを聞いてほしいという意味の連語で、ofと動名詞のcomingで来るという言葉を足します。ofの代わりにtoを使うときはcomeと動詞のままです。

ややくだけた言い方なので、使う相手には注意が必要です。do me a favorという言い方が元ですが、こちらがaなのに対しtheを使っているのは具体的なお願いごとをしているためです。Could you do me a fovor?でお願いしてもいいですか、という言い方にできます。

英語例文②Would_you_come_this_way_please

案内する人

英語の例文2つ目は、Would you come this way,please?です。こちらへおいでくださいという和訳になります。お客様を案内するようなときに聞かれます。Would youは誰かに頼みごとをするときの丁寧な言い方で、上司に話しかけるときも使えます。

Pleaseは何かをしてほしいときに使う単語で日本では丁寧語にあたります。その反面命令形の文に使うこともあり、場合によっては不快感を与えることもあります。また、ついてきてほしいときにFollow meと言いますが、こちらも相手が目下のときにしか使えません。

おいでくださいなどの来てくださいの使い方の注意点や間違った敬語とは?

使い方の注意点①相手の立場によって言い方を選ぶ

話す人

来てくださいなどの敬語の使い方で注意することは、相手の立場によって言い方を選ぶことです。おいでくださいやいらしてくださいなどは相手が誰でも失礼のない言い方ですが、来てくださいは半強制的でくだけた言い方なので、目上の方に使うと無作法に映ってしまいます。言い方には注意しましょう。

間違った敬語|おいでになってください

悩む人

おいでくださいなどの間違った敬語は、なってを付け加える言い方です。おいでになってくださいとすると二重敬語になってしまいます。お越しくださいの場合も同様です。おいでになる、またはおいでくださいで敬語として成り立っているので、なっては必要ありません。

敬語を使うときの一番の悩みは、上司など目上に対する使い方ですよね。こちらの記事に連絡するときの使い方が紹介されているので、参考にしてください。

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おいでくださいを正しく使おう

来てくださいの意味を持つ敬語は色々あります。いらしてくださいは女性が使うイメージが強く、おいでくださいは男女ともに使われる言い方です。おいでくださいやお越しくださいは誰に言っても違和感がないので、正しく使って好印象を与えましょう。

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